こんにちは~。らら子です。
今回のNHK 『美の壺』は、「秋まっさかり 栗」。
栗は秋の王様ですよね~。美味しくて美しい栗がたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。
いざ、ほくほくワクワク栗ワールドへ。
【秋まっさかり 栗】
栗きんとん、栗ご飯、モンブラン、本当に美味しい季節ですよ、ええ。
栽培法から料理の技まで。栗を味わい尽くします。で、ギター?
美の壺
14(金)夜7:30[BSP][BS4K]https://t.co/0wSgJrCTwx pic.twitter.com/ZUct5R5fRr— NHK広報局 (@NHK_PR) October 13, 2022
目次
美の壺:放送内容、出演者情報
【番組予告】
江戸時代の旅人も食べた!?伝統の和菓子「栗きんとん」▽砂糖を使わない栗そのものの味わいが人気の季節限定のメニュー▽大きく甘い栗を育てる栗農家のこだわりの栽培法▽名料理人が腕をふるう野趣あふれる栗料理▽風味豊かな栗ご飯をつくる匠の技を大公開▽人気のロックバンド「Novelbright(ノーベルブライト)」のギタリスト、沖聡次郎さん登場!沖さんが作った栗の木のギター、その音色とは<File 568>
出典:番組公式ホームページ
【ゲスト】栗菓子店店主 原潤一郎 料理旅館当主 中東久人 栗農家 山内善継Novelbright(ノーベルブライト)・ギタリスト 沖聡次郎 栗菓子店店主 市村次夫 ギター職人高山賢
【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)
美の壺:1つめのツボ「産地が育む 風味を楽しむ」
美の壺 原 潤一郎さん 栗菓子店店主
江戸末期創業の栗菓子店「御菓子所 川上屋本店」の五代目の原 潤一郎さんが登場します。
岐阜県中津川市では、山栗を使った菓子が各家庭で作られてきました。江戸時代、中山道中津川宿では、旅人にも栗を使った菓子をふるまったと伝えられています。
その菓子が「栗きんとん」です。蒸した栗に砂糖を加えたシンプルな菓子です。
子どもの頃から栗きんとん作りを見て育ちました。栗の香りをかぎながら「あー、今年も栗の季節がやってきた。」と思ったそうです。
川上屋の栗きんとんは、色・風味にこだわりを持っています。蒸した栗に風味を損なわない内に砂糖を入れ、木綿のさらしで包み、親指ではさんで絞ったら完成です。
原さんによると絞る時の力加減が難しいそうです。力を入れすぎると固くなり、弱いとひび割れができてしまいます。一つ一つていねいに作ります。
シンプル故に栗のおいしさが決め手となる栗きんとんは、新栗が出てから4か月の期間しか作ることができません。そして、作られて3日間しか持たない栗のお菓子です。
発送について
栗きんとん 10/23
柿の美きんとん 11/18
上記が10/16現在の最短発送日となっております。お待たせして申し訳ございませんが手造りの為ご理解賜りますようお願い申し上げます。#栗きんとん #柿の美きんとん #川上屋 pic.twitter.com/mOvfloVZzL— 御菓子所 川上屋 [公式] (@Kawakamiya_Gifu) October 16, 2022
(御菓子所 川上屋 [公式]@Kawakamiya_Gifuさん、アップありがとうございます。)
美の壺 モンブラン誕生秘話
栗の代表的なスイーツといえば、「モンブラン」です。
1933年(昭和8年)東京自由が丘の洋菓子店「モンブラン」の初代店主 迫田 千万億(さこた ちまお)さんが、フランスシャモニーを旅した際に知ったことがきっかけとなりました。
迫田さんは、フランスのモンブランを日本独自のものにしました。
土台をメレンゲからカステラに変え、栗もヨーロッパの茶色のものでなく身近な黄色の甘露煮を用いました。
土台の上にホイップしたクリームの上には、「小田巻」と呼ばれる和菓子のあんこを絞る器具でひも状のクリームを載せます。
迫田さんは、モンブランの名を広めるため商標登録をしなかったそうです。そしてモンブランの名は、全国に広まりました。
洋菓子店モンブランの包装紙は、親交のあった東郷青児のオリジナルデザインです。店内にも東郷の絵が飾られています。
洋菓子店「モンブラン」は、現在も東京自由が丘でモンブランの老舗店として愛されています。
