こんにちは。らら子です。
たった今、ミュージカル女優で声優の神田沙也加（かんださやか）さんの訃報を知りました。
とても驚いています。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
2021年12月8日のFNS歌謡祭では、Wキャストの朝夏まなとさんとともに、帝劇から中継で元気なお姿と素敵なパフォーマンスを拝見したばかりです。
わたくしの世代にとっては、赤ちゃんの時から知っている遠い親戚の子ような存在でした。
https://twitter.com/fns_kayousai/status/1468460338139918340
目次
神田沙也加さん：『マイフェアレディ』イライザ役で主演中：朝夏まなとさんが全公演実施へ:雪の女王に連れていかれた？
神田沙也加さんは『マイフェアレディ』イライザ役で主演。東京・帝国劇場に続き、全国ツアー公演で埼玉、岩手とまわり、北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru で出演中でした。
12月18日（土）は正午から『マイフェアレディ』の出演でしたが、ご本人と連絡がとれなくなり、Wキャストの朝夏まなとさんが急きょ代演をつとめました。
宿泊していたホテルの敷地で倒れているところ発見されたとのことです。
神田沙也加さんの急逝を受けて、札幌公演は公演期間を２日のこして中止がきまりました。朝夏まなとさんはじめ関係者のみなさんのショックもはかり知れません。
あとからの報道で、雪の中で倒れていたと知りました。白銀の世界にふと誘われて行ってしまったのかもしれないと思います。
全国ツアーの残りの日程は、朝夏まなとさんがすべて務めることになりました。お体にお気をつけてと願うばかりです。
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神田沙也加さん：母・松田聖子さんと父・神田正輝さんの娘：実力派ミュージカル女優：おばちゃんの嘆き
神田沙也加さん、まだ35歳です。
神田沙也加さんのご両親は、スーパーアイドルの松田聖子さんと二枚目俳優の神田正輝さんです。お母さん譲りの歌声とお父さんゆずりの美貌です。
私たちの世代では、聖子ちゃんのお腹にいる時から知っているお嬢さんです。それだけにわたくしと同年代のおばちゃんたちの悲しみは深いです。
難しい家庭環境で育って、いろいろとご苦労があったのも知っています。なので、テレビや舞台で活躍する沙也加さんを、親戚か近所のおばちゃんのような気持ちで見守っていました。
初めは親の七光りをきらってか、SAYAKA名義で活動をしていましたが、2006年からは神田沙也加としてミュージカル女優や声優として活躍。
実力でオーディションに受かり、実績をつみあげてきたのもうれしく見ていました。今では日本のミュージカル界には欠かせない人材となりました。
2018年にはミュージカル『キューティ・ブロンド』におけるエル・ウッズ役の演技に対して第43回菊田一夫演劇賞を受賞。
菊田一夫演劇賞は優れた舞台人に贈られる権威ある賞。神田沙也加さん自身が目標のひとつとしていたそうです。
「アナと雪の女王」日本語版ではアナ役を演じ、松たか子さんのエルサ役とともに大評判に。
お仕事も順調だったので、それだけにねえと思います。
『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』上演関係者一同、 #城田優 #戸田恵子 #神田沙也加 #原田諒 #甲斐正人 が喜びの声を語る！ 第43回菊田一夫演劇賞授賞式レポート #ビリー・エリオット https://t.co/fD1HM0yG9h pic.twitter.com/HgkZpHjG4b
— SPICE[舞台情報メディア]／e＋ (@spice_stage) April 26, 2018
神田沙也加さん：安らかに。ミュージカル界でもっと活躍してほしかった。
私が神田沙也加さんの舞台を初めて見たのは2016年4月の帝国劇場。
『1789 -バスティーユの恋人たち-』（2016年4月9日 – 5月15日）で、ヒロインのオランプ・デュ・ピュジェ を演じていました。この時は元・星組トップ娘役の夢咲ねねさんとのWキャストでした。
私は両方のバージョンを見ましたが、夢咲ねねさんが長身なこともあり、小柄だなというのが第一印象でした。歌い始めるとちょっとハスキーな甘い歌声に引き込まれていきました。
オランプ・デュ・ピュジェ役は、フランス革命に向かう時代に、仕事と結ばれぬ恋とひたむきに生きる女性、ピッタリの役どころでした。
その後も、『キューティ・ブロンド』主演、『屋根の上のヴァイオリン弾き』出演、『マイフェアレディ』主演、とメジャーなミュージカルの看板女優として活躍。
2022年4月には『銀河鉄道999 THE MUSICAL（2022年4月、日本青年館ホール）』にも、 メーテル 役で出演予定でした。
私生活では俳優の村田充さんと2017年に結婚し、2019年末に離婚。2020年には音楽ユニットALICes(アリセス)結成。
活動の場を広げ、人間としてもキャリアとしてもますます円熟味を増していくと思っていました。
世界にも進出してほしかった。あのやわらかい伸びやかな歌声はもう聞けないのですね。
関係者の方々の苦しさ、悲しさを考えると胸が詰まります。神田沙也加さんの魂が安らかでありますように。