感想:宙組アナスタシア東宝初日:東京宝塚劇場開場20周年記念品ブランケット画像あり:2021年1月緊急事態宣言はどう影響?

こんにちは。らら子です。

宙組『アナスタシア』待ちに待った東京宝塚劇場の初日の幕があがりました。

新型コロナ感染防止のために、緊急事態宣言直後ということでエンタメは夜8時までとなり、宙組公演も2回公演日の開演時間の繰り上げが前日に発表されるなどドキドキでした。

予定通り15時30分に開演。すみずみまでエネルギーのみなぎる素晴らしい舞台でした。終演後はスタンディングオベーション。舞台も客席も感無量でした。

個別のジェンヌさんについてはこちらもご覧くださいね。

宙組アナスタシアおすすめ見どころ男役編!女役和希そら:穂稀せり:澄風なぎ:優希しおん:亜音 有星





東京宝塚劇場感染防止対策は?開場は30分前倒し。キャトルレーヴ、カフェ・ド・ルポの営業状態は?ブランケット、オペラグラウ(双眼鏡)の貸出は?

緊急事態宣言が出たといっても、もともと東京宝塚劇場はばっちり感染防止対策がとられているので、安心です。

会のチケット出しが30分前倒しになり、開演1時間前の14時半だったので時間を持て余すかと思いましたが、ちゃんと14時半から入場できました。

検温してチケット見せて半券をちぎってかごへ、手指消毒して中へ。ひきつづき特に変わったことはなくスムーズに入れました。

お正月のしつらえが美かったです。

そういえば月組公演は年をまたいだので、クリスマスツリーもお正月飾りも見られたんですね。

シャンテのキャトルレーヴは入場人数制限、東京宝塚劇場内のキャトルレーヴはひきつづき、観劇客のみ利用でした。劇場内からの出入りのみで、2回公演時は入場整理券が必要です。

2階喫茶カフェ・ド・ルポは当面クローズ、4階売店も品数限定販売でした。

ブランケットとオペラグラス(双眼鏡)の貸出は感染予防対策として中止です。




東京宝塚劇場開場20周年記念品:宙組公演はブランケット♪

ロビーで客席が開くのをしばし待って入場。

客席には東京宝塚劇場開場20周年記念品がおいてありました!

中身はネイビーのブランケット♡ 1月2日の月組公演の時はエコバッグだったんですってね。お年玉みたいでうれしいですね。

ところで、私は退場が最後のブロックだったんですが、客席を見渡すと記念品の袋がぽつぽつと残されていたのを見ました。意外と空席だったんですね。やはりコロナの影響でしょうか。

ブランケットはうちに帰ってあけてみたら、ビロードみたいにつややかで、手触りはふわふわでした。大きさは、縦70センチ横90センチぐらい。軽くて持ち運びしやすそうです。

ブランケットの貸し出しがないので、公演の時にバッグにしのばしていこうかな。うれしい。

うれしいといえば、オケボックスに人がいたのもうれしかったです。といっても指揮の御崎恵先生だけです。

オーケストラ音は録音で、歌の指揮のためにいらしたんですね。。やっぱり指揮者に拍手してから開演アナウンスを聞きたいですよね。

さてここから思いつくだけ五月雨式に感想。




はかなくも美しいロマノフ家の人々

ロシア革命ものということで、まーさま退団公演『神々の土地』を思い出しつつ、あっという間に物語の世界へ。さすが宙組コーラスもばっちりですよ。

組長すっしー(寿つかさ)さんは再度のマリア皇太后役。

美しい。ほんと美しい。気高くてちょっとかわいげがあって、皇太后専科とお呼びしたい。

少女時代のアナスタシア役のじゅっちゃん(天彩峰里)との掛け合いが本当にたのしい。

ロマノフ家の方々も白くまばゆい衣装で輝いていらっしゃいましたよ。

もえこちゃんのニコライII世は美丈夫。おひげが似合うなー。

あおいさんとの年の差カップルはあんまり感じませんね。

ららちゃんアレクセイ以外はモブ扱い。お姉さま方もロマノフの男たちも美形ぞろいなのにもっとお顔を見せてほしいなぁ。




アナスタシアまどかちゃん堂々のタイトルロール

今作品を最後に専科への組み替えが発表されている星風まどかちゃん。

進化っぷりが半端ないです。伸びやかな声、声量も艶も格段にレベルアップしてる気がします。張り上げるような発声ではなく深みのあるセリフ、立ち姿も気品があって素敵です。

