こんにちは~。らら子です。
今回のNHK 『美の壺』は、「日々に寄り添う 箸」。
毎日つかうお箸、贈り物にも最適ですよね~。ワタクシも数種類のはしを使い分けています。使い方もさまざま、世界中のいろんなはしがたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。
いざ、カトラリーワールドへ。
【まもなく! BS #美の壺 】 #箸
箸に宿る美の世界!江戸蒔絵が生み出す、漆の特性を存分に生かした技の粋。香道・志野流家元は、香道の「火箸」「木香箸」など、緻密で繊細な箸使いを披露します!
夜7:30~ BS pic.twitter.com/yDw9d7vPXP— NHK びじゅつ委員長 (@nhk_bijutsu) April 21, 2026
目次
美の壺:放送内容、出演者情報
【番組予告】
人気の料理研究家・有元葉子さんが、大好きだという箸を大公開!揚げもの、やきもの、菜箸など、20年以上の愛用品や、料理ごとの巧みな使い分けも!▽1000種以上の箸コレクション。多様なデザインと、箸を使う所作に込められた思い▽箸に宿る美の世界!江戸蒔絵が生み出す、銀の桃源郷と金の天空▽500年の伝統を支える箸。志野流家元が、香道の「火箸」「木香箸」など、緻密で繊細な箸使いを披露!<File657>出典:番組公式ホームページ
【出演者・キャストほか】 有元 葉子…料理研究家 三田村 有純…江戸蒔絵十代継承 蜂谷 宗苾…志野流香道21代家元 草刈 正雄(ナビゲーター) 木村 多江(語り・ナレーション)
美の壺:1つめのツボ「使うほどに 寄り添う」
美の壺 有元 葉子(ありもとようこ)さん 料理研究家
人気料理研究家の有元葉子さんが登場します。
有元さんは、素材の持ち味を生かした料理を提案されていて、和食をつくるときは、5種類以上の箸を使い分けて作っています。
長かったり、短かったり、いろんな箸をお持ちなんですね~(*’▽’)
有元さんは、東京・田園調布で「クッキングクラスSTUDIO281」を主宰されています。
20年以上使っている揚げ物のはしは、素材はヒノキ、長さは36センチもあります。柄が長くてカクカクとしているから落っこちることがないそうです。
なるほど~。
焼き物用に使うはしは、鉄木(てつぼく)とよばれる耐久性の富んだ木でつくられているものです。先端部分が焦げないため、網の上や炒め物をする時に重宝しているそうです。
有元さんお気に入りの菜箸は、表面に皮がついていて装飾もアクセントになっています。使い込むと、あめ色の風合いになり、それも楽しみのひとつです。
旅先や、はし専門店で買い求めたもので、使えば使うほど魅力が深まってきたそうです。
自然の素材で、ていねいににつくられているため、手にストレスがなく、料理をつくるのが楽しくなります。
今日からワタクシも見習って使ってみます。
今夜は有本葉子台所術から市原兵衛商店の盛りつけ箸。
そう言えば、平松洋子の本を読んで作った盛りつけ箸か有ったのを思い出し探したら有りました。
材は山桜で拭き漆仕上げで長さ30cmです。
10/15ももとせ市に持って行きます。#ももとせ市 #木工房清 #木の盛りつけ箸 #拭き漆 pic.twitter.com/XIUI6h79sh— 木工房 清 (@SeijiNishi2) October 13, 2023
(木工房 清@SeijiNishi2さん、アップありがとうございます。)
美の壺 有元葉子さんのおもてなし料理レシピ:ほうれん草とニンジンの和え物、ひき肉を詰めた厚切りのレンコンの揚げ物、
有元さんが、親しい人をもてなすために料理をつくります。
ごまをいっぱいまとった「ほうれん草とニンジンの和え物」には、竹からできている菜箸を用います。
表面は、竹の皮がついて、裏側は丸くできています。
使いやすく、使う人の身になって作られている箸で、指にあたる部分が丸いため、使っていて痛くならないそうです。
「ひき肉を詰めた厚切りのレンコンの揚げ物」には、長い箸が欠かせません。高温でじっくりと揚げたり、返したり、持ち上げたりするため、食材を移動させるのも、これなら便利です。
20年近く使っている鉄木でできたはしは、焼き魚で使います。じょうぶで長年使っても、ゆがんでいません。
そして、盛り付けのはしは、先端部分が細く、持ち手に「天そげ」と呼ばれる細工がされています。
素材が竹なので、とてもしなやか。細かい作業がやりやすく自分の指先が細くなったような感じで、意思が伝わるのがうれしいと有元さんは言います。
毎日使っているからこそ大切なことですよね~。
先端の天そげの部分は、からしなど、薬味をのせるのに便利と紹介くださいました。こんな使い方もできるのですね。
