こんにちは~。らら子です。
今回のNHK 『美の壺』は、「千年の焼き物 瀬戸焼」。
ワタクシ、焼き物の代表といえば、瀬戸焼だと思いま~す。
普段使いのから骨董まで職人の手仕事がたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。
いざ、焼き物の王様ワールドへ。【まもなく!BS #美の壺】#瀬戸焼
「せともの」の語源となるほど、日本の生活に広く浸透した #瀬戸焼 。暮らしの達人の楽しみ方を拝見。骨董市で出会った大きな皿は、ヒビや欠けすら魅力に変わり、気取らないおむすびやお惣菜がよく似合う。 このあと 夜7時30分 #BS pic.twitter.com/L8ylAkf5Yy
— NHK びじゅつ委員長 (@nhk_bijutsu) August 18, 2026
美の壺:放送内容、出演者情報
【番組予告】
「せともの」の語源となるほど日本の暮らしに広く浸透してきた「瀬戸焼」▼“欠け”でさえ愛でたくなる不思議な魅力。暮らしの達人の使い方とは▼千年以上続く歴史と美の革新。平安時代、他の産地に先駆けて使い始めた釉薬(ゆうやく)の深み▼江戸時代、陶器だけでなく磁器も生産できる稀有な産地に。その純白の輝き▼可憐でモダンな絵柄。現代の工房を訪ね、繊細な絵付けに密着。時代を超える美の秘密とは。<File666>
出典:番組公式ホームページ
【出演者・キャストほか】
伊藤 まさこ…スタイリスト 加藤 真雪…瀬戸染付焼 伝統工芸士
草刈正雄(ナビゲーター)木村多江(語り・ナレーション)
美の壺:1つめのツボ「普段使いの頼れる味方」
美の壺 南 慎太郎さん 宿・瀬戸焼店オーナー 愛知県瀬戸市
愛知県瀬戸市は、せとものの語源、「瀬戸焼」の生まれ故郷です。
平安時代に窯が開かれ千年以上の歴史があります。「ゲストハウス Masukichi(ますきち)」は、宿泊兼喫茶のお店です。
明治時代の陶工・川本桝吉(かわもとますきち)の古民家を改装しました。併設するショップには、瀬戸焼や地元作家の作品が並んでいます。店主の南慎太郎さんは、瀬戸の生まれ育ちです。
日々の暮らしになじむ瀬戸焼の魅力を伝えようと2018年にオープンしました。素朴で当時の暮らしを感じさせる空間ですね。
開放的な店内も心が落ち着きますね~(*’▽’)
瀬戸焼には、伝統的な文様のうつわが多くあります。
伝統的な文様「馬の目の皿」は、丈夫で使いやすく毎日食卓で気兼ねなく使えます。
麦わらを連想させるたてじま文様の「麦わら手の食器」は、民藝運動の父・柳宗悦も高く評価しました。
「三彩の急須」は、使い込むことで味わい深く変化していく暮らしの中で育てる道具です。
瀬戸焼は、暮らしの中で育まれ、やがて「せともの」という名で、日本中で親しまれるようになりました。
南さんは、多くの産地がある中で「せともの」と呼ばれることは、日本人の生活の中にあり続けた証ですごいことだと語ってくださいました。
ようやく来れた、愛知県瀬戸市の宿「ますきち」!これだけ大きな古民家を改修して、宿・喫茶・土産屋をやってるのすごすぎ!!
