こんにちは~。らら子です。
今回のNHK 『美の壺』は、秋の味覚の代表「きのこ」。
美味しそうなきのこ、神秘的なきのこがたっぷり出てきます♡
草刈さんのお宅に山伏も登場!
今夜の【美の壺】は #森の神秘きのこ
日本に1万種あるといわれきのこは、森の添え物ではなく森を守る大切な存在。
光るきのこに、世界で活躍する菌類画家の絵、南方熊楠の貴重な図譜まで…
きのこの味方が変わります!
午後7:30~ BSプレミアム #吹春俊光 #大場裕一 #小林路子 #細矢剛 #南方熊楠 pic.twitter.com/oy9vbkDCbF— NHK びじゅつ委員長 (@nhk_bijutsu) November 20, 2020
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。
いざ、謎めくきのこワールドへ。
目次
美の壺:放送内容、出演者情報
【番組予告】
縄文の昔から、日本人が親しんできた「きのこ」
▽きのこにこだわるフレンチレストランの、極上きのこ料理!
▽森と共生するマタギたちの絶品「きのこ鍋」!
▽専門家が案内する、貴重なきのこの数々。八丈島では闇夜にきらめく光るきのこも!
▽世界が認めた菌類画家が、緻密に捉えるきのこの姿!
▽知の巨人・南方熊楠が残した、4000点ものきのこの図譜とは?!
▽草刈正雄邸には、山伏・野村萬斎も登場!!<File519>
出典:番組公式ホームページ
【ゲスト】野村萬斎(狂言師)
【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)
狂言「茸(くさびら)」
草刈さんのお宅に山伏姿で現れたのは、狂言師の野村萬斎さん。
ぼおろん ぼおろん ぼおろん ぼおろん ぼおろん ぼおろん ほい ほい・・と唱えるのは、『にほんごであそぼ』にも登場する狂言の演目「茸(くさびら)」です。
【解説】
狂言は、室町時代からある伝統芸能です。日常生活をテーマに、会話などで展開します。
【あらすじ】屋敷内にきのこが生えて困り、山伏が祈祷をはじめますが、祈れば祈るほどきのこは増えていきます。出典:『にほんごであそぼ』公式ページ 狂言「茸(くさびら)」
まもなく【美の壺】 #森の神秘きのこ
今回、草刈正雄さん邸に登場するのは、“山伏”野村萬斎さん。
「四半世紀ぶりの共演ですね」と大盛り上がり。
狂言のある演目を元にした物語、ご期待ください!午後7:30~ BSプレミアム #きのこ #野村萬斎 pic.twitter.com/rGhsmkI1qA
— NHK びじゅつ委員長 (@nhk_bijutsu) November 20, 2020
美の壺:1つめのツボ「一期一会の山の恵み」
渋谷区恵比寿 きのこ料理のフレンチシェフ 山岡昌治さん
NHK『きょうの料理』でもおなじみ山岡昌治さんのフレンチレストラン「マッシュルーム」が登場します。恵比寿の地に店をかまえて28年目を迎えるそうです。
山岡昌治さんのプロフィールはこちら。
東京・恵比寿にあるフランス料理店オーナーシェフ。東京のレストランに勤めた後、渡仏し、約5年間修業。帰国後、レストランを開く。自由な発想、独創性をモットーに、独自の美食の世界を展開。料理教室も主宰。
出典:みんなのきょうの料理
【森の神秘 きのこ】
というタイトルなんです。今週の #美の壺
えー、神秘というか、美味しいですよね(ソッチカ!!)
