こんにちは~。らら子です。
今回のNHK 『美の壺』は、「石と砂の小宇宙 枯山水」。
「枯山水」といえば禅宗のお庭ですよね~。別世界を感じますが、決まりなどあるのでしょうか~?傑作の枯山水がたっぷり出てきます♡番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。
いざ、石と砂の癒しワールドへ。
【明日のBS #美の壺 】 #枯山水
大徳寺大仙院の石が描く、水墨画のような山岳風景に、苔寺で知られる西芳寺の“枯山水の原点”ともいわれる庭の姿を特別紹介!
21日(火)夜7:30〜 BS pic.twitter.com/tMAdCVa0t4— NHK びじゅつ委員長 (@nhk_bijutsu) July 20, 2026
目次
美の壺:放送内容、出演者情報
【番組予告】
大徳寺大仙院の石が描く、水墨画のような山岳風景▽苔寺で知られる西芳寺。“枯山水の原点”といわれる庭の姿を特別紹介!▽大徳寺龍源院の白砂に隠されているのは、日本人が夢見る理想郷の姿!?▽南禅寺方丈庭園の砂紋が語る禅的な意味とは?▽平安時代の庭づくりの指南書「作庭記」。その教えにならって石の声に耳を澄ます庭師の造形美▽究極の抽象空間に宿る、思想と美の世界に迫る!!<File664> 出典:番組公式ホームページ
【出演者・キャストほか】大和 宗昂…大徳寺大仙院副住職 山内 朋樹…京都教育大学教授 原 瑠璃彦…静岡大学准教授 家永 昌道…南禅寺僧侶 加藤 友規…造園家 中根 行宏…造園家
草刈正雄(ナビゲーター)木村多江(語り・ナレーション)
美の壺:1つめのツボ「ひと庭に無限の景を映して」
美の壺 大和 宗昂さん 大徳寺大仙院副住職 京都市北区
枯山水は、水を使わず山水を表現する日本庭園の様式です。
室町時代に禅の隆盛と共に確立しました。京都・大徳寺の塔頭「大仙院(だいせんいん)」には、室町時代につくられた枯山水の代表的な庭があります。
「書院の間」に広がる枯山水は、中心に理想郷「蓬莱山」が立ち、すべてが石で雄大な山岳風景を描き出しています。
凛とした静けさを感じますね。副住職の大和宗昂さんに紹介していただきました。
通常の床の間には、山水画など掛け軸がかけられているそうですが、大仙院では、建具をはずすと蓬莱山が見え、一幅の山水画のようです。
庭そのものを楽しむ趣向になっています。
蓬莱山のまわりには、石組みで滝がうつしだされています。渓流となって川に流れ、大河となり、蓬莱山の宝をのせた舟石が配されています。
山岳風景のストーリーですね。
一方、「大海」と呼ばれる庭は、何もなく、「無の境地」です。大和さんは、枯山水は、「諸行無常」を表していると言います。
山も海も川もずっとその場にあって絶えず変わっていきます。
我々、人間も自然の中の一部、大きな流れの一部だと、枯山水を通して気づかせてくれると語ってくださいました。
京都大徳寺。
巨大な境内に数十もの塔頭があり迷路のよう。大仙院にある枯山水の庭園。蓬莱山を源とする川が海に流れ、それとともに煩悩も無くなると。
豊臣秀吉や千利休が歩いた廊下や見た石が当時のままに。 pic.twitter.com/TpRNqE8rHD
— ヤまぺー (@jOKmHamIxfHli7E) September 28, 2025
(ヤまぺー@jOKmHamIxfHli7Eさん、アップありがとうございます。)
美の壺 山内 朋樹(やまうち ともき)さん 庭師 大学教授 京都市西京区 西芳寺(さいほうじ)
京都教育大学教授の山内朋樹さんが登場します。
国内外のさまざまな庭を研究し、20年以上の庭師のキャリアがあります。美学の研究者でもあり、枯山水をテーマにしたアートも発表しています。
山内さんが訪れたのは「苔寺」としても知られる西芳寺の庭です。
室町時代、禅僧・夢窓疎石(むそうそせき)によってつくられました。山内さんが案内してくださったのは、苔の庭の上段にある枯山水の原点ともいわれた庭です。
