こんにちは~。体の固い、らら子です。
今回のNHK 『美の壺』は、「華やかに物語る バレエ」。
華やかなバレエ、永遠の憧れですよねー。今回は、まずチャイコフスキー作曲『白鳥の湖』四羽の白鳥のシーンから。テクニックや表現をはじめ、衣装やトウシューズの製作過程まで、バレエ鑑賞のポイントがたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたテクニック、バレエ団、工房をご紹介。
いざ、バレエワールドへ。
美の壺:放送内容、出演者情報、オンエア 再放送予定
【番組予告】
オーケストラの演奏に合わせ、踊りやマイムと呼ばれる仕草で、物語を表現するバレエの魅力に迫る
▽トップダンサーが語る、それぞれのテクニックの見所紹介!
▽女性を支える男性ダンサーの思いとは?
▽日本を代表する芸術監督のリハーサルに密着。歴史とともに変わってきた表現とは?
▽ダンサーの足の形や癖に合わせたトウシューズのこだわりとは?
▽あらゆる動きに対応するバレエ衣装、驚きの性能とは?
出典:番組公式ホームページ
【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)
美の壺:新国立劇場バレエ団
渋谷区初台駅近くに新国立劇場にはバレエ団があります。、日本で唯一の国立の劇場に所属するバレエ団として、トップクラスのバレエダンサーたちが日夜研鑽を積んでいます。
7/20(金)NHK BSプレミアム「美の壺」に新国立劇場バレエ団プリンシパル・小野絢子&福岡雄大が出演します。ぜひご覧ください!https://t.co/UaNVmVcymG pic.twitter.com/iTUAgLp0S9
— 新国立劇場バレエ団 (@nntt_ballet) July 17, 2018
美の壺:プリンシパル 小野絢子(おの あやこ)さん
番組でさまざまなテクニックを実演と共に説明してくださったのは、新国立劇場バレエ団プリンシパルの小野絢子(おの あやこ)さん。
東京都出身。小林紀子、パトリック・アルモン、牧阿佐美に師事。小林紀子バレエアカデミー、新国立劇場バレエ研修所(第3期修了生)を経て、2007年新国立劇場バレエ団にソリストとして入団。
出典:新国立劇場バレエ団 公式サイトプロフィールより抜粋
美の壺:プリンシパル 福岡雄大(ふくおか ゆうだい)さん
男性のテクニックを解説してくださったのは、新国立劇場バレエ団プリンシパルの福岡雄大(ふくおか ゆうだい)さん。
大阪府出身。ケイ・バレエスタジオで矢上香織、久留美、恵子に師事。2003年文化庁在外研修員としてチューリッヒ・ジュニアバレエ団に入団、ソリストとして活躍。05年チューリッヒ・バレエ団にドゥミソリストとして入団し、07年まで所属。09年新国立劇場バレエ団にソリストとして入団。
出典:新国立劇場バレエ団 公式サイト プロフィールより抜粋
美の壺・一つ目のツボ 「技の要は細部に宿る」
バレエの足の位置(ひらき方)は、1番から5番までの組みあわせ。
女性バレリーナ特有のつま先立ちのジャンプやターンのテクニック。
シソンヌ・フェルメ ……sissonne fermée
グラン・パ・ドゥ・シャ…… grand pas de chat
ピケ・アン・デュオール……pique en dehors
グラン・フェッテ・アントュールナン……grand fouette en tournant
バレエの基本姿勢は 5つ。この5つの姿勢から数々の動きが生まれます。
パ・ドュ・ブレ・クルー……pas de bourree couru
代表的なシーンは、魔法で白鳥に変えられたオデット姫。ジークフリード王子が永遠の愛を誓い、再会を約束して別れるシーン。
基本はいつ切り取っても美しいということ。
男性ダンサーによるダイナミックな踊りもバレエの見どころ。
グラン・ジュテ……grand jeté
ア・ラ・スゴンド・ターン……à la seconde turn
トゥール・ザン・レール……tour en l’air
ジャンプと回転を合わせた男性の踊りには 女性とはまた違う難しさがあるといいます。
ジャンプの高さが違うので、体のコントロールが要求される。音が鳴らないように優雅に踊る。
男性が女性をささえて、オデット姫とジークフリード王子が恋に落ちて踊るシーン。
鳥の尻尾をイメージしたポーズ。脚を長く見せる事でどこまでも続く羽を表現。
男性が女性を持ち上げる時は 一気に高く下ろす時は ゆっくり優しく。
動作全てに ダンサーの思いがあります。
美の壺・二つ目のツボ 「言葉を越えて」
美の壺:バレエの起源
バレエの起源は ルネサンス時代。イタリアの宮廷で行われた舞踏会が発祥。
その後 フランスに渡り 発展。自らもバレエを踊ったルイ14世は世界初のバレエ学校王立舞踏アカデミー(Académie royale de danse)をパリに設立。
18世紀になるとロマン主義の流れをくみ妖精や亡霊などを描いたロマンティック・バレエ誕生。
クラシックバレエが確立されたのは 19世紀後半。ロシアで初演された「眠れる森の美女」がきっかけ。
