NHKせかほし紙「愛しき紙の世界へ」美濃和紙・ドイツ・インド:ペーパークラフト絵本・工房やお店はドコ?世界はほしいモノにあふれてる出演者情報もお見逃しなく

こんにちは~。らら子です。

今回のNHK 『せかほし』は、「愛しき紙の世界へ」。
古今東西、紙界の神様がたくさんでてきますー。普段はあまり意識せずに、身の回りにあふれている「紙」の無限の可能性を再発見!!





目次

『世界はほしいモノであふれてる』番組予告

舞台は日本・ドイツ・インド!旅をするのは、いま話題の紙の専門誌を手がける編集者。日本で探すのは、1300年の伝統を誇る美濃和紙の新たな魅力。TV初公開の貴重な美濃和紙も登場!さらにドイツでは、職人技が生み出す唯一無二のペーパークラフトと、それが紡ぐ東ドイツの温かな冬物語をご紹介。JUJU&亮平も心奪われたインド生まれの絵本には、知られざる紙の可能性を発見。さぁ、あなたの知らない奥深き紙の世界へ。

出典:公式サイト

【出演】鈴木亮平,JUJU,【語り】神尾晋一郎
編集者…津田淳子,紙の専門店 代表取締役…花岡成治,美濃和紙雑貨店 店主…松久恭子,手すき職人…千田崇統,製紙企業組合 代表理事…辻晃一,ペーパークラフト職人…ゴットフリート・ファイファー,アーティスト 作家…バッジュ・シャーム,




せかほし:今回の旅人は津田淳子さん。

せかほし:編集者…津田淳子さんのプロフィール

津田淳子さんは2007年紙の専門誌を発行された、紙のプロフェッショナルです。グラフィック社『デザインのひきだし』の編集者。

『デザインのひきだし』は”プロなら知っておきたいデザイン・印刷・紙・加工の実践情報誌”とのこと。

(なごぶーなごさんアップありがとうございます。)




せかほし スタジオでトーク:『デザインのひきだし』拝見!

津田さんの発行の『デザインのひきだし』は毎号付録がすごくて、見かけが角煮まんじゅうのようになっているという噂です。

たしかにスタジオで紹介された『デザインのひきだし』たちはとても独特!
良い卵が入っているパック(ちょっと厚い紙)が表紙になったものや、お札のくずが混ぜ込まれた紙が表紙になったものなど、インパクト大!

様々な紙のサンプルも入っているので、たしかにとてもボリューミューです。




せかほし:旅の始まりは美濃へ

まず、津田さんが向かったのは、岐阜県美濃市。長良川が流れる水の豊かな街です。

ここでは1300年の伝統を持つ、美濃和紙が作られています。美濃和紙は日本三大和紙の一つになっています。

和紙の原料は楮(こうぞ)という植物の皮。これを丁寧に手でごみを取り除いて、手づくりで作る本美濃紙は、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。

また、この町のシンボルは「うだつ」。家事の延焼を防ぐために作られた防火壁です。
これが富の象徴になり、和紙職人たちは競って豪華なうだつを築きました。

「うだつがあがる」とか「うだつがあがらない」とかってこういうことですね。




MISSION:伝統の和紙 新たな魅力を見つける

せかほし美濃市の街の雑貨屋さん

津田さんは美濃市の街の雑貨屋へ。

美濃和紙の老舗・松久永助紙店

ここの商品は、ほとんどに美濃和紙を利用した紙糸が使われています。軽くて可愛いイヤリングや、50%が紙で出来たタオルなど、紙でできた製品ってたくさんあるんですね。温かみがあって親しみがわくものが多いと感じました。

この雑貨屋の裏には、明治初期に作られた紙蔵が残っています。
ここにはお宝がいっぱい!「墨流し」という、墨汁を流した模様を刷っていく伝統技法で作られた長い和紙や、なんと本物の蝶や落ち葉が入れられた和紙など!

これは職人が遊び心で作ったもののようで、今は作ることも難しいそうです。とても鮮やかに色が残っていてとても美しい!

津田さんも大変気に入ったようで、30メートル購入されていました。






美濃和紙雑貨店 店主…松久恭子さんのプロフィール

松久恭子さんは美濃和紙の老舗・松久永助紙店の娘さんで、店舗責任者を務めています。
松久永助紙店では、紙布や紙糸、それを使ったマスクや手ぬぐいアクセサリーなどを販売しています。

(fiftywalkさんアップありがとうございます。)





せかほし:美濃和紙の紙蔵を改造して作られたホテル

つづいて、津田さんが向かったのは、紙蔵を改造して作られたホテル。

NIPPONIA美濃商家町

美濃和紙で栄え1300年以上の歴史を持つ商家町で、築100年を超える古民家を改装した宿泊体験施設とのことです。

内装のいたるところに美濃和紙が使われています。中でも、手づくりの本美濃紙が使われている一面の障子は、特に朝がキレイだそうです。

ぜひ体感してみたい~!

