美の壺 「日本の心をつづる 小泉八雲」<File652>お店や場所はドコ?出演者情報もお見逃しなく!NHK美の壺

こんにちは~。らら子です。

今回のNHK 『美の壺』は、「日本の心をつづる 小泉八雲」。朝ドラ「ばけばけ」でおなじみですよね~。ワタクシも毎日楽しくみております。日本人よりも日本を愛した小泉八雲ゆかりの地がたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。

いざ、ばけばけワールドへ。





美の壺:放送内容、出演者情報

【番組予告】小泉八雲が驚いた明治時代の松江城▽1000体ものキツネがある神社とは?▽アメリカ人写真家が、19世紀の写真技術で追い求める“日本の面影”▽虫が大好き!小泉八雲旧家の庭で、八雲が愛した虫の音を聞く。執筆時に座右に置いたという虫かごも!▽「怪談」などアメリカで出版された貴重な初版本。その表紙デザインとは?!▽「ちりめん本」で出版された物語▽草刈正雄が小泉八雲に?!<File652>

出典:番組公式ホームページ

【出演】小泉 凡…小泉八雲記念館館長 小泉 祥子…小泉八雲記念館学芸企画ディレクター ダスティン・キッド…大学講師 エバレット・ケネディ・ブラウン…写真家 宮杉 浩…京都外国語大学附属図書館管理運営課長

草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)





美の壺:1つめのツボ「いにしえの息づかいを求めて」

美の壺 ダスティン・キッドさん 大学講師 島根県松江市 国宝・松江城

明治23年(1890年)39歳で来日したラフカディオ・ハーン(のちの小泉八雲)は、英語教師として島根県松江市で生活を始めました。

散歩好きで、まちのシンボル「松江城(国宝)」周辺をよく歩いたそうです。島根大学で英語を教えるダスティン・キッドさんは、小泉八雲の作品に登場する場所を訪れるのが趣味のひとつです。

明治と令和、ともに英語を教え、通じるものがありますね。現代の小泉八雲ですね。キッドさんは、異文化理解・CLIL(内容言語統合型学習)が専門です。

1998年に交換留学生として島根大学に1年間留学後、2000年より日本在住、ほとんどを島根で過ごしています。松江市や観光協会の英語版案内パンフレットの編集や作成、古事記編纂など、島根県の海外発信に携わっています。

令和の八雲には、どのように映っているのでしょうか。八雲の卓越した文章力が昔の雰囲気を思わせ、実際に訪れると、当時の映像が浮かび上がって、現在と重なってみえるそうです。

小泉八雲は、松江城について、『神々の国の首都』の中で、城そのものが怪奇なものを寄せ集めてできた竜のようだと記しています。

(成蹊大学(公式)@seikei_zelkovaさん、アップありがとうございます。)




美の壺 城山稲荷神社(じょうざんいなりじんじゃ) 島根県松江市

小泉八雲は、松江に点在する神社や寺を訪ねています。「城山稲荷神社」もそのひとつです。境内には、たくさんの石のきつねが並んでいます。

あら、ワタクシみたことがあります!「ばけばけ」にも登場していましたね。人々が願いをこめて、祀ったきつねの数は1000体近くあります。

千の祈りの石像。パワースポットですね~。

八雲は、石のきつねについても著書『狐』の中で「それぞれいろいろな性格の石像のきつねが、台座に鎮座して、寄せては返す時代の波音を聞き、人間どもに薄気味悪い忍び笑いを浮かべている。」と書き残しています。

キッドさんも来日まもないとき、この地を訪れ、心を落ちつかせていたそうです。留学生の頃は、言葉の壁などもあり、カルチャーショックのような気持ちを発散させていました。

わかりますよね~。特に八雲の時代は、英語を使える人も周りに少なく、自分の思いを伝える人もそれほどいませんでした。

この地を散歩のルートにしたのも自分の気持ちを落ち着かせるためだったのだろうと、キッドさんは、語ってくださいました。

(本間 亀二郎@kwamejirowさん、アップありがとうございます。)




美の壺 加賀の潜戸(かかのくけど) 出雲大社(杵築大社 きづきのおおやしろ) 島根県出雲地方

小泉八雲が、日本で初めて書いた本、『日本の面影』には、出雲地方を旅したことがつづられています。ドラマにも出ていましたね~、日本滞在記。

島根半島にある「加賀の潜戸」の自然の雄大さに感銘を受け、かつて杵築大社と呼ばれた「出雲大社」の本殿へ上がるのを許された最初の西洋人も八雲でした。

写真家のエバレット・ケネディ・ブラウンさんは、日本で暮らして30年以上、各地で写真を撮り続けています。大学生の頃、『日本の面影』を読んで感動しました。

エバレットさんの作品をみせていただきました。神社の参道の風景です。何だか古い雰囲気の写真ですね~。

エバレットさんは、「湿板写真(しっぱんしゃしん)」という手法で写真を撮ります。19世紀中ごろに開発された技法で、ガラス板に薬品をぬり、箱型カメラにセットして撮影します。

ネガを反転させるとモノクロの写真ができあがります。エバレットさんが、この神社に訪れた時、八雲のことをすごく感じたそうで、もしも、八雲と訪れたならどうだっただろうと思ったそうです。

エバレットさんは、古き日本を書き残した八雲にならって、現代に生きる人々にカメラを向けています。

湿板技術を使うことで、より深く小泉八雲と対話ができたと感じているエバレットさん、八雲に導かれて現代の写真家が、追い求めるいにしえの日本がよみがえります。

(無尽探査機@muzintansakiさん、アップありがとうございます。)




