こんにちは~。 らら子です。
今回は、人形遣いの吉田一輔(よしだ いちすけ)さんをご紹介します。
人形遣いの花形として新聞やWebにもたくさんインタビューが載っていますので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
どんな方なのでしょうか?さっそくプロフィールを見ていきます。
【道頓堀川面舞台】文楽「文楽の楽しみ方」
日時:2019/10/13 16:00~16:30
会場:川面 ステージ・ゾーンhttps://t.co/21qJTHDgBO #川面舞台 #文楽 #道頓堀リバーフェスティバル pic.twitter.com/gsSg4MynSE— 道頓堀リバーフェスティバル【公式】 (@dotonbori_rf) October 4, 2019
目次
吉田一輔さんのプロフィール、年齢や出身、芸歴は?
こちらが一輔さんのプロフィールです。
誕生日:昭和44(1969)年6月17日
出身地:大阪府
本名:岩田哲志[芸 歴]
- 昭和58(1983)年 父、桐竹一暢(きりたけ いっちょう)に入門、
- 桐竹一輔(きりたけ いちすけ)と名のる(13才)
- 昭和60(1985)年 4月 国立文楽劇場で初舞台
- 平成16(2004)年 5月 三代吉田簑助(よしだ みのすけ)門下となり、吉田姓を名のる
- [受賞歴]
- 平成17(2005)年 4月 第33回(平成16年)文楽協会賞
- 平成19(2007)年 1月 平成17年度因協会奨励賞
- 平成21(2009)年 4月 第28回(平成20年)国立劇場文楽賞文楽奨励賞
- 平成22(2010)年 2月 平成21年度咲くやこの花賞
- 平成22(2010)年 8月 大阪文化祭賞奨励賞
- 平成24(2012)年11月 十三夜会賞
- 平成25(2013)年 9月 平成25年度大阪文化祭グランプリ
受賞歴もたくさんありますねー。
一輔さんは、13歳で父の故・桐竹一暢(きりたけ いっちょう)に入門します。桐竹一輔(きりたけ いちすけ)と名のり、15歳で初舞台です。
一暢さんが亡くなると、吉田簑助さんに弟子入りし、吉田一輔さんとなります。
当時「桐⽵⼀輔」と名乗っていた事、頭⼱の形も今 の様な先の三⾓の物ではなく、四⾓い頭⼱を最後まで残していましたので、 「名前と頭⼱は家の物だから変えずに残せば良い」と仰って下さいましたが、⼼機⼀転⼀から修⾏するつもりでお願いしましたので、名前、頭巾とも変えさせて貰いました。
出典:ら文楽技芸員インタビュー 吉田一輔
一輔さんの入門のきっかけは?。史上初?!4代続く人形遣いの家系!息子は吉田簑悠(よしだ みのひさ)さん
一輔さんの父、桐竹一暢(きりたけ いっちょう)さんは、清らかな娘役や女形二枚目を得意とした正統派の人形遣いです。
一暢さんの父、つまり一輔さんの祖父は、四代目・桐竹亀松さん。三代目にあたる一輔さんは、小さい頃から文楽に囲まれて育って楽屋に出入りしていたそうです。
文楽は世襲ではないのですが、自然と人形遣いを目指すことになったそうです。家ではやさしいおじいちゃん、お父さんも、お師匠さんとしてはとてもきびしかったとか。
一輔さんの息子さんも高校生の時に吉田簑助さんに弟子入りし、吉田簑悠(よしだ みのひさ)さんとなりました。一輔さんと簑悠さんは親子でありながら兄弟弟子になります。
自分も経験してきただけに、親としての本音は複雑ですが、伝統を継いでくれるのはすごく嬉しいことです。我が子が来たことで、改めて一生懸命な気持ちも強くなりました。いろいろなことに挑戦し、新しいお客様にも来ていただきたいですね。
出典:Kissport ふれあいコラム 吉田一輔さん
吉田一輔さんは「志の輔らくご」や三谷文楽「其礼成心中(それなりしんじゅう)」にも挑戦
一輔さんは、平成17(2009)年から数年間、落語家立川志の輔さんの「志の輔らくご」へ参加していました。
特注の人形で落語のストーリーで演じたり、プロデュースや裏方作業もやっていい経験になったといいます。
平成24(2012)年渋⾕パルコ劇場で初演されて、大評判になった三谷幸喜(みたに こうき)さんの「其礼成心中(それなりしんじゅう)」は、実は一輔さんが仕掛け人だったそうです。
三谷さんが文楽公演を見に来られて、たまたまご紹介があったんです。その時すでに三谷さんにも、文楽をやりたいというお気持ちがあったようでした。「ぜひ、文楽を書いていただけないですか」と軽いノリでお願いしまして。
出典:あぜくらの夕べ「吉田一輔を迎えて」
三谷文楽はその後も各地で再演され、大ヒットしました。2020年に再演予定ですね。
吉田一輔さんの趣味は?始球式にも登板!インスタグラムやTwitterは?
野球が好きで文楽技芸員の野球チーム「パペッツ」の四番バッターでもある一輔さん。同じく野球好きの息子さんたちとは、休日にキャッチボールをしているそうです。
また、『其礼成心中』の公演で前説を務める、三谷幸喜を模した文楽人形「みたに君」が甲子園・阪神×ヤクルト戦のファーストピッチセレモニーに登場したときは、一輔さん、簑之さん、簑悠さんの3人で人形を遣い、見事に球を投げました。
休日にはゴルフもするようです。
インスタグラムやTwitter、Facebookは見つかりませんでした。
らら子的萌えポイント
一輔さんといえば、可憐な女方!年若い姫とか、娘とか、たおやかなや娘役の動きには、身を乗り出して見入ってしまいます。
お顔立ちもノーブルですよね。人形を遣う時にしゃなりしゃなりとご本人の首も動くのが密かなツボだったりします。
ご本人は女役だけでなく男の人形も遣っていきたいそうです。ますますの新しいチャレンジ、ご活躍をお祈りしております!
参考にさせていただいたサイト
公益財団法人 文楽協会 https://bunraku.or.jp/index.html
歌舞伎・文楽インタビュー 吉田一輔http://www.nohkyogen.jp/kensyo/int/bunraku-kabuki/93/93i.html
Kissportふれあいコラムhttps://www.kissport.or.jp/hureai/1404/index.html
文楽ポータルサイト らぶんらくhttps://labunraku.jp/2018/12/16/%E5%90%89%E7%94%B0-%E4%B8%80%E8%BC%94%EF%BC%88%E6%96%87%E6%A5%BD%E4%BA%BA%E5%BD%A2%E9%81%A3%E3%81%84%EF%BC%89/
あぜくらの夕べ「吉田一輔を迎えて」を開催いたしました。https://www.ntj.jac.go.jp/member/event/2150.html
三重県総合文化センター情報誌「人形遣い吉田一輔インタビュー」https://www.center-mie.or.jp/mnews_web_edition/article/25
スターファイル「吉田一輔」http://astand.asahi.com/entertainment/starfile/SDI201406067861.html