3代目は“一億さん”…
“創業者である #迫田千万億 さん…
山好きのクリスチャンで、牧師との交流もあってヨーロッパの山々を…”#モンブラン【#目黒区 ・ #自由が丘】#洋菓子 の歴史に名を刻む。日本初の至高のモンブラン 〜ぐるり東京 名品さんぽ〜:東京新聞 TOKYO Web https://t.co/HEiX0wurLO
— 所沢バプテスト教会 (@tokobap_church) August 10, 2022
(所沢バプテスト教会@tokobap_churchさん、アップありがとうございます。)
美の壺 市村 次夫(いちむら つぐお)さん 菓子店店主
長野県小布施町は、栗のまちとして知られています。明治時代から続く老舗の栗菓子店「小布施堂(おぶせどう)」が登場します。
江戸時代では、将軍に献上するほど上質な栗が育てられてきました。今日も栗のスイーツを求める観光客でにぎわっています。
「小布施堂」では、新栗の季節の40日間しかない限定メニューがあります。「栗の点心 朱雀(すざく)」は、砂糖を使わないモンブランです。
栗あんの上に蒸した新栗をひも状にふんわりと盛ります。四代目店主の市村次夫さんは、砂糖とまぜて栗あんにする前にお客様に食べてもらったらどうかと発案しました。
その時々で異なる風味の栗を味わってもらいたい思いから始まったそうです。市村さんによるとこの時期に1年分の栗あんを作るそうです。
栗あんは、甘ければ良いというものではないそうです。香りの強い内にあんこにするのが勝負だそうです。
一度は食べてみたい朱雀!席の予約はネット予約のみなんですが、今年も瞬殺でした~。
朱雀やばい!✨✨#信州#小布施#小布施堂#栗 #モンブラン pic.twitter.com/2bD8HWs0pa
— MASA1 (@masa1_shi) October 16, 2022
(MASA1@masa1_shiさん、アップありがとうございます。)
美の壺:2つめのツボ「名人の技が生む 秋の至福」
美の壺 山内 善継(やまうち よしつぐ)さん 栗農家
京都府京丹波町は、山地が多く水田が少ないため年貢米の代替として栗作りが発達しました。
平安時代の書物『延喜式(えんぎしき)』には、丹波の栗が朝廷に納められたと記されています。
栗は、「米一升栗一升」と言われ、米と同等とされていました。大きい栗だとマスに入れる栗が少なくてすむことから、大きい栗が作られたそうです。
「丹波栗マロンファーム」の三代目 山内 善継さんは、農林水産省からエコファーマーに認定され、黄綬褒章を受けるなど、高い評価を得ている栗作りの匠です。
栗作りの中で最もこだわっているのは、どの枝にも均等に太陽光が当たることです。栗の収穫に同行しました。収穫は、日の出と共に始まります。一つ一つ手で拾います。
イガが割れる様子は、「笑(えみる)」といって、笑っていうように見えます。収穫した栗は、糖度を上げるため、−1℃で3~4週間程度、氷温熟成させます。
山内さんによると栗の持ち味を味わうには焼き栗が最も適しているそうです。
昨日は丹波マロンファームさんで栗の収穫のお手伝いをさせて頂きましたー!栗名人の山内善継さんときゃろっときゃべつと! pic.twitter.com/0bCqTOqe90
— 木下弱(きのしたじゃく) (@jaku_kinoshita) September 29, 2021
(木下弱(きのしたじゃく)@jaku_kinoshitaさん、アップありがとうございます。)
美の壺 中東 久人(なかひがし ひさと)さん 料理旅館当主
京都・左京区花脊(はなせ)は、京都の奥座敷と呼ばれています。
創業120年以上になる料理旅館「美山荘(みやまそう)」の四代目 中東久人さんは、海外からも高い評価を受けている料理人です。
栗農家 山内善継さんが作る栗を使って極上の料理を作ります。門前には自生している芝栗があります。時には採ってお客様に提供しているそうです。
中東さんの作る「栗ごはん」は、渋皮を少し残します。味付けは少量の塩のみです。栗ご飯のほか、栗の風味を活かした渋皮煮を使った白和えも紹介くださいました。
アケビを使って甘さをひきだします。そして頂く箸も栗の枝を切ったものを使い、床も名栗の技法を施した力強い木目のある栗を使います。
山の雰囲気を出してリラックスをしてもらうための演出です。中東さんの目指す料理は、自然と共存する料理です。
