にっぽんの芸能 文楽「近頃河原の達引」~堀川猿廻しの段~(Eテレ2019年6月21日):出演者情報・あらすじなど

2019年4月文楽公演第二部で上演された文楽「近頃河原の達引(ちかごろかわらのたてひき)」~堀川猿廻しの段(ほりかわさるまわしのだん)~をダイジェストで放送。

主な出演

  • 浄瑠璃:豊竹呂太夫、竹本津駒太夫、
  • 三味線:鶴澤清介、竹澤宗助、
  • 人形・桐竹勘壽、吉田玉也、吉田簑二郎、吉田勘彌ほか、

<スタジオゲスト>荻田清(梅花女子大学名誉教授)、
<ご案内>石田ひかり(女優)・吉田真人アナ

国立文楽劇場開場35周年記念として2019年4月文楽公演第二部で上演されました。
文楽劇場公式、気合の入ったツイートです(笑)




「近頃河原の達引」~堀川猿廻しの段のかんたん解説(あらすじ・ネタバレ)

遊女・おしゅん、その愛人で井筒屋の息子・伝兵衛はラブラブ。

悪いさむらい横淵官左衛門(よこぶち かんざえもん)は
おしゅんに横恋慕(よこれんぼ)していて、

さらに悪友とつるんで伝兵衛をおどして大金300両を巻き上げる(ひどい!)

伝兵衛は河原で官左衛門と喧嘩(喧嘩=建引)になる。つまり『河原の建引』

そして、伝兵衛は官左衛門をを殺してしまいおたずね者に!
おしゅんは実家へ戻される。

おしゅんの実家は母と兄がいるが貧乏。
目の不自由な母は近所の娘たちに地歌(じうた)を教え、
兄の与次郎は猿回しの芸でその日暮らし。

母と兄に「伝兵衛と縁を切る手紙を書け」と言われるおしゅん。
したがうふりして、愛をつらぬくと書く。

そこへ伝兵衛が別れを告げにやってくる。
おしゅんに母や兄と幸せに暮らしてほしいと伝えると、有名なクドキ


「そりゃ聞こえませぬ伝兵衛さん」

聞こえないんじゃなくて、あなたの言い分は聞きませんよということですね。

2人の決心が固いことを知った母と兄は泣きながら
めでたい猿回しで2人をにぎやかに送り出す。

おたずねものの伝兵衛といっしょにいる限り、
2人は死ぬしかないんですよね。

この先は心中するとわかっていても、
どこかに逃げて生き延びてほしいと願う家族の愛。

悪い人が一人も出てこないんですよねー。
お金がなくても温かい愛に道が結末が泣かせますよね。



「近頃河原の達引」~堀川猿廻しの段の配役・出演者情報

太夫と三味線は以下の通り

近頃河原の建引
(ちかごろかわたのたてひき)
太夫 三味線 ツレ
 四条川原の段
(しじょうがわらのだん)
豊竹靖太夫 野澤錦糸
 堀川猿回しの段
(ほりかわさるまわしのだん)
竹本津駒太夫 竹澤宗助 鶴澤清公
 堀川猿回しの段
(ほりかわさるまわしのだん)
豊竹呂太夫 鶴澤清介 鶴澤友之助

人形の部は以下の通り。

配役 人形遣い
横淵官左衛門(よこぶち かんざえもん) 吉田玉勢
仲買勘蔵(なかがいかんぞう) 桐竹勘介
井筒屋伝兵衛(いづつやでんべえ) 吉田勘彌
廻しの久八(まわしのきゅうはち) 吉田清五郎
稽古娘おつる(けいこむすめ おつる) 桐竹勘次郎
与次郎の母(よじろうのはは) 桐竹勘壽
猿回し与次郎(さるまわしよじろう) 吉田玉也
娘おしゅん 吉田簑二郎
駕籠屋(かごや) おおぜい



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