こんにちは~。らら子です。
今回のNHK 『美の壺』は、「美の宝箱 古墳」。古墳はロマン!歴史を感じますよね~。古墳に隠された美がたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。
いざ、はにはにゃワールドへ。
【きょうの #NHKBS #美の壺】は #古墳
コフン!コフン!草刈さんがコフン症に?
古墳の中はまさに美の宝箱。精巧なヨロイ、カブト、天かける龍が刻まれた刀、わずか1センチの金の鈴…驚きの超絶技の数々。
夜9時15分 #BS pic.twitter.com/kGlZSMXwYd— NHK びじゅつ委員長 (@nhk_bijutsu) March 10, 2026
美の壺:放送内容、出演者情報
【番組予告】
その数およそ16万。悠久の歴史を今に伝える「古墳」。計算された巨大な造形や、内部に残された副葬品の数々。謎多き“美の遺伝子”とは▽古代マニアの片桐仁さんが復元された古墳を探訪・魂が天へと昇る壮大な舞台装置▽高松塚古墳1300年前の国宝壁画▽驚きのハイテクが詰まった鉄製のヨロイやカブト▽大きな刀に刻まれた空をかける龍▽陶芸のルーツ・古代の技法に挑む!現代作家が道具まで復元してよみがえらせた器とは。<File655>
出典:番組公式ホームページ
【出演】馬場 昌一…寒風陶芸会館 館長 上野 祥史…国立歴史民俗博物館 増記 隆介…東京大学 准教授 末廣 学…陶芸家 片桐 仁…俳優 陶芸作家 寺原 進…木更津市郷土博物館金のすず 学芸員
草刈正雄(ナビゲーター)木村多江(語り・ナレーション)
美の壺:1つめのツボ「古墳に美意識の原点あり」
美の壺 片桐 仁(かたぎり じん)さん 俳優・陶芸作家 群馬県高崎市
俳優で造形作家の片桐仁さんが登場します。あー、ラーメンズ時代の片桐さん大好きでした!
大の古代マニアで、古墳大好きの片桐さんが、群馬県高崎市の榛名山(はるなさん)のふもとにある「保渡田八幡塚(ほどたはちまんづか)古墳」へやってきました。
片桐さんは、壮観でお城みたいだと興奮気味です。保渡田八幡塚古墳は、全長190m、5世紀後半につくられた前方後円墳で、発掘調査に基づき3年以上をかけて復元しました。
二重の堀がめぐらされ、周囲には6000個の円筒埴輪(えんとうはにわ)が置かれ、古墳と外の世界を区別しています。斜面には、「ふき石」と呼ばれる丸い石が規則的に置かれています。
その数は、なんと40万個!スゴイ数です。
数える現代人もお見事です。片桐さんは、それを人力でつくったことに驚きで、当時の様子について、想像をめぐらせます。
「最初に並べた人が、とてもきれいで、それにならって周りの人たちも作ったのだろうか?」日本人は、凝り性でマニアな民族だと言います。
次なるスポットは、「天空のスロープ」です。亡くなった王を天高くへ送り出す舞台装置とも考えられ、前と後ろでは、スロープの角度が違います。
あきらかに美しく見せようと計算されていて、現代人の私たちが見ても美しいと感動の片桐さんでした。
先週の土曜日は高崎探索!
高崎駅からかみつけの里博物館まで(歩き)
保渡田古墳群のひとつ八幡塚古墳!
