こんにちは~。らら子です。
今回のNHK 『せかほし』は、「イタリア 子どもの幸せを運ぶ“タカラモノ”」イタリア在住のバイヤーさんがアンティークの子ども服を探す旅です。
イタリアといえばファッション。子ども服もおしゃれですよね。イタリアは服だけでなく子どもの靴を大切にすることでも知られていますよね。
大人顔負けのディテールデザインにこだわった、上質な子供服や、靴がたくさん登場します!
ミラノで流行りのカフェの話題、おしゃれ番長JUJUさんやパパである鈴木亮平さんの反応も新鮮でした。
https://twitter.com/nhk_sekahoshi/status/1352565881189097473
目次
『世界はほしいモノであふれてる』今回のバイヤーさんは在イタリアの小川美佳(おがわ みか)さん
せかほし:「イタリア 子どもの幸せを運ぶ“タカラモノ”」 番組予告
イタリア在住バイヤー小川美佳さんが丁寧に作られた子ども服をさがす旅。70年代に作られた貴重なビンテージも登場!時代を超えても色あせないステキな子ども服と出会う。
出典:番組公式サイト
バイヤーさん:小川美佳(イタリア在住)
【出演】鈴木亮平,JUJU,【語り】神尾晋一郎
せかほし:イタリア在住の小川美佳さんのプロフィール
小川美佳さんは広島県出身。旦那さんのマルチェッロ・ベルトッキ(Marcello BERTOCCHI)と幼い娘さんと3人家族。今はイタリア在住5年目です。
東京の大学卒業後に30才を目前にしてイタリア人の彼にプロポーズされて結婚。結婚を機にイタリアに移住しました。
結婚当初はイタリア語が話せなかったそうですが、夫や義母に支えられて語学も早期にクリア。今はオンラインショップを運営しています。
広島県出身。東京外国語大学・大学院修了後、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)でのインターン等を経て中国電力(株)入社。結婚を機に、イタリアへ移住。イタリア在住4年。イタリア人の夫と娘の三人家族。「出典:ITALIANITY」
番組に登場した夫のマルチェロさんの日本語を聞いてお上手なのでびっくりしました。小川さんは東京外語大出身ですしUNHCRでのインターン経験もあるぐらい。
英語はもともとペラペラで、イタリア語を話す必要はなかったんでしょうね。
せかほし:小川美佳さんのイタリア子ども服のお店はドコ?
小川美佳さんが経営するイタリア子ども服の店はStellina(ステリナ/スッテリーナ)といいます。
Stellina(ステリナ)オンラインショップで、もちろん日本語で買い物ができます。
Stellina(ステリナ)とは小さな星の意味だそうですよ。
子どもの頃、すごーくお気に入りだった服ってありますよね。
明日22時30分 #せかほし #イタリア旅 へ、ご一緒に。職人が作る美しい革靴、愛情たっぷり #マンマ のニットに刺しゅう。子どもから孫へ、またその先へ、世代を超えて受け継がれる イタリアの子ども服の世界へご案内します! pic.twitter.com/nGPcWERKm8
— せかほし (@nhk_sekahoshi) January 27, 2021
プロローグ
モンテッソーリ教育者マリア・モンテッソーリの言葉
「子どもは日常に触れるものから多くを学ぶ、その体験によって自らを形成していく」
あのモンテッソーリ教育で有名な、マリア・モンテッソーリも子ども時代に上質なものや体験に触れることの重要性を説いています。
小川美佳さんがイタリア子ども服バイヤーを始めたきっかけ
今回の旅人は、イタリア在住バイヤーで、Stellina代表の小川美佳さん。
職人の技とセンスが光る素敵なものがいっぱいのイタリアで、そのイタリアの手仕事に心を奪われてしまったそう。
ローカルで愛情のこもった商品を日本に届けたい!とバイヤーの仕事を始められたそうです。
スタジオにも素敵なイタリアの子ども服が登場。
私生活ではパパである鈴木亮平さん。子ども服にも興味しんしんです。
「日本人の感覚だと子どもにこんな良いものを着せていいのかなと思うけれど、小さいころから良いものを着ることでセンスが磨かれる」とおっしゃっていました。
本当にその通りですねー。音楽や宝石も、本物の良いものに触れさせろと言いますもんね。
すぐ着れなくなるからと安い服と靴ばかり、我が子に与えていた自分を反省しました。今は安いものが簡単に手に入るからついつい……😅
せかほし:イタリア第二の都市、ミラノの子ども服
イタリア第二の都市、ミラノにやってきました。
ミラノといえばファッションと芸術の町です。今でも中世の香りが残る美しい場所ですね。
世界遺産が一番多いイタリア。なんと55もあるそうです。ミラノにはレオナルドダヴィンチの「最後の晩餐」があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院があります。
そんなミラノで売っている子ども服。襟のリボンやくるみボタンの刺繍が印象的なワンピースや、フリル付きのコートなど細かい部分までこだわりの詰まったデザインのものばかり。
あぁ、女の子の服は本当にカワイイなぁ!