美の壺:2つめのツボ「かけそきものに心寄せる」

美の壺 小泉 凡(こいずみ ぼん)さん 小泉八雲記念館 館長

小泉八雲のひ孫にあたる小泉凡さんが登場します。

凡さんは、民俗学が専門で小泉八雲記念館の館長をつとめ、八雲の足跡を伝える活動を行っています。八雲は、西洋では、ほとんどかえりみられない小さい虫に興味があったそうです。

明治31年刊行の『異国風物と回顧』の「虫の音楽家」には、松虫や鈴虫の生態、関連する文学作品を紹介しています。そんな八雲の虫へのまなざしを今に伝えるものとして「虫かご」があります。

東京時代に愛用していた虫かごを紹介していただきました。船の形をした繊細なものです。風流な虫かごですこと。虫のささやきが今にも聞こえそう…。

虫かごは、八雲のお気に入りで虫の音を聞きながら執筆をしていたそうです。おそらく、松虫や鈴虫、草ひばりを飼っていたのではと、凡さんは語ります。

八雲は、かけそきもの、すなわち、ちいさきものにも魂があって、循環していくという日本の考えに共感していたそうです。

八雲は、トンボに生まれ変わったら、セミに生まれ変わったら、アメンボに生まれ変わったら、あんなことや、こんなことができて楽しいだろうとか、

こんなことがしたいなぁ~、と真面目に言っているような人物だったそうです。豊かさを思わせるエピソードですね。

(松江歴史館@matsurekiさん、アップありがとうございます。)




美の壺 小泉八雲旧居 島根県松江市

「小泉八雲旧居」は、明治24年(1891年)6月から妻・セツと5か月近く暮らした家です。ヘルン旧居の愛称で親しまれています。りっぱなお屋敷ですね。

特に庭は、八雲のお気に入りで、帰宅すると和服に着替え、庭を眺め虫の音を慈しんだそうです。八雲が亡くなって120年余り、庭は今もそのままに残されています。

八雲は、「日本の庭は、一幅の絵で、一篇の詩だ」と記しています。夜には虫の音が響き渡ります。凡さんによると、虫の音について、八雲は日本に「虫聞き」という文化があることにも注目していたそうです。

花見と同じように酒や弁当をもって虫の音を聞きに行く習慣があり、虫の種類ごとに名所があることも紹介しています。

西洋で、虫やカエルなどは、美の対象にせず最初から排除してしまうが、日本人はあらゆる自然を受け入れるオープンマインドの精神を持ち備えていることが、最も健全でハッピーな自然の向き合い方だと八雲が言っていると教えてくださいました。

虫を通じて八雲が見いだした日本の心が、庭に今も息づいています。

(たけちゃん@sas_takechanさん、アップありがとうございます。)




美の壺:最後のツボ「表紙と紙が言葉を包む」

美の壺 小泉 祥子さん 小泉八雲記念館学芸企画ディレクター 松江市立中央図書館 島根県松江市

松江市立中央図書館には、小泉八雲に関する貴重な資料が収蔵されています。アメリカで出版された八雲の初版本もあります。素敵な挿絵ですね。

代表作『怪談(KWAIDAN)』をはじめ、表紙には、植物をモチーフにデザイン化されています。明治32年刊行『霊の日本』は梅、明治33年刊行の『影』は蓮、そして『日本雑記』は桜です。

小泉凡さんの妻で、小泉八雲記念館学芸企画ディレクターの小泉祥子さんにうかがいました。八雲は、それぞれの本を「梅の本」、「蓮の本」、「桜の本」とよんでいたそうです。

そして、本の印税が振り込まれてくると、妻のセツは家計簿に「梅いくら」、「蓮いくら」と記していたそうで、おそらく、そのように呼んでいたのだろうと考えられています。

『怪談』の表紙は、記念館に来たお客さまから「オモダカ」だと言われたことから調べてみると、長門沢瀉紋(ながとおもだかもん)という家紋のデザインをまねたものだと推察されました。

八雲も日本の家紋に興味をもっていたことから、八雲自身が家紋にしてほしいと依頼したかもしれないし、日本について書いた本に、日本らしい植物柄を用いたのは、自然な流れだと、祥子さんは話してくださいました。

(★彡 彡★ @mari_fortepianoさん、アップありがとうございます。)




美の壺 宮杉 浩さん 京都外国語大学附属図書館 京都市 ちりめん本

京都外国語大学附属図書館に小泉八雲の一風変わった本があります。管理運営課長の宮杉浩さんに紹介していただきました。

「ちりめん本」とよばれる、和紙に特殊な技術をほどこし、和綴じ製本した絵本です。現在の印刷技術では再現されない幻の本です。

ボコボコとした風合いがちりめんなんですね。色もあざやかです。ちりめん本の多くが、日本昔話や当時の民衆の生活を題材にしています。

八雲は、自身が培った民話などを消化してオリジナルの物語をつくり、ちりめん本にしています。日本を訪れた外国人の土産物として人気を集めました。

八雲は、日本に伝わる昔話に自分なりの解釈をしてオリジナルのストーリーをつくりました。その中のひとつが「ちんちん小袴」です。

ものぐさな美しい娘が成長して嫁ぎ、夫がいくさで不在の夜に一人でいると、小さな武士があらわれ、妻のまわりで朝まで歌い踊り続け困らせます。

その話を聞いた夫は、隠れて様子をうかがい、刀を振りかざすと、ちいさな武士は、つまようじとなって、畳の精がものぐさな妻をこらしめようとしたお話しです。

ユーモアさと教育的な一面もみられるお話ですね。八雲の愛情にあふれたお話しと日本のわざが融合した作品でした。

(まつむら眞弓 #怪談朗読劇Project@Mayumi_Kaidanさん、アップありがとうございます。)




美の壺:再放送・バックナンバー情報

NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。

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