美の壺な旅「神秘の楽園・奄美大島」お店や場所はドコ?出演者情報もお見逃しなく!NHK美の壺:再放送はいつ?

こんにちは~。らら子です。

今回のNHK 『美の壺』は、番外編「美の壺な旅 神秘の楽園・奄美大島」。
日本なのに異国へ訪れたような地。奄美大島でしか見られない動植物などがたっぷり出てきます♡もちろん、大島紬も登場します。
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。

この番組の元になった美の壺 「神秘の楽園 奄美大島」<File551>はこちらをご覧ください。

美の壺 「神秘の楽園 奄美大島」<File551>お店や場所はドコ?出演者情報もお見逃しなく!NHK美の壺

奄美大島の特産、大島紬についてはこちらもご覧くださいね。

美の壺 「奄美大島 大島紬(つむぎ) 」<File254 >番組紹介のお店や場所はドコ?出演者情報もお見逃しなく!NHK美の壺

いざ、奄美大島トラベルワールドへ。





美の壺:放送内容、出演者情報

【番組予告】

「美の壺」番外編。2021年世界自然遺産に登録された奄美大島の自然や文化、島の暮らしを大特集!▽貴重!知られざる大滝の全貌・アマミノクロウサギの子育て映像▽風土をまとう大島紬▽豪華!島唄競演!▽森の朽ちた木はモダンな器に変身!▽ニライカナイからやってくる神をまつり祈る▽ユタ神様がよせる亡き父の声▽昔ながらの黒糖作り▽森の恵みシイで作る伝統菓子▽ガジュマルに住む妖怪▽ハブと用心棒の関係とは?五感充電

出典:番組公式ホームページ

【ゲスト】平泉成
【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)





美の壺:奄美の妖怪「ケンムン」

奄美大島には謎の妖怪「ケンムン」がいます。

ケンムンとは奄美の方言で木のモノ「樹木」を意味します。魚の目を食べるのが好きでハブを怖がるそうです。なかなか愛嬌がありますね。

大きな木ガジュマルに住んでいるなどいろんな伝説があります。しかし森には、不思議な言い伝えがあり、木を切ると妖怪ケンムンの祟りがあり水が枯れるといいます。

自然を敬う奄美の人の心が伝わります。

(ayumi(๑´ㅂ`๑)ŧ‹”ŧ‹”ブロンプトン@ACharibooさん、アップありがとうございます。)




美の壺:写真家 浜田太(はまだ ふとし)さん

2021年7月、世界自然遺産に登録された奄美大島は、九州と沖縄の間に位置し年間降水量が8000ミリ、島の面積の8割が森という自然に包まれた楽園です。

動物写真家の浜田太さんは、森の命を40年に渡り記録しています。鳴き声を聴き分けながら撮影のチャンスを狙います。狙うは野鳥。ズアカアオバトは、鳴き声から「尺八バト」とも呼ばれています。

浜田さんは、独自の手法でアマミノクロウサギの生活を記録しています。子育ての映像をキャッチしました。

2021年夏には、アマミノクロウサギを追い求める途中に九州最大級181メートルの落差の「七反滝(ナナタン滝)」を発見しました。

名前の由来は、伝説があり大島紬の反物の長さからついたそうです。なんだか素敵ですね。

浜田さんが大切にしているのは、生き物たちの声に耳を傾け、日常の生活の声にこだわることだそうです。森が生きている証を収め続けています。

(Sho_hei@Sho_hei46さん、アップありがとうございます。)





美の壺:大島紬と糸繰節 里(さと)アンナさん

大河ドラマ「西郷どん」のメインテーマを歌った里アンナさんが登場します。

里アンナさんのプロフィールはこちら

里アンナAnna Sato。奄美大島、島唄、三線。3才より祖父に島唄を習い、数々の賞を受賞。2013年、2015年ミュージカル「レ・ミゼラブル」にファンテーヌ役で出演。
2018年大河ドラマ「西郷どん」メインテーマに歌で参加。
2020年、コロナの影響で活動が自粛される中、奄美大島の自然の中で唄う活動をスタート。

出典:里アンナ公式サイト

奄美大島で育った里さんには、身近な存在の大島紬です。

お祖母様が機織りの仕事をされていたそうで、その傍らでお祖父様に「糸繰節」の手ほどきを受けながら歌唱の腕を磨きました。

この日、来ている着物は、お祖母様から受け継いだ大島紬です。杉木立柄と呼ばれるもので島の泥で黒く染めたものです。

大島紬を身に纏い糸繰節の唄をご披露いただきました。

唄同様、地味で繊細なのに凛とした強さや艶やかさを感じます。




美の壺:大島紬「泥染め」肥後染色 肥後英機(ひご ひでき)さん

大島紬の醍醐味「泥染め」の工程の前にもうひとつ大切な工程があります。車輪梅(しゃりんばい)と呼ばれる木材から抽出した染料で染める工程です。

車輪梅にはタンニンが含まれていて雨風が強いほどタンニンが多く含まれるそうです。車輪梅を細かく砕き2日間煮出し1週間寝かせ発酵させた抽出液に布をつけます。

染まり具合を確認しながら何回も繰り返し揉みこみ鮮やかな赤土色に染まりました。そして泥田(どろた)へ向かい「泥染」をします。

泥の中に含まれる鉄分がタンニンと反応し黒く変化していきます。車輪梅と泥田に染める工程を何度も繰り返し艶のある黒を追い求め漆黒の黒が現れました。

自然と人とが織りなす偶然の賜物の大島紬です。

(Seiichiro@奄美のカメラマン@amamicamerakozoさん、アップありがとうございます。)





