美の壺 「涼やかな美 うちわ」 <File663>お店や場所はドコ?出演者情報もお見逃しなく!NHK美の壺

こんにちは~。らら子です。

今回のNHK 『美の壺』は、「涼やかな美 うちわ」。
夏といえばやっぱりうちわ!竹のうちわは、あおぐと涼しい音色が聞こえそうですね~。さまざまなうちわが、たっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。

いざ、団扇ワールドへ。





美の壺:放送内容、出演者情報

【番組予告】

今回は“うちわ”▼地元名産の竹から生まれる房州うちわ。手作業で編む竹の窓が涼しさを演出▼雅な伝統を今に伝える京うちわ。細く繊細な竹に映える“透かし”の美▼民藝の巨人、染色家・芹沢銈介が手掛けた“うちわ絵”▼インスピレーションの元はバナナの葉?伝統に革新をもたらす作家の感性とは▼草刈さんは、全国各地の“うちわ”を手に、旅情を誘われる。果たして、その結末は。File663

出典:番組公式ホームページ

【出演】太田 美津江…房州うちわ職人 饗庭 長兵衛…京うちわ師 野﨑 潤…民藝品店社長 石北 有美…グラフィックデザイナー・染色家

草刈正雄(ナビゲーター) 木村多江(語り・ナレーション)




美の壺:1つめのツボ「懐かしく涼しい風は 今も」

美の壺 岩見 徹(いわみ とおる)さん 民芸品収集家 埼玉県行田市

江戸時代、庶民に広まった「うちわ」は、日本を代表する文化のひとつです。形も柄もさまざまで日本各地でつくられてきました。

印象派の画家クロード・モネの≪ラ・ジャポネーズ≫は、たくさんのうちわが描かれていて、日本文化の影響が濃くあらわれています。

埼玉県行田市在住の民芸品収集家 岩見徹さんが集めたうちわを紹介いただきました。実用的なものから贈り物まで岩見さんのうちわコレクションは250点以上もあるそうです。

三重県津市でつくられる「茄子団扇(なすびうちわ)」は、ユニークなナスの形です。名前からもあるように「物事をなす」ということから縁起物としても親しまれています。

うちわの上に柿渋をぬって強度を高めた「渋うちわ」。

炭火をあおぐのに適していて、うなぎ屋や焼き鳥屋でよく見かけるものです。竹の骨の上に蚕をおいて、糸を吐かせた「繭うちわ」も紹介くださいました。

ぜいたくというか、さまざまな発想でつくられたうちわばかりですね~(*’▽’)

岩見さんが集めているうちわは、主に竹素材です。子どもの頃に家族が使っていた姿を思い出し、なつかしく感じるそうです。

(museumnews jp@museumnews_jpさん、アップありがとうございます。)




美の壺 太田 美津江(おおた みつえ)さん 房州うちわ職人 千葉県南房総市

千葉県南房総市は、房州と呼ばれた地域です。

「房州うちわ」は、名産の女竹(めだけ)でつくられています。粘り強くやわらかいので、うちわなど竹細工に好んで使われてきました。

房州うちわ職人歴50年、「うちわの太田屋」の4代目太田美津江さんの店の一番人気は、浴衣地を貼った房州うちわで、うちわの骨は、1本の丸い竹からつくられています。

握りここちがよくて、表面がつるっとしています。布や紙を貼らない「窓」とよばれる竹の部分が二重になっていて見た目もきれいで粋なのだそうです。

工程を見せていただきました。

竹を割いて8本になったところで内側の余分な肉をそぎ落とし、繊維にそって割き本数を増やします。すると1本の竹が50本以上の骨になりました。

太田さんによると、天然の竹はそれぞれクセがあるそうで、1本1本、雑にならないように、ていねいに心がけます。割いた竹で窓をつくるため、交互に糸で編んでいきます。

糸の張り加減を同じにして、バランスよく仕上げます。骨を平らにして、貼りの作業などの工程を経て、房州うちわが完成しました。

世の中が変わり、今や生活の中でうちわは必要なくなってしまったが、竹と布、竹と紙を組み合わせることで、若い人は魅力を感じてくれると太田さんは語ります。

職人の手でつくられた房州うちわが、今年も涼しい風を届けてくれます。

(南房総市広報@minamiboso_kohoさん、アップありがとうございます。)




