こんにちは~。らら子です。
今回のNHK 『美の壺』は、「まんまるの美 まり」。
ウチでも飾っています~。子どものころ、どうやってつくるのかと何度もながめていました。かわいくてなつかしさあふれるまんまるの「まり」がたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。
いざ、まんまるてまりワールドへ。
【きょうの #NHKBS #美の壺】は #まんまるの美_まり
てまりに蹴鞠(けまり)、てまりずしに、てまりあめ。
日本人が丸いものを好むのはなぜ?
そのココロは、本質的に「和」を求めているからなのかも…
〇の美にいやされましょう!#加賀てまり #蹴鞠 #てまりずし #てまりあめ
後5時30分 #NHKBS pic.twitter.com/wWSed59qaY— NHK びじゅつ委員長 (@nhk_bijutsu) March 11, 2025
目次
美の壺:放送内容、出演者情報
【番組予告】
てまりに蹴鞠(けまり)。まるまると健やかにとの願い。▽東京・赤坂に、てまりの情報発信基地▽石川県金沢の加賀てまり。母から子へと受け継がれてきた、てまりづくりの技。▽1400年の歴史を誇る蹴鞠(けまり)、その極意は「和」。▽うるわしく蹴るために…。目指す鞠(まり)は「完全球体」。▽食べる「宝石箱」まんまる、おいしい、てまりずし▽コロコロかわいい、てまりあめ。繊細な模様の秘密とは?<File629>
出典:番組公式ホームページ
【出演】佐藤 裕佳/小出 孝子…加賀てまり作家/山本 隆史…蹴鞠保存会 理事長/中澤 理和…手まり寿司専門店 店主/岩井 正和…製菓会社 社長
草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)
美の壺:1つめのツボ「色彩豊かに、幸せを招く」
美の壺 佐藤 裕佳(さとう ゆか)さん てまりブランドディレクター 東京・港区赤坂
「まり」は、「円満な家庭を築きますように」、「丸くおさまりますように」といった意味がこめられ、女の子が生まれたときや結婚するときに贈られる風習があります。
東京・赤坂のアメリカンテイストのカフェ「東北Café&Diningトレジオンポート」の店内の奥には、「てまり」のギャラリーが併設され全国各地から集められたてまりが、並んでいます。
てまりギャラリー「はれてまり工房(HARe TEMARI)」の館長 佐藤裕佳さんは、SNSやワークショップを通じて、てまりの魅力を伝えています。
佐藤さんがつけているてまりのイヤリング、印象的でお似合いですね~。
佐藤さんの出身、秋田県由利本荘市は、「本荘ごてんまり」の産地です。左右と下の三方向に房がついているてまりです。
佐藤さんが、まりの魅力に気がついたのは、東京に出てきてからのことです。
SNSで小さなてまりをみて興味を持ち、大学の卒業式にてまりのかんざしを作ってもらったことで火がつきました。
故郷の良さって離れると気がつくんですよね~。
作り手としても活動している佐藤さん、てまりへの思いは、増すばかりです。
母から子への縁起物として贈られ、誰かのことを思い、一針、一針作ることが素敵なのだと語ってくださいました。
こんにちは、てまりを丸く作る才能がある内田です。
今日は、赤坂のはれてまり工房さんからお送りしました!!てまりは大切な方への贈り物に◎またこちらではてまりを自分で作ることが出来るワークショップもあります!!なお、私はてまりを丸く作る才能がありました!
