美の壺 「涼を味わう かき氷」<File 383>お店や場所はドコ?出演者情報もお見逃しなく!NHK美の壺

そこんにちは~。らら子です。

今回の美の壺は、「涼を味わう かき氷」
この時期にくりかえし再放送されるド定番ですよね。

かき氷好きで知られる相武紗季さんがこだわりの名店を訪ねます♡
さぁ、平安貴族も愛したかき氷の世界へ。




美の壺・番組情報

【番組予告】

平安貴族も食したという、天然氷を使ったかき氷。石臼でひいた最高級抹茶をたっぷりとまぶした、京都の宇治金時。甘く煮た金時豆に氷をのせた沖縄の定番かき氷「ぜんざい」など、地域色豊かで豪華なかき氷が続々登場。かき氷専用の器にも注目!明治中頃から昭和の初めにかけて作られたガラスの器「氷コップ」は、形も色も涼やかで、かき氷をさらにおいしく感じさせてくれる。さらに、女優・相武紗季が、こだわりのかき氷を紹介!
出典:番組公式ページ

【レポーター】相武紗季
【出演】草刈正雄 木村多江(ナレーション)




美の壺ゲスト:相武 紗季(あいぶ さき)さん

相武さんといえば、室内はエアコン禁止、夏バテしないようにかき氷をたくさん食べ、抹茶シロップがけがお気に入りと公言していました。

初回放送後の2017年にママになった相武さん。お子さんと一緒にかき氷食べてるでしょうか??
相武紗季さんのプロフィールはこちら

  • 職業:女優
  • 出身:1984年に兵庫県生まれ
  • 経歴:2002年朝日放送「夏の高校野球PR女子高生」をきっかけにデビュー。CM・ドラマ・映画などに多数出演。BSプレミアム「岩合光昭の世界ネコ歩き」ナレーター、NTV「オードリーのNFL倶楽部」など。趣味は水泳。
  • 出典:http://www.box-corporation.com/saki_aibu/





谷中 かき氷専門店 ひみつ堂

東京の谷根千(谷中、根岸、千駄ヶ谷)にある人気のかき氷専門店が登場します。
谷中 ひみつ堂 http://himitsudo.com/
数十分待ち、数時間待ちは当たり前の人気店です。

公式サイトのアクセス情報がかわいいので引用。メニューや混雑状況はTwitterで!

とうきょうと台東区 谷中 3の11の18
でんわ 03−3824−よん・いち・さん・に(下4ケタは、よいみつです。おかけ間違いないように。)
御来店者氷提供最優先につき夏は出れません。
10時頃〜18時頃まで営業曜日により19時まで・開店早まるとき有 定休日 月曜日(11月~6月は火曜日)8月は月曜も営業!
※急な変更もございます。ご来店前日に公式ツイッターでご確認ください。
出典:公式サイト アクセス

公式ツイッター▶ https://twitter.com/himitsuno132?s=17




埼玉・秩父 阿左美冷蔵

埼玉・秩父の天然かき氷の店が登場します。
阿左美冷蔵 https://fun-chichibu.com/988/

秩父・長瀞でかき氷といえば「阿左美冷蔵(あさみれいぞう)」。場所はライン下りや天然記念物の岩畳でも有名な長瀞にあります。本店と寶登山道店の2店舗があり1年中営業していますので、繁忙期の夏をずらせば、行列に並ばずに食べることもできます。
出典:https://fun-chichibu.com/988/





三軒茶屋 氷工房 石ばし

東京・三軒茶屋のレトロなかき氷の店が登場します。
石ばし http://3-cha.net/spot/shop/g_007.html
三軒茶屋のかき氷といえば、石ばし。

おばあちゃんちに遊びに行ったような昭和のかほりぷんぷんの雰囲気。三軒茶屋駅から徒歩6分程度の商店街。「氷」の暖簾が目印です。こじんまりとした雰囲気なのに、メニューはたくさん。迫力の巨大かき氷機がおいしさを保証してくれますね。

夏はかき氷、冬は安納芋の焼き芋屋さん。おどろきの二毛作です。





牛窪鉄工所(現 愛工舎)製の「白鶴」

石ばしさんで使われている巨大なかき氷機は鋳物製。
相武紗季さんと比べてもかなり大きい!

