大逆転裁判【宝塚】感想:初日@KAAT神奈川芸術劇場イケメン祭り

大逆転裁判@KAAT初日行ってきました。やー、楽しかった。

客席降りもちょっとだけあって、会場大盛り上がり。キャラ設定もリアクションも再現性が高くてイケメン祭り。

原作のカプコンファンも相当楽しめたのでは?スタンディングオベーションでした!




大逆転裁判【宝塚】感想:瑠風輝(るかぜひかる)&山吹ひばり&風色日向(かぜいろひゅうが)

逆転裁判の成歩堂 龍一(なるほどう りゅういち)の先祖、成歩堂龍之介(なるほどうりゅうのすけ)が主役。

親友の代わりにヴィクトリア時代のロンドンへ留学し、名探偵ホームズと共に難事件を解決する話です。

キャラ設定どおり、刀を持って登場。

主演の瑠風 輝(るかぜ ひかる:以下もえこ)さん、背が高く足が長く顔ちっちゃ!ゲームから抜け出たみたいです。

お歌も伸びやかで上手くなってる!やっぱり真ん中に立つ人のオーラが出てきましたね。

ヒロイン御琴羽寿沙都役の山吹ひばり(やまぶきひばり:以下ブッキー)ちゃんもゲームから抜け出してきたみたい。

おしとやかでアクティブ。芯が強くて優しくて賢くて理想の大和なでしこ。ピッタリ!

可愛いしうまいし、もえこちゃんとの身長差が萌えます。

もともとは風色日向(かぜいろひゅうが:以下ひなこ)扮する亡き亜双義一真の想い人だったのが、だんだん心通わせるようになりという設定。

亜双義一真は、回想シーン的にちょくちょく出てくるんだけど、お芝居はたぶん難しくない。なんで死んだのか、目的はなんなのかとかよくわからなくてモヤモヤ。

もえこ&ひなこの並びは、スタイリッシュ宙組ぽくていい。

おおーかっこいい!バディ感も出てます。

ですが、亜双義は基本的に成歩堂の脳内に語りかけるだけなので、ひなこちゃんには役不足でちょっともったいないなーと思いました。





大逆転裁判【宝塚】感想:鷹翔千空(たかとちあき)&凰海るの(おうみるの)&小春乃さよ(こはるのさよ)

今回美味しいのは、シャーロック・ホームズ役の鷹翔千空(たかとちあき:以下こってぃ)さん。

こってぃは男役としてますます進捗著しい。派手なお衣装の舞台姿もきまってるし、ポーズや表情の決まり方や押し出しがすばらしいです。

お歌もダンスも上手くなってる!

一説には真風ファンが大量に流れ込んでいるというし、真琴つばささんにも似ているというし、このままトップまで上り詰めてほしいですね。

シャーロック・ホームズは、自分ではほとんど事件を解決せずにいいとこどりって感じですが、それもそのはず。推理は必要なかったんですねぇ(笑)

と、もうひとつおいしい役は夏目漱石役の凰海るの(おうみるの:以下きんちゃん)さん。事件の被害者なので何度も登場してお得。覚えました。

登場シーンから何かに追い詰められていて、スーツに下駄姿、肩に子猫という造形は、宝塚歌劇もびっくりのビジュアルです。

原作にはない、ヴィクトリア女王役は小春乃 さよ(こはるの さよ:以下おさよ)さん。

歌ウマさんで芸達者なさよちゃんは、威厳があってお茶目な女王さま。アドリブタップリに楽しそうに演じていてとてもいいです。小芝居もいろいろ。別格娘役としてずっと長くいてほしい。




大逆転裁判【宝塚】感想:天彩峰里(あまいろみねり)&汝鳥伶(なとり れい)図書館ネタ

すっかり貫禄がついた天彩峰里(あまいろみねり:以下じゅっちゃん)さん、フィナーレの序列からすると二番手娘役ですが、いろいろ思うことあり。

芸風からすると、新トップ芹香斗亜さんプレお披露目公演のエクスカリバーチームに振り分けられそうなんだけど、こっちかー。芹香斗亜さんとの関係を勘ぐってしまいます。

誰もが適材適所で幸せになるといいな。

じゅっちゃんの相手役?が汝鳥伶(なとり れい:以下ゆうちゃん)さん。2.5次元だろうとザ・宝塚であろうとすっとその場になじんでしまうのはさすが。

ゆうちゃんさんが「ぐぬぬぬ」とかのけぞると、大うけ。客席がどっとわきます。宙組のみんなとたくさん踊って、セリフにも重みがあってさすがでした。

ネタバレになりますが、今回「国立図書館」が事件のカギを握っていて、貸出カードに載っている名前がヒントになるんだけど、今の図書館はプライバシー保護の観点からそういうトリックはできないなーと思いました。




大逆転裁判【宝塚】感想:奈央麗斗(なおれいと)の美しさ!楓莉かの(ふうりかの)影ソロ

フィナーレは、こってぃとじゅっちゃんがまずセンターに登場。

宝塚らしい正統派のキラキラの銀色のお衣装でデュエットダンスが数組繰り広げられるのですが、ため息が出るほど美しい。

そして、満を持して、もえこ&ひばりの主演コンビが金色のお衣装で伸びやかなダンス。うん、やっぱり身長差萌え。ひばりちゃんのしっとりとした寄り添い方、好き。

テーマ曲も耳に残るいい曲だし、KAZUMI-BOY先生の振り付けもカッコイイ。

そして宙組はイケメン祭り。

エクスカリバーでも思いましたが、下級生までこんなにイケメン揃ってるのかーと驚き。

特に奈央麗斗(なおれいと)くん、美しいですねー。107期だからまだ研究科3年ですか。

警官パトリックというお役がついていて、お芝居の初盤で水音志保(みずねしほ)ちゃんとイチャイチャするカップルがそれですね。

2022年宙組『ハイ&ロー』新人公演で5番手の村山良樹でした。本役はこってぃ。『NEVER SAY GOODBYE』でもエンリケ・ロメロ役。

きれいなだけでなく実力もあるってことですね。早くも堂々たる男役ぶりでした。

それからデュエットダンスの影ソロ。とてもきれいな声で誰だろうと思っていたら、楓莉かの(ふうりかの)ちゃん。なんと2023年4月の初舞台生です。

下級生の才能や美しさに出会えるから、少人数の外箱公演は楽しいですね。

『大逆転裁判』、亜双義一真あたりの伏線が回収しきれてないですが、これから続編もありそうな感じがします。

およそ10年前のコテコテ『逆転裁判』2作よりも軽いタッチで、鑑賞後は爽やかな風が吹いたような気持ちになります。



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