せかほし:イタリア北部のフランチャコルタ地方の貴族の邸宅
次は、イタリア北部のフランチャコルタ地方へ。
小川さんは大量の服を持って、ダンセンブール・マリー・ホセ伯爵夫人のお宅へ。
17世紀の荘厳な建物でまさにお城!今でもこんな所に住んでいる人がいるんですね。
ひゃああ、物語の世界のようです。
このお宅では、ショップに載せる写真の撮影をします。イメージは絵画のような美しい写真。
確かにお城の雰囲気でまさに、絵画のような写真に仕上がっています。
小川さんいわく、冬のコーディネートのポイントは、タイツの差し色。
暗い色になりがちな冬の服にも、タイツでパッと色を入れることでぐっと明るい印象になります。小さい子が着ているとますます可愛らしい!
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MISSION:時代を超え心をくすぐるデザインを探す
せかほし:ミラノのステファーニア・サッチェンティーさんのお店
ミラノに戻り、日本未上陸のアイテムを探す小川さん。
SNSで気になっていた、ステファーニア・サッチェンティーさんのお店miniampere(ミニあぺーる)を訪ねます。このお店では、ヨーロッバ各地からえりすぐった子供服が並びます。
小川さんが目に止めたのは、付け襟。
1970年代に作られた、手編みのレースです。そんな昔のものが、こんなキレイな状態で残っていることにびっくり!とてもものを大事にする文化が根付いているのですね。
#MiniAmpère ci ha subito conquistate per il suo tono francese, le sue scelte audaci e il suo carattere giocoso ma bon ton. #Kids https://t.co/td5y1dTNmt pic.twitter.com/aIqVQEGDbk
— Milano Secrets (@Milanosecrets) January 30, 2020
ビンテージコレクターのアレッサンドラ・パロッタさん
今イタリアでは古いものが流行りつつあるそうです。
そこで、ビンテージの子ども服を集めている人を訪ねることに。
紹介してもらったのは、ビンテージコレクターのアレッサンドラ・パロッタ(Alessandra Pallotta)さん。nuova.vintage(ヌオバ・ビンテージ)というブランドを運営しています。
nuovaとは新生とか新着という意味。新しい時代のビンテージって意味でしょうか。
番組で紹介されたのは、長く履けるよう丈が長く作られた1970年代のジーンズや、落ち着いた若草色のくすみカラーのコート。
日本の子ども服のキーワードは「くすみカラー」
え、くすみカラーって??と意外に思ってしまいました。子ども服にくすんだ色??