大きなハンドルで手動で回してます。
それだけじゃなくて、てっぺんにモーターが載っていて、電動手動どちらでも行けるそうです。

牛窪鉄工所(現 愛工舎)製で、昭和30年代に作られた超レアな品です。
「白鶴」のマークがついていますね。

愛工舎さんのサイトによると、現役の「白鶴」が動いているのは、石ばしさんだけのようです。

愛工舎の前身会社である牛窪鉄工所時代の製品『白鶴』を、現役でご使用いただいています。
昭和レトロな店内で食べるかき氷は格別です。
他店さんでも、『白鶴』が現役で動いている、展示してるなどの情報がございましたら、
愛工舎製作所までご一報ください。

愛工舎 http://www.aicohsha.co.jp/1/?page_id=105





京都・宇治 三星園上林三入本店(みつぼしえん かんばやしさんにゅう ほんてん)

喫茶室でひきたての純正宇治茶を味わうことができるお店が登場します。

三星園上林三入本店(みつぼしえん かんばやしさんにゅう ほんてん)https://www.ujicha-kanbayashi.co.jp/shop

その他スイーツ等もいろいろ用意されているそうです。大人気の宇治金時。

https://www.facebook.com/mitsuboshi.kanbayashi/photos/a.154804481362868/829567343886575/?type=3&permPage=1




沖縄・新垣(あらがき)ぜんざい屋

沖縄・美ら海水族館に行く途中の、本部町にある新垣ぜんざい屋(あらがきぜんざいや)が登場します。

新垣ぜんざい屋 https://churasuki.com/aragaki_zenzai/

新垣ぜんざい屋(あらがきぜんざいや)さんのメニューは氷ぜんざいのみ。
沖縄では、「ぜんざい」=「氷菓子」なんですね。

ふつう、かき氷っていうと氷の上にシロップや具が載ってますが、
金時豆を甘く煮た上にかき氷をのせたものがぜんざい。
「氷」ってつけておかないと知らない人はびっくりしちゃいますね。

https://twitter.com/Pochi_Oki/status/1131102200975859712

そして、ぜんざい注文するための食券自販機!
1名用はもちろん、20名分のぜんざいをまとめ買いできちゃうんですね。

どんだけ人気なんだ。

バスツアーの観光客用に添乗員さんがまとめて買って、バスの中でお客さんに食べさせたりするそうです。





美の壺:番組内容・あらすじ

夏に平安貴族も食したという天然氷を使ったかき氷。石臼でひいた最高級抹茶をたっぷりまぶした、京都の宇治金時。甘く煮た金時豆に氷をのせた沖縄の定番かき氷「ぜんざい」など、さまざまなかき氷を堪能!かき氷をさらにおいしく感じさせてくれる、かき氷専用の器も紹介!明治中頃から昭和の初めにかけて作られたガラスの器「氷コップ」は、形も色も涼やか。相武紗季の、こだわりの店も紹介!<File 383>

実は、かき氷の歴史は古く日本では千年以上前から食べられています。

清少納言(せいしょうなごん)の枕草子(まくらのそうし)は、
あてなるもの=上品なものとしてかき氷をあげています。

「あてなるもの。…削り氷にあまずら入れて、あたらしきかなまりに入れたる。」

「かなまり」は金属製のお椀、「あまずら」はツタの樹液を煮詰めて作る、一見蜂蜜に似た平安時代の甘味料のことです。傷一つ無い金属の小椀に盛り付け、黄金色のあまずらをかけた平安時代のかき氷。お椀の表面が冷気で白くなり、露を結び、いよいよ冷たさを増す様は「あてなる」つまり雅やかで上品、と表現されるにふさわしかったことでしょう。

出典:とらや https://www.toraya-group.co.jp/toraya/bunko/historical-personage/007/

奈良女子大古代学学術研究センター 協力研究員 前川佳代(まえかわ かよ)さん は、平安時代の氷は、天皇、皇后中宮東宮、家、貴族、貴族の夫人しか食べられなかった貴重なものだったと語ります。

