美の壺 「天地空の調べ 和楽器」<File554>お店や場所はドコ?出演者情報もお見逃しなく!NHK美の壺:再放送はいつ?

こんにちは~。らら子です。

今回のNHK 『美の壺』は、天地空の調べ 和楽器。
今にも舞い上がるような箏の音色が好きです。日本の楽器の秘密がたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。

いざ、和楽器ワールドへ。






美の壺:放送内容、出演者情報

【番組予告】

今「和楽器」が熱い!懐かしくて新しい響きの秘密と演奏▽人気和楽器ユニットが教える和楽器だけの演奏法!▽世界最古のオーケストラ・雅楽!千年続く伝承の極意▽百年寝かせた素材の音色!笛づくりに密着▽雅楽は宇宙を創造する!東儀秀樹さんが奏でる世界の楽器と雅楽の神髄▽箏(こと)職人に代々伝えられた隠れ技とは?▽筑前琵琶の歴史を背負うイタリア魂▽草刈さんが和太鼓で魅せる!お祭り男が大騒ぎ!〈File 554〉

出典:番組公式ホームページ

【ゲスト】林家たま平
【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)




美の壺:1つめのツボ「奏者の心が音色を決める」

美の壺:AUN J CLASSIC ORCHESTRA(アウン・ジェイ・クラシック・オーケストラ)
尺八奏者 石垣 征山(いしがき せいざん)さん

7人で構成される和楽器奏者集団「AUN J CLASSIC ORCHESTRA(アウン・ジェイ・クラシック・オーケストラ)」が登場します。

音合わせの極意「あうんの呼吸」が、グループの名の由来です。

「オリエンタルジャーニー」を披露してくださいました。素敵な音色ですね。ささやきのような音色で心に響きます。

和楽器には、三味線や箏のように弦楽器でできている「弾きもの」、尺八・篠笛といった管楽器の「吹きもの」、太鼓のような打楽器の「打ちもの」に分類されます。

尺八奏者の石垣征山さんが、和楽器の特色を語ってくださいました。和楽器は、噪音(そうおん)を大切にしてきた楽器だそうです。

ブレスノイズといった雑を入れることで独自の表現を確立しました。

聴く人、一人ひとりが自由に解釈をしてもらう気持ちが音色に出やすい楽器なのだとその魅力を語ってくださいました。

https://twitter.com/m2_gen/status/981898448587800577

(みく@m2_genさん、アップありがとうございます。)





美の壺:小野 真龍(おの しんりゅう)さん 「雅楽」日本最古のオーケストラ

大阪・天王寺区にある「四天王寺」は、聖徳太子ゆかりの寺です。

1400年以上前に建立された寺で、旧暦の聖徳太子の命日2月22日には雅楽が奉納されます。

雅楽は、大陸より伝った楽器音楽が日本独自に発展したものです。日本最古のオーケストラとも呼ばれています。

天王寺楽所 雅亮会 副理事長を務める小野真龍さんは、雅楽について師匠から弟子への口伝で伝えられているものだと教えてくださいました。

唱歌は、歌を指導者が歌い、生徒が真似ることで音程や間を学びます。江戸時代より使われている譜面を拝見しました。

笛の指の穴の指示はありますが、メロディーの指示はありません。

小野さんにお尋ねすると雅楽には、指揮者はいないそうです。

それぞれの楽器が主導権を取り笙から楽団へ笛から楽団へといった具合にメッセージを送りあうのだそうです。

ホントにあうんの呼吸ですね。

(こわくび@shokannonさん、アップありがとうございます。)




美の壺:2つめのツボ「自然の響きを象る」

美の壺:谷田 直道(たにだ まさみち)さん一家 和楽器を支える 雅楽器職人

京都府木津川市の雅楽器職人谷田直道(たにだまさみち)さん一家が登場します。

、妻の京子さん、長男の浩太さんの家族で篳篥(ひちりき)や竜笛といった吹きものを作っています。

材料は煤竹(すずたけ)とって古民家の囲炉裏の煙でいぶされた竹を使います。煤が入ると竹はしなやかで割れにくいそうです。

雅楽に使う楽器は煤竹でないと良い音が出ません。

どのように作られるのか工房にお邪魔しました。篳篥の制作をされていました。まず、表面に削り穴を開け内側に漆を塗り重ねます。

時には数十回も塗り重ねることもあるそうです。

その上に樺(かば)を巻きます。

樺を巻くことで強度が高まり吹きやすくなります。見た目も重厚感ができてきました。素材と技が重なり伝統の和楽器が出来上がりました。

(TC楽器3F/和楽器コーナー@wagaku_hyakuninさん、アップありがとうございます。)




美の壺:東儀 秀樹(とうぎ ひでき)さん 雅楽師

雅楽師の東儀秀樹(とうぎ ひでき)さんが登場します。東儀秀樹さんは、和楽器は宇宙と語ります。

東儀さんは、雅楽師の傍ら映画やTV、CMの音楽も提供しています。

また、雅楽ばかりでなくピアノやシンセサイザー、チェロなどのさまざまな楽器を演奏するそうです。

世界中を旅し、各地の珍しい楽器を集めてきました。

ブータンのカンリン、トルコのプーンギなどユニークなカタチや様々な音色を奏でる楽器がところ狭しと並んでいます。

楽器は、暮らしや文化によって姿や音色を変えて存在します。東儀さんによると吹きものには、意味があるそうです。

笙は、天から降り注ぐ光が音になります。篳篥は、地上の音・人間の声。龍笛はその名の通り、天と地の間を行きかう龍を象徴する楽器なのだそうです。

三つあわせた「天地空」が核となり合奏となるのが雅楽です。小さな楽器は無限大で雅楽は宇宙をつくる要となります。

(東儀秀樹@htogi999さん、アップありがとうございます。)




