こんにちは~。らら子です。
今回のNHK 『美の壺』は、「大相撲」。
化粧廻し、行司、土俵築、土俵入りなどたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。
いざ、伝統と様式美の大相撲ワールドへ。
目次
美の壺:放送内容、出演者情報
【番組予告】
デザイン性に富み、豪華けんらんな「化粧まわし」の数々。そこに施された刺しゅう職人の緻密な技に迫る。行司の色鮮やかな伝統装束にも注目。土俵上で動きやすくするための工夫とは!?そして、力士の頂点・横綱だけが締めることを許された真っ白な「横綱」作りに密着し、一門の力士が集まってより上げる「綱打ち」の儀式も紹介する。長い歴史の中で磨き上げられてきた大相撲。伝統と様式に彩られた魅力を探る。
出典:番組公式ホームページ
【ゲスト】
【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)
美の壺:1つめのツボ「職人の手技が支える関取の闘志」
美の壺:滋賀県長浜市 締め込みをつくる工房
宮城野部屋での稽古風景が紹介されます。稽古のとき締めるのは木綿の「稽古まわし」、十両以上の力士は土俵では「締込み」と言われる光沢のある繻子織(しゅすおり)の絹のまわしを締めます。
滋賀県長浜市にある締め込みを作る工房では幅80センチ 長さ9メートルほどの布をどんな怪力でもちぎれないよう普通の帯の4倍の密度で絹糸を手織りで織り込みます。
肌触りのよさは手織りならでは。
工房は滋賀県長浜市西浅井町の「株式会社おび弘」の山門(やまかど)工場
締め込み職人の中川正信(なかがわ まさのぶ)さんです。
美の壺:あたらしい締め込み
木瀬部屋に織り上がった締め込みが常幸龍 (じょうこうりゅう)関のもとに届けられました。
付け人が集まってしっかり折り目をつけます。胴回りに4回ほど巻いて締め上げるのが基本。
さっそく締めて滑らかな絹の感触を確かめます。
「肌触りもいいですし 早く巻いて相撲を取りたいなあっていう気持ちが湧いてきました」とポーズを取る常幸龍関です。りりしいですね。
十両や幕内力士の「化粧まわし」
十両や幕内力士が土俵入りの時に締める「化粧まわし」。豪華絢爛な絵柄の多くは手縫いの刺しゅう。
横綱 鶴竜の土俵入りが紹介されます。
横綱の土俵入りには、脇を固める露払いと 太刀持ちの分も三つ揃いの化粧まわしです。
戦中・戦後の土俵を支えた名横綱 羽黒山の化粧まわしは 力強い鯉の姿を春夏秋の季節で表したもの。
大鵬と熱戦を繰り広げ柏鵬時代を築き上げた横綱 柏戸の化粧まわしは 江戸時代の禅僧、仙厓 義梵(せんがい ぎぼんの水墨画。
スポンサーは出光美術館ですね、なるほど。
福岡県糸島市 日本刺しゅうの職人
福岡県糸島市の日本刺しゅうの職人、田中 幸(たなか みゆき)さん。
30年ほど前から化粧まわしを手がけています。
今 取り組んでいるのは福岡県出身の 松鳳山関の化粧まわしです。
遠くからでも見栄えがするように化粧まわしの刺しゅうは大きな柄が基本。
田中さんは化粧まわしの場合は舞台衣装だといいます。
一番星を目指し夜空を飛ぶ 飛行機の尾翼。
なるほどスポンサーはスターフライヤーですね。
職人の技と心が関取の闘志に火をつけます。
美の壺:2つめのツボ「艶やかに しめやかに勝負をさばく」
行司の軍配と装束
土俵上で取組をさばく行司にも階級があり何を身に着けるか 細かな規定があります。幕下以下の行司ははだしに木綿の装束です。
行司の頂点 立行司 木村庄之助に代々受け継がれる軍配「譲り団扇」が紹介されます。
立行司にだけ許されているのが腰に差した短刀です。差し違えたら腹を切るという覚悟の現れ。
物言いはあっても差し違えは一回もないと、三七代 木村庄之助を務めた畠山三郎さんは静かに胸をはります。
初場所 新たな立行司の装束
四一代 式守伊之助の昇進を祝って所属する 高田川部屋の親方から新しい装束が贈られることになりました。
手がけたのは 京都の装束店。店主の江原永容さんがおり上がったばかりの反物を見せてくれました。
裁断された生地は 仕立て方の福原洋さんと妻の福原敦子さんの元に送られます。
行司装束は、大きな柄の柄合わせや、大きく脚を開いても 激しく動いても裾が乱れず きれいに広がるように仕立て方にも工夫があります。
出来上がった装束が 高田川親方から伊之助親方に贈られます。15歳で入門して以来44年を経て たどりついた 立行司。
「今まで踏み込んだことのない世界に一歩踏み込んだなという緊張感が湧いてまいりました。」と伊之助親方です。
美の壺:最後のツボ「神に捧げる勝負の世界」
土俵を作る土俵築
本場所5日前の両国国技館。関東平野で取れる粘土質の土を使い、機械は一切使わず 手作業で神を迎え入れるという土俵づくりが行われます。
土俵作りは 呼出の仕事。40名あまりが総出で3日間作業を続けます。
一辺22尺 6.7メートル。円の直径は15尺 4.55メートル。
本場所初日の前日、土俵に神を迎える「土俵祭」が執り行われます。
祭主を務めるのは 立行司 式守伊之助です。
土俵入りの時に締める「横綱」
横綱の土俵入りは平安と五穀豊穣を祈願する神事、四股を踏むことで
地中の邪気を払い 大地を鎮めます。
土俵入りの時に締める真っ白い綱「横綱」は神社の しめ縄と 同じ意味を持ちます。
力を合わせて綱をよる「綱打ち」には、横綱の所属する部屋だけではなく一門の力士も集まります。
綱の結び目は土俵入りの型によって異なります。不知火型は 輪が二つ。一方 雲龍型は 輪が一つです。
横綱在位 歴代最長を誇る 白鵬関。それでも 新しい綱を締める時は身が引き締まると言います。
美の壺:再放送・バックナンバー情報
美の壺・合わせて読みたい バックナンバー
NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。
2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2020 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2019年はこちらです。
ご参考になさってくださいね。
美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。
今回の『美の壺』初回放送は 2019年03月01日(金)でした。番組内容もこの時点のものです。
放送スケジュールは2020年4月現在で、
Eテレ「美の壺・選」の放送は、日曜日午後11時~、再放送は毎週木曜日午前11時~です。
BSプレミアム「美の壺」は毎週金曜日午後7時30分~、再放送は毎週土曜日午前6時45分~です。
BS4Kは、BSプレミアムと同じ毎週金曜 午後7時30分で、再放送は回数が増えて、
日曜日午前6時45分、月曜日午後4時00分、金曜日午前9時00~の3回あります。
キレイな画質のBS4Kは美の壺のような番組にはピッタリですね!
NHKオンデマンドなら月額の見逃し見放題パックや単品視聴ができます。月々500~600本の番組が放送当日または翌日から見られます。
最近では「ないエンタメがない」がキャッチコピーのU-NEXT(ユーネクスト)も話題ですね。最初の31日間は無料おためし期間だそうです。
【参考サイト】
番組公式ページ https://www.nhk.jp/p/tsubo/ts/3LWMJVY79P/
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/
NHK クロニクル https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/
NHKの旧美の壺詳細サイト https://www.nhk.or.jp/tsubo/program/