(内田雄基(ニッポン放送アナウンサー)うちたゆうき@kanagawa1242さん、アップありがとうございます。)
美の壺 小出 孝子(こいで たかこ)さん 加賀てまり作家 石川県金沢市
工芸のまち金沢の手仕事のひとつに「加賀てまり」があります。「加賀てまり毬屋(まりや)」は、加賀てまり、加賀指ぬきを扱う専門店です。
代表で加賀てまり作家の小出孝子さんは、加賀てまりの技を義母・つや子さんから受け継ぎました。つや子さんは、長年、てまりづくりを教えていました。
そして、1日1個を作ることを目標にしていたそうです。1日1個、つくるなんて!スゴすぎませんか。孝子さんは、つや子さんと話をしながら手を動かしてまりをつりました。
加賀てまりは、光沢のある絹糸を使います。
伝統的な「金沢てまり」と「十二菊もよう」があり、金沢てまりは、ぐんじょう色と金茶と朱赤の3種類の決められた色の糸でつくります。
健康や長寿を願い菊に見立てます。一方で十二菊もようのまりは、色は特に決まっていません。作家独自の個性や創造性が発揮されますよね。
工程をみせていただきました。
わたを丸めて糸で大まかにまとめます。次に下地になる色の糸を5ミリ程度の厚さになるまで巻きつけます。
自分の手の感覚を手がかりにきれいな丸の球をつくっていきます。
その後、待ち針をうち、十二菊のガイド線を配し、色を決めて、一針、一針さしていきます。色選びは楽しくもあり難しくもあると小出さんは語ります。
シンプルで伝統的な美しいまりを誰よりも美しく作ればと思い、制作にいそしみます。まりは、親子の愛情も紡いでくれるのです。
【お知らせ】加賀てまり&加賀ゆびぬき展@東京
金沢のてまり専門店「加賀てまり毬屋」の品を東京で展示販売します。繊細な手仕事を見にどうぞお立ち寄りください。
加賀てまり&加賀ゆびぬき展
2023年10/7〜10/29
場所 箱義桐箱店 谷中店 (1/2) pic.twitter.com/DTKdxRYRfo— 大西 由紀子 (@THIMBLE_JAPAN) August 13, 2023
(大西 由紀子@THIMBLE_JAPANさん、アップありがとうございます。)
美の壺:2つめのツボ「和を以て貴しと為す」
美の壺 山本 隆史さん 蹴鞠(しゅうぎく)保存会 京都・上京区 白峯神社
まりの起源は、蹴鞠(けまり)からきています。
中大兄皇子が、けまりで靴がはずれた時、中臣鎌足が拾ったことから親しくなったことがきっかけで、大化の改新へと進んでいきました。
へえぇ、けまりが生んだ絆ですね。
靴が外れなければ蘇我入鹿親子の勢力は続いていたんでしょうか??
球技上達のご利益がある「白峯神社」では、現在でも蹴鞠の技をみることができます。境内にあるけまり専用の庭「鞠庭(まりにわ)」は、日々、職員で手入れをしています。
この地で月2回の練習をしているのが「蹴鞠(しゅうぎく)保存会」です。
理事長の山本隆史さんに、けまりのルールーを教えていただきました。目的は、「うるわしくける」です。
姿勢は、まっすぐで右足のみでけり、ひざをまげずにまっすぐ右足の甲で真上にけるそうです。なかなか難しそうですね~。
練習風景をみせていただきました。正式には8人で行います。
勝ち負けはありません。
声をかけながらできるだけ長く蹴り渡すことが大切です。
山本さんによると、けりやすいまりを相手に渡すと相手はうまくけることができ、相手が失敗すれば、自分のけり方が悪かったと反省をするそうです。
相手を思いやればやるほどける数は増えます。まるで会話と同じですね。
深いなぁ。
京都 白峯神社の画像です。
蹴鞠が奉納される白峯神社はサッカーを始め,スポーツ上達や、芸事の上達のご利益で有名です。
けまりは、ボールを落とさない、落ちない事から、学力を落とさない・試験に落ちないご利益があります。
京都観光気分を味わえてもらえたらうれしく思います。#白峯神社 #御朱印 pic.twitter.com/Ni1pjgRjVR— しもさん (@_shi_mo_san) September 15, 2020
(しもさん@_shi_mo_sanさん、アップありがとうございます。)
美の壺 「うるわしのまんまる」を求めて…
けまりは、全国の神社で天下泰平や五穀豊穣の願いをこめて奉納されています。下鴨神社の「蹴鞠はじめ」は、有名ですよね。
平安時代にタイムスリップしたみたいです。
けまりの「まり」の主な原料は、シカの皮です。まりづくりも千年以上の歴史があり、受け継がれてきました。山本隆史さんは、蹴鞠(しゅうぎく)保存会唯一のまりのつくり手です。
入会した頃の学生時代には、江戸時代の頃のまりが、古道具屋にあったそうです。
しかし数が徐々に減っていき、保存会でもつくるようになりました。戦前に発行された写真集『蹴鞠』を参考にしました。
まりづくりのさまざまな場面が詳細に残されています。貴重な資料ですね。
江戸時代のまりが古道具屋さんにあったなんて、おどろきです。山本さんは、独学で技をみがきました。