美の壺:2つめのツボ「都の技を 今に伝える」

美の壺 饗庭 長兵衛(あいば ちょうべい)さん 京うちわ師 京都・中京区

京都の伝統工芸に「京うちわ」があります。

元禄2年(1689年)創業、「阿以波(あいば)」の十代目で京うちわ師 饗庭長兵衛さんに代々伝わる貴重なうちわを見せていただきました。

「御所うちわ」と呼ばれるもので、構造や装飾性が、現在の京うちわの原型となっています。高貴な人が使っていたうちわで、柄と扇の部分が別につくられ、デザインもみやびです。

江戸時代の頃のもので、狩野派の絵師が描いたと考えられ、色鮮やかに宮中のようすが描かれています。うちわの骨は、一本一本細く、間隔がせまくなっています。

御所うちわと同じ構造でつくられる京うちわは、生き物や植物など木版画をあしらったものが多く作られ親しまれてきました。みやびな中に涼しさも感じます。

近年人気がある京うちわのひとつが、「透かしのうちわ」です。図案を切り出して骨の上に貼りつけています。骨が格子窓のようで、涼しさを演出しています。

饗庭さんによると、思い切って目でみて涼を取っていただこうと、すかしをいれたら、多くの人の目にとまり、受け入れられたそうです。

伝統だけでなく、いまに寄りそったうちわも作られているのですね(#^^#)

(桂米團治@yonedanji_kさん、アップありがとうございます。)




美の壺 京うちわの工程

京うちわの工程を見せていただきました。

まず、竹を板状にして手で揉むように少しずつ折り曲げます。すると、繊維にそって竹が割れ、細く真っすぐな骨ができました。

骨から作り方が違うのですね。感動!骨のしなやかさが、京うちわならではの雅さを生み出しているようですね~(*’▽’)

続いて「仮張り」の作業です。

骨に糊をつけて仮の紙の上に並べていきます。骨の数は60本ほどですが、多い時は、100本を超えることもあります。間隔で骨を並べると扇が広がったような形になりました。

いよいよ本番の紙を貼ります。仮張りをすることで手早く、ムラなく糊をつけることができます。骨と紙をしっかり押さえて、貼りつけていきます。

ここで仮張りの紙は不要になります。糊を水でゆるめて、ゆっくりはがしていきます。

手間がかかっていますね~Σ(・□・;)

はがした面に表の紙を貼りつけます。

特別なヘラで骨をなぞる「念付け(ねんつけ)」の作業をすることで、紙が竹になじみ、しなるようになります。最後に柄をつけて京うちわの完成です。

饗庭さんは、長くやっていることに評価が高いのは、ありがたいこと、それに恥じない品格をともない提供できるよう、肝に銘じているそうです。

古都の職人ならではの責任感を感じさてくださいます。

(みあ ℳ ✎@tumtumtantanさん、アップありがとうございます。)




美の壺:最後のツボ「新しい景色を染める」

美の壺 江戸時代のうちわ

うちわは、涼をとったり、炊事につかったり、日常のさまざまなシーンで使われてきました。江戸時代になると、夏の風物詩として、うちわが親しまれるようになりました。

うちわを題材とした作品も数多く残されています。奥村利信作の≪団扇売≫では、当時からバリエーション豊かなうちわが出回っていたことが、作品からうかがえます。

喜多川歌麿や歌川広重といった人気絵師がうちわ絵を描くようになると、図柄がより華やかになっていきました。木版技術も発達してうちわ絵が大量につくられます。

美人画はもちろん、歌川国芳の≪猫のすゞみ≫の作品では、人を猫に見立てて夕涼みに興じる、遊び心満載のうちわ絵も登場しました。

種類も数も多彩なうちわ、それだけ多くの人に愛されていたということですね~(#^^#)