夜までオーナーの南さん @masukichi_373 と、グリーンズジョブでコアメンバーだったジョーさんと話せて楽しかった〜!良き時間すぎた。。 pic.twitter.com/iSVDDF0Krr
— 長田 涼|暮らし観光とローカル開業のひと (@SsfRn) May 17, 2025
(長田 涼|暮らし観光とローカル開業のひと@SsfRnさん、アップありがとうございます。)
美の壺 伊藤 まさこさん スタイリスト
スタイリストの伊藤まさこさんが登場します。
伊藤まさこさんは、1970年生まれ、神奈川県の出身。文化服装学院で学んだ後、雑貨スタイリストのアシスタントを経て1993年に独立しました。
今は、雑誌や書籍、「ほぼ日刊イトイ新聞」のネットショップ「weeksdays」のプロデュースなどを手掛けています。
ワタクシ、伊藤さんのシンプルさが大好きで、お手本にしてます~。料理や雑貨など暮らしの楽しみを提案する、伊藤さんは、瀬戸焼をこよなく愛しています(#^^#)
お気に入りは、武骨な味わいのある瀬戸焼の骨董です。伊藤さんの中では、瀬戸焼といえば石皿だそうです。石皿は、力強くていいのだと話します。
伊藤さんは、瀬戸焼を日常に使います。
大きな石皿は、野菜をストックするうつわとして利用します。伊藤さんは、器の欠けが気になるタイプだそうですが、これはこれで、かっこよいと感じるそうです。
かけもヒビも石皿そのもので愛着がわきますね~(^^)
この石皿は、過去にどんなものが盛られていたのでしょうか?想像がふくらみますね。そんなストーリーがあるのも好きだそうです。
【イベントレポート】先週の金曜日、スタイリストの伊藤まさこさんによる『あっちこっち食器棚めぐり』刊行記念トークイベントが開催されました。取材現場でのエピソードや、本づくりのプロセス、伊藤さんの最近のうつわ事情などをお話いただきました。 pic.twitter.com/Hw3jJ1RARq
— 芸術新潮 (@G_Shincho) July 24, 2022
(芸術新潮@G_Shinchoさん、アップありがとうございます。)
美の壺 瀬戸焼の食卓
伊藤さんの日々の食卓の中で、瀬戸焼は、どんな風に使っているのでしょうか。拝見しましょう。塩むすびをにぎり、石皿に盛つけました。
素朴ですね~(*’▽’)
石皿は江戸時代から日常雑器として使われ、煮しめ皿ともよばれ、煮物をたくさん盛っていたようです。瀬戸焼には気取らない惣菜がお似合いです。
次は、乾煎りしたじゃこと切り干し大根にごま、しょうゆ、酢をあえて、深めの器に盛りつけます。この器、元はお酒を注ぐ片口だったものでした。
使い方が広がりますね(#^^#)
カリフラワーのスープも瀬戸焼の耳のついた器で楽しみます。飾り気のない器がモダンに変身しました。また、こんな使い方も紹介されていました。
緑が基調のあんどんの油受けに使われていたお皿には、麩まんじゅうが並びます。
緑が映えて素敵ですね。文様もうまく絵柄となって、麩まんじゅうがアクセントになっていてオシャレ感満載です。
江戸時代の灯りの器が今に息づき、いつでもそばに置いておきたい暮らしのパートナーが、瀬戸焼なのです。
【発売中】『クロワッサン』最新号は「うつわと台所道具。」 ワンパターンになってしまいがちな器やトレイ。おもてなしや毎日の食卓をちょっと楽しくする設えを、伊藤まさこさんに聞きました。 https://t.co/rMCYMdqWs4 pic.twitter.com/tMcpndJ1Zn
— クロワッサン🥐 (@croissant_mag) September 12, 2023
(クロワッサン🥐@croissant_magさん、アップありがとうございます。)
美の壺:2つめのツボ「自然の映す魔法」
美の壺 六代目 加藤 作助(かとう さくすけ)/加藤 圭史 さん 陶芸家 愛知県瀬戸市
焼き物の表面をおおう釉薬(ゆうやく)をいち早く使ったのも瀬戸焼です。
釉薬をほどこした器は、水をはじき、じょうぶです。さらにガラスのような質感がツヤと豊かな色彩が生まれます。
瀬戸焼で使われる代表的な釉薬は、7種類以上あります。
しっとりとした「黄瀬戸釉(きせとゆう)」、やわらかな乳白色の「志野釉(しのゆう)」、深みのある藍色の「瑠璃釉(るりゆう)」、そして、平安時代から伝わるのが、「灰釉(かいゆう)」です。
バリエーション豊富ですね。さすが瀬戸焼!