郷土史研究グループ 会長 岡田忠弘さんは、

昔の人々が氷をいかに大切にしていたかその証(あかし)として、
奈良県天理市福住町の山中に残っている氷室(ひむろ)跡を案内します。

3メートルの穴を彫り、すすきを断熱材に氷を貯蔵。
氷は現地のひとの口には入らず都に運ばれていった。
氷の管理をする役人がいて、氷が溶けたりすると罰せられた
ということです。

氷の神を祀る神社もあります。
奈良の氷室神社は5世紀の創建。旧暦の6月1日、宮中に氷を献上した故事にちなみ、
毎年この時期に、献氷祭(けんぴょうさい)を執り行います。
神様に備える白い米粉は氷室から運ばれた氷を模したものだそうです。




美の壺:第1のツボ 「夏の氷に美が宿る」

豊かな自然に恵まれた秩父山地。

木々を伝う水が地面に吸い込まる天然の伏流水をつかって天然氷を作る
天然氷蔵元 四代目 阿佐美哲男(あさみてつお)さん。

あさみさんは氷を作る池で甘みのある美味しい水を作ります。
マイナス5℃の気温のなか、落ち葉やゴミをひろって、
気泡のない天然氷を作るのは大変な作業。

暖冬になれば採れない、ドカ雪がふればやり直し。
天然氷にこだわるのは水の旨味だけでなく、比較的高い温度でゆっくり凍るので、
結晶が大きく不純物が多い。マイナス5℃で溶け出す天然氷は程よい状態。

空気を含んでふわふわのかき氷になります。
冷たすぎず舌のの上ですぐに溶けるので頭もキーンとなりにくいそうです。

阿佐美さんは、二十年前からかき氷の店を開いています。

「環境さえゆるせば、平安貴族が食べている氷を食べることができる。
最高じゃないですか?」

キラリと光る氷には職人たちの誇りが詰まっています。

草刈さんのかき氷機。幼馴染の初恋のあのこと食べたかき氷。
動かなくなっちゃいました。現実は思い出ほど甘くない。




美の壺:第2のツボ 儚い夢をともに見る。

かき氷が大好きな相武紗季さん、どこか懐かしい風情のかき氷店に行きます。
店内には昭和の品がならびます。
小さいときは母にせがんでいつもかき氷を作ってもらってましたと語る相武紗季さん。

かき氷は戦時中に軍事部品を作っていたメーカーがほんの一時期だけ作っていたかき氷機。
石ばし店主の石橋久美子さんは、かき氷機を直し直し長く使い続けてきました。
このレトロ感のある器(うつわ)がたまらないですね。

店で使う器は石橋さんが骨董市で求めたりするそうです。骨董市ってボロ市かな??

次に登場するのは、竹久夢二伊香保美術館 館長・小暮亨さん。
氷コップ(こおりこっぷ)を解説します。「かき氷(かきこおり)を入れる道具です。」
かき氷を入れることによって中が美しくなる美味しそうになる食べたくなる。




コバルトで色をつけたガラスは、器の形にも工夫があります。
足の部分を持って食べれば熱が伝わらない。氷が溶けないための知恵です。
反り返った鉢は氷を受け止めます。

きれいな色のガラスに入ったかき氷(かきこおり)
赤、黄色、乳白色。氷を飽きずに食べることができます。

現代の作家たちもこだわりのガラスのかき氷器を作っています。
ガラス作家になって30年。原光弘(はらみつひろ)さん

たどり着いたのは色をつけない透明ガラス。

原さんのかき氷の器づくりは、熱いうちにガラスに筋を入れていきます。
再び、ろに入れると筋を入れた部分が縮んで、口を広げると花びらのような形に。
出来上がった器は、氷コップの趣を伝えながらどこか違った趣。
縁は、波打っています。
ガラスのうねりが溶けて行く氷と相まって面白い景色が生まれます。