奥から山がせまってくるような地形に巨大な石が配されています。
巨大な石が表すのは「滝」、そして、鯉に見立てられた石もあります。滝にのぼった鯉が、今にも龍となるさまを表現しているそうです。
見る者にせまってくるような荒々しい造形が修行の場にふさわしく、滝をのぼる鯉は、悟りを開こうとしている僧なのでしょうか〜(#^^#)
山内さんは、枯山水の庭は、ただ見て対峙するしかない庭で、大きな石組みが我々との結界となり、神的なものへの通路として枯山水を表現しているのだろうと教えてくださいました。
西芳寺の参拝方法は、事前予約制です。写経と庭園拝観のセットになった「日々参拝」と特別な体験プランの「折々参拝」の2種類があります。
心静かに自分と向き合う時間も大切ですね(*’▽’)
西芳寺(苔寺)、ダントツに良かった
完全予約制1人4千円、確実に予約するには年会費1.5万円という強気価格に最初は印象が悪かった
でも行ってみたら境内は静まり返り、どこよりも侘び寂びがあった。混雑してたらこの空気は味わえない。お土産のセンスも良し、写経も良い
ブランディング大成功寺院 pic.twitter.com/XkMfjJKXey— さそ (@UqG5987y1qD5VnB) July 20, 2026
(さそ@UqG5987y1qD5VnBさん、アップありがとうございます。)
美の壺:2つめのツボ「水なき水が景色をつくる」
美の壺 原 瑠璃彦(はら るりひこ)さん 静岡大学准教授 京都市北区 大徳寺・龍源院(りょうげんいん)
さまざまな日本文化を研究する原瑠璃彦(はらるりひこ)さんは、日本庭園の姿を未来にのこすために3Dスキャンを通してアーカイブ化するプロジェクトに取り組んでいます。
そして、原さんは、大徳寺・龍源院の枯山水に魅かれ通い続けています。
龍源院は、大徳寺の塔頭の中でも最も古い寺院です。それぞれ趣きの異なった庭園に囲まれています。
原さんが、「東滴壺(とうてきこ)」と呼ばれる日本最小の石庭を紹介くださいました。
4坪の枯山水の庭で、白砂におおわれた静かな水の景色が波紋となって表現されています。
小さなお庭ですね(‘_’)
通り過ぎてしまいそう…。2つの円形のしずくの波紋は、水滴が落ちて、はね返る、生命の起源のようなイメージだと原さんは解説してくださいました。
一方で、方丈の前庭(「龍吟庭」)は、白い砂の海に石の島々が浮かびあがっています。
原さんによると、白砂は、日本人の海へのあこがれを意味するものだそうです。
神社など白砂の敷かれた神聖な地を京都の庭の中に持ちこもうとされるようなったそうです。
美しい海辺が大切とされたのは、「常世思想(とこよしそう)」からきたもので、海の向こうに理想の島があるのを模したのが日本の庭だったそうです。
大徳寺の寺院はほとんど非公開なのだが、公開されている数少ないうちの一つが龍源院。室町期の枯山水や襖絵などが残る見応えある寺院だがこれまた観光客が少なく見事な景色を独占できた。人の多い京都に辟易している人にはぜひ大徳寺をお勧めしたい。 pic.twitter.com/kSwQuRJumA
— 凡将 (@bonnsyou) February 21, 2026
(凡将@bonnsyouさん、アップありがとうございます。)
美の壺 家永 昌道さん 僧侶 南禅寺 京都市左京区
京都を代表する禅寺「南禅寺」にも枯山水はあります。
南禅寺にもいくつかの庭園がありますが、その中のひとつ「方丈の前庭」は、江戸時代初期に作庭家で茶人の小堀遠州によってつくられたと伝えられています。
これが遠州の枯山水ですか。感動!(*’▽’)
石組みの手前に白砂が敷かれています。白砂には、砂紋(さもん)がひかれています。
砂紋は、僧侶によってひかれているそうです。僧侶の方がされているとは知りませんでした。
僧侶の家永昌道さんにみせていただきました。
まっすぐな線で描かれる「さざなみ紋」、水の流れを表す「流水紋」、石のまわりの描かれることの多い「渦紋」など、ひいていきます。
きっとこれも修行なのですね!
