感想:25周年エリザ’16宙組ガラコンサート朝夏まなとトート望海風斗ルキーニ:アドリブ(東京・ライブ配信)2021年

こんにちは~。らら子です。
2021年エリザベートガラコンサート’16宙組バージョン(東京)をライブ配信で見ました。

恐れていた緊急事態宣言を受けてまさかの休演続出、そして無観客上演でのライブ配信と、梅芸とシアターオーブの英断には感謝しかないです。苦渋の判断だったと思います。ありがとうございます。

そして幕を開けた宙組版、大変に大変にすばらしかったです。ありがとう梅芸!ありがとう宝塚!フルコスチュームはやっぱりいいですねぇ。またあのトートに会えた!エリザベートに会えた!





感想:エリザガラコン’16宙組:朝夏まなとトート&望海風斗ルキーニ夢の競演。

今回のガラコンはさまざまなドリームカンパニーが生まれていますが、今回もその一つ。
宝塚現役時代には実現しえなかった朝夏トートに望海ルキーニです。

もともと朝夏まなと(あさかまなと)(以下:まぁ様)と望海風斗(以下:だいもん)の二人は花組出身。88期のまぁ様と89期のだいもんは、下級生(若手)時代に、花組でずっと一緒に過ごしていました。

ニコイチで使われることも多かったし、華やかなまぁ様と実力派のだいもん、タイプの違う二人はライバルでもあり仲良し。まぁ様はだいもんを「あやちゃん」と呼んでいて、そんなところが、またキュンとなるわけですよ。

そんな二人が、エリザベートで競演!梅芸神!

雪組異動前に花組でルキーニを演じただいもんが、宙組バージョンに出るなんて、夢夢夢ですよ。ホントに嬉しい。

02花組バージョンのおさあさコンビでも思いましたが、このエリザベートという作品、トートとルキーニに特別な関係性が加わるとファンとしてはたまらないですよねー。

らら子はもともと花組ファン。この頃の二人を思い出して親戚のおばちゃんのようにウルウルウしておりました。

さて、のっけから濃ゆいルキーニ登場。だいもんルキーニは神経質そうな皮肉っぽい感じ。アナーキストとしての政治信条がありそうな感じがプンプンします。





感想:エリザガラコン’16宙組:朝夏まなとトートの歌唱力

ルキーニに呼ばれて朝夏まなと(あさかまなと)トート登場しました。

すっきりキレイ。現役時代よりすこし体つきが女性らしくなった気もしますが、レザーっぽい懐かしのトートのお衣装がよくお似合いです。

まぁ様といえば、その昔お歌がアレで大変なことになっていましたが、宙組に移ったあたりからすごくお歌が進歩。体つくりも含めてすごく努力したんだなーと思っていました。

今回ひさびさのトート。前半は力み過ぎかなと思うところが数か所ありました。

たまに声がひっくりかえっちゃったり、かすれたりしてましたが、ひとつひとつの歌を丁寧に歌っていて歌詞もよく聞こえていました。

らら子は’02花組版は天才・春野寿美礼トート歌謡ショーになっていたことを考えると(ほめてます)、ミュージカルの中のトートとしてはとても良かったと思います。

後半になって調子が上がって来たから、これ客席が埋まってたらもっと思う存分歌えてたのかなと思いました。




感想:エリザガラコン’16宙組:朝夏まなと&実咲凛音(まぁみり)やっぱり好き!

さてさて、2016宙組エリザベートは実咲凛音(以下みりおん)さん。

まぁ様とは同時退団なので、オリジナルコンビで再演できてほんとよかった。この二人の並びは花組時代からずっと見てるので安心します。

みりおんのエリザベートは、目立ちすぎない役作りがとても好き。

娘役憧れの役だけに、最近のトップ娘役たちのエリザは野心が見え隠れしがちなだけど、皇妃らしい品格もあって凛としてるニュートラルなエリザベートでした。

死にいざないながらも、懸命に生きるエリザベートを見守っているトートの包容力も好き。

そしてトートとの身長差に萌える。

そうそうこれが見たかったの!ありがとうございます。





感想:エリザガラコン’16宙組:花組成分濃いめ

はい、宙組バージョンといいながら、実は花組出身者が多かった今回。
そもそも、トート、エリザベート、ルキーニが花組出身。その他にもちょっと数えてみました(順不同)。

ツェップス:天真みちる
子ルドルフ:矢吹世奈
リヒテンシュタイン:芽吹幸奈
グリュンネ伯爵&エーヤンの歌手:扇めぐむ(現:扇けい)
ルドヴィカ:愛純もえり
マックス:悠真倫

これだけかな?フルコスチュームになると、ツェップス役の天真みちる(たそ)さんのイケオジ度がさらに上がってすんばらしい。

宝塚エリザベートの歴代ツェップス役の人たちは、まだ現役なので、たそがツェップス役を一手に引き受けてるんですが、全トートと握手する機会があっていいですね。

グリュンネ伯爵&エーヤンの歌手の扇けい(とみぃ)さんも、笑顔がステキでした。特にバートイシュルのお見合いの時に、フランツを後ろ見守る笑顔ったら!

