豊竹咲太夫(とよたけ さきたゆう)さん:人間国宝:太夫の最高峰の「切場(きりば)語り」

こんにちは~。 らら子です(^^)

今回は、大ベテラン、最高の格「切場語り(きりばがたり)」の豊竹 咲太夫(とよたけ さきたゆうさんをご紹介します。
咲太夫さんは、2019年人間国宝(重要無形文化財の保持者)が決定しました。
おめでとうございます!

「切場語り」は、物語の数々の場面のなかで一番のクライマックスシーンを語る重要なお役です。数年前に大ベテランの太夫がぞくぞくと引退したので、今は咲太夫さん一人です。





2019年の人間国宝は咲太夫さん、片岡秀太郎さんら7人

今回、人間国宝になるのは7人。咲太夫さん以外は、 歌舞伎脇役の片岡秀太郎(かたおか ひでたろう)、長唄三味線の杵屋勝国(きねや かつくに)さん、長唄鳴物の藤舎名生(とうしゃ めいしょう)さん、琉球古典音楽の中村一雄(なかむら いちお)さん、講談の神田松鯉(かんだしょうり)さんです。

片岡秀太郎さんは、人気立役の片岡仁左衛門さんのお兄さんです。 神田松鯉さんの弟子は、今人気急上昇神田松之丞さんや、『にほんごであそぼ』に出演中の神田山陽さんです。

このうち、京都・大阪ゆかりの人間国宝として、文楽太夫の豊竹咲太夫、歌舞伎俳優の片岡秀太郎、笛の藤舎名生のお三方がNHK『にっぽんの芸能』「上方の至宝~京都・大阪ゆかりの人間国宝新認定~」に登場。https://www4.nhk.or.jp/nippongeinou/x/2019-11-22/31/8529/2142418/





昨太夫さん「『素直』」が一番」「寿命があるかぎり正確に伝えたい」と語る

国の文化審議会により、重要無形文化財保持者(人間国宝)に7人を認定するよう文部科学相に答申(➡内定)した時の記者会見では、初舞台の時に父の八世綱大夫さんに言われたという『素直』という言葉を繰り返し語っていらっしゃいました。

弟子の竹本織太夫さんにサポートされて着席する様子がちょっと心配でしたが、言葉は力強く、後に続く人たちへの熱い思いが感じられました。




2019年人間国宝・豊竹咲太夫さんのWiki的プロフィール:年齢や出身、芸歴、受賞歴は?

ではプロフィールです。

誕生日:昭和19(1944)年5月10日
出身地:大阪府
本 名:生田陽三

[芸 歴]

  • 昭和28(1953)年 8月 豊竹山城少掾(とよたけ やましろのしょうじょう)に入門
    • 竹本綱子太夫(たけもと つなこだゆう)と名のる
  • 昭和28(1953)年10月 四ツ橋文楽座において初舞台
    •  演目「伽羅先代萩・御殿(めいぼくせいんだいはぎ・ごてん)」の鶴喜代君(つるきよぎみ)
    • 乳母の政岡(まさおか)は 師匠の山城少掾
  • 昭和41(1966)年 9月 大阪・朝日座において 初代 豊竹咲太夫と改名
    • 『鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき)』「菊畑(きくばたけ)の段」の虎蔵(とらぞう)役
  • 平成21(2009)年 4月 切場(きりば)語りになる

[受賞歴]

  • 多すぎるので紫綬褒章あたりから^^;
    • 平成16(2004)年11月 紫綬褒章
    • 平成19(2007)年 3月 第28回松尾芸能賞優秀賞
    • 平成19(2007)年 4月 第26回(平成18年度)国立劇場文楽賞文楽大賞
    • 平成20(2008)年 2月 平成18年度因協会賞
    • 平成21(2009)年 6月 平成20年度(第65回)日本芸術院賞
    • 平成23(2011)年 4月 第30回(平成22年)国立劇場文楽賞文楽大賞
    • 平成23(2011)年10月 第41回エクソンモービル音楽賞
    • 平成24(2012)年 1月 第53回毎日芸術賞
    • 平成26(2014)年11月 第49回大阪市市民表彰
    • 令和元(2019)年7月 人間国宝答申
    • 令和2(2020)年4月 第 39 回(令和元年度)国立劇場文楽賞特別賞

人間国宝・豊竹咲太夫さんの父は八世竹本綱太夫。弟子は織太夫、咲寿太夫。入門のきっかけは?