心の流れをどういう風に砂紋によってとっていくか、どういうふうに見つめていくかを表すもので、自己を見つめ、その中で無心というものがでてくる、無我の境地が生まれるのだそうです。
心を常に内に見つめていくのが枯山水の禅的な意味だと家永さんは考えているそうです。枯山水は、心の中を映し出す心象風景なのですね。
おはようございます。
梅雨空が戻って雨がポツポツ降ってきました。しばらくは雨続きで気温も低めになる予報です。
今日の写真は京都南禅寺の方丈庭園。枯山水の庭を眺めると無の境地になれそうです。 pic.twitter.com/NjMjMEyJ0C
— つばさ@駅メモ (@bluewing_eki) June 19, 2026
(つばさ@駅メモ@bluewing_ekiさん、アップありがとうございます。)
美の壺:最後のツボ「一石一砂で景色を紡ぐ」
美の壺 加藤 友規(かとう ともき)さん 造園家 京都市左京区大原
京都・大原にある造園会社「植彌 加藤造園株式会社」では、石組みの試作や研修を行っています。
この日も造園家で社長の加藤友規さんが、表情豊かな石を見つけ中心となる石に決めます。
主になる石を置き、全体を見て裏側にもうひとつ石を据えて地中に植えこみ、主石と調和させます。
次なる石は、寝かせて向きを決めます。主石とのバランスを決め、右に4つ目の石を配置しました。
4つの石は、それぞれに緊張感が生まれ、空間全体の調和を際立たせています。加藤さんは、庭づくりの中で、平安時代に書かれた指南書『作庭記』を大切にしています。
その指南書には、「石の乞はん(こはん)に従いて」という言葉があります。
「乞はん」、すなわち、石がどう思っているのか、石がこうして欲しいと思っているように置いてあげなさい。という教えだそうです。
石はしゃべりませんよ〜( ;∀;)
石の心になるのですね。これは難しいですよね。
加藤さんが営む植彌加藤造園株式会社は、初代・吉兵衛が南禅寺の御用庭師として創業、180年近く庭づくりに携わっている京都を代表する造園会社です。
社長の加藤さんは、京都芸術大学で庭園研究の指導にも取り組んでいます。
NHK BS「村雨さんと日本庭園たしなみ巡り」にも出演、庭園の魅力を伝えています。
日本庭園はできあがりが完成ではありません。 人の一生よりも長い年月、存在し続けることを見越して、庭師がお庭を「はぐくむ」視点をもって手入れをしていくからこそ、年月を経て魅力を増すのです。… pic.twitter.com/lkn4naKVXB
— 無鄰菴 Murinan【公式】近代日本庭園の傑作 (@murinan_garden) July 28, 2025
(無鄰菴 Murinan【公式】近代日本庭園の傑作@murinan_gardenさん、アップありがとうございます。)
美の壺 中根 行宏(なかね ゆきひろ)さん 造園家 建仁寺・霊源院(れいげんいん)京都市東山区
造園家の中根行宏さんは、建仁寺の塔頭・霊源院の枯山水を作庭しました。
70年近く手つかずのまま残されていた庭で、建仁寺の中でも古い禅寺だったので、仏教と禅を伝えるような庭にしたいという住職の考えでした。
中根さんは、仏教がインドから中国、そして日本で伝来した様子を枯山水で表現することを目指します。主景に中国の禅の聖地として石組みの作業が始まりました。
庭の骨格の石組みは、ひとつひとつの石がかみ合わさります。庭全体に白砂を敷きつめ、海を表現、国をつなぎ、海を渡って仏教が伝わる意匠としました。
完成させた中根さんの枯山水は、白砂が明るく照らします。印象が変わりましたね(#^^#)
仏教の伝来の絵巻物のような枯山水の庭です。アジサイの一種、「甘茶」が植えられた所をインドに見立て、釈迦が生まれた伝承を表現しました。
中央に中国、奥に据えられた大きな石が禅宗発祥の地、達磨大師が修行した嵩山(すうざん)」です。白砂を渡った先を日本、「鶴島」と「亀島」としました。
中根さんは、世界中の庭に石と砂だけで山水を表現するものはなく、造形的な真骨頂が石庭なのだと話してくださいました。
石と砂が織りなす山水の景色は、日本ならではのハーモニーです(^^♪
霊源院
今川義元や一休禅師が修業したと伝わる建仁寺塔頭毎年楽しみにしている甘茶(ヤマアジサイの変種)が見頃に…
甘茶の庭「鶴鳴九皐」特別公開中
5.16〜6.14#ファインダー越しの私の世界 pic.twitter.com/0WWPtEYn6v— Clover (@_mint1996) June 4, 2026
(Clover@_mint1996さん、アップありがとうございます。)
美の壺:再放送・バックナンバー情報
NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。
2022 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2020年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2019年はこちらです。
ご参考になさってくださいね。