ロマンティック・バレエよりも高度なテクニックを織り込み、上演時間も 長く、全幕物に。
バレエは セリフの代わりに踊りと身振りや表情を使ったマイムで物語を表現。
20世紀に入るとバレエの表現方法に変化がうまれます。
美の壺:小林紀子バレエ・シアター 芸術監督 小林紀子(こばやし のりこ)さん
小野さんも所属し、国内外に優秀なバレエ団ダンサーを輩出してきたバレエ団小林紀子バレエ・シアター。
バレエ団の芸術監督を務める小林紀子さんは長年プリマバレリーナとして活躍。日本のバレエ界をけん引してきた一人です。現在は舞台監督を務めていらしゃいます。
小林紀子バレエ・シアターはクラシカル・バレエ・カンパニーとして1973年に小林 功によって東京目白に設立。日本を代表するプリマ・バレリーナ小林紀子をはじめ、これまでに国内外で活躍する数多くの優秀なバレエ・ダンサーを輩出
出典:小林紀子バレエ・シアター公式サイト
美の壺:小林紀子バレエ・シアター 「二羽の鳩」
小林紀子バレエ・シアターでは、今回 新たな演目を手がけます。バレエマスターとして、元イギリスロイヤルバレエ団のプリンシパル、アントニー・ダウスン(Antony Dowson)さんを招きました。
19世紀に作られ 20世紀に大幅に改訂された「二羽の鳩」。画家の青年と その恋人がう余曲折を経て本当の愛を見つける物語です。
バレエ:小林紀子シアター「二羽の鳩」ほか 繊細に心理を描く英国流=評・斉藤希史子 – 毎日新聞 https://t.co/BjZLujp2VE
— ぶぶ (@imRLLXRlsIDhnyz) September 8, 2019
美の壺・最後のツボ 「踊りをささえる名脇役」
美の壺:練馬にあるバレエシューズ・トウシューズの専門店
練馬にあるバレエシューズ・トウシューズの専門店綜芸が登場します。
バレエシューズを作り続けておよそ70年。手作りにこだわって製作しています。
バレエシューズ職人の遠藤千枝さんは、「「うちのトゥシューズは立つトゥシューズではないんですね。踊るトゥシューズなので、まずとにかく重さを重視しました。」と語ります。
オーダーメイドでトウシューズ・バレエシューズ・舞踊靴を製造しております。一人一人サイズを測り個々の人達の違いをお聞きして、きめ細かく検討して製作
出典:綜芸公式サイト
美の壺:渋谷区 バレエ団の衣装工房 林なつ子さん
東京・渋谷区 バレエ団の衣装を製作している工房があります。
50年間一つ一つ 全て手作りバレエの衣装を作り続けています。衣裳製作をてがけるのは林なつ子さん。
緻密な計算のもと生地の裁断を工夫する事でさまざまな動きに対応できる衣装を 作り出します。踊り セット 衣装など…。全てが 調和して生まれるバレエならではの 舞台芸術です。
林なつ子さんはバレエ衣装を制作するアトリエ、「有限会社 工房いーち」を1985年に設立。日本を代表するバレエ団やオペラの衣裳制作で高い評価を受けています。
林さんは、世界的バレエダンサー熊川哲也(くまかわ てつや)氏が主催するKバレエカンパニーには、旗揚げ公演からスタッフとして参加していらっしゃいます。(出典:Kバレエカンパニーブログ)
美の壺・合わせて読みたい
NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。
2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2020 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2019年はこちらです。
ご参考になさってくださいね。
美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。
今回の『美の壺』初回放送は2018年7月20日19時30分〜20時でした。番組内容もこの時点のものです。
いつものスケジュールは、BSプレミアム「美の壺」は毎週金曜日午後7時30分~、再放送は毎週土曜日午前6時30分~です。
人気のある回は数か月後~数年後にEテレ「美の壺・選」でも放送しています。こちらは日曜日午後11時~、再放送は毎週木曜日午前11時~です。
NHKオンデマンドなら月額の見逃し見放題パックや単品視聴ができます。月々500~600本の番組が放送当日または翌日から見られます。
【参考サイト】
番組公式ページ https://www4.nhk.or.jp/tsubo/
放送予定 https://www4.nhk.or.jp/tsubo/
再放送予定 https://www4.nhk.or.jp/tsubo/2/
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/
NHK クロニクル https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/
NHKの旧美の壺詳細サイト https://www.nhk.or.jp/tsubo/program/