こんにちは、らら子です。
今回は、竹本織子太夫(たけもと おりこだゆう)さんを紹介します。
え?文楽にそんな技芸員いたっけ??と思うかも……。
まだまだ初舞台前です^^
今年やっと小学校4年生。阿波人形浄瑠璃の本場、徳島の出身です。
オチビさんの太夫、豆太夫(まめたゆう)さんです。
https://t.co/pNev89VRTD#竹本織子太夫
— ぶぶ (@yhoobooboo) August 9, 2019
今年から竹本織太夫さんに弟子入り.文楽の太夫になる修業をはじめました。
入門の時は、新聞やテレビでも報道されたので、ご存知の方も多いのでは?
今は、NHK「あしたにたねをまこう!」の動画で<NHK>2020応援ソングプロジェクト「パプリカ」にのせて将来の夢を語っていますね。
将来を期待される、竹本織子太夫さん、いったいどんな方なんでしょう??
目次
竹本織子太夫さんのwiki的情報、年齢や出身、芸歴、受賞歴は?
竹本織子太夫さんのプロフィールです。
誕生日:平成21(2009)年?月?日
出身地:徳島県
本名:藤本智大[芸 歴]
- 平成29(2017)年4月 阿波人形浄瑠璃と出会う
- 太夫の竹本友和嘉さんに師事
公益財団法人阿波人形浄瑠璃振興会に所属- 平成29(2017)年12月 阿波十郎兵衛屋敷で初舞台
- 勝浦町や鳴門市などで計7回、語りを披露
- 平成 31(2019)年 3月 竹本織太夫(たけもと おりたゆう)さんに入門
- 竹本織子太夫(たけもと おりこだゆう)と名のる
- 平成 31(2019)年 4月 文楽協会研究生となる
[受賞歴]
- 平成30年1月 「チャレンジとくしま芸術祭 2018」
- 「近松半二作 『傾城阿波の鳴門(けいせいあわのなると)』「順礼歌の段(じゅんれいうたのだん)より抜粋」により、
最も印象深い出演者に贈られるMIPを受賞(8歳8ヶ月)
「順礼歌の段(じゅんれいうたのだん)」といえば、いたいけな巡礼の娘おつるちゃんが、父母に会いたさに西国を旅し、偶然それと知らずに母に会ったものの……。
という、おばちゃんハンカチしぼるほど泣ける話。
同じ年頃の豆太夫さんが語ったら、たまらんでしょうなあぁ。
といいつつ、誕生日は不明です💦
入門が平成31(2019)年3月28日で、当時小学校3年生で9歳。
2018年1月に8歳8ヶ月なので、きっと2009年生まれですね。
2019年夏はテレビで「10歳です!」と言っていますね。
小学生の入門は織太夫さん以来36年ぶり。織子太夫さんは豆太夫一門??
芸能の世界、早く始めれば始めるほどいいといいます。
竹本織子太夫の名をもらった藤本さんは、4月1日付で文楽協会の研究生となる。「修業には長い時間がかかるけれど、舞台に立つために頑張りたい」と決意を述べた。 文楽の修業は数十年単位の長い時間が必要。織太夫さんは「この歳で修業を始めるのは財産になる」と期待を寄せた。
(日経新聞2019/3/28)
師匠の織太夫さんも1983年に8歳で豊竹咲太夫さんに入門しています。小学生の豆太夫は師匠の織太夫さん以来36年ぶりだそうです。
イケメン太夫豊竹咲寿太夫さんのツイッターでも「甥弟子」として紹介されていますね。織太夫さんは、咲寿太夫さんの兄弟子なので、甥弟子となるんですね。
https://twitter.com/sakiju/status/1114506325646385152
咲寿太夫さんも入門時は豆太夫と話題になりましたが、入門は中学生の時でした。
実はお二人の師匠の豊竹咲太夫さんも昔はバリバリの豆太夫。
1953年に9歳で名人・豊竹山城少掾(とよたけ やましろのしょうじょう)に入門し、すぐ初舞台でした。豆太夫として楽屋でもずいぶんかわいがられたそうです。
豆太夫一門ですね☺
竹本織子太夫さんの入門のきっかけは?すでに阿波人形浄瑠璃で活躍。
阿波人形浄瑠璃の本場、徳島で生まれ育った織子太夫さん。
徳島出身の太夫は、今の豊竹呂太夫さんのおじいさんの若太夫さん以来だそうです。
小学校2年生になったばかりの平成29(2017)年4月に、
徳島市での体験会で阿波人形浄瑠璃に出会い、
すぐに太夫の竹本友和嘉さんに入門します。
見てください、この堂々とした語りを!
