宝塚月組『ピガール狂騒曲』ヴィクトール役は誰?トップ珠城りょう影武者[感想]美園さくら、月城かなと、風間柚乃、天紫 珠李、海乃美月ほか

こんにちは。らら子です。

宝塚月組JAPAN TRADITIONAL REVUE『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』と、ミュージカル『ピガール狂騒曲』〜シェイクスピア原作「十二夜」より〜の千秋楽が2021年1月3日に行われました。

感想を兼ねて覚書をしておきます。





宝塚月組『ピガール狂騒曲』感想:天紫珠李(あまし じゅり)が光る:ミスタンゲット役

今回は、トップ娘役の美園さくらさんが気の強い既婚者のガブリエル役。

なので、娘役らしいほんわかした役どころをすべて持ってちゃったのが、ミスタンゲット役の天紫珠李(あましじゅり)ちゃん。

ムーラン・ルージュの踊り子の中では愛嬌のあるドジっ子として目立つ役どころ。男役から娘役に転向したぐらいなので、劇団の期待も高いのでしょうね。

ショーでも抜擢されていましたし、実質的な二番手娘役。

特に、珠城りょう扮する男装の麗人ジャックが求職のためにムーランルージュを訪ねてくるシーン。

ジャックにひと目ぼれして、月城かなと演じる支配人シャルルの部屋のドアに耳をつけてこっそり盗み聞き。

その会話を聞いてはいちいち目を丸くしたり口をあけたり表情がくるくる変わるのが本当にかわいい。

その後もショーの開演間際に熱を出して倒れ込むところなど、コミカルな動きが目を引きます。

これからどんどん歌やお芝居を磨いてほしいなと思います。



宝塚月組『ピガール狂騒曲』感想:MVPは風間 柚乃(かざま ゆの)弁護士ボリス役

宝塚月組『ピガール狂騒曲』MVPは、「おだちん」こと風間柚乃ちゃんですかねー。

弁護士のときにコミカルな演技をあくまで真面目に貫き通すところもいいんだけど、その後ムーラン・ルージュに女装して潜入するあたりから、パワー炸裂。

高熱を出したミスタンゲットの代役として、フォーメーションに穴を開けられないという理由で舞台にあげられて予想通りボロボロというシーン。

他の踊り子(104期:白河りり)ちゃんに「そこ私の場所よ!」といきなり怒鳴られ……。

ぶっつけ本番なのでフォーメーションどころか、ずれまくりぶつかりまくりという難しい役どころを持ち前の身体能力を発揮していました。

なにより感心したのが、女装の違和感w

特に、男であることがバレて、かつらが取れた状態で踊り子の衣装のまま楽屋に囚われている様子ったら。鍛え上げられた二の腕、肩周り、いやほんと男に見える。

そのガタイでロケットダンスのセンターでも妖しく踊ってしまう東京公演。

お疲れさまでした💕




宝塚月組『ピガール狂騒曲』感想:鳳月杏&夢奈瑠音の主従コンビが絶妙

ガブリエルの夫ウィリー役のちなつこと鳳月杏(ほうづき あん)さんと、その使用人フィリップ役の夢奈 瑠音(ゆめな るね)ちゃん。

私はこのお二人の切れのあるダンスとふだんの上品な佇まいがすごく好きなんですが、このふたりが主従コンビとして組むなんて、なんて素敵。

そもそもウィリーのビジュアル最強。ちなつの美しさ炸裂。理不尽に切れまくるウィリーのふっきれたアドリブっぷりもすばらしい。

それに対して「だ、だんなさま~」といいながら、フィリップが影になりひなたになりフォローする姿が胸アツ。

モンマルトルの墓地の早朝の決闘にいやいや拳銃を用意して従ってくる表情、決闘がグダグダになってしまい、ジャックの手からそおーっと拳銃を取り上げる動き、うまいなー。

これからどんどん活躍してほしいジェンヌさんです。




宝塚月組『ピガール狂騒曲』ビクトール役は蒼真せれん(そうませれん)

『ピガール狂騒曲』は珠城りょうさん演ずるジャック/ヴィクトール2役が話題でした。

実際は、ジャックという男に扮した男装の麗人ジャンヌ役と、ジャンヌの腹違いの兄ヴィクトール役なので3役ですけどね。

ジャンヌとヴィクトールが同時に舞台に上がって周囲を混乱させるという場面では、ヴィクトールの影武者が出演。

この影武者ヴィクトール役は、演出の都合上、プログラムに名前が掲載されていませんでした。

終演後のカーテンコールで珠城りょうさんが一人だけ舞台に現れたとき、挨拶で「これだけはお伝えしなければならない」と切り出しました。

そして、もうひとりのヴィクトール役が98期生の蒼真せれん(そうませれん)さんであることが明かされました。

ファンならとっくにわかっていたと思いますが、トップスター珠城りょうさんの気づかいにジーンとしました。

蒼真 せれんさんのプロフィールはこちら。

  • 愛称:本名から「うっちー、うちこ」
  • 身長:173㎝
  • 出身地:神奈川県藤沢市
  • 出身校:湘南台高校

セリフはすべて珠城りょうさんの録音された音声に合わせて演じるので、なかなか難しかったでしょうね。

お顔の角度も見えるような見えないような、そしてガタイのいい珠城りょうさんに似せる役作りも大変だったと思います。お疲れさまでした!

その後、全員が舞台上に揃うと、ちょっとドギマギしているように見えた蒼真せれんさんが可愛かったですね。

蒼真 せれんさんは2021年8月15日(月組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団が発表されました。トップコンビ退団公演でもあるので、またサヨナラショーで影武者姿が見られるかもしれませんね。




宝塚月組『ピガール狂騒曲』:終演後の退団者挨拶は?

今回の公演は専科の松本悠里(まつもと ゆり)さんの退団公演でした。ミエコ先生こと松本悠里さんは、44期生で入団64年目。現役生としては在団期間最長のキャリアを誇ります。

和物ショーには欠かせない日本舞踊の名手のはなむけにふさわしく、『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』で一人で舞う2つも用意されていました。

今回の公演は、通常の公演と違って前半がショー、後半がお芝居。松本悠里さんはショーだけの出演で、退団ご挨拶はありませんでした。

東京公演ではご挨拶があるかな?と思いましたが、やはりお姿をみることなく終わりました。ショーでのせり下がりが現役最後のお姿でしたね。割れんばかりの拍手でした。

他の退団者はいなかったので、フィナーレからそのまま光月るう組長の挨拶、トップスター珠城りょうさんの挨拶と続き、『すみれの花咲く頃』を歌っておひらきでした。




宝塚月組『ピガール狂騒曲』:月組大ジャンプは?

いつもは優等生的なご挨拶が多い、たまきちこと珠城りょうさんですが、今回は熱い思いが炸裂していたようですね。率直なナマの声が聞けたように思います。

いったん降りた幕がまた上がって、客席もスタンディングオベーション。

その熱意に押されて、恒例の月組大ジャンプをすることに。

「声を出さずにお願いします。」とことわり付きで、「月組・バン・ザイ」でジャンプ!
宝塚の本拠地(ムラ)の千秋楽では自粛だったので、迷っていたようですがやってくれました。

密を避けるために舞台上にはA日程の出演者だけだったのが、さびしいですね。B日程の子たちもどんなにか千秋楽の舞台に立ちたかったことかと思います。

早く全員が舞台上に揃う日が来ますように願っています。




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