こんにちは~。らら子です。
今回のNHK『美の壺』は「昭和レトロの食卓」。
花柄の魔法瓶、幾何学模様にデザインされたガラスの器。昭和30~40年代を彩った、なつかしの食卓グッズが登場!古くて新しい魅力を鑑賞します!
憧れの洋食器もたっぷり出てきます♡
NHK Eテレ 03/28 23:00 美の壺・選「昭和レトロの食卓」 #nhketv #美の壺・選 https://t.co/5x5lY1JbiF
— NHK Eテレ(教育テレビ) (@NHK_ETV) March 28, 2021
いざ、THE・昭和 テーブルウェアワールドへ。
目次
美の壺:放送内容、出演者情報
【番組予告】
平成生まれの若者にも人気!ビタミンカラーのキッチングッズ
▽京友禅から生まれた!?花柄魔法瓶の誕生秘話
▽インスタで注目!お小遣いでそろえたレトログッズと暮らす家族
▽昭和にタイムトリップ!当時の暮らしが体験できる博物館を、いざ探検
▽憧れのダイニングキッチンで作る、熱々のグラタンは昭和の味!?
▽今でもすてき!当時憧れの洋食器セットが続々登場
▽ハレの日のごちそう、懐かしのお子様ランチも!<File468>
出典:番組公式ホームページ
【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)
美の壺:一つ目のツボ「花柄といる時が一番幸せ」
昭和レトロに魅せられたおうち 瀬尾美名(せお みな)さん
今の若者世代にも人気の「昭和レトロ」。どこか懐かしさを感じます。実際に昭和レトロが使われていたのは昭和30年代から40年代。
日本が少しずつ豊かになった時代です。そんな昭和レトロに魅せられた瀬尾美名さんのお家は、レトロがいっぱい詰まっています。
子育てが一段落した5年前からお小遣いの範囲でコツコツと集めたグッズはなんと!千点以上です。毛糸で敷物を編んだりできるだけ手作りをすることがモットーだそうです。
その中でも瀬尾さんのお気に入りは、花柄のキッチン用品です。家にいながらお花畑にいる気分になるそうです。
家族も花柄の食卓を気に入ってくれていて、瀬尾さんの娘さんは、「友達が遊びに来ると写真を撮ったり、すごいねーと言ってくれる。」と嬉しそうに話してくれました。
家族や友達と昭和レトロの生活を楽しんでいます。昭和レトロキッチンで作るお料理は暖かさを感じますね。
食卓の花柄ブームの生みの親 坂下清(さかした きよし)さん:花柄魔法瓶第一号
昭和40年代から20年もの長い間、食卓に花柄ブームが巻き起こりました。花柄ブームのきっかけを起こしたのは魔法瓶(まほうびん)です。
花柄の魔法瓶第一号を手掛けた坂下清さんが登場します。
坂下さんは、食卓で使う道具を華やかにしたいと考え、ブーケや海外の食卓を飾る花にヒントに、魔法瓶を花柄で飾ろうと考えたそうです。
(坂下さんは当時の早川電機工業(現シャープ)のデザイナーで、ナショナル魔法瓶工業の商品コンサルティングも担当していました。らら子調べ)
その時、坂下さんが注目したのは京友禅です。日本人が古くから慣れ親しんだ花柄である京友禅をイメージして魔法瓶に取り込みました。
それは、花嫁の振袖の裾に花柄が取り囲むようなイメージです。そして完成した花柄魔法瓶。花柄魔法瓶は人気を集め、他のメーカーからも花柄魔法瓶は発売をされました。
以後、花柄デザインは魔法瓶以外にも取り入れられ昭和の食卓は花柄ブームとなったそうです。花柄ブームの陰に京友禅が潜んでいたなんて。日本の心を感じます。
昭和の花柄大流行
エベレスト魔法瓶(ナショナル魔法瓶工業)が最初らしい! pic.twitter.com/eP3VbFpRF9— 温故知新 (@PitanAhiru) November 12, 2018
(温故知新@PitanAhiruさんアップありがとうございます)
大阪市 まほうびん記念館&北名古屋市 昭和非日常博物館(しょうわひにちじょうはくぶつかん)
番組では、昭和レトロの日用品が見られる博物館が登場していました。
ひとつは北名古屋市にある昭和非日常博物館。正式には北名古屋市歴史民俗資料館昭和非日常博物館のようです。なんと入場無料だそうです。
北名古屋市の昭和日常博物館。その2
懐かしくなったので連投させて下さい。ここは入場無料。60代以上の者は見学に行って感涙すべし!