咲太夫さんのお父さんも太夫の名人で、
八世竹本綱太夫(たけもと つなたゆう)だそうです。

竹本綱太夫のジュニアで竹本綱子太夫

入門したのが8月、初舞台が10月。
1944年生まれで1953年初舞台って……初舞台9歳です。

入門のきっかけは、父親がラジオの正月番組に出演するのについて行った時、父親の師匠でもある豊竹山城少掾師匠から、床本(浄瑠璃台本)を置く見台をやるから「おまえさん大夫になるか」と言われたそうだ。
「高弟が父で、末弟が僕ですわ。それで、初舞台は師匠が父親に、おまえとは将来いくらでも一緒に出られるやろうから、わしが連れて出るいうて、本来、師匠が一人で語るところへ出させてもらった」
出典:文楽・歌舞伎インタビューより

弟子入りしたのはお父さんのお師匠なので、親子で兄弟弟子ってことですね。
ちびっこ太夫、つまり豆太夫(まめたゆう)として可愛がられたそうです。

当時は、戦後間もないころ。
太平洋戦争で若い演者が出征したり、文楽は深刻な人材不足だったということです。そこへ未来のある子どもの入門は明るい話題としてて喜ばれたそうです。
咲太夫さんの1つ年下の鶴澤清治さんも、同じころ豆三味線として8歳で初舞台でした。

咲太夫さんは、若手イケメン太夫の豊竹咲寿太夫(とよたけ さきじゅだゆう)さんや竹本織太夫(たけもと おりたゆう)さんのお師匠さんでもあります。

このお二人も入門時には豆太夫として話題になりました。

咲太夫さんは、2019年の今、75歳で芸歴が66年。66年の間に受賞した賞は数知れず
2008年に、最高の太夫の資格である「切場語り」を与えられました。





豊竹咲太夫さんの特技や趣味は?インスタグラムやTwitterは?

咲大夫さんは多方面に興味をもっていて若いころから他方面でご活躍。
テレビやラジオに出演し、
歌舞伎の坂東玉三郎さんとの共演や監修、他のジャンルのアーティストとのコラボや、ラジオのDJをこなしたりしていたそうです。

お弟子さんの織太夫さんや咲寿太夫さんも多芸でコラボが多いし、
多芸な一門なんですね。

お弟子さんの咲寿太夫さんは、ブログもTwitterもインスタグラムをやっているので、ときどき話題が出ることはあります。さすがに咲太夫さんご本人はやってらっしゃらないみたいです😁

師弟はとても仲良しそうです♡





らら子的萌えポイント

ときどき病気休演していらっしゃいます。ダンディーな舞台姿がすてきな咲太夫さま。
お病気のせいか、痩せちゃったのが心配です。

深刻なお芝居の中には、ときどき息抜きできるような笑いの場面(コミックリリーフ)が入ります。それをチャリ場というんですが、咲太夫さんのチャリ場は、軽妙で本当に面白いんです。げらげら笑っちゃいます^0^

そして、チャリ場を語っているときの咲太夫さんはとてもかわいらしいです。

健康にお気をつけてこれからのますますのご活躍をお祈りしています!


参考にさせていただいたサイト:

公益財団法人 文楽協会 https://bunraku.or.jp/index.html

歌舞伎・文楽インタビュー http://www.nohkyogen.jp/kensyo/int/bunraku-kabuki/45/45i.html