美の壺 「神秘の楽園 奄美大島」<File551>お店や場所はドコ?出演者情報もお見逃しなく!NHK美の壺

こんにちは~。らら子です。

今回のNHK 『美の壺』は、「神秘の楽園 奄美大島」。
「大島紬」の故郷 、海も山も色々な自然がたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。

スピンオフ番組美の壺な旅「神秘の楽園・奄美大島」はこちらをご覧ください。

美の壺な旅「神秘の楽園・奄美大島」お店や場所はドコ?出演者情報もお見逃しなく!NHK美の壺:再放送はいつ?

奄美大島の特産、大島紬についてはこちらもご覧くださいね。

美の壺 「奄美大島 大島紬(つむぎ) 」<File254 >番組紹介のお店や場所はドコ?出演者情報もお見逃しなく!NHK美の壺

いざ、自然の宝庫 奄美ワールドへ。





美の壺:放送内容、出演者情報

【番組予告】

2021年7月に世界自然遺産に登録された「奄美大島」

▽五感を研ぎ澄ませ、自然の「美」を慈しむ暮らしに迫る!

▽島の写真家が記録する「森の声」。リュウキュウアカショウビン・アマミノクロウサギの授乳

▽倒木から再生する丸い器

▽カメ仕込み黒糖焼酎で町復興

▽ソテツの葉が秘める色をストールに

▽江戸時代の書物から再現した色鮮やかな島料理

▽島唄で姉妹神に祈る▽妖怪・ケンムンを追う平泉成が草刈家に!<File551>

出典:番組公式ホームページ

【ゲスト】平泉成
【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)





美の壺:1つめのツボ「森の声を聴く」

美の壺 写真家 浜田太(はまだ ふとし)さん

2021年7月、世界自然遺産に登録された奄美大島は、年間降水量が3000ミリ、島の面積の8割が森という自然に包まれた楽園です。

森には、不思議な言い伝えがあり、木を切ると妖怪ケンムンの祟りがあるといいます。動物写真家の浜田太さんは、森の命を40年に渡り記録しています。

野鳥の声を追い求めていました。見たことのない野鳥ばかりです。ズアカアオバトは、鳴き声から「尺八バト」とも呼ばれています。

オーストンアカゲラ(キツツキ)は、奄美大島にしかいないという絶滅危惧種で天然記念物です。浜田さんは、鳴き声を聴き分けながら撮影のチャンスを狙っていました。

また、奥深い森の中では、独自の手法でアマミノクロウサギの生活を記録しています。浜田さんが大切にしているものは、生き物たちの声に耳を傾け、日常の生活の声にこだわることだそうです。

森が生きている証を収め続けています。

https://twitter.com/MBC_kagoshima/status/1047320568293257217

(MBC南日本放送@MBC_kagoshimaさん、アップありがとうございます。)





美の壺 木工作家 今田智幸(いまだ ともゆき)さん

木工作家の今田智幸さんは、台風などで倒れた木を用いて作品を生み出しています。通常の角材とは違った予測のできない木目や節が面白いと言います。

作品は、中の節や割れを生かして作られています。丸みを帯びた形で使い方は自由だそうです。森の8割を占めるシイの木は、島の自然を保つ土台となっています。

雨風にさらされた穴は、生き物の住処となり実は、生きるための糧となります。森で役割を終えたシイの木は、今田さんの手により削られていきます。

今田さんは、シイの木に耳を傾けます。「この木は、虫たちにとって住みやすい居心地のよい木だったのだなぁ。」と思いながら敢えて節や穴を生かして作ります。

穏やかで優しいときもあれば自然ならでは驚異も生き抜いた木です。森のささやきが今にもきこえてくるような器たちが誕生しました。

(d_d_kagoshima@d_d_KAGOSHIMAさん、アップありがとうございます。)





美の壺:2つめのツボ「自然の恵みをいただく」

美の壺 杜氏 富田真行(とみた まさゆき)さん

江戸時代、薩摩藩の収入源の要は、サトウキビが原料の黒糖でした。米作りを禁止されていた島民は、黒糖で酒をつくります。

黒糖焼酎を島の特産物にするために尽力した酒蔵 富田酒造には、32個の甕があります。泡盛造りの知恵を生かし、沖縄より船で甕を運んで黒糖焼酎をつくりました。

甕を使った焼酎造りは、孫の富田真行さんに引き継がれています。570キロの黒糖を甕に入れ、既に甕の中で発酵している米麹に黒糖が注がれ、二次発酵へと進みます。

発酵の速度も甕によって様々です。シュワシュワという音や嗅覚、五感を使い作業をします。まるで子どものようだと富田さんは言います。

そして、黒糖焼酎は、島になくてはならないもので、その場が華やかな事もあれば悲しみも共有できるものだと語ります。

黒糖を入れて2週間、蒸留を経て黒糖は、透明な焼酎へと生まれ変わりました。

https://twitter.com/komankoman/status/706333807683571712

(koma’n@komankomanさん、アップありがとうございます。)