#昭和日常博物館 #北名古屋 #歴史民俗 #なつかしい #写真好きな人と繋がりたい #写真撮ってる人と繋がりたい #ファインダー越しの私の世界 #photo #photography pic.twitter.com/s9PBySKLuP
— ビュール (@HTOBvR4Z9C5YSu0) October 28, 2018
もうひとつは象印マホービン株式会社の「まほうびん記念館」です。「バーチャルまほうびん記念館」も開設していますのでおうちでも見られますよ。
大阪で行ったほうがいい場所を教えて下さい
まほうびん記念館くらい絶妙なバランスだと嬉しいhttps://t.co/HObxuxoGns pic.twitter.com/TLizAjEtOe
— まるK (@maruK_yuri) April 12, 2018
(まるK@maruK_yuriさんアップありがとうございます)
美の壺:2つ目のツボ「アイデア満載!ナウな食器」
憧れの洋食器 名古屋市の洋食器ミュージアム
ちゃぶ台からダイニングテーブルへ生活のスタイルが少しずつ欧米化へ移りつつあった昭和30年代、食卓で使う食器も和風のものから洋風のものへ変化していきました。
愛知県名古屋市にあるノリタケミュージアムが紹介されました。
ノリタケミュージアムでは100年以上に及ぶ洋食器を展示紹介しています。
一般家庭でも洋食が食べられるようになり、同じ絵柄のディナーセットは憧れの的となりました。
・今年一番楽しかったこと
毎日楽しいのでなかなか甲乙つけがたいのですが、あえて…とするなら3月の名古屋旅行です
ノリタケミュージアムに行きたい!からはじまって…明治村も好き過ぎたし…次は名古屋港水族館も行きたいϵ( 'Θ' )϶#リプで来たものについて語る pic.twitter.com/hvIJ93V1Kk
— ちあき@紅茶好きの食器狂い (@aristocrats_tea) December 29, 2019
(ちあき@紅茶好きの食器狂い@aristocrats_teaさんアップありがとうございます)
洋食器の頒布会(はんぷかい)がはじまったきっかけ
洋食器類が広まったきっかけは、当時の皇太子ご成婚の記念に作られたセットで杉の木が描かれたモダンなデザインです。
この食器セットを揃えるのは至難の技でした。その時、考えだされたのが頒布会(はんぷかい)というシステム。
月々500円の会費を支払うと月々違ったアイテムが届き10ヶ月で全セットが揃うというものでした。これが起爆剤となって日本の食卓にモダンな食器が普及しました。
頒布会というアイデア恐るべしですね。
いまでこそ当たり前の頒布会ですが、こんなルーツがあたんですね。ついついほしくなっちゃうかも。
https://twitter.com/kanoamiko/status/1366556722211430403
(あみこ(洋食器と料理が好き)@kanoamikoさんアップありがとうございます)
秘話を語る ガラスメーカー代表 廣田達夫(ひろた たつお)さん
この時代、新しい食卓でレギュラーメンバーになった器があります。ガラスです。
明治三十二年創業のガラス食器会社廣田硝子の三代目、廣田達夫さんが当時のエピソードを語ってくださいました。
元々ガラスの器は、主に吹きガラス技法で作られていました。しかし、吹きガラスは量産するには不向きな製法でした。
そこで活躍したのがプレスガラスの製法です。金型を作り何度でも同じでデザインのガラスを作ることができました。
日本の伝統的な文様やシンプルでモダンなデザインのガラスが量産されていきました。
しかし、よりよいものを多くのメーカーが競うように生産していた時代、一つの金型では追いつきません。
新たに考えられた仕組みとして、円形の台に同じ金型を複数準備して一度にたくさん作ることができる、回転式プレス機が考案されたのです。
よりよいものを多く要求されていた勢いのある時代だったのですね。
美の壺:最後のツボ「やったぜベイビー♪憧れの食卓」
昭和のごちそうを味わう 料理研究家 江上栄子(えがみ えいこ)さん
料理研究家で江上料理学院学院長でもある江上栄子さんが登場します。
江上さんは、昭和30年代から料理学校やテレビ雑誌でヨーロッパの家庭料理を紹介してきました。
親子三代に渡りフランス料理学校で学んだ味を日本の家庭に伝えています。
当時、料理を学ぶお母さん方は、憧れの洋食メニューを家庭でも再現しようと研究熱心だったそうです。
江上さんが、昭和の人気メニュー「グラタン」を再現してくださいました。ホワイトソースの混ぜ方にもコツがあるそうです。左右そして真ん中と混ぜるそうです。
インスタントがなく、またチーズが貴重だった時代、パン粉とバターで焦げ目をつけ、苦手な食材も食べられるようにといろいろ工夫が凝らされています。
心をこめて作ってくださいました。50年前から使われているテーブルクロスや花柄の器など昭和のかわいいものたちが揃いました。
ものがあふれ豊かになりましたが忘れてはならない心がそこにはありました。
美の壺:再放送・バックナンバー情報
美の壺・合わせて読みたい バックナンバー
NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。
2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2020 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2019年はこちらです。
ご参考になさってくださいね。
美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。
今回の『美の壺』初回放送は2019年2月22日(金)でした。番組内容もこの時点のものです。
放送スケジュールは2020年4月現在で、
Eテレ「美の壺・選」の放送は、日曜日午後11時~、再放送は毎週木曜日午前11時~です。
BSプレミアム「美の壺」は毎週金曜日午後7時30分~、再放送は毎週土曜日午前6時45分~です。
BS4Kは、BSプレミアムと同じ毎週金曜 午後7時30分で、再放送は回数が増えて、
日曜日午前6時45分、月曜日午後4時00分、金曜日午前9時00~の3回あります。
キレイな画質のBS4Kは美の壺のような番組にはピッタリですね!
NHKオンデマンドなら月額の見逃し見放題パックや単品視聴ができます。月々500~600本の番組が放送当日または翌日から見られます。
最近では「ないエンタメがない」がキャッチコピーのU-NEXT(ユーネクスト)も話題ですね。最初の31日間は無料おためし期間だそうです。
【参考サイト】
番組公式ページ https://www.nhk.jp/p/tsubo/ts/3LWMJVY79P/
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/
NHK クロニクル https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/
NHKの旧美の壺詳細サイト https://www.nhk.or.jp/tsubo/program/