こんにちは~。らら子です。
今回のNHK 『美の壺』は、「折敷(おしき)」。恥ずかしながら私ずっと「おりしき」と読んでおりました。
それはともかく、今回は個性豊かに食卓を飾る折敷がたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。
今夜の【美の壺】は #料理が映える折敷
ランチョンマットのように器の下に敷く折敷(おしき)
茶懐石の伝統の折敷 や「一汁一菜」 #土井善晴 さんの愛用折敷など、
魅力に迫ります!午後7:30~ BSプレミアム・4K #美の壺 #高橋みどり #赤木明登 #漆 #茶懐石 https://t.co/7UB3cuMMCm pic.twitter.com/wjXLjitkMm
— NHK びじゅつ委員長 (@nhk_bijutsu) January 22, 2021
いざ、奥深き折敷ワールドへ。
目次
美の壺:放送内容、出演者情報
【番組予告】
料理研究家・土井善晴さんの「一汁一菜」を支える折敷(おしき)。愛用コレクション公開!
▼伝統を受け継ぐ茶懐石の折敷には、黒漆や白木など茶人の趣向が
▼樹齢250年の吉野杉からうまれる、どこまでもシンプルでスタイリッシュ真四角の折敷
▼パン・うどん・ワインの晩酌…フードスタイリスト・高橋みどりさんの折敷のある豊かな暮らし
▼人気の塗師・赤木明登さんならではの、マットな質感の折敷に迫る!
出典:番組公式ホームページ
【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)
美の壺:1つめのツボ「食卓を豊かに」
美の壺:おうちごはんの引き立て役 千代田区の器専門店
東京都千代田区の器専門店・暮らしのうつわ花田が登場しました。
店内にはさまざまな形状・素材・仕上げの折敷が並んでいて、見ているだけで心踊ります。
https://twitter.com/Simeishoin/status/1161423492476096513
(紫明書院@Simeishoinさんアップありがとうございます)
「器と食卓の間に折敷が入ることで食卓がグッと引き立つ」と語るのは店主の松井英輔(まつい えいすけ)さん。
和食だけでなく、パスタ・丼ものなどにもマッチするそうですよ。
今年の折敷の売れ行きは例年の倍以上なのだとか。おうちごはんを楽しくすることに一役買っているのですね。
食卓に加わるだけで、料理や器を引き立ててくれる折敷。ひとつでも用意しておくと、毎日の食生活にメリハリがでるかもしれませんね。
美の壺:料理研究家・土井善晴(どい よしはる)さん
一汁一菜の料理スタイルを提案する料理研究家・土井善晴さんが登場します。
きっかけは、若いころにお世話になった器屋の店主の折敷に憧れたこと。
土井さんはそれ以来、旅先や骨董店などで数々の折敷を集めてきました。大切な思い出がいっぱいつまっているんですね!
番組ではそんな愛用品の中から、アイヌの彫刻が施された折敷を紹介してくれました。
とってもパワフルで、器にも負けない存在感があります。
その日の気分によって使う折敷を選ぶのも楽しいかもしれませんね。
また、食卓がコンパクトにすっきりとまとまる折敷は、一汁一菜にもぴったり。
額縁に入れるように食事の場を演出できるなんて素敵です。
美の壺:2つめのツボ「受け継がれる食の文化」
美の壺:さまざまな折敷を楽しむ茶懐石
茶懐石では、ご飯とお味噌汁と向付の載った折敷を、畳に直接置いて使います。
1枚の折敷のうえで食事をすることは、茶の湯において清浄感をあらわす約束事。
MIHO MUSEUM館長・熊倉功夫(くまくら いさお)さん曰く、一人用のお膳でごはんを食べる伝統が今日まで残っているのは、茶懐石だけなのだそうですよ。
茶人は古くから、さまざまな折敷を用いることで趣向を凝らしてきたのだとか。
番組では黒くて重厚感のある真塗(しんぬり)、削り跡が印象的な角切(すみきり)、涼やかな風情の白木(しらき)などバリエーション豊かな折敷が紹介されました。
素材や仕上げが異なると、表情もずいぶん違うもの。それぞれの折敷から日本の伝統が感じられます。
美の壺:吉野地方の杉の息吹が感じられる折敷
奈良県吉野地方の木工職人・坪岡常佳(つぼおか つねよし)さんが登場します。
300年前から木工を生業とする家に生まれ育った坪岡さんが手がけるのは、地元特産の吉野杉を使った折敷です。
https://twitter.com/smilekitchen3/status/796278388419858432
(仲野香織★ダイエット料理★家庭料理@smilekitchen3さんアップありがとうございます)
8ミリという絶妙な厚さと、細かい木目、「手がかり」と呼ばれるわずかな傾斜があるだけのシンプルなデザインが特徴。
ランチョンマットのような雰囲気でも使えて、どんな器にもすっきりと馴染みそうですね!
