祝!六代目竹本錣太夫(たけもと しころだゆう)さん のWiki的プロフ:津駒太夫(つこまだゆう)から錣太夫襲名!貫禄たっぷり美声のベテラン

こんにちは~。 らら子です。

今回は、竹本錣太夫(たけもと しころだゆう)さんをご紹介します。貫禄たっぷり大ベテランの太夫さんです。

この度、2020年1月の初春文楽公演で、竹本津駒太夫(たけもと つこまだゆう)改め六代目竹本錣太夫(たけもと しころだゆう)襲名することが発表されました。おめでとうございます!!
錣太夫の名跡は、明治後期から昭和期にかけての活躍で人気だった五代目(1876~1940)以来、80年ぶりの復活だそうです。

どんな方なのでしょうか?さっそくプロフィールを見ていきます。

竹本錣太夫さんのプロフィール、年齢や出身、芸歴は?

こちらがプロフィールです。

誕生日:昭和24(1949)年1月17日
出身地:広島県
本 名:藤田千尋

[芸 歴]

  • 昭和44年 四代竹本津太夫(たけもと つだゆう)に入門 竹本津駒太夫(たけもと つこまだゆう)と名のる
  • 昭和45年10月 大阪 朝日座で初舞台
  • 昭和64年 1月 五代・豊竹呂太夫(とよたけ ろだゆう)の門下となる
  • 令和2年 1月六代目・竹本錣太夫(たけもと しころだゆう)を襲名

[受賞歴]

  • 昭和52(1977)年 1月 昭和51年度文楽協会賞
  • 昭和56(1981)年 8月 昭和55年度因協会奨励賞
  • 昭和58(1983)年 1月 昭和57年度文楽協会賞
  • 昭和62(1987)年 7月 昭和61年度因協会奨励賞
  • 平成 2(1990)年11月 平成元年度因協会奨励賞
  • 平成 4(1992)年11月 平成3年度因協会奨励賞
  • 平成 5(1993)年 1月 第12回(平成4年)国立劇場文楽賞文楽奨励賞
  • 平成 7(1995)年 7月 平成6年度因協会奨励賞
  • 平成 9(1997)年 2月 名古屋ペンクラブ賞
  • 平成11(1999)年 1月 第18回(平成10年)国立劇場文楽賞文楽奨励賞
  • 平成14(2002)年 1月 第21回(平成13年)国立劇場文楽賞文楽奨励賞
  • 平成14(2002)年 7月 平成13年度因協会賞
  • 令和2(2020)年4月 第 39 回(令和元年度)国立劇場文楽賞優秀賞

錣太夫さんは広島県の生まれ。20歳で四世・竹本津太夫に入門、津駒太夫と名のります。翌年10月

初舞台。昭和64(1989)年に五世・豊竹呂太夫の門下となります。
昭和64年!たった数日しかなかった昭和64年が経歴に登場すると、おっ!と思います。

竹本津駒太夫という名前は、新派の大スター伊志井寛(いしいかん)さんが戦前に文楽界にいたときに名のっていた名前だそうです。その後、令和2年(2020)年に六代目竹本錣太夫(たけもと しころだゆう)を襲名します。



竹本錣太夫さんの入門のきっかけは?特技や趣味は?

もともと文楽の世界とは縁がない太夫さん。高校卒業後は大学にも進学します。

ある日、テレビで文楽を観てこれだ!と思ったそうです。そして大学を中退して文楽の津太夫に入門。わりとあっさりした動機に見えますが、文楽の女神さまの采配でしょうかねぇ。

太夫さんの趣味や特技はわかりませんでした。

きっと文楽一筋なのでは?と想像しています。



竹本錣太夫(たけもと しころだゆう)さん襲名披露狂言はどんな演目?

錣太夫さんの襲名披露狂言は公式サイトでもこのように発表されました!

国立文楽劇場開場三十五周年記念
初春文楽公演

第1部 午前11時開演
七福神宝の入舩(しちふくじんたからのいりふね)

竹本津駒太夫改め
六代目竹本錣太夫襲名披露狂言
傾城反魂香(けいせいはんごんこう)
  土佐将監閑居の段

曲輪ぶんしょう(くるわぶんしょう)
吉田屋の段

あらすじはこちらから。

https://bunrakukimono.com/outline-keiseihanngoukou-5226




名跡・竹本錣太夫(たけもと しころだゆう)80年ぶりの復活!五代目はどんな人?

竹本錣太夫は津駒太夫さんが襲名すると六代目になります。五代目・竹本錣太夫は明治9(1867)年生~昭和15(1940)年没、明治から昭和初めに活躍した名人で、頭の回転がはやく、コメディ場面であるチャリ場を語らせると右に出るものはいなかったとか。

故・鶴澤寛治さんの思い出話によると、昭和の初め頃、五代目はお金に困って床本を質入れしてしまったそうです。その間にお金持ちの家に招かれてその床本の話をリクエストされたのですが、頑として語らず、それを知ったお金持ちが質から出してくれたそうです。

質入れしても話は全部覚えているのでしょうが、質屋にある間は質屋に義理立てして、誰に頼まれてもその話は絶対に語らないという不文律があったそうです。質入れしてしまう太夫さんも大胆ですが、床本を質草にお金を貸す質屋さんも粋ですね。



らら子的萌えポイント

穏やかな風貌の錣さん。この方が登場すると場が落ち着くのを感じます。高音がきれいで、阿古屋とか艶っぽくて、品格のある女形の役の印象があります。

襲名披露の口上では、兄弟子にあたる豊竹呂太夫さんが若き日の太夫さんの気真面目なエピソードを語っていらっしゃいましたが、気真面目、朴訥、実直、そんな表現の方です。

一度ご挨拶させていただいたことがありますが、床での印象通り、とても控え目でおやさしい方でした。今回の襲名の演目を選ばれたのもお人柄にピッタリだなあと思います。

名跡を襲名しお忙しくなることと思いますが、お身体にお気をつけてますますのご活躍をお祈りしております!





参考にさせていただいたサイト

公益財団法人 文楽協会 https://bunraku.or.jp/index.html

高岡美樹のべっぴんラジオ日記 http://www.obc1314.co.jp/blog/miki/?p=14052

七代目鶴澤寛治 彦六系芸風を引き継ぐ唯一の伝承者 https://labunraku.jp/

国立文楽劇場 令和2年新春公演公式サイトhttps://www.ntj.jac.go.jp/schedule/bunraku/2019/3560.html

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