ちなみに「美山荘」は、料理研究家 大原千鶴さんのご実家でもあります。
京都の美山荘、来るたびに帰りたくなくなる。。 pic.twitter.com/x0ZjqZga2q
— 井上亜樹子 (@akikoinoue919) October 12, 2018
(井上亜樹子@akikoinoue919さん、アップありがとうございます。)
美の壺:最後のツボ「音楽を魅了する銘木」
美の壺 沖 聡次郎(おき そうじろう)さん ギタリスト
ロックバンドNovelbrightのギタリスト 沖 聡次郎さんが登場します。
Novelbrightは、大阪の路上ライブで人気となり2020年にメジャーデビューを果たしました。
沖さんとバンド仲間との出会いは、当時、沖さんがアルバイトをしていた大阪アメリカ村のスタジオです。
練習場として使っているメンバーに声をかけられバンドに加入をしました。沖さんの相棒であるエレキギターは、オーダーメイドです。なんと栗の木を使っています。
沖さんは、日本のテイストを大切にしています。洋材だけでなく和材でもギターが作れると知り作ったそうです。木材によって音に違いがあるそうです。
音を聴き比べてみました。ヒノキで作られたエレキギターは、ジューシーさがあり太い感じがします。
一方、栗の木でできたギターの音を聴いてみると、澄んだ音で美しいイメージです。栗の木のエレキギターがお気に入りの沖さんでした。
https://twitter.com/yeah0831_nb_wow/status/1580929955156090881
(馬🐴ちゃんニセモノ笑🤣💦@yeah0831_nb_wowさん、アップありがとうございます。)
美の壺 高山 賢(たかやま さとし)さん ギター職人
沖 聡次郎さんのエレキギターは、兵庫県尼崎市で作られています。
「Sago(サゴ) NMG」のギター職人 高山 賢さんは、オーダーメイドのギターを数多く手掛けています。
元々高山さんは、バンドでベーシストを目指していましたが職人の道に進みました。自分のギターをバラし木工の技術を習得しました。
現在は、多くの有名アーティストのギターの制作に関わっています。木材の中では、和材にこだわり栗の木に注目をしています。
栗の木は、日本人の暮らしの中で使われてきました。耐久性や耐水性に優れていて丈夫です。同じ栗の木でも産地が違うと音も違うそうです。
外国の栗の木と比べて日本の栗の木の方がやわらかくてやさしい音がするそうです。木も人間と同じなのですね。
高山さんは、日本の音楽は、日本の材料で作り世界へ広めて行きたいと抱負を語って下さいました。
https://twitter.com/chuyaonline/status/1555793963415613441
(chuya-online.com【公式】🎸チューヤオンライン20周年🎉@chuyaonlineさん、アップありがとうございます。)
美の壺:再放送・バックナンバー情報
美の壺・合わせて読みたい バックナンバー
NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。
2022 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2020年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2019年はこちらです。
ご参考になさってくださいね。
美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。
今回の『美の壺』初回放送は2022年10月14日(金)でした。番組内容もこの時点のものです。
放送スケジュールは2022年4月現在で、
Eテレ「美の壺・選」の放送は、日曜日午後11時~、再放送は毎週木曜日午前11時~です。
過去の放送分から毎週金曜日午後0:30〜午後1:00からと毎週水曜日午前5時30分~です。
BS4Kは、BSプレミアムと同じ毎週金曜 午後7時30分で、再放送は回数が増えて、
土曜日午前6時45分、金曜日午後0時30分、木曜日午後11時30~の3回あります。
キレイな画質のBS4Kは美の壺のような番組にはピッタリですね!
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