こんにちは~。らら子です。
2009年の文楽9月公演は、ストーリー的には「ダメな父ちゃん」シリーズでした。
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『心中天網島(しんじゅうてんのあみじま)』は、妻子がいるのに若い遊女にうつつを抜かし、周囲の心配をよそに三年ものあいだ心中を誓い合っている脳内お花畑の色男。焼きもちをやいてヒステリックになったり、炬燵でめそめそしたり、ほんとダメ。
『嬢景清八嶋日記』は、源氏への復讐心に燃えるあまりに、妻子を顧みず復讐を実行し失敗し島流しになって、妻子のことなどすっかり忘れている主君一筋の男。
『艶容姿女舞衣』は、新妻をほったらかして、ずるずると女芸人との関係を続け、子どもまでいる優柔不断な男。親を泣かせ、妻を泣かせ、そして心中。幼い子どもを道連れにしなかっただけましでしょうか。
配役とあらすじ、らら子的感想をまとめてみました。
目次
第一部『心中天網島(しんじゅうてんのあみじま)』
今回の配役、切り場語りの大ベテラン鶴澤清治さんに、若手ホープの呂勢太夫さんがどこまで食いついていくか?に注目が集まってました。
人形遣いは、小春の和生さん、治兵衛の勘十郎さん、孫右衛門の玉男さんががっぷりと組んで、いずれ劣らぬスターぷり。
あらすじはこちら。それにしてもひどい男ですねー。テキパキ女房とだめんず。
【文楽】心中天網島(しんじゅう てんの あみじま):かんたんあらすじと解説:見どころ
感想です。ご笑覧下さいませ。
【感想】文楽2019年9月1部『心中天網島(しんじゅうてんのあみじま)』東京・国立劇場
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第二部『嬢景清八嶋日記(むすめかげきよやしまにっき)』『艶容姿女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)』
第二部は『嬢景清八嶋日記(むすめかげきよやしまにっき)』と『艶容姿女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)』でした。
配役は以下の通りです。
第二部『嬢景清八嶋日記(むすめかげきよやしまにっき)』
健気な娘と、いつまでも大人になれない荒ぶる父ちゃん。出てくる人がみんないい人。なんとなく釈然としないながらも距離的に壮大なハッピーエンドドラマでした。
【文楽】嬢景清八嶋日記(むすめかげきよやしまにっき):かんたんあらすじと解説:見どころは?:【歌舞伎】『孤高勇士嬢景清(ここうのゆうしむすめかげきよ)』元ネタ
感想はこちらから。なんと言っても箕助さんの一挙手一投足に目が釘付けでした。
【感想】 文楽2019年9月2部『嬢景清八嶋日記(むすめかげきよやしまにっき)』東京・国立劇場
https://www.instagram.com/p/B155iTvgDN1/
第二部『艶容姿女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)』
今ごろは、はんしっつぁん……のクドキで有名。好き合う二人に振り回されて、誰も幸せにならない切ないお話。
【文楽】艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ):かんたんあらすじと解説:見どころ
感想はこちらから。優柔不断男にかなりムカムカしています。
【感想】 文楽2019年9月2部『艶容姿女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)』東京・国立劇場
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