美の壺:薗家住宅主屋(国指定登録文化財)薗博明(その ひろあき)さん

薗家住宅主屋(国指定登録文化財)の主、薗博明さんは学校の教員をされていた町の知恵袋的存在です。奄美の自然や歴史に詳しい人物でハブについてもお尋ねしました。

ハブが出てきそうな道路に大きな棒「用心棒」を立て注意を払うそうです。ハブが森に出るから森には近寄らず森の自然が守られたとも考えられています。

そして、その考えは台風にも通じるそうで台風が海を掃除してくれるという考えが島民に宿ったそうです。その土地の風土なのでしょうか?なんとも前向きで楽天的な発想ですね。

(アレアちゃん・朝日新聞地域ニュース@asahi_chihenさん、アップありがとうございます。)





美の壺:木工作家 今田智幸(いまだ ともゆき)さん

木工作家の今田智幸さんは、台風などで倒れた木を用いて作品を生み出しています。通常の角材とは違った予測のできない木目や節が面白いそうです。中の節や割れを生かしています。

森の8割を占めるシイの木は、島の自然を保つ土台となっています。雨風にさらされた穴は、生き物の住処となり実は、生きるための糧となります。

今田さんは、シイの木に耳を傾け「この木は、虫たちにとって住みやすい居心地のよい木だったのだなぁ。」と思いながら敢えて節や穴を生かして作ります。

穏やかで優しいときもあれば自然ならでは驚異も生き抜いた木です。森のささやきが今にも聞こえてくるような器たちが誕生しました。

今田さんの器を愛用している琉子真琴(りゅうしまこと)さんは、見て触って五感を感じ魅力あるものだと島の木材に囲まれた生活を楽しんでいます。

(d_d_kagoshima@d_d_KAGOSHIMAさん、アップありがとうございます。)





美の壺:奄美の冬を告げる黒糖作り

奄美大島は、日本で初めてサトウキビが植えられた地です。江戸時代、米作りを禁止されていた為、薩摩藩の収入源の要は、サトウキビが原料の黒糖でした。

冬になるとサトウキビの収穫が始まります。大山幸良(おおやまこうりょう)さん、ツタ子さんは、昔ながらの製法で黒糖を作っています。

大山さんの黒糖作りは、シンプルで手間がかかるものです。黒糖作りには、朝早くから取り掛かります。

鮮度が命のため作る分だけのサトウキビを収穫します。搾りかすは乾燥して翌年の燃料になります。エコですね。

五感を頼りに灰汁をとりシャリシャリとした黒糖が出来上がりました。

https://twitter.com/utsukusii_bstbs/status/1349953491662327808

(美しい日本に出会う旅@utsukusii_bstbsさん、アップありがとうございます。)





美の壺:島の伝統菓子 島料理研究家 泉和子さん

島の料理を研究する泉和子さんが、島の伝統菓子を作ります。

材料は黒糖とシイの実です。シノの実は毎年取れるという訳ではないそうです。4年ぶりの収穫です。使う分だけ採り自然の恵みをいただきます。

シイの実を茹でて黒糖と餅粉を混ぜ「シイフング」という素朴なお菓子をつくりました。泉さんは文献や伝承にある島料理を作っています。素朴で手間暇をかけてつくる手脂料理を大切にしています。

そんな先人が作っていたものを次の世代に残したいと泉さんは思い導いてくれています。

(田舎の本屋さん(農文協)@doburockmanさん、アップありがとうございます。)





美の壺:島唄 ヨイスラ節

「薗家住宅主屋」で島唄を代表する唄者の二人が薗博明さんのもとに集まり島唄を披露しました。

里アンナさん、前山真吾さんのお二人です。里さんは、お祖母さまから受け継いだ大島紬の「秋名バラ柄」を着ての登場です。秋名バラ柄は、農具のざるがモチーフだそうです。

お二人が披露した島唄は「ヨイスラ節」です。島唄の中でも親しまれている島唄の一つで姉妹信仰や親を思う唄です。薗博明さんも交え島唄談義もはずみました。





美の壺:島唄コレクション 楽器店会長 指宿正樹(いぶすき まさき)さん

昭和24年、まだアメリカの統治下だった頃に開業した楽器店があります。

㈱セントラル楽器 会長の指宿正樹さんは、創業者が始めた島唄の録音を受け継いでいます。

島唄は、奄美大島の民謡の事です。自分の地域を「シマ」といい、「シマ」の唄は、集落ごとに少しずつ違いがあり、上手い唄者がいれば録音をし、またほかの地にも上手な唄者がいれば録音をしてとりためました。