灰釉は、植物の灰からうまれた釉薬の原点で、多くの釉薬は灰釉に鉱物などを混ぜてつくられます。江戸時代後期から瀬戸・赤津地区で続く窯元「作助窯(さくすけかま)」を訪ねました。
六代目の圭史さんは、愛知県立大学大学院で彫刻を学んだ後、五代目の父の元、陶芸家として活動、2023年に六代目作助を襲名しました。
加藤さんは、天然原料だけにこだわり釉薬をつくっています。
長年、そばにおいて飽きないものが何かと思った時、天然の自然の力が器に宿っているのだと、加藤さんは考えているそうです。
今夜は近所のスーパーで買った鰹のたたきと枝豆から。安い食材を器でカバーするスタイル😛 鰹の器は加藤作助窯、枝豆は生形由香、手塩皿は城進。
昨年お茶の社中旅行で瀬戸に行き、作助窯を見学させていただきました。その時お会いした加藤圭史さんがその後六代作助を襲名されています。 pic.twitter.com/dRuqLMPQHe
— 千葉望 (@cnozomi) July 15, 2026
(千葉望@cnozomiさん、アップありがとうございます。)
美の壺 天然素材の釉薬
加藤さんが作る手づくりの「灰釉」を見せていただきました。
まず、地元の里山の広葉樹を燃やして灰にします。ここから集めた灰を水に入れ、灰をじっくり水になじませる「水簸(すいひ)」と呼ばれる工程です。
ザルで何度もこして、水を替えながら何か月もかけて不純物やアクをとりのぞき出来上がったのが「水簸灰(すいひばい)」です。
すいひ灰に長石(ちょうせき)を攪拌(かくはん)させて灰釉ができあがります。
すべて天然の素材だけでつくる釉薬です。長石と水簸灰は、焼くときに高温で溶け、器の表面にガラス質の層をつくります。
天然の釉薬は個性があると加藤さんは語ります。
思ったとおりにいかないこともありますが、そんなときは、焼き方を工夫するなど、自然からのエッセンスが映えるような釉薬が美しいと思っているそうです。
天然ゆえの良さですよね~。すべて同じものはありませんものね。
🏺 「せともの」という言葉、普段何気なく使っていますよね。
実はこれ、愛知県瀬戸市で生まれた「瀬戸焼」が由来なんです。その始まりは1000年以上前の10世紀後半。猿投窯から技術が伝わり、瀬戸での灰釉陶器生産がスタートしました。… pic.twitter.com/zobQcuVCas
— わのっと 伝統工芸 (@waknot_japan) February 12, 2026
(わのっと 伝統工芸@waknot_japanさん、アップありがとうございます。)
美の壺 加藤作助窯
江戸時代の初代から6代目作助さんまでの作品がずらりと並びます。いろいろとあって個性的ですね。どれも天然の釉薬からつくられた味わいが広がります。
初代の灰釉の茶碗、三代目の黄瀬戸の作品も茶碗です。
五代目の織部の花入れは丸みがあってどっしりとした風貌ですね。この深い緑色の織部釉に魅せられた北大路魯山人は、大量にこの釉薬を持ち帰ったと言われています。
六代目の作助さんが、力を入れているのが黄瀬戸釉です。黄瀬戸釉は、かけ方や焼き方で華やかにも地味にもなるそうです。加藤さんは、黄瀬戸は、難しいうわぐすりだと言います。
ちょっとした材料の変化が表情に表われてしまいます。材料の個性を生かしながら美しく仕上げていくのかは、毎回の課題だそうです。
黄瀬戸釉は、灰釉に酸化鉄の「ベンガラ」を加えます。焼くと淡い黄色に発色します。
黄瀬戸釉は、時間がたつと沈殿するため、絶えずかき混ぜながら二人1組で行います。かき混ぜることでゆらぎがうまれ、表面に表情があらわれます。
「たんぱん」という鉱物でアクセントをつけ焼き上げました。桃山時代から受け継がれてきた伝統の技です。一期一会の景色、ひとと自然が織り成すマジックです。
古川美術館分館 爲三郎記念館に!現在の展示は六代加藤作助襲名記念展。瀬戸の赤津で代々続く窯元で、受け継がれた表現と、あたらしい表現の両方をやっていく…🍵✨
もしやカフェで六代作助作品を使わせてもらえるの…?と思ったら正解でした!嬉しい!触れられる芸術であることも瀬戸物の魅力ですね💭 pic.twitter.com/JYABFqNdY5— オーノサエ🎷🕊️ (@sae_ono) January 20, 2026
(オーノサエ🎷🕊️@sae_onoさん、アップありがとうございます。)
美の壺:最後のツボ「白の静謐 青の悦楽」
美の壺 岩井 理さん 学芸員 愛知県瀬戸市
瀬戸焼の歴史を伝える「瀬戸蔵ミュージアム」には、瀬戸焼の歴史や磁器について紹介しています。
明治時代初頭に作られた≪染付草木花鳥図大飾壺≫は、鳥や草木が緻密に描かれていて、瀬戸の職人の高度な技を物語ります。
また、江戸時代末期の大花瓶は、純白の素地に青一色で風景風景が描かれ、まるで絵画のようです。
瀬戸で磁器を作りはじめたのは、1800年ころです。当時は肥前・有田の磁器が人気を集め、陶器を主力にしていた瀬戸は、大きな転換期をむかえていました。
瀬戸焼を変えるあらたな挑戦として、磁器づくりの道へ踏みだしました。