https://www.instagram.com/p/Bu1CO85hYCV/
阿波人形浄瑠璃振興会に所属して、舞台に立つかたわら、大阪の国立文楽劇場にも年に何回かのペースで文楽公演を鑑賞。
平成30 (2018)年6月に織太夫さんと出会い、文楽の太夫になることを決意したそうです。
3月28日に大阪で、師匠と弟子の固めの盃をかわしました。
日本経済新聞さんより
人形浄瑠璃文楽に小3が弟子入り 竹本織太夫さんに:日本経済新聞
↓↓https://t.co/A5bYmkFNd2
竹本織子太夫さん(智大くん)おめでとうございます。頑張ってください。また、展示室に遊びにきてください。#bunraku #竹本織子太夫 #竹本織太夫さんに入門おめでとうございます— 文楽応援団 (@bunrakuouendan) March 28, 2019
とはいえ、織子太夫さんは、徳島市在住。
この先は、4月以降は週末や夏休みを利用して
大阪の織太夫さんのもとにお稽古に通うことになるそうです。
まだ小さいから、対面で口移しというかおうむ返しに覚えていくんでしょうね。
そんな姿、想像するだけで、おばちゃんメロメロになっちゃいそうです。
織子太夫さんとしてパプリカの曲をバックにNHK「あしたにたねをまこう!」の動画に出演中
そんなお稽古の様子が流れてきました。NHK「あしたにたねをまこう!」の動画に出演中です。https://sports.nhk.or.jp/tokyo2020/song/movie/05.html
<NHK>2020応援ソングプ「パプリカ」にのせてハキハキと「たけもとおりこだゆう 10歳です!」と自己紹介。さすが豆太夫、滑舌も発声もばっちり。
そのあとは、お稽古の様子。師匠の竹本織太夫さんとお揃いの小さな浴衣を着て、師匠と差し向かいで大人顔負けのきびしい修業です。楽屋では出番前の師匠のお手伝いも。
「大夫は女の人も男の人もいろんな人を(1人で)表現しているのが楽しい。上手な太夫さんになりたいです。」とニコニコ。
「毎日稽古するしかないですね。」という口調は、はっとするほど大人びています。
そんな織子太夫さんの将来の夢は「文楽の魅力を世界に伝えたいです!」です。
がんばって!
遠距離でお稽古に通うのはご家族も大変でしょうが
将来の夢のために、がんばってほしいですね。
初舞台はいつごろでしょうか?楽しみです^^
竹本織太夫さんの息子、咲甫太夫さんとも良きライバルに??50年後は人間国宝がざくざく?
ところで、織太夫さんの息子さんたちも、
平成30(2018)年6月に中1と小3で文楽に入門しています。
長男くんは豊竹咲甫太夫として、織太夫さんに入門。
次男くんは鶴澤清斗として三味線の鶴澤清介さんに入門。
さらに、鶴澤清介さんの次男の田中快周さん(18)も平成31(2019)年3月28日に、
父・清介さんに弟子入りして、鶴澤清方の名をもらいました。
人材不足や世代交代が問題になっている文楽界ですが、
十代の人たちが増えて、将来はあかるいですね。
織太夫さんや清介さんの周りで、みんなよきライバルとして、
芸を磨いていってほしいです。
らら子的萌えポイント
もう、とにかくかわいいですよね。
まだ今はボーイソプラノですが、
そのうちにひくーいふとーい声が出るようになるんでしょうね。
度胸も表現力もおとな顔負け。
芸能は早ければ早いほど身につくというので、ほんとうに将来は、期待大大大です!
50歳60歳は、ヒヨッコといわれる世界で、
これからながいながい道のりを歩み始めた織子太夫さん。
人間国宝になるころには、らら子は生きていないと思いますが笑、
初舞台を心待ちにしています~♡
参考にさせていただいたサイト
徳島新聞 『上板の9歳文楽太夫入門 藤本君(高志小3年) 小学生36年ぶり 来月から 大阪の師の下 芸磨く』https://www.topics.or.jp/articles/-/182243
日経新聞 『人形浄瑠璃文楽に小3が弟子入り 竹本織太夫さんに』https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43063250Y9A320C1AC8000/
チャレンジとくしま芸術祭2018 https://art.tokushima-ec.ed.jp//challenge/2018/presentation/mip_fujimoto.html