最近の日本の子ども服のキーワードは、くすみカラーだそうで、特に茶色は人気とのこと。うーん、そんな大人みたいなキーワードが子供服のトレンドになっているなんて。。ちっとも知らなかった。
そのくすみカラーのコートは、袖と襟が選択のときに取り外せるようになっていて、漂白できるように工夫されています。使い勝手もきちんと考えられて作られているんですね。
鈴木亮平さんも、「大人服をそのまま小さくしたようなディテールにもこだわったものが多い。大人服、子ども服という概念が日本よりないのかもしれない」と驚いていました。
せかほし:ミラノで話題の猫カフェ
つづいて、イタリアの子どもたちが、ミラノで話題のカフェを紹介してくれます。
イタリアで今、大人気なのが猫カフェ!家族みんなで楽しめます。メニューも猫にちなんだものがたくさん!
キャットプチーノ(Catpuccino)とかアミュウリカーノ(Ameuwricano)とか、遊び心がいっぱい。笑
その名も”Crazy Cat Cafe”です。みゃうーたまらん!
JUJUさんも大興奮です。
https://twitter.com/mayainmakeup/status/1050453448330813443
せかほし:小川美佳さんのバイヤーの原点!イタリアの靴工房
小川さんは、夫、マルチェッロ・ベルトッキさんと日本で知りあい、その後イタリアに移住しました。その後、2人の子どものママとなり、バイヤーとしても活躍されています。
そんな小川さんのバイヤーの原点をご紹介。
イタリア東部のモンテグラナーロ。丘陵地帯にある小さな町です。
ここには高い技術の職人が集まり、様々なシューズブランドが生まれました。
その中で、すべて手作業でとても柔らかい革を使って子ども靴を作るブランドがあります。すべて手作業で作る子ども靴はとても珍しいそう。
機械を使わないことでとても柔らかく、仕上げることが出来るそうです。
MISSION:職人が作る履き心地のいい靴を届ける
イタリア靴職人 メドーリ兄弟の工房
職人が作る履き心地のいい靴がきっかけでバイヤーになった小川さんが、そのきっかけとなった工房に案内してくれました。
そこは靴職人兄弟で営む工房。兄、マウロ・メドーリ(Mauro Medori)さん、弟、アンドレア・メドーリ(Andrea Medori)さんの工房に頻繁に足を運んでいます。
ブランドはEureka(ユーレカ/エウレカ)。Eurekaは1878年以来、高品質の子供靴を製造しており、100%Made inItalyで製造されています。
小川さんが目指しているのは、日本の子どもたちが普段使いできるような靴。
それをメドーリさん兄弟と一緒に開発しています。この日は、靴の脱ぎ着が多い日本に合わせて、ベルトをスナップボタンに変える提案をしていました。
今の最高の履き心地を損なわずに、どれだけ新しいデザインにできるかに挑戦しているとのこと。お互いを尊重しつつ、しっかり意見を言い合っていて、職人さんとの信頼関係を感じました。
せかほし:イタリア家庭での子どものためのものづくり
イタリアの家庭でも子どものためのものづくりは、伝統的に行われてきました。
ロザンナ・メッザーナさんが代々続けているのは、刺繍。
祖母が刺繍したタオルというタオルは、子どもや孫の名前が刺繍してあり、なんと100年以上も前のもの!それを今でも大切に使っているそうです。すごいですね!1世紀!
