こんにちは~。らら子です。
今回のNHK 『美の壺』は、「万年筆」。
職人技が注ぎ込まれたさまざまな材質の万年筆がたっぷり出てきます♡n
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。
賢者の万年筆に翻弄される草刈さん。町のご意見番、鈴木さん(佐戸井けん太)に「一日一善」と書いてもらい、町の掃除を1年間しますが……。
いざ、奥深い万年筆ワールドへ。
目次
美の壺:放送内容、出演者情報
【番組予告】
らでん、まき絵、大理石…豪華装飾の万年筆が勢ぞろい。
万年筆に名前をつけ愛用する作家・北方謙三、驚きのコダワリとは!?
漢字やひらがななどを書くため、日本で独自に進化を遂げたペン先。その究極の書き味を追求する職人技は必見!
祇園の石畳の色、長崎の夜景、六甲山の緑など、人気のご当地インクが登場!
万年筆画家が描く食べ物のイラストは、食欲そそるリアリティーを実現!
謎の“賢者の万年筆”とは!?
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出典:番組公式ホームページ
【ゲスト】佐戸井けん太,作家…北方謙三
【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)
美の壺:1つめのツボ「軸に宿る職人技を楽しむ」
美の壺:東京・代官山 大型書店の文房具売り場
1000本を超す万年筆が揃っている代官山の大型書店が登場します。
代官山 蔦屋書店
万年筆コンシェルジュ佐久間和子さん。万年筆の胴体 軸の魅力が光る逸品を見せてもらいました。
イタリアのメーカーの特殊な樹脂を削り出して作った色鮮やかで 透明感のある軸。古代ローマの都市をテーマにした 大理石の万年筆。シルバーの装飾が美しい軸。
それぞれ 万年筆にヒストリーがあったりとか「素材は 何だろう」とかっていうところに 注目していくとより楽しいと思います。
美の壺:螺鈿細工(らでんざいく)と蒔絵(まきえ)の万年筆
万年筆にもっとも大事なものは軸。軸を作り続けて70年。ろくろ職人の松原功祐さん 85歳(番組放送当時)が登場します。
16歳で昭和24年倉持製作所に弟子入り。昭和28年、プラチナ万年筆に入社。エボナイト中心に多くのろくろ製作に携わる。昭和47年、昭和天皇ご成婚50周年記念万年筆の製作スタッフとして参画。出典:職人の住む街
松原さんが用いるのはエボナイトという樹脂。
松原さんが削った軸に螺鈿細工と蒔絵をあしらったぜいたくな逸品です。
螺鈿で描かれた 玉虫。金粉でまいた梨地など。
意匠を凝らした装飾にはよい下地が不可欠だと松原さんはいいます。
美の壺:2つめのツボ「理想の書き味を求めて」
美の壺:北方謙三(きたかた けんぞう)さん 作家
パソコン主流の時代に月に150枚を超える原稿を万年筆で書いている作家、北方謙三(きたかた けんぞう)さん。
「ペンだこに 何か ピッと刺激がいくと脳に刺激がいって 言葉が出てくるんじゃないかなと思うな。」と語ります。
100本以上もの万年筆を手にしてきたという北方さん。愛用している万年筆には名前をつけているという愛情のかけ方です。
番組で紹介された万年筆「黒旋風逵李(こくせんぷうりき)」は51巻もの連作を書き上げたつわもの。
25歳から30年間を共にしたのは「武蔵」という名の万年筆。
もはや万年筆は北方さんの指だそうです。
美の壺:千葉県我孫子市 ペン先研ぎ師
千葉県我孫子市に住む、ペン先研ぎ師の森山信彦(もりやま のぶひこ)さんが登場します。
万年筆専門店「フルハルター」
人の数だけ書き癖があると語るのは森山信彦さん。ペン先を研ぎに出すとこんな素敵なメッセージカードがついてくるんですね。
スーベレーンはフルハルターで研いでもらったよ!このカードの緑インク素敵 pic.twitter.com/9kDOquXtq0
— 千早 (@naoino_12) September 27, 2016
美の壺:最後のツボ「小瓶に込めた物語を味わう」
美の壺:万年筆画家サトウ ヒロシさん 絵本作家
万年筆画家のサトウヒロシさんが登場します。
『サトウヒロシの万年筆ラクガキ帳』という万年筆のサイトも運営しています。
サトウさんが集めたインクはおよそ 160色以上。
今日は琥珀、山吹、セピアの3色だけで描き、水筆でぼかして、最後にまた万年筆を重ねていきます。