瀬戸焼の一大決心だったのですね。学芸員の岩井理さんは、全国的に肥前の磁器が流通して、磁器の染付をつくりたい思いと、技術が高まったのだろうと語ります。
当時、瀬戸には磁器に適した土がありませんでした。
そこで白く焼きあがる蛙目(がいろめ)という粘土などに地元でとれる鉱物を加え、磁器の土を開発。試行錯誤の末、磁器づくりに成功して瀬戸は、陶器も磁器もつくる稀な産地となりました。
岩井さんは、陶器も磁器も染付けの呉須までこの地でとれる、すべてそろっている所は、なかなかなく、瀬戸の自然に恵まれたこところが、バリエーション豊かな理由だと語ってくださいました。
続いて瀬戸蔵ミュージアムで「瀬戸染付×厠」。陶磁器製の便器は基本的に木製便器の写しとして生まれた(向高便器なんか無駄に箍まで再現してる)が、小判形便器だけは木製にはないオリジナルデザインで、瀬戸の川本秀雄創案とのこと。知らなかった。 pic.twitter.com/qExOw6P5Rv
— カスホ (@kasuho) May 20, 2016
(カスホ@kasuhoさん、アップありがとうございます。)
美の壺 加藤 真雪(かとう まゆき)さん 加藤 眞也(かとう しんや)さん 瀬戸染付焼 伝統工芸士 愛知県瀬戸市
現代的な磁器づくりに取り組む「眞窯(しんがま)」は、父と母と娘、そして若い職人を加えた小さな工房です。
清楚でモダンな染付けが評判です。娘で四代目の加藤真雪さんは、絵付けを担っています。
真雪さんが描く染付けの器や皿は、余白を活かして白い地肌に描きます。
薄いブルーが白い素地に吸い込まれているようで、さわやかですね~。
真雪さんは「すごっく、白い焼き物だね。」といわれるそうです。お名前通り、雪のようです。
真雪さんもその白さを見せたいこともあり、シンプルな絵付けが多いそうです。絵の下の純白の器をつくるのは、父、眞也さんの仕事です。石こうの型に液状の磁器粘土を流し込みます。
わずかな濃度の違いや季節によっても状態が変わるため、粘土の管理には熟練を要し「ガバ鋳込み(いこみ)」と呼ばれる粘土をガバっと流す技法です。
面白いネーミングですねぇ。わかりやすい!
乾き具合の見極めも職人の腕です。
ガバ鋳込みは手間がかかり、この技を受け継ぐ工房は少しずつ減ってきているそうです。千年の歴史の中ではいろんな技法が生まれてたりなくなったりしたのでしょうね。
眞窯さんのアネモネの小鉢と丸皿。瀬戸焼なので薄くても丈夫なのが良いね。
最近は燃料費や原材料高騰の煽りをや受けて値上げが続いているけれど、使いやすいとリピートの方も多く人気の工房です。
詳細はブログで♪https://t.co/pz5F2WQMm5 pic.twitter.com/Bu79EHq5NP— MA by So Shi Te (マ バイ ソシテ) (@mabysoshite) March 22, 2024
(MA by So Shi Te (マ バイ ソシテ)@mabysoshiteさん、アップありがとうございます。)
美の壺 磁器の絵付けに密着
眞窯では、父がつくった素地に娘の真雪さんが、絵付けをほどこします。
まず、下絵を霧吹きで吹きつけ、輪郭をえんぴつでなぞります。真雪さんが描いているのは、モクレンの花です。
スピーディーに描かいていきます。その上に顔料をのせます。「濃筆(だみふで)」という顔料をたっぷりふくんだ筆を使って濃い青で花の茎と芯を描きます。
えええ、濃い方から描くんですね。なんだか意外だわ~。
えんぴつが、土手の役目をして顔料の流れをせき止めます。はみ出さないように慎重に描きます。わあ、難しそう~。最後に筆の角度を変えて、余分な顔料を吸い取ります。
真雪さんは、花のふっくらした花びらの感じなどがダミの技法で表現できているところが一番気に入っているそうです。純白の地肌に柔らかな青の花が咲きました。
焼き上がると、柔らかい雰囲気を持っていて、瀬戸焼独特の焼き上がりが、癒され、使う時の手の温もりを感じられるのが良さだと話してくださいました。
1919年創業、愛知県瀬戸の窯元・眞窯。白く美しい素地に藍色で絵付けを施す「瀬戸染付焼」の伝統を受け継ぎ、職人による手描きの染付は、筆の濃淡やゆらぎにあたたかみがあり、施された繊細な模様など細部にも魅力が宿ります。
コトモノミチ 陶器の集い 2026
~お気に入りと出会う、日本のやきもの市~ pic.twitter.com/xx00ARpBPA— コトモノミチ (@cotomonomichi) May 4, 2026
(コトモノミチ@cotomonomichiさん、アップありがとうございます。)
美の壺:再放送・バックナンバー情報
NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。
2022 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2020年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2019年はこちらです。
ご参考になさってくださいね。