美の壺:木村和男(きむらかずお)さん ヨシ農家

雅楽の楽器に必要な素材を求めて農家を訪ねます。

篳篥は、雅楽の中でも音を出すのが難しい楽器だと言われています。篳篥には、蘆舌(ろぜつ)と呼ばれるリードが必要となります。

リードには千年以上前より大阪高槻市鵜殿のヨシ原のヨシが良いとされています。鵜殿のヨシ原とは、高槻市鵜殿から上牧に広がる淀川右岸河川敷のヨシの群生地のことです。

地元で農家を営む木村和男さんは、50年以上ヨシを採り続けています。リードに合うヨシを探すのは、至難の業です。

長さ4メートル前後で穂がしっかりとした太いものが良いとされています。木村さんは、このままでは、篳篥用のヨシは途絶えてしまうと危機感を持っています。

木村さんは、篳篥用のヨシの復活を願って植物専門家との情報交換会など、さまざまな取り組みをされています。

東儀秀樹さんによると、プロの奏者は自身でリードを作ります。制作には1時間近くもかかるそうで数十個作っても、ものになるのは僅かだと言われています。

リードは、ぬらして使いますが、緑茶に浸すそうです。

https://twitter.com/Marutama111/status/1513116741261721606

(🎵( ・∇・)🎵@Marutama111さん、アップありがとうございます。)





美の壺:最後のツボ「連綿と続く職人技」

美の壺:安藤 政輝(あんどう まさてる)さん 箏の音響を研究する筝曲家

箏は龍に見立てられ、龍にちなんだ名称がつけられています。埼玉県三郷市には、箏を作る工房があります。

箏を作るには、福島県会津の桐が最高級とされています。大きな丸太から切り出され、箏の本体が作られていきます。

箏本体の裏側には蚤で一筋ずつ「綾杉彫り(あやすぎぼり)」と呼ばれる彫刻が施されています。精緻で美しい模様です。

箏の音響を研究している筝曲家の安藤政輝さんは、凹凸があることで単一の残響ではなく、複雑な響きとなってきれいな余韻となっているのだと教えてくださいました。

箏本体の表面には「甲焼き」という工程があります。桐を焼き付けることで木材を堅くして虫食いを防いで保護します。

木目を美しく浮かび上がらせることで、箏の個性をひき出します。

甲の表面が、かたいと弦の振動が広がり共鳴します。木目の模様には「板目」「柾目(まさめ)」「玉杢(たまもく)」などがあります。

(沖政一志@okimasakazushiさん、アップありがとうございます。)




美の壺:ドリアーノ・スリスさん 琵琶職人 と尾方 蝶嘉(おがた ちょうか)さん 筑前琵琶奏者

福岡県福岡市は、筑前の国とも言われます。この地に筑前琵琶を継承する職人がいます。

琵琶職人 ドリアーノ・スリスさんは、1974年にイタリアより来日し、筑前琵琶の音色に心打たれ、琵琶職人 吉塚元三郎さんへ弟子入りをしました。

当時、吉崎さんは、ほとんどの筑前琵琶を手掛けていた人物でした。ドリアーノさんは、原木から作る工程にひかれたそうです。琵琶は、形と音色がひとつになり音の彫刻だと言います。

琵琶職人となった今では、修復も手掛けています。心がけていることは、できる限り作られた時の状態に近づけることだそうです。

筑前琵琶奏者の尾方蝶嘉(おがたちょうか)さんが、修理をした琵琶を受け取りに訪れました。100年の時を超え令和の時代に復活したと感動をされていました。

最近、ドリアーノさんは、弟子をとるようになりました。吉塚さんから教わったことや自身が研究したこと全てを教えたいそうです。

琵琶の歴史は、技を守る職人の情熱により新たな時を刻んでいます。

https://twitter.com/snowflake0845/status/1349686315273519104

(mayu*iwa 🇺🇦🕊@snowflake0845さん、アップありがとうございます。)




美の壺:再放送・バックナンバー情報

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美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。

今回の『美の壺』初回放送は2022年4月15日(金)でした。番組内容もこの時点のものです。

放送スケジュールは2021年4月現在で、
Eテレ「美の壺・選」の放送は、日曜日午後11時~、再放送は毎週木曜日午前11時~です。

BSプレミアムは2021年秋からは新規放送がなく

過去の放送分から毎週金曜日午後0:30〜午後1:00からと毎週土曜日午前6時45分~です。

BS4Kは、BSプレミアムと同じ毎週金曜 午後7時30分で、再放送は回数が増えて、

日曜日午前6時45分、月曜日午後4時00分、金曜日午前9時00~の3回あります。

キレイな画質のBS4Kは美の壺のような番組にはピッタリですね!

NHKオンデマンドなら月額の見逃し見放題パックや単品視聴ができます。月々500~600本の番組が放送当日または翌日から見られます。

【参考サイト】

番組公式ページ https://www.nhk.jp/p/tsubo/ts/3LWMJVY79P/
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/
NHK クロニクル  https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/
NHKの旧美の壺詳細サイト https://www.nhk.or.jp/tsubo/program/




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