何がいいって、エリザガラコンサートは同窓会的お祭りなので、なんとなくみんな素でニコニコしてるのがいいですよね。
花組成分を堪能しました。




感想:エリザガラコン’16宙組:ヨーゼフ・フランツはママになった北翔海莉さん

北翔海莉(以下:みっさま)さんは、ママになったんですよねー。カーテンコールで伴侶をえて息子をもったことで、役作りが深まったと話していましたが、にじみ出ていました。

みっさまフランツは登場した時こそ、ちょっとおば〇んぽい??と思いましたが、時間がたつにつれて気にならなくなりました。

初めは初々しさの残るマザコン皇帝、苦悩しながらだんだん大人になり、やがて年を取っていく過程がくっきりとわかるように、よく作り込まれていました。

フランツ・ヨーゼフとしては歴代の中でいちばん人情味が出てるんじゃないでしょうか。表情が良く変わるし、温かみもあるし、このままエリザベートはフランツを信じていればよかったのに、と思うほど。

お歌はもともとの上手さにさらに深みが増してよかったですね。




感想:エリザガラコン’16宙組:ルキーニアドリブ@だいもん

鳩がでますよ!のカメラマンルキーニのアドリブ。

今日はどの美人にしようかなと登場したルキーニは、空っぽの客席を見まわして美人がいないといいます。

その代りライブ配信で見ているそこのあなた!とばっちりカメラ目線。

え?私??と画面のこちらで思わず舞い上がっちゃいました(笑)

アドリブそのものは短かったですね。





感想:エリザガラコン’16宙組:印象に残った方々。純矢ちとせさん、 蒼羽りくさん、大月さゆさん

皇太后ゾフィーの純矢ちとせ(せーこ)さん。なんといっても若き皇帝のママなので、本来はこのぐらい若々しいゾフィーが正解。歌ウマせーこさんの美貌の皇太后、大変けっこう。

蒼羽りくさんのルドルフ。2016年の宙組公演は3人役代わりで、蒼羽りくさんの他は澄輝さやと、桜木みなとのお二人。桜木みなとさんはまだ現役。

りくちゃんのルドルフは、繊細で脇が甘い感じが好きでしたー。今回は長い髪を一本結びにしてくるりんと縦ロールにしてるのが、プリンスっぽくてとても良かった。ちょっと骨太なルドルフになっていました。

マダムヴォルフの大月さゆ(以下:なっちゃん)さんは、せーこちゃんやだいもんと同じ89期。雪組の実力派娘役でしたが若くして卒業。もったいないなーと思っていたのでした。

清純なイメージのなっちゃんが肩も胸元もあらわにしたマダムヴォルフ。ガータベルトの太ももがちらちらと覗くたびに、見てはいけないものを見たような気になりました。




感想:エリザガラコン’16宙組:フィナーレに画面のこちらで号泣

そしてあっという間にフィナーレですよ。

空っぽの客席に向かって晴れやかな笑顔で挨拶をする美しい方々。これだけで泣けてきます。どんなにか満席の客席で上演したかったことか。

あるべきところで拍手がない、笑い声がない、手拍子がない。ほんと辛い。

でも出演者は笑顔を絶やさず本当にいい雰囲気。みっさまのお辞儀のとき「ありがとうございました」と口が動くのも久しぶりに見ました。

満面の笑みで出演者みんなにアイコンタクトをとりながら会釈する顔色の悪いメイクのまぁ様。キレイ。

最後のご挨拶は、せーこちゃん。
きっちりとご挨拶をした後に、オーケストラの皆さんをご紹介。みんなオケが見えるようによけたりかがんだりしている中、ひざまずいて拍手を送るまぁさま。カッコよすぎ。




感想:エリザガラコン’16宙組:涙、涙のカーテンコール

今回千秋楽を迎える出演者に一言ずつということで、矢吹世奈ちゃん、りくちゃん、みりおん、みっさま、まぁ様。

みっさまの(相変わらず長い)しみじみご挨拶。聞いているうちにまぁ様は感動して思わずもらい泣きしていたようです。

そして、主役まぁ様は東京はたった一回の出演になってしまい、初日にして千秋楽。大阪だけで終わってしまうかと恐れていたけど、無観客上演とはいえすばらしい時間をもてたことに感謝の言葉を述べていました。

そして、再びみりおんやりくちゃんと舞台に立てて、初顔合わせのみっさまに出会えた喜びを語り、そしてなにより花組時代にずっと一緒に過ごした望海風斗さんと共演できて嬉しいと、語っているうちに感極まって涙声に。

だいもんは、付け髭が取れそうでずっと微妙な表情でこらえていましたが、話を振られて「こんなに早く実現するとは思わなかった」とこちらも涙声に。

画面のこちらで号泣ですよ。

だいもんは「次はぜひ客様と一緒に」という新しい夢ができましたと。ホントそうですね。いい事言うなぁ。

無人の客席にスタンディングオベーションが見えたでしょうか。
幕が下りて、「本日はご来場ありがとうございました」とアナウンスが流れ、出演者の拍手と歓声が聞こえてきました。

泣ける。

いい舞台をありがとうございました。




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