重ね塗りとぼかしによって陰影がつき、美味しそうなエクレアが出来上がりました。
他のお菓子も、ほんと、美味しそう♡
おかしのかみさま / サトウヒロシ
[東京] : ニコモ, 2021.11https://t.co/EHvWue4uo9https://t.co/wEpFdtFGph— 日本全国書誌 新着情報 (@jnb2019) November 26, 2021
美の壺:ご当地インク「神戸インク物語」
今、ご当地インクが流行っているそうです。
京都の石畳、伏見稲荷の鳥居の朱色、長崎の大浦天主堂、市内の夜景を描いた藍色、旅の記念に購入する人も少なくありません。
このさきがけは神戸の老舗文具店ナガサワ文具センターだそうです。
考案したのは商品企画室長 竹内直之さん。
「神戸インク物語」やNAGASAWAオリジナルレザーシリー. ズなどを監修。関西の文具好きの間では親愛を込めて 文具紳士 と呼ばれるカリスマ店員。出典:文具Bar
初めの三色は、六甲山をイメージしたグリーン、神戸港の海の色、最も 神戸らしいと思う煉瓦色を選びました。
https://twitter.com/nagasawa_umeda/status/1266369771651469318
美の壺:インクブレンダー 石丸 治(いしまる おさむ)さん
その後、基本の20色から神戸ポートタワーや有馬温泉などをイメージした67色を作り出したのは、竹内さんがみこんだインクブレンダー歴40年の石丸 治(いしまる おさむ)さん。
【プロフィール】
1953年 山口県宇部市に生まれる
1976年 セーラー万年筆(株)入社。天応工場(広島県呉市)研究科に配属
2005年 インクブレンダーとして全国で「インク工房」を始める
出典:セイラー万年筆
石丸さんはお客さん一人一人の要望を聞いて、言葉のニュアンスから好みの色を作り上げていきます。
その間15分。お客さんのイメージカラーができあがりました。
イベントなどで石丸さんに直接オーダーするのはなかなか難しいですが、セーラー万年筆から万年筆用ボトルインク「インク工房 染料 20ml」として発売されています。
美の壺:再放送・バックナンバー情報
美の壺・合わせて読みたい バックナンバー
NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。
2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2020 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2019年はこちらです。
ご参考になさってくださいね。
美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。
今回の『美の壺』初回放送は2018/09/21(金) でした。番組内容もこの時点のものです。
放送スケジュールは2020年4月現在で、
Eテレ「美の壺・選」の放送は、日曜日午後11時~、再放送は毎週木曜日午前11時~です。
BSプレミアム「美の壺」は毎週金曜日午後7時30分~、再放送は毎週土曜日午前6時45分~です。
BS4Kは、BSプレミアムと同じ毎週金曜 午後7時30分で、再放送は回数が増えて、
日曜日午前6時45分、月曜日午後4時00分、金曜日午前9時00~の3回あります。
キレイな画質のBS4Kは美の壺のような番組にはピッタリですね!
NHKオンデマンドなら月額の見逃し見放題パックや単品視聴ができます。月々500~600本の番組が放送当日または翌日から見られます。
最近では「ないエンタメがない」がキャッチコピーのU-NEXT(ユーネクスト)も話題ですね。最初の31日間は無料おためし期間だそうです。
【参考サイト】
番組公式ページ https://www.nhk.jp/p/tsubo/ts/3LWMJVY79P/
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/
NHK クロニクル https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/
NHKの旧美の壺詳細サイト https://www.nhk.or.jp/tsubo/program/