文楽東京公演:劇場での新型コロナ感染予防対策は実際に体験!具体的にはどうなっているかレポ?

こんにちは。らら子です。

文楽東京公演では劇場でどのような感染防止対策が取られているのかを2020年9月文楽公演の経験からレポします。

待ちに待った文楽9月東京公演の初日の幕があきました。おめでとうございます。

満を持しての再開。直前に豊竹咲太夫(とよたけ さきたゆう)さんさんが発熱ということで休演。

第二部『鑓の権三重帷子』数寄屋の段は代役が竹本織太夫(たけもと おりたゆう)さんになりました。咲太夫さんはPCR検査の結果、陰性ということで一安心です。早くご快復なさいますように。





文楽2020年9月公演:初日の様子

初日の2部より休演!3日めから再開となりましたが、第1部ご出演の桐竹勘十郎さんが、Facebookで初日の様子をアップしてくださいました。

https://www.facebook.com/kanjurou/posts/2684728908465707

第1部は寿二人三番叟 (ことぶきににんさんばそう)と嫗山姥 (こもちやまんば)廓噺の段。ずらりと並んだ三味線に拍手喝采。華やかな幕開けとなりました。

第2部は開演をまつ観客の前に、劇場関係者がマイクを持って登場。何がはじまるのかと思ったら、微熱の出た関係者が一名出たということで、休演が告げられました。

客席はザワザワしたものの、あきらめムード。チケットは後日払い戻されるということで、各自所定の用紙に連絡先を記入して帰途につきました。イヤホンガイドはその場で機械と現金を引換え。

終演時間ではないのでタクシー乗り場は空でしたが、劇場の警備の方が表通りでタクシーを誘導してくれていました。

微熱の方はPCR検査の結果陰性と発表され、9月7日から再開とのこと。引き続きお大事に。




文楽東京公演:感染防止対策は?2020年9月公演

主な感染防止対策は以前調べた通りです。

文楽公演再開!国立劇場小劇場座席販売数と感染予防対策は?東京9月公演4部制withコロナ

実際にどんな感じかな?とみてきました。

劇場入口

入口では一定の間隔をあけて整列します。そして自分でボトルをシュッシュしてアルコール消毒。おでこを検温したら、チケットの半券は自分で切って箱に入れます。

劇場ロビー

ロビーのベンチの数は半減。さらに1人おきにしか座れないようになってました。ロビーでの食事は禁止。お弁当は無料休憩所でどうぞということでした。




客席は一人おき

客席は、市松模様に一人おきの着席。

床前がずらりと空席なのはやはり寂しいですね。座れない席には紙がはられていました。大阪はもっと色とりどりの柄の紙を貼るようですが、東京は事務的?





イヤホンガイド

イヤホンガイドは、あらかじめ券売機でイヤホンガイド貸出券を買う仕組み。

デポジットの1000円が要らなくなったのはよかったです。今まで1000円の返金作業が煩雑でしたからね。

イヤホンの機器とイヤホンは袋入り。いずれも消毒済の表示がペタリ。

プログラム販売

プログラムは現金でやり取りでした。トレイにお金を入れる方式。Suicaも使えます。





文楽2020年9月公演:まさかの初日休演決定

さきじゅさんも喜びのツイートをしていましたが、二部以降は休演が決定してしまいました。

らら子は客席に座っていましたが、そろそろ開演かしらと思っていたらスーツ姿の男性がマイクを片手に登場。

呑気ならら子は、初日のご挨拶とか注意事項とかあるのかしら?と思っていましたが、係の男性から告げられたのはまさかの休演。スタッフさんに微熱があるのでという発表でした。

劇場関係者は出演者のソーシャルディスタンスとか飛沫のレーザー測定とかいろいろと尽くしてこられましたが、まさかのスタッフさん。お仕事柄すべての出演者とも接触しますしね。仕方がないことかと思います。

PCR検査を受けられたとのことで、結果がでるまで休演ということですが、ただの夏風邪だといいですね。スタッフさんご自身も周囲もあまり責任を感じないでいただきたいなと思います。もはや市中感染、いつどこでどうなるかわからない世界ですからね。

らら子は1年ぶりとなる清治さん呂勢太夫さんのコンビを楽しみいしていたのですが、まずはお預けです。早くワクチンが開発されて自由に上演できる日が一日も早く訪れますように。





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