美の壺 染色家 植田正輝(うえた まさてる)さん

奄美大島に自生する植物は、約1300種もあります。

たんぱく質が豊富なソテツは、島の食を支えてきましたが、今や染料として使われるようになりました。染色家の植田正輝さんは、内側に潜む植物本来の色に魅せられています。

サトウキビの葉は、外見と同じ優しい緑色、シイの木の枝は、やわらかな黒色に染まります。アカメイヌビワ(クワ科)には、鮮やかな紅色が潜んでいました。

それでは、年中青々としたソテツの葉は、どんな色をもっているのでしょうか。白いストールを染めていきます。

ほのかなクリーム色が姿を現しました。次に「泥田」と呼ばれる田んぼにつけ込みます。土に含まれる鉄分が色を定着させます。ここに大島紬の技や知恵が生かされています。

泥田で染められたストールは海水へさらします。植田さんは、自然を取り込みのではなく、自然に取り込まれるのだと言います。植物の色合いを出すために人間が手助けをする。

自然の力は、まるで魔法のようですね。

(基 武雄@amami21さん、アップありがとうございます。)





美の壺:最後のツボ「伝統を慈しむ」

美の壺 島料理研究家 泉和子(いずみ かずこ)さん

島の料理を研究する泉和子さんは、新鮮な島野菜を使って腕を振るいます。

島の方言で「ビリャ」と呼ばれるニラは邪気を払うと考えられ、かつては、3月の節句に「タナガ」と呼ばれる川エビと組み合わせた料理を食べていました。

川エビにニラを巻いた「ビョフガラ巻き」は、江戸時代の書物『南島雑話(なんとうざつわ)』を再現したものです。

島に5年暮らした薩摩藩主 名越佐源太(なごやさげんた)による衣食住記録によるものです。「手脂をかけた料理」は、時間はかかるけれど美味しいと泉さんは言います。

30分煮込んだ地鶏スープに「シブリ」(冬瓜)を入れ味付けをする煮込みは、母から子へ受け継ぐ味です。

ふだんのおやつには、マガキガイの塩茹でを出し、ハレの日には菊を象った黒糖や大麦の粉を用いたお菓子を作ります。

泉さんは、そんな先人が作っていたものを次の世代に残したいと思い導いています。

(田舎の本屋さん(農文協)@doburockmanさん、アップありがとうございます。)





美の壺 楽器店会長 指宿正樹(いぶすき まさき)さん

昭和24年、まだアメリカの統治下だった頃に開業した楽器店があります。

㈱セントラル楽器 会長の指宿正樹さんは、創業者が始めた島唄の録音を受け継いでいます。

島唄は、奄美大島の民謡の事です。自分の地域を「シマ」といい、「シマ」の唄は、集落ごとに少しずつ違いがあります。

上手い唄者がいれば録音をし、また別の地にも上手な唄者がいれば録音をしてとりためました。そして、とりためた島唄は、今では700曲を超えます。

700曲とはすごいですね。また、今も続けていらっしゃることに感激します。

(ファン・ファン・ファン・レコード@FunFunFunRecordさん、アップありがとうございます。)





美の壺 唄者 前山真吾さん(まえやま しんご)

島を代表する唄者のひとり前山真吾さんは、普段は、ケアマネジャーとして老人施設で働いています。

老人施設で働く前山さんは、生活の中に唄があったことを聞ける現場にいることで勉強になるそうです。

島唄は宝物だと言う前山さんは、うたの詞に出る場所を訪れ、唄うことで引き継ぎ、残しているそうです。

昔の人は、今以上に自然と密着していて共存してきました。海には海の神様、山には山の神様がいて、恵みを与えてくれています。

女の神様が島を守ると信じている奄美大島の人々にとって高い声で唄い祈りを捧げます。

(宮里英克@sansin_hideさん、アップありがとうございます。)





美の壺:再放送・バックナンバー情報

美の壺・合わせて読みたい バックナンバー

NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
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2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。

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美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。

今回の『美の壺』初回放送は2021年9月17日(金)でした。番組内容もこの時点のものです。

放送スケジュールは2021年4月現在で、
Eテレ「美の壺・選」の放送は、日曜日午後11時~、再放送は毎週木曜日午前11時~です。
BSプレミアム「美の壺」は毎週金曜日午後7時30分~、再放送は毎週土曜日午前6時45分~です。

また金曜日午後0:30〜午後1:00からBSプレミアムでの再放送も始まりました。

BS4Kは、BSプレミアムと同じ毎週金曜 午後7時30分で、再放送は回数が増えて、
日曜日午前6時45分、月曜日午後4時00分、金曜日午前9時00~の3回あります。
キレイな画質のBS4Kは美の壺のような番組にはピッタリですね!

NHKオンデマンドなら月額の見逃し見放題パックや単品視聴ができます。月々500~600本の番組が放送当日または翌日から見られます。





【参考サイト】

番組公式ページ https://www.nhk.jp/p/tsubo/ts/3LWMJVY79P/
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/
NHK クロニクル  https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/
NHKの旧美の壺詳細サイト https://www.nhk.or.jp/tsubo/program/