そして、とりためた島唄は、今では700曲を超えます。700曲とはすごいですね。また、今も続けていらっしゃることに感激します。

(GATO@cinelibroさん、アップありがとうございます。)





美の壺:島唄 唄者 前山真吾(まえやま しんご)さん

島を代表する唄者のひとり前山真吾さんは、普段は、ケアマネジャーとして老人施設で働いています。

老人施設で働く前山さんは、生活の中に唄があったことを聞ける現場にいることで勉強になるそうです。

島唄は宝物だと言う前山さんは、うたの詞に出る場所を訪れ、唄うことで受け継いで、残しているそうです。

前山さんが、人口93人が住む久慈集落へ訪れました。区長の武田政文(たけだ まさふみ)さん紹介のもと、集落でひっそりと歌い継がれた「あいそれ節」の地を訪れ集落の人々と縁をつなぎました。あいさつの島唄「朝花節」も粋ですね。

昔の人は、今以上に自然と密着していて共存してきました。海には海の神様、山には山の神様がいて、恵みを与えてくれています。女の神様が島を守ると信じている奄美大島の人々にとって高い声で唄い祈りを捧げます。

(TSUTAYA名瀬店@tsutayanazeさん、アップありがとうございます。)





美の壺:奄美大島のユタ様

泥染め職人の山元隆広さんは、昨年父を亡くしました。

奄美には、「ユタ神様」という民間の霊媒師がいて、亡き人の声を現世の人へ伝えます。

山元さんの父より、「兄弟のまとめ役ありがとう。」「もっと自分をさらけだしていいのだよ。」といった死者からのメッセージを隆広さんへ伝え、未来へつなげます。

ユタ様は、島民の幸せを願う身近な神様なのです。





美の壺:奄美大島の信仰

大島紬美術館 社長 肥後勝代さんは、毎朝、節田立神様へ祈りを捧げます。

各集落には立神様がおられます。海の向こうには神様がいてネリヤカナヤ(ニライカナイ)という楽園があると信じられています。

大和村今里集落には、立神さまにノロと呼ばれ女性たちが神との親交を行っていた神事があり集落の安寧や豊作を祈りました。

しかしながら近代化の流れと共に今はノロがいなくなり1978年を最後に現在は、神事が行われていないようですがその精神は受け継がれています。立神信仰につながっているのですね。

大和村名音集落のグジ 福山東綱(ふくやまとうごう)さんは、毎朝、17年間、寺と呼ばれる高台へ向かい、いらっしゃる神々さまへ山からの水をお供えして祈ります。

新年を迎える神事にも密着しました。集落の平穏、住人の安心、安全、健康を祈り、新たな年神様をお迎えしました。

(あまきゃん@奄美の魅力伝道師@AMACAM6さん、アップありがとうございます。)





美の壺:再放送・バックナンバー情報

NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。

こんにちは。らら子です。 いつも楽しみに見ているNHK『美の壺』のバックナンバーを2019年後半から現在までまとめてあります。

2022年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。

こんにちは、らら子です。 毎回楽しみにしているNHK『美の壺』。2022年の放送一覧をまとめてみました。お役に立てれば幸いです。 ...

2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。

こんにちは、らら子です。 毎回楽しみにしているNHK『美の壺』。2021年の放送一覧をまとめてみました。お役に立てれば幸いです。 ...

2020年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。

こんにちは、らら子です。 毎回楽しみにしているNHK『美の壺』。2020年の放送一覧をまとめてみました。お役に立てれば幸いです。 ...

2019年はこちらです。

こんにちは、らら子です。 2019年7月から始めたこのブログ。記事もたまってきたので月別放送一覧を2019年バックナンバーにまとめてみまし...

ご参考になさってくださいね。





美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。

今回の『美の壺』初回放送は2022年1月29日(土)でした。番組内容もこの時点のものです。

放送スケジュールは2022年1月現在で、Eテレ「美の壺・選」の放送は、日曜日午後11時~、

再放送は毎週木曜日午前11時~です。

BSプレミアムは2021年秋からは新規放送がなく

過去の放送分から毎週金曜日午後0:30〜午後1:00からと毎週土曜日午前6時45分~です。

BS4Kは、BSプレミアムと同じ毎週金曜 午後7時30分で、再放送は回数が増えて、

日曜日午前6時45分、月曜日午後4時00分、金曜日午前9時00~の3回あります。

キレイな画質のBS4Kは美の壺のような番組にはピッタリですね!

NHKオンデマンドなら月額の見逃し見放題パックや単品視聴ができます。月々500~600本の

番組が放送当日または翌日から見られます。




【参考サイト】

番組公式ページ https://www.nhk.jp/p/tsubo/ts/3LWMJVY79P/
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/
NHK クロニクル  https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/
NHKの旧美の壺詳細サイト https://www.nhk.or.jp/tsubo/program/