墳丘は全長96mで3段、斜面は葺石で構成されています。
墓域は約190mに及び、約6000体の円筒埴輪が並べられていました。
被葬者は上毛野各地にいた豪族のなかでも代表的な人物だと推定。 pic.twitter.com/p4c4TEP8Vl— たぬき大魔王 (@9pTJ0cWhgx21864) January 19, 2026
(たぬき大魔王@9pTJ0cWhgx21864さん、アップありがとうございます。)
美の壺 増記 隆介(ますき りゅうすけ)さん 大学准教授 奈良県明日香村
奈良県明日香村にある「高松塚古墳」は、7世紀末から8世紀初頭にかけてつくられた円墳です。1972年、大発見がありました。
発掘調査で石室内部に1300年前の壁画が見つかったのです。歴史的大ニュースですね。切石にしっくいが塗られ、その上に、聖獣や男女の人物群像が描かれていました。
東京大学で美術史を研究する増記隆介さんは、文化庁に勤務していた頃、壁画の保存に関わりました。実際に暗い石室の中へ入って灯りを照らし、女子群像を見たそうです。
感動的なシーンですね(*’▽’)
増記さんは、こんなに小さくて、かれんな女性たちをみて、純粋にきれいだと感じました。1300年の間、土の中によくぞ残ってくれたという心境です。
特に西壁の女子4人像は、色鮮やかで「飛鳥美人」という愛称で親しまれてきました。空間をうまく使い、人物の頭の高さを変えて描いています。
増記さんは、東壁は別の作者が描き、西壁の作者の方が、若い作者だと考えています。描かれた女性らは、実物より美しくととのえられた姿です。
このような絵は、歴史的に例がなく、平安時代の絵巻へつながる重要なご先祖様だそうです。壁画は、1974年に国宝に指定、封印され現地保存されました。
しかし、カビの発生から、石室を解体して修理がされ、現在は年に数回、特別公開をしています。
大事なもの、残さないとならないと思わせるのは、実物だけが持つ力だと増記さんは、いいます。
実物を見て感じることで、後世へ残す力になるのだと、高松塚古墳の将来について語ってくださいました。
「高松塚古墳壁画修理作業室の公開」は年 4 回、開催しています🚩🍁
春夏秋冬で、近くで見られる壁画が入れ替わるのでリピートも歓迎! pic.twitter.com/arOacwzwz6— 文化庁 (@prmag_bunka) September 5, 2025
(文化庁@prmag_bunkaさん、アップありがとうございます。)
美の壺:2つめのツボ「流行と革新の造形」
美の壺 上野 祥史(うえの よしふみ)さん 国立歴史民俗博物館准教授 千葉県佐倉市
国立歴史民俗博物館に所蔵されている古墳時代の「鉄製甲冑」は、熊本県マロ塚古墳から出土されたものです。
古墳時代の甲冑の研究プロジェクトを進めてきた上野祥史さんによると、シンプルな形の中に制作者の技術の高さが垣間見えると言います。
複雑な曲線でできていて、1枚の鉄板からつくるのではなく、脇まわりや胴回り、背中、いくつかのパーツを組み合わせ、当時のさまざまなハイテク技術が反映されたものだそうです。
その中でも「小札鋲留衡角付冑(こざねびょうどめしょうかくつきかぶと)」には、当時の技術の粋が詰め込まれています。
かぶとの正面を裏返してみると、頭頂部から続く一枚の鉄板をまるで折り紙のように折り曲げて鋲でとめられ、高度な技のあとがうかがえます。
器用ですね~。なかなできませんよね。
全国で同じような武具が発見されていることからも、中央から地方への有力者に配られたと考えられています。
上野さんは、政権の中枢にある工房のような場所で、アイデアや技術を用いて、いろいろなものが絶えず新しくつくられ、共有する美意識なものも刻々と変わっていく世界だったのだろうと教えてくださいました。
【2/28発売】予約受付中#文学通信『#REKIHAKU 特集・3Dからみえる研究』(国立歴史民俗博物館・上野祥史・松田睦彦編)
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(こちら神田村取次八木書店店売所@toritugi_yagiさん、アップありがとうございます。)
美の壺 寺原 進さん 学芸員 千葉県木更津市
千葉県木更津市の市街地の一角に1400年前の古墳があります。日本で唯一、石室から金の鈴が出土している「金鈴塚(きんれいづか)古墳」です。
金鈴は、5つ見つかっています。帯に下げる装飾品で、それぞれ大きさは、およそ1㎝、重さは1gあり、金の純度は98%の「ほぼ純金」です。
木更津市郷土博物館金のすずの学芸員 寺原進さんにうかがいました。金の地金をたたいて形成しているもので、上と下、それぞれ分けて半球状のものをつくり、真ん中でつなぎ合わせています。
さらに金鈴塚古墳には「飾太刀(かざりたち)」も出土しています。それは、形状からみて、実用のものではなく、儀礼的なものだと考えられています。
持ち手の先端が拳状の「頭椎太刀(かぶつちたち)」や、先端の飾りに2匹の龍が図案化されている「双龍環頭太刀(そうりゅうかんとうたち)」など、さまざまな形の刀が19本もあります。
その数は、日本一の数です。「単龍環頭太刀」は、より細密で、飾り全体が1匹の龍で空をかけめぐる姿をあらわしています。