フレンチレストランの極上きのこ料理から、菌類画家が緻密に捉えるきのこの姿まで…きのこづくしです。
20(金)夜7:30[BSプレミアム][BS4K]https://t.co/bLgNxkZpLA
— NHK広報局 (@NHK_PR) November 19, 2020
北秋田 マタギ 鈴木英雄(すずき ひでお)さん
秋田県北秋田の森吉山のふもとに今も山の恵みをいただくマタギの生活が紹介されます。
マタギの鈴木英雄さんは、代々続くマタギです。
鈴木英雄さんのプロフィールはこちら。
中村中学校(現阿仁中)を卒業したのが昭和38(1963)年春です。私は自然とマタギの猟に加わるようになりました。高校進学はまだ一般的でありませんでしたし、勉強が嫌いでした。祖父の辰五郎が打当マタギのシカリ(頭領)を務めており、父の金作もマタギをしていましたからね。初めは、学生服・学生帽姿で山に入りました
出典:秋田魁新聞
鈴木英雄さんは、マタギ神社に参拝してから山に入ります。
山の恵みに感謝しつつ、ブナハリタケ、ナメコ、マイタケなどがどっさり入ったきのこ汁に舌鼓をうちます。
笑顔からおいしさが伝わってきます。
美の壺:2つめのツボ「森を支える小さき命」
吹春俊光(ふきはるとしみつ)さん
千葉県立房総の村 栄町できのこの説明をしてくださるのは、千葉県立中央博物館の吹春俊光(ふきはるとしみつ)さんです。企画調整課 上席研究員として大型菌類(きのこ類の分類と生態)の研究をしていらっしゃいます。
タマゴタケの説明。そして、東京大学演習林に場所を移動してさらにさまざまなきのこを解説してくださいました。
先端から枝分かれするホウキタケ、レースを纏ったような「きのこの女王」キヌガサダケ
、脳のようなノウタケ、胞子が埃みたいなホコリタケ、いつもな乾燥しているのに雨で水分を吸うとブニプニになるキクラゲの仲間や、チシオダケなど。きのこの種類は20万種以上あるそうです。
土の中を縦横無尽に巡るきのこの本体は菌糸で、年1度繁殖のために生み出すのが私たちの知っているきのこだそうです。
倒木を分解したり、栄養のやり取りをしたり、きのこは「森の添え物ではない地球にとって欠かせない生き物」と語ります。
八丈植物公園 大場裕一(おおば ゆういち)さん
八丈島の不思議なきのこを、大場裕一さんが案内をしてくれます。
大場裕一さんは中部大学応用生物学部教授。発光生物の研究を専門にしています。
亜熱帯の森に現れるヤコウダケは、ロシアとの共同研究でヒスピジンという成分が発光する仕組みであることを突き止めました。光る理由は不明だそうです。
エナシラシタケは、菌糸も光るとても小さなキノコです。密集したその姿は、まるで天の川
のよう。豊かな森を育む小さな命の輝きです。
美の壺:最後のツボ「広がる世界」
菌類画家 小林路子さん
品川区の公園でスケッチをしているのは、菌類画家の小林路子さんです。
精緻なきのこを35年描き続けてきた小林さん。ロンドンのキュー王立植物園にも作品が収蔵されています。
公園でヤマドリタケモドキ、自宅でノボリリュウタケなどをスケッチ。きのこは時々刻々と姿が変わるので素早く描くことが大事。小林さんは菌糸の存在まで描きたいといいます。
きのこから生命のパワーを感じ、欠けてはいけない世界が広がった気がするそうです。
『きのこの絵本』でおなじみの小林路子さんの展覧会が開催されます。3/8〜 美術館「えき」KYOTOにて。HappyOwl社のHP おしらせのページにもチラシを掲載しました。https://t.co/fv4kybW6c0 pic.twitter.com/sn0usH36Jz
— ハッピーオウル社広報担当 (@HappyOwl_sha) February 16, 2018
南方熊楠(みなかた くまぐす)の菌類図譜
国立科学博物館筑波研究施設。研究員の細矢剛さんが、ずらりと収蔵された熊楠の描いた菌類図譜を見せてくれました。
知の巨人、南方熊楠(みなかた くまぐす)。日本にエコロジーを広めたことでも知られる熊楠は、粘菌、微生物、昆虫の研究に取り組み、特にきのこ研究に力をいれました。
菌類図譜は、きのこのスケッチ、標本、紙に包まれた胞子までつけられています。余白にはびっしりと記述(英語!)が!
熊楠はきのこを1万点収集し、うち4千点を図譜に表しましたが、戦前はほとんど注目されなかったそうです。
熊楠は大きな地球の営みを見出そうとしていたのではと、細矢さん。
きのこが広げる小さな宇宙です。
国立科学博物館 南方熊楠 -100年早かった智の人-。熊楠の手書き文字や絵などがこの目で観れるだけでも贅沢 pic.twitter.com/sQ1MkwkFuQ
— techo (@hibinotecho) December 22, 2017
美の壺:再放送・バックナンバー情報
美の壺・合わせて読みたい バックナンバー
NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2020 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2019年はこちらです。
ご参考になさってくださいね。
美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。
今回の『美の壺』初回放送は2020年11月20日(金)でした。番組内容もこの時点のものです。
放送スケジュールは2020年4月現在で、
Eテレ「美の壺・選」の放送は、日曜日午後11時~、再放送は毎週木曜日午前11時~です。
BSプレミアム「美の壺」は毎週金曜日午後7時30分~、再放送は毎週土曜日午前6時45分~です。
BS4Kは、BSプレミアムと同じ毎週金曜 午後7時30分で、再放送は回数が増えて、
日曜日午前6時45分、月曜日午後4時00分、金曜日午前9時00~の3回あります。
キレイな画質のBS4Kは美の壺のような番組にはピッタリですね!
NHKオンデマンドなら月額の見逃し見放題パックや単品視聴ができます。月々500~600本の番組が放送当日または翌日から見られます。
最近では「ないエンタメがない」がキャッチコピーのU-NEXT(ユーネクスト)も話題ですね。最初の31日間は無料おためし期間だそうです。
【参考サイト】
番組公式ページ https://www.nhk.jp/p/tsubo/ts/3LWMJVY79P/
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/
NHK クロニクル https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/
NHKの旧美の壺詳細サイト https://www.nhk.or.jp/tsubo/program/