何代にもわたって大切に育てられてた吉野杉は、樹齢なんと250年。赤身と呼ばれる硬い部分を使って、美しい木目を活かします。
木の生命力を感じられる折敷は、使うたびに元気をもらえるでしょう。
美の壺:最後のツボ「好きを極める」
美の壺:フードスタイリスト・高橋みどりさんの折敷
番組では栃木県のフードスタイリスト・高橋みどりさん愛用の折敷が紹介されました。
楢(なら)の木の折敷は、うえでパンを切ってもいいような軽やかなものが欲しいと、高橋さんが木工作家にオーダーしたもの。
表面の傷もひとつの味わいになっていて、持ち主の愛着が感じられます。
一方、栗の木の折敷は、木目にダイナミックな表情を与える堀り跡がユニークです。
「特別感があって気分が上がる」と高橋さん。気分転換にもなって、生活にメリハリができるのだとか。
最後に紹介されたのは20年前から愛用する漆塗りの折敷。
おやつやリラックスタイムなどに活躍します。
ライフスタイルに合わせて個性豊かな折敷を使い分けているなんて素敵ですね。
美の壺:石川県輪島市の輪島塗の折敷
高橋みどりさんの漆塗りの折敷がつくられたのは、輪島塗が有名な石川県輪島市。
赤木明登(あかぎ あきと)さんは塗師(ぬし)として、この地で33年間も漆と向き合ってきました。
赤木さんが目指すのは、伝統的なピカピカで豪華な輪島塗ではなく、江戸時代末期につくられていた、シンプルで素朴な輪島塗の鉄腕です。
https://twitter.com/srozaki/status/532353854252142592
(尾崎文雄@srozakiさんアップありがとうございます)
試行錯誤の末、和紙を貼るという独特の手法で自然な風合いを実現。
素朴でありながら洗練された美しさがあって惹き込まれますね!
伝統をふまえたうえで、新しい表現に挑戦したからこそ、漆が本来持っている性質を、取りこぼすことなく表現できたのでしょう。
職人のこだわりがつまった折敷です。
美の壺:再放送・バックナンバー情報
美の壺・合わせて読みたい バックナンバー
NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。
2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2020 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2019年はこちらです。
ご参考になさってくださいね。
美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。
今回の『美の壺』初回放送は2021年1月22日(金)でした。番組内容もこの時点のものです。
放送スケジュールは2020年4月現在で、
Eテレ「美の壺・選」の放送は、日曜日午後11時~、再放送は毎週木曜日午前11時~です。
BSプレミアム「美の壺」は毎週金曜日午後7時30分~、再放送は毎週土曜日午前6時45分~です。
BS4Kは、BSプレミアムと同じ毎週金曜 午後7時30分で、再放送は回数が増えて、
日曜日午前6時45分、月曜日午後4時00分、金曜日午前9時00~の3回あります。
キレイな画質のBS4Kは美の壺のような番組にはピッタリですね!
NHKオンデマンドなら月額の見逃し見放題パックや単品視聴ができます。月々500~600本の番組が放送当日または翌日から見られます。
最近では「ないエンタメがない」がキャッチコピーのU-NEXT(ユーネクスト)も話題ですね。最初の31日間は無料おためし期間だそうです。
【参考サイト】
番組公式ページ https://www.nhk.jp/p/tsubo/ts/3LWMJVY79P/
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/
NHK クロニクル https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/
NHKの旧美の壺詳細サイト https://www.nhk.or.jp/tsubo/program/