こちらのほうが威厳を感じますね~。
寺原さんによると、多くの豪華な副葬品を持てる人物のためのものなので、こだわった一点を追求して作ったのかもしれないと話します。
輝く副葬品の裏には、驚くほどの精緻な技が隠されていました。
金鈴塚古墳に納められていた副葬品は、現在、木更津市郷土博物館「金のすず」で通年展示されています。
なお、本格的な発掘に先だって発見された飾履(金銅でできた履物)は国立博物館に送られたとのこと、見る機会はあるのかな……( ゚ω゚) pic.twitter.com/neAlg2GfDE— 葛西秋🪶Kindle版電子書籍発売中! (@AKasaiChidori) October 5, 2025
(葛西秋🪶Kindle版電子書籍発売中!@AKasaiChidoriさん、アップありがとうございます。)
美の壺:最後のツボ「古代の ″風″を受け継ぐ」
美の壺 馬場 昌一(ばば しょういち)さん 寒風(さぶかぜ)陶芸会館 館長 岡山県瀬戸内市
岡山県瀬戸内市は、備前国と呼ばれた地域です。陶芸の伝統は、古墳時代までさかのぼります。
ワタクシ、備前焼の自然な風合いが大好きです(^^♪
寒風(さぶかぜ)地区には、7世紀を中心におよそ100年に渡って焼かれてた窯があり、「須恵器(すえき)」とよばれるかたい土器が焼かれていました。
1300年前の寒風で焼かれた須恵器のかめは、朝鮮半島から伝わった技術でつくられたものです。釉薬の流れ方が素敵ですね。風の音が聞こえてきそう。
「坏(つき)」とよばれるふたつきの食器は、ろくろが使われた頃のもので縁の部分のような薄い仕上げができるようになりました。進化してますね。
須恵器は、古墳の副葬品としてだけではなく、日々の暮らしの器としても親しまれてきました。そして、それは平安時代まで受け継がれていきます。
須恵器は、備前地区で500年近くつくられ続けました。寒風陶芸会館の館長 馬場昌一さんよると、古代から中世にかわる時代の製作技術や、窯構造が後の備前焼につながっているそうです。
現代の陶芸の原点となっていったのではと、語ってくださいました。たしかに、須恵器と備前焼、風合いや色が似てますね。
どちらも長く愛されています。
今日は瀬戸内町の寒風陶芸会館で須恵器を見た。
備前焼は須恵器が発展したもの。
備前焼は酸化焼成だが須恵器は還元焼成。 pic.twitter.com/ynWFzUIeem— かやのなか (@okayamaeichan) July 23, 2022
(かやのなか@okayamaeichanさん、アップありがとうございます。)
美の壺 末廣 学(すえひろ まなぶ)さん 陶芸家 岡山県瀬戸内市
岡山県瀬戸内市寒風地区の陶芸家 末廣学さんは、備前焼のルーツ、須恵器を古代の技法で復元する取り組みをおこなってきました。
末廣さんが、復元した須恵器のかめを見せていただきました。
底の形に苦心したそうです。平らでないため、ろくろが使えません。考古学の論文を読み、研究者との意見交換をかわし試行錯誤の末、つくられものです。
制作の様子をみせていただくと、内側から当て具を押しつけ、羽子板状の板で表面をたたき、うすくのばし大きくしていきます。たたいて乾かしてを繰り返し、土がふくらんできました。
土離れがいいように、板に麻ひもを巻いたり、焼き板にしたり、苦心のあかしでしょうか。いろんな板がありますね。内側からあてる道具にも溝が刻まれています。
それは、寒風から出土した須恵器の破片の文様と同じです。歴史を刻んでいるのですね~。内側も外側も道具の跡が残ります。
少しずつたたくと、とがった形になりました。末廣さんは、やりやすい工程として自然にできた痕跡なので、おもしろさを感じると語ります。
陶芸家の仲間の三浦雅人さん、三浦裕二さんらと共に古代の技法を受け継ぎ、現代的な作家性も取り入れた「寒風須恵器」をつくり出しました。
素朴なグレーの色合いと自然な釉薬の流れが今っぽさを感じさせます。末廣さんは、もっといろんな形で発信できればと考えています。
日々のくらしに古墳の世界が広がって包み込んでくれています。
24日より福山天満屋個展
そのあとは
寒風陶芸会館
寒風須恵器展
古代の須恵器〜現代の須恵器
5月3日〜6月16日
須恵器甕復元工程と
【末廣学・松川広己・三浦雅人・三浦裕二】の寒風須恵器展
ご連絡いただき都合が良ければ窯の見学も可能です
期間も長いので是非お出掛け下さい pic.twitter.com/xWlhnzCnV0— manabu suehiro (@SuehiroManabu) April 17, 2024
(manabu suehiro@SuehiroManabuさん、アップありがとうございます。)
美の壺:再放送・バックナンバー情報
NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。
2022 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2020年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2019年はこちらです。
ご参考になさってくださいね。