祖母は、ロザンナさんのために、ベビーシーツも作ってくれたそうで、それを娘、孫と受け継いでいったそうです。それぞれの赤ちゃんが使う期間は短くても、世代を超えて長―く使い続けるのですね。だからこそ上質なものを選ぶのですね。納得。
小川さんのお宅でも、義理の母が夫のために作った小さなニットが、今、息子のゼノ君に受け継がれているそうです。素敵ですね。
MISSION:子ども用のコートをプロデュース
せかほし:マルタ・ロンダン・レベスさんを迎えてのプロジェクト
小川さんは、今デザインから製法までをプロデュースする初めての挑戦をしているそう。
大手デザイナー、マルタ・ロンダン・レベスさんを迎えてのプロジェクトです。
まずは生地選び。やはり上質なイタリア製のニットを使いたいとのこと。柔らかさ、軽さ、手触りの良さがその特徴です。
「幼少期から良いものに触れてほしい」というのが小川さんの想い。一流ブランドと同じ素材を採用することに。高級ブランドのデッドストック生地を使うことでコストを抑えます。
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動きやすさと機能性を兼ね備えたラグランスリーブ
小川さんが目指すのは、動きやすさと機能性を兼ね備えたデザイン。
袖のデザインとして採用したのは、ラグランスリーブ。
値段も張るコートは、長く使えるものを選ぶはず。肩幅が合ってなくても、袖をまくると自然に見えるラグランを選びます。
なるほどー。
最近注目されているのが、サステナブルファッション。いい生地を安く仕入れることで、環境にも良いものを選びます。
せかほし:ムートン生地が表に出た子ども用の革靴
メドーリ(Medori)兄弟の手がけたEureka(ユーレカ/エウレカ)の革靴も完成しました。ムートン生地が表に出たデザインでとても可愛らしいです。
今、こういった靴はイタリア国内よりも日本やアジアで人気だそう。伝統的なデザインの良さをよく分かってくれるとのこと。これを機に、イタリアでも再認識されるといいですね。
JUJUさん曰く、「子どもの頃のことを忘れても、良い素材に触れた経験は蓄積される。良いものを選べる人になる」
鈴木亮平さんは「世代を超えて引き継いでいける質のものは、伝統を引き継ぐことにもなる」と感想をおっしゃっていました。まさにその通りですね。
MISSION:マンマの愛がこもったアイテムを探す
アントネッラ・ペセンティーさんの工房
最後の小川さんは、ある作家の工房へ。アントネッラ・ペセンティー( Antonella Pesenti)さん。
有名ブランドで20年モデルを務めたというアントネッラさん。さすがにお美しい!その後、自転車好きが高じて、自分の自転車ブランドを立ち上げたそうです。それがFridabike(フリーダバイク)。
そして、子どもも載せて走れるカーゴタイプの自転車を開発。
手づくりの服を自分の子どもに着せていたら評判になり、FridabikeKids(フリーダバイクキッズ)として子供服を販売するようになりました。。
なんと、デザインから縫製まですべて一人で仕上げているそうです。
https://twitter.com/bikeitalia_it/status/1236698195389870082
エレガントだけどパジャマのように着心地のよいものを目指す
「エレガントだけどパジャマのように着心地のよいものを目指す」のがアントネッラさんの信念。私も理想の子ども服は、このイメージですね!
娘のフリーダちゃんがスカートの刺繍の色を選びます。子どものセンスを信頼して任せるっていうのも大事な姿勢なんだなと気づかされます。
私も少しずつでいいから上質なものを、子どもが日常使うものに取り入れよう!と思える内容でした。普段着から、色遣いや素材にこだわりたいですね。
『世界はほしいモノであふれてる』番組情報
『世界はほしいモノであふれてる』放送・再放送予定
今回の放送は2021年1月28日でした。再放送は翌週です。通常スケジュールは以下の通りです。
総合 毎週木曜 午後10時30分
再放送 毎週火曜 午前1時00分(月曜深夜25時)
NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。
【参考サイト】
番組公式ページ https://www4.nhk.or.jp/sekahoshi/
バイヤー’sVOICE https://www4.nhk.or.jp/sekahoshi/26/
再放送予定 https://www4.nhk.or.jp/sekahoshi/2/
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/
NHK クロニクル https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/
『世界はほしいモノであふれてる(”This World is Filled with Wants”)』はNHKワールドプレミアムでも!
『世界はほしいモノであふれてる』は、英語タイトルが”This World is Filled with Wants”です。NHKワールドプレミアムでも観られます。海外で住んでいるおうちからはもちろん、ホテルからでも観られます。
You can watch the TV program at your home abroad, at your hotel as well.
【参考サイト】
世界はほしいモノにあふれてる(This World is Filled with Wants)
https://nhkworldpremium.com/program/53