和室や障子がなくなり和紙が売れないといわれている今だからこそ、現代の生活に合ったスタイルを提案することを大事にされているそうです。

伝統技術も生活に合わせて変化していくんですね。成長には柔軟さが大事なんですね、どの分野も。




製紙企業組合 代表理事…辻晃一さんのプロフィール

NIPPONIA美濃商家町に案内してくれた辻晃一さんは「美濃と和紙を元氣にする」和紙の総合カンパニーと銘打って地元の活性化に力を注いでいらっしゃいます。

和紙専門店Washi-nary透かし懐紙ブランド『KAI』も運営なさっています。

その本業は機械抄き美濃和紙メーカー丸重製紙企業組合代表理事。その他、みの市民エネルギー 代表取締役、NIPPONI美濃商家町 代表と、いくつもの顔を持っています。家業が丸重製紙企業組合で、美濃で生まれ育ち東京の大学を卒業されたそうです。




せかほし:手すき職人…千田崇統さんの「落水紙」

次に、津田さんは手すき職人の千田崇統さんのもとを訪ねます。

千田さんは「落水紙」という伝統技法を得意とされています。これは、型紙の下にセットした和紙に、シャワーの水をたたきつけることで和紙に模様をつける技法です。

光に透かすと模様が出て、光の印影がすごくきれい!

障子に使われていると空間の雰囲気が柔らかくなるようでとても素敵です。




せかほし:手すき職人…千田崇統さんのプロフィール

美濃和紙の手すき職人である千田崇統さん。いい男ですね。
工房は大光工房(たいこうこうぼう)またはWarabi Paper Company
原料、気候、水、処理の仕方、ねべし(トロロアオイ)加減、漉き手の気持ち。一枚一枚を丁寧に漉いているそうです。(出典:大光工房公式サイト)






MISSION:紙漉き憧れの場所で世界の紙を探す

つづいて、津田さんが向かったのは、愛知県名古屋市。
ここには、オーナーが自ら世界を旅して集めた紙の専門店があります。

手漉き和紙と世界の紙の専門店「紙の温度」

まるで革製品のような疑革紙や、国によって模様が異なるマーブル紙など珍しい紙がいっぱい!

中には、カラパセス(亀の甲羅という意味)と呼ばれる、ネパールの伝統技法の紙や、アマテと呼ばれる、メキシコのカラフルなランチョンマットなど、オーナーがこだわって世界中から集めた品々が並びます。





紙の専門店 代表取締役…花岡成治さんのプロフィール

花岡成治さんが代表を務める紙の専門店

手漉き和紙と世界の紙の専門店「紙の温度」

”紙好きならそのお店から出ることができない、紙のワンダーランドとも言えるお店を経営し、自ら世界中を飛び回って紙を知り、仕入れ、販売している”とのこと。(出典:青山ブックセンター)

(きいろさんアップありがとうございます。)




MISSION:ドイツ伝統のペーパークラフトを探す

舞台は、ドイツ東部ブルクシュテット。
町中のお菓子屋さんでは、ケーキを乗せるレースペーパーが使用されています。これがドイツ伝統のペーパークラフト。

ペーパークラフト職人のゴットフリート・ファイファーさんの工房を訪ねます。

ペーパークラフト職人…ゴットフリート・ファイファー(Ggottfried Ppfeiffer)さんのプロフィール

神業のようなペーパークラフトを製作しているのは、ゴットフリート・ファイファー(Gottfried Pfeiffer)さん。




せかほし:ペーパークラフト職人のゴットフリート・ファイファーさんの工房

ペーパークラフト職人のゴットフリート・ファイファーさんの工房では、100年以上前の機械を手入れしながら使い続けています。これが、働くミュージアムと呼ばれるゆえんです。

紙に加工をほどこす金型は、なんと400以上の模様があり、これらはすべて当時の職人の手作りです。

ペーパークラフトの作り方はとてもシンプル。紙を金型に乗せて、機械に入れます。この作業は圧力がすべて!手の感覚だけを頼りに適正な圧力をかけます。1日500個しか作れない職人技です。

すべてが手作業の工房はここだけになってしまったそうで。ゴットフリートさんは、伝統を守り続けたいと思っています。

昔の職人の技術の高さに感動しながら、会話しながら、作業を進めているそうです。

あんな繊細で細かい装飾みたことない!インボス加工されてピカピカになった紙はとてもキレイです!欲しくなっちゃう~。




せかほし:クリスマスハウスの村ザイフィン(Seiffen)

つづいての舞台は、ザイフィン。ドイツの東端、チェコとの国境線あるエルツ地方にあります。ザイフィンは、まるで絵本の世界のような可愛らしい街並みで有名です。

ここでは、クリスマスハウスと呼ばれる、すべてが紙で作られる紙の家を飾る伝統が残っています。
これは、東ドイツに残る伝統で、それぞれの家で、クリスマスの時期に、紙の家を飾ります。
紙といっても、とてもしっかりした作りで、60代、70代くらいの方が修理を依頼しに来るほど、家族の中でずっと大事にされ続けるものだそうです。

その紙の家の中に、明かりがともるととても可愛い!紙でできているとは思えないほど精巧な作りです。日本でも売ってほしく!とてもとてもほしくなりました♡





MISSION:物語にこめられた秘密を探る

せかほし:ハンドメイドの紙を使ったインド生まれの絵本

今、津田さんが注目している絵本があります。それが、インド生まれの絵本。

ハンドメイドの紙が使われているので色合いがそれぞれ違うのです。この紙がなんと、コットン100%を原料として作られています。

この絵本「夜の木」は、インドの先住民族、ゴンド族について書かれたもので、独特の死生観、人生観が描かれています。

描いたのはインドのアーティストバッジュ・シャーム(Bhajju Shyam)さん。

ここには、伝承を語り継