(アダチ版画研究所@ukiyoe_adachiさん、アップありがとうございます。)




美の壺 野﨑 潤(のざき じゅん)さん 民藝品店社長 東京・銀座

昭和に入ると民藝の世界で、うちわが人気を集めます。

東京・銀座にある民藝品店「銀座・たくみ」の社長 野﨑潤さんによると、型絵染の人間国宝だった芹沢銈介の図案のうちわを今も取り扱っています。

銀座たくみは、90年以上の歴史がある老舗の民藝店です。芹沢銈介は、銀座たくみの創業の発起人として、柳宗悦や濱田庄司、冨本憲吉らと共に名を連ねています。

民藝品の振興普及のため昭和8年に発足しました。芹沢の「人々の役に立つために美しいものを」という思いから、暮らしの道具のひとつとして、うちわをつくりました。

本来、布に使う型絵染を和紙にほどこしました。

自然をモチーフとした文様に染めのグラデーション、版画のような多色刷りのものなど、毎年新柄のうちわを発表し続け、亡くなるまでに400種類以上をデザインしました。

野﨑さんは、伝統に新たな風を吹き込もうと、10年ほど前、型染のうちわ絵を大木夏子さんと石北有美さんの2人の染色家に依頼しました。

2人ともうちわ絵を手掛けるのは初めてことでしたが、二つ返事で引き受けてくれたそうです。野﨑さんは、毎年どんな柄が誕生するのか楽しみに次世代の民藝を見守っています。

(東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館@tfu_serizawaさん、アップありがとうございます。)




美の壺 石北 有美(いしきた ゆみ)さん グラフィックデザイナー・染色家 広島県福山市

銀座たくみの野﨑さんから依頼を受けた、広島県福山市の石北有美さんの工房「染色工房幟屋(せんしゅくこうぼうのぼりや)」へおじゃましました。

石北さんは、グラフィックデザイナーでもあります。特に植物が好きで植物をモチーフにすることが多く、海外へ行くとインスピレーションを受けることもしばしばです。

バリ島に旅した時、おおきなバナナの葉っぱが印象的で、その時の感動をスケッチにしたものが、うちわ絵のモチーフにもなっています。

バナナの葉をモチーフにするなんて斬新ですね(*’▽’)

バナナの葉をデザインした型紙にヌカともち粉で作った糊をおき、刷毛で染色をします。和紙は繊維なので、あまり強く刷り込むと毛羽立ってしまうため、注意が必要です。

やさしく軽やかにすばやく刷毛を動かします。青に黄色を塗り重ねでバナナの葉のまわりが緑色になりました。乾燥させて糊を落とすとバナナの葉が浮かび上がってきました。

素朴で大胆なデザインが印象的ですね~(#^^#)

石北さんは、すべてが手作業、ひとつとして同じものができないところに魅力を感じます。

夏らしく、少しでも涼を感じ、元気やワクワクが届けられればうれしいと語ってくださいました。

(SML@SML_SMgさん、アップありがとうございます。)




美の壺:再放送・バックナンバー情報

NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。

こんにちは。らら子です。 いつも楽しみに見ているNHK『美の壺』のバックナンバーを2019年後半から現在までまとめてあります。

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こんにちは、らら子です。 毎回楽しみにしているNHK『美の壺』。2022年の放送一覧をまとめてみました。お役に立てれば幸いです。 ...

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2019年はこちらです。

こんにちは、らら子です。 2019年7月から始めたこのブログ。記事もたまってきたので月別放送一覧を2019年バックナンバーにまとめてみまし...

ご参考になさってくださいね。