前作のフライイングサパはキラキラがなかったし、その前の大劇場公演ではずっと黒いドレスだったので、ひさしぶりにきれいなドレスを着たまどかちゃんが見られるのもうれしい。

もうほんとディズニープリンセス♪

このままブロードウェイに乗り込んでいっても通用するでしょうね。光り輝いてました。




マカゼさんの軽妙な詐欺師っぷり:安定のキキちゃん公演:化けた桜木みなとさん

マカゼさん、カッコイイだけじゃなくてひょうひょうとした雰囲気が面白いですよね。演出の稲葉先生もわかってらっしゃる。しかしなにげに詐欺師役多いですよね。詐欺師専科とお呼びしたい(うそ)。

ボルシェビキなキキちゃんも貫禄と深みのある演技で好演。私はキキちゃんのセリフ回しが好きなので堪能しました。立ち姿が美しいし、アーニャへの紳士的な恋心も素敵。

それにしてもずんちゃん(桜木みなと)は、すごいですね。劇団もずんちゃんにいろいろな役やらせて促成栽培してる??と思ってましたが、化けた感がありますね。イスパニアのサムライがずんちゃん的パラダイムシフトだったんでしょうかー。キラキラをまったく封印。お見事でしたー。




和希そらちゃん120%のリリー!がっつりと女役。高い声も出るよ。細身だけど娘役ちゃん群舞に入るとがっしりしてる。

らら子イチオシの和希そらちゃんはマリア皇太后の側近。1幕はちょろっと花道でマリア皇太后とのやりとりがあるだけで、あとは列車の乗客とかのバイト。あのブタペスト経由の列車楽しそうだなー。

2幕パリでの登場。もうそこから堂々のセンターですよ。ここは改めて別に感想をじっくり書きたいところです。ずんちゃんとの息の合ったコンビっぷり。夏は壮麗帝でおひげのかた苦しい男と演じていたのに。もう宝塚ってステキ。

(まあさまブリドリですっしーさんにおんぶされて喜んでいたあのそらちゃんがねえぇ)

高い声も出るし最後まで色物でなく女役としていてくれたのがうれしい。ちゃんと男役の声で笑われてくれる場面もあったし。

フィナーレの娘役の階段おりの群舞で、マカゼさんに娘役ちゃんたちがつぎつぎ絡んでいく場面で、太い!と思ったらそらちゃんでした。お芝居の時はウエスト細い細いと思ってましたけど、やっぱり娘役ちゃんの間に入ると筋肉多めなんですね。

男役との群舞でリフトされるそらちゃんもよかった。がっつり女役をやったことで、これからの演技の幅がますます広がっちゃうそらちゃんから目がはなせませんな。




穂稀せりちゃんのいい仕事:しどりゅう宙組へようこそ:バレエダンサー優希しおんとか潤花とか亜音くんとか。

かなこちゃんとまりなちゃんの美形すぎる警官たちとか、とかく眼福が多い本作。

わたくしの目を盗んじゃうのは、いつもホマちゃん(穂稀せり)。

今回も舞台のあちこちでいいダンスを見せてくれていました。いつも要所要所を締めてくれる、もはや宙組の宝ですね。

そして目を離せないのは、きよちゃん(優希しおん)。ネヴァクラブの入り口でギャルソンでわちゃわちゃ感もいいけど、白眉は劇中「白鳥の湖」優希しおんロッドバルト。

ジャンプも回転もすばらしいこと。思わず本舞台から目が逸れちゃいますよね。

宙組初の潤花ちゃん。

ロマノフ家のマリアと白鳥湖のオデット。あんなにバレエが踊れる子なんですねー。ノーチェックでした。

ジークフリート役の亜音有星君も骨太で良かったです。

あのんくん、男臭くてこれからが楽しみ。

おなじく宙組初おめみえの紫藤りゅうくん。美しい立ち居振る舞いで芝居にロシアっぽさを加味してくれてました。

ギャルソン姿が美しかった。

和希そらさんとは同期ですが、リリーのこと好きでしょ(笑)





まどかちゃんデュエットダンスでまさかの尻もち?

専科移動を前に、マカまど最後のデュエットダンスだなーと思いながら観ていたら、始まったとたんに足を滑らせたのか尻もちをついたのか舞台中央でうずくまる、まどかちゃん。

すぐに立ち上がって笑顔で踊り始め、最後まで無事に踊り通しました。

おケガがありませんように。

そういえばお芝居でもセリフをちょっと噛んでたし、お疲れなのかしら。

マカゼさんがまどかちゃんの鼻をちょんとするふりのところでは、よけいに「こいつめ★」感が強まっていたように思います。

長くなったので又。




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