まりは、鹿の皮を2枚つなぎあわせてつくります。
ノミを用いてつなぎ合わせる切り目にしるしをします。つなぎ合わせるのは、馬の皮です。馬の皮は、かたく空気がもれにくいそうです。
中に麦を詰め、きれいな球体になるまで何度も麦を詰めます。山本さんが目指すのは完全な球体です。まんまるで、やわらかいものが蹴りやすいそうです。
白い顔料をまぜた膠をぬり、麦を抜き取るとできあがりです。どこにもひずみがないうるわしいまりには、日本人の和の心がつまっています。
蹴鞠保存会。「京都の保存会で史料もとに工程探り、製造に必要な機械も自作 山本隆史」
⇒蹴鞠作り復活の四半世紀 目指すは優雅な蹴り心地: 日本経済新聞https://t.co/nlehHNXNda— 猫の泉 (@nekonoizumi) December 29, 2021
(猫の泉@nekonoizumiさん、アップありがとうございます。)
美の壺:最後のツボ「美味でいとしき、まんまるの食」
美の壺 中澤 理和(なかざ わとしかず)さん 手まり寿司専門店店主 山梨県中巨摩(なかこま)郡
富士山をのぞむ山梨県中巨摩郡昭和町に、築40年の民家を店舗にした「手毬ずし専門店 嬋(せん)」があります。
店主の中澤理和さんは、京都で食べ歩きをしたことからてまりずしに出会いました。中澤さんは、てまりずしという文化を知らなかそうです。
店に入って出されたてまりずしは、まるで宝石のような形でおどろいたそうです。
中澤さんが手掛けるてまりずしは、創作のてまりずしです。生ハムに焼肉、いなりずしにアナゴなどなど。洋と和の食材を自由自在に、まんまるのかわいいてまりずしをつくります。
中澤さんは、日々、新しいてまりずしを開発しています。
野菜を使ったものにも挑戦しています。きゅうりを格子状にしたものやラディッシュを花に見立てたようなもの、色鮮やかな赤大根もてまりずしにします。
具材にもこだわっていて、どれもおいしそうですね。ちいさなお口でも食べてられますが、食べるのもったいないです。
中澤さんは、「きれいだな~」とか、「ひとつひとつ味がちがっておいしい~」と言ってもらいながら食べてもらえるよう、追求していきたいと話してくださいました。
食べてみたい~(^・^)
ランチは
「手毬ずし専門店 嬋〜せん〜」
のお寿司。
小さめだけど味がしっかりしてて美味しい😋
午後もがんばるぞ!#寿司 #山梨県 pic.twitter.com/TlRJt8Uwpg— 株サン・グローバル 「フジタ」 (@wviozNM6x876789) February 20, 2025
(株サン・グローバル 「フジタ」@wviozNM6x876789さん、アップありがとうございます。)
美の壺 岩井 正和さん 製菓会社社長 京都・宇治市
京都のおみやげとしても知られる、カラフルでかわいいのが「てまりあめ」です。
あざやかな色で目をひきますね~。京都・宇治の「岩井製菓」では、3種類のてまりあめを作っています。
社長の岩井正和さんによると、色のくみあわせは、かんざしについてたまりから発想を得たものだそうです。まりのかんざしとは、なんとも京都らしいものですね。
てまりあめの中で、最も色あざやかな虹色のてまりあめは、28本の線が入っています。どのようにして作られるのか見せていただきました。
元々のあめは、こはく色のものです。
小さく切りわけて着色料の色をかえて七色のあめをつくります。職人の勘でできあがりをイメージします。
土台にする白いあめは、機械にかけ空気をはらませるとできます。
カラフルな七色のあめと交互に白いあめを並べ2人でのばしてはさみで4つに切り分けると28本の線になりました。
機械でゆっくりのばして切り分け形を整えると、あら、かわいい虹色のてまりあめです。
岩井さんは、人間の本能に訴えるには見て美しいと感じるさせるものが必要で、思いつきを具現化することが美なのだと語ってくださいました。
高崎高島屋に京都から出張で来ているフリーキーのコースケさん、明日がラストDAYです🍬京あめ、お口に入ると優しい味が広がります🥰地粉うどん贈呈してきました。かなり重い🤣
京都、岩井製菓さん明日まで高島屋にて販売してます。ホワイトデイのお返し、ちょっとしたプレゼント🎁にどうぞ〜💕 pic.twitter.com/pEX8M7rw4x— aya.freaky (@ayauno3) March 13, 2025
(aya.freaky@ayauno3さん、アップありがとうございます。)
美の壺:再放送・バックナンバー情報
NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。
2022 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2020年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2019年はこちらです。
ご参考になさってくださいね。