すごっく素敵!(*’▽’)
食べるのは、「煤(すす)竹のはし」でいただきます。いぶした跡が、グラデーション模様になって、食卓に映えますね~。さまざまな箸が食卓を彩ります。
『あさイチ』をご視聴いただき、ありがとうございました。番組内で紹介された有元葉子さんの記事は、『暮しの手帖』5世紀38号に掲載しています。
また、有元さんの元気の秘けつにせまったレシピ集『結果、からだにいい』も好評発売中ですので、ぜひあわせてご覧ください。◎『暮しの手帖』5世紀38号… pic.twitter.com/DRxxpP0ToE
— 暮しの手帖社 (@kurashinotecho) January 7, 2026
(暮しの手帖社@kurashinotechoさん、アップありがとうございます。)
美の壺:2つめのツボ 「小さき中に 無限の表情」
美の壺 三田村 有純(みたむら ありすみ)さん 漆芸家 江戸蒔絵赤塚派十代目継承・大学教授
世界各地の「はし」を集めている三田村有純さんにコレクションを見せていただきました。
中国、韓国、朝鮮半島やベトナム、ミャンマーなど、その数は、千種類以上もあるそうです。
金属製でスプーンとはしがセットになっている「スジョ」は、朝鮮半島で使われています。スが「さじ」で、ジョが「はし」の意味です。
なるほど~。
さやに入れて持ち運ぶモンゴルの携帯用の箸セットは、肉を切るナイフとはしを組み合わせて使います。
地域によってさまざまですね~。
三田村さんによると、日本のはしは、日本人にとって特別な思いが宿っているといいます。
なぜなら、中国や韓国のはしは、右側に縦に置きますが、日本のはしは、横に置き、「結界」を意味します。
さっきまで生きていた命をいただいて、我々の命をつくるその途中にあるのが、「箸」だそうです。尊いですね。
日々使うはしは、さまざまな工夫をこらしています。
ぬりばしは、その土地ごとに受け継がれた技法を味わえるのが魅力だそうです。はしの上部にほどこされる装飾が、個性的な世界観を表現しています。
小さなものにも美意識を求めているところが、日本人らしく、選ぶ楽しさを味わえると語ってくださいました。
三田村家で使うお箸です。横向きに置くのは結界だからです。命と命を繋ぐために取り上げて結界を解きます。 pic.twitter.com/FAoRWmlnrA
— 三田村有純 (@m_arisumi) October 31, 2022
(三田村有純@m_arisumiさん、アップありがとうございます。)
美の壺 三田村有純さんの箸づくり
三田村有純さんは、江戸蒔絵赤塚派十代目の継承者で、蒔絵の技法をいかした「塗り箸」をつくっています。
はしづくりを見せていただきました。
まず、うるしで下地をととのえます。赤と桃の色を塗り重ねて繊細なグラデーションを描き出します。
うるしが固まるまでに、強調したいところは粗い銀粉を、細かい銀粉は全体にまきます。
三田村さんは、この近くに桃源郷と言われる「桜の里」があり、それをイメージしてつくります。まるでひとつの景色が浮かびあがるかのようです。
その上にうるしを塗り重ね、金粉を一面にまき、星空のように金粉が輝きます。金が固まらないうちに溶剤を筆で置き、金粉が動くように表情をかえていきました。
三田村さんは、宇宙を感じる天目茶碗を見て、これをうるしで表現できないかと考えたそうです。
完成した三田村さんの塗り箸は、金粉で描かれた天空の景色と、その奥にある銀粉の桃源郷です。
使った人にしか見られない景色があるなんて!なんと、ぜいたくな箸なんでしょう(^^♪使いながら経年変化と楽しむ箸が完成しました。
三田村有純さん《あま・つち・天・地》三田村家は代々漆工に携わっていますが、HPを見ると日本画や洋画などを自主的に学んで漆工の道に進んでいるようです。伝統と革新とは言うにたやすいですが実際は難しい。逸品です✨うるしのかたち展2024 #東京藝術大学 pic.twitter.com/jICbEzHYYv
— MY ART ROOM 観想芸術の間 (@MYARTROOM2) August 26, 2024
(MY ART ROOM 観想芸術の間@MYARTROOM2さん、アップありがとうございます。)
美の壺:最後のツボ「箸がつなぐ 香りの歴史」
美の壺 蜂谷 宗苾(はちや そうひつ)さん 志野流香道21代家元 愛知県名古屋市
室町時代に確立したと言われる「香道」の世界にも箸は欠かせません。
香道とは、香木を香炉で熱し立ちのぼる香りを聞く芸道です。ワタクシ、この所作好きです~。優雅でいながら、きりっとかっこいいですよね。
名古屋に拠点を置く「志野流香道」の21代家元の蜂谷宗苾さんは、点前の道具を大切に受け継いできました。