陶器にもあるように崩れた形がある。
ガラスが崩れてくれる、それを氷でも楽しむ。
崩れたガラスと消えゆく氷。儚いからこそ美しい。

特別なメニューを考える草刈さん。シロップのブレンドを考えている?
夏のあの日。あの子はいちごシロップを食べていた。
僕はブルーハワイを食べていた。
名付けて「いちごブルー・ハワイ:まさお限定プレミアムブレンド」
あれ?なんとも微妙な色^^; はい、やり直し。




美の壺:3つめの壺 土地土地に彩りあり

京都宇治に450年以上つづく抹茶専門店十六代目・上林三入さんは
大正時代のかき氷を再現。抹茶を一秒に一回転の速さで石臼で挽く。
和三盆を抹茶に合わせ、あら目に削った氷にかけると茶葉の香りが広がる。

茶畑はわらとよしずをかける伝統製法。
抹茶には甘み旨味が凝縮する初夏の新芽しか使わない。

「粉砕するのと石臼で挽くのとでは味が違う。
京都の夏にはんなりとしたかき氷を出す。」と、
初夏にかき氷をだしています。

食べてみたいすなー。次は沖縄。

青い空と青い海。沖縄のかき氷といえばぜんざい。
白い氷の下にはえんじ色の金時豆が隠れています。

多い日には400杯売り上げるそうです。
常連さんは、「夏でも冬でも冷たいぜんざい。」「学校帰り仕事中も食べる。」

店主の新垣智子(あらがきともこ)さんは、息子の隆さんたちと店を営んでいます。
先代の新垣隆元(りゅうげん)さん、敬子(けいこ)さん夫婦のレシピを受け継ぎ。

金時豆をたくのは脇の窯。8時間ほどかけて、夏は汗をかきかき、
ゆっくりことこと炊いていく。

第二次世界大戦で、アジアの激戦地砲の玉が貫通し足が不自由になった隆元さん。
復員してから今までの大工ができないので、ぜんざい屋を開いたそうです。

豆を煮る作業は隆元さん担当。
火加減や時間分量を一つ一つ試しながら学んでいきました。
小豆ではなく金時豆とつかったのは米軍のカリフォルニア産の軍事物資を利用。
戦争の痛手を乗り越えようと夫婦で始めた小さなぜんざいの店がいつの間にか人気の店に。

店にある券売機はすべて「ぜんざい」ボタンの種類は人数が増えていくだけ。
お持ち帰りもあって、鍋を抱えてやってきたのは常連のお客さん。

10人分も買って一体どうするんですか?
買ってかえると家族で食べたり、親戚のひとがたべたりします。

沖縄のぜんざいは、たくましさが同居しています。

草刈かき氷店を開業してご満悦の草刈さん。
まさおオリジナル「レインボースペシャル」完成!
キミ(つぼ)にどうぞ召し上がれ?

といいつつ、いつものごとく思い出にひたる草刈さん。
ねえってば!冷たくしないでよお。

それより、私は甚平から覗く草刈さんのひざ下の長さにびっくりです!




美の壺:再放送・バックナンバー情報

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ご参考になさってくださいね。




美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。

今回の『美の壺』初回放送は2016年07月22日(金)でした。番組内容もこの時点のものです。

放送スケジュールは2020年4月現在で、
Eテレ「美の壺・選」の放送は、日曜日午後11時~、再放送は毎週木曜日午前11時~です。
BSプレミアム「美の壺」は毎週金曜日午後7時30分~、再放送は毎週土曜日午前6時45分~です。

BS4Kは、BSプレミアムと同じ毎週金曜 午後7時30分で、再放送は回数が増えて、
日曜日午前6時45分、月曜日午後4時00分、金曜日午前9時00~の3回あります。
キレイな画質のBS4Kは美の壺のような番組にはピッタリですね!

NHKオンデマンドなら月額の見逃し見放題パックや単品視聴ができます。月々500~600本の番組が放送当日または翌日から見られます。

最近では「ないエンタメがない」がキャッチコピーのU-NEXT(ユーネクスト)も話題ですね。最初の31日間は無料おためし期間だそうです。





【参考サイト】

番組公式ページ https://www.nhk.jp/p/tsubo/ts/3LWMJVY79P/
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/
NHK クロニクル  https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/
NHKの旧美の壺詳細サイト https://www.nhk.or.jp/tsubo/program/





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