鶴澤清友(つるざわ せいとも)さん 祝!文化庁長官表彰!地道で端正なベテラン三味線Wiki的プロフ

こんにちは~。 らら子です。
今回は、文楽三味線の鶴澤清友(つるざわ せいとも)さんをご紹介します。「苦労人のおやっさん」といった雰囲気の清友さん。そのストイックで職人的な目立たなさが逆に印象深く、SNSを見ているとファンも多いようです。

どんな方なのでしょうか?さっそくプロフィールを見ていきます。



鶴澤清友さんのプロフィール、年齢や出身、芸歴は?

こちらがプロフィールです。

誕生日:大沢弘宣
出身地:神奈川県
本 名:昭和22(1947)年7月9日

[芸 歴]

  • 昭和46(1971)年12月 二代鶴澤道八(つるざわ どうはち)に入門
    • 鶴澤清友(つるざわ せいとも)を名のる
  • 昭和47(1972)年 5月 国立劇場で初舞台
  • 昭和57(1982)年 現 鶴澤清治(つるざわ せいじ)門下となる

[受賞歴]

  • 昭和54(1979)年 1月 昭和53年度文楽協会賞
  • 昭和59(1984)年 9月 昭和58年度因協会奨励賞(野崎村)
  • 平成 7(1995)年 1月 第14回(平成6年)国立劇場文楽賞文楽奨励賞
  • 令和 2(2020)年 5月 令和2年度憲法記念日知事表彰
  • 令和 2(2020)年12月 令和2年度文化庁長官表彰

清友さんは神奈川県生まれ。昭和46(1971)年に、二代目・鶴澤道八(つるざわ どうはち)さんに入門します。師匠の前名の鶴澤清友(つるざわ せいとも)を名のって昭和47(1972)年に初舞台を踏みます。

昭和56(1981)年に師匠が亡くなり、昭和57(1982)年から鶴澤清治さんの門下となります。



鶴澤清友さん「令和2年度 文化庁長官表彰者」

鶴澤清友さんが、「令和2年度 文化庁長官表彰者」として表彰されました。おめでとうございます。

有識者による文化庁長官表彰選考会議において「永年にわたり、人形浄瑠璃三味線演奏家として活躍するとともに、後進の育成にも努め、重要無形文化財「人形浄瑠璃文楽」の保存・伝承に寄与し、文化財保護に多大な貢献をしてい
る」として「令和2年度 文化庁長官表彰者」として表彰されました。

出典:文楽協会公式サイト

着実な歩みが評価されてすばらしいです。ますますのご活躍を祈念いたします。

鶴澤清友さんは苦労人?最近は藤太夫さんと多く組む。「ゴスペルin文楽」にも出演

清友さんの入門のきっかけはよくわかりませんが、24歳の入門は今と比べても遅いスタートです。早ければ早いほどいいといわれる芸事の世界なので、かなり苦労されたのではないかと想像します。その着実な努力が認められて、早い段階で文楽協会賞やその他の賞を受賞されています。

最近の文楽公演では、豊竹藤太夫さんと組むことが多いようです。また、豊竹呂太夫さんのライフワーク「ゴスペルin文楽」にもたびたび出演し、作曲もてがけています。

平成29(2017)年 には鶴澤友之助( 当時:豊澤龍爾)さんを弟子に迎えました。

鶴澤清友さんの特技や趣味は分かりませんでした。




らら子的萌えポイント

清友さんが登場すると、ワタクシらら子の中で、小さく「おぉ」と歓声が上がります。よれよれのトレンチコートが似合いそうな(失礼!)、ひと昔前の刑事ものに出てきそうな、人情にアツいおやっさんのイメージ。

演奏スタイルもいたって地味。がつがつせず、一つ一つの音を丁寧に響かせているのが、実直なお人柄をよく表しているように感じます。

若手イケメンの鶴澤友之助さんが清友さんの門下になったのは、意外なようななんとなくしっくりくるような不思議な納得感があります。

文楽三味線イチの華やかな若手とおやっさんの師弟コンビ、どんなケミストリーを生み出すのか、興味津々です。
これから円熟の時を迎え、ますますのご活躍をお祈りしております!



参考にさせていただいたサイト

公益財団法人 文楽協会 https://bunraku.or.jp/index.html

伝統芸能による福音の恵み ー『ゴスペル・イン・文楽』の恵みーhttp://www.nskk.org/osaka/church/kawaguchi/kawaguchiHP/bunraku.html