江戸時代につくられた、蜂谷さん愛用の香道具を見せていただきました。
小さく割って使う香木もあります。木箱に入れて大切に使われているのですね~。大きな香木に感動です。
香りがひとつひとつ違いを楽しむ要素もありますが、「禅」の世界に近いそうです。
香りを通して、己の精神面や美意識を養います。香道具の中で大切に扱われているのが「火道具」で、その道具には、箸が2つ収められています。
灰をかきあげたり、線をつけたりする「火箸(ひばし)」と香木をつかんで灰の上にのせる「木香箸(きこうばし)」です。香木は小さいため、はしの先がとても細く作られています。
素材は、かたくて強い黒檀です。
蜂谷さんによると、昔は、火箸と木香箸の二つで点前をしていたそうです。志野流香道において、箸の重要性を感じられるエピソードですね。
上から木香箸、金火箸、火箸。大事な火道具。こんなにお箸があるのです😱!綺麗に所作を行うのは難しいです。お箸の持ち方がなんだか最近崩れてきてしまって悩ましい。 pic.twitter.com/jXjbbvuK9M
— Quokka (@crystals0903) December 13, 2015
(Quokka@crystals0903さん、アップありがとうございます。)
美の壺 頑魯宗庵宗致(がんろあんそうち)「旅香炉」
蜂谷さんが、風変わりな箸を紹介くださいました。
18代家元 頑魯庵宗致(がんろあんそうち)が、どこでも香りを聞けるようにと作らせた「旅香炉(竹堤香炉)」です。
布製の入れ物に箸が入っています。つなげていくと、火ばしになります。明治から昭和にかけ家元をつとめた頑魯庵宗致は、この旅香炉を携え日本全国を巡り歩いたそうです。
香りの旅も素敵ですね。
志野流香道は、500年以上の歴史があり、初代 志野宗信(しのそうしん)は、足利義政につかえ、京都で「志野流」を興しました。
幕末、蛤御門の変があり、志野流の家屋が焼失した際、尾張徳川家の加護を受け、現在の名古屋の地へ移り、道具も一緒に移ってきました。
代々の家元が、道具を整え受け継いでいます。
江戸時代後期につくられた「桑十種香箱」は、14代家元 常足案が所持していたもの。
5つの種類の香木を聞き分けて遊ぶ「源氏香」などさまざまな香を楽しむ道具も紹介いただきました。
記憶が朧気になってるけど対談の内容メモっときます(誤訳可能性大
志野流香道当代蜂屋氏×J×社長・Jが香りを製作する過程で香道の存在を知った。香りの複雑性を表現するために香りのない分子も作品に入れ込んでいるが、香道の香りを五味で表現したり、先代のノートから香りの全貌を読み解いたり→ pic.twitter.com/0pJcS6gTwi
— ふるた (@furuta0ribe) October 10, 2025
(ふるた@furuta0ribeさん、アップありがとうございます。)
美の壺 志野流香道 献香の儀式
1月の始め、蜂谷宗苾さんは、家元のつとめがあります。初代志野宗信への献香の儀式を行います。
その所作を見せていただきました。貴重です~。
火箸で灰をかきあげ静かに山をつくる「灰点前」です。火箸を使って線を描き、1面に10本の線を5面描き、計50本、小さな宇宙を作ります。
火が伝わるように火箸で小さな穴をあけて、銀葉(ぎんよう)という薄い雲母板をのせて、木香箸でわずか数ミリの香木を穴の真上に置きます。
煙は立たたず香りだけが立ちのぼり、初代の仏前にお供えします。
蜂谷さんは、火箸・木香箸は自分の持ち物ではないと言います。これからも続く代々の家元たちが、宗苾さんの使った火道具、火箸、木香箸を使ってくれると考えるからです。
伝統文化の未来へつなぐ担い手でもある火箸・木香箸です。
また、志野流香道・蜂谷宗苾若宗匠奉仕による献香があり、大宮の御神前へ供えられました。(2/2)#献香ノ儀 #志野流香道 #春日大社 #奈良 pic.twitter.com/FppGfidAbk
— 春日大社 kasugataisha shrine (@KASUGASHRINE) October 9, 2025
(春日大社 kasugataisha shrine@KASUGASHRINEさん、アップありがとうございます。)
美の壺:再放送・バックナンバー情報
NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。
2022 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2020年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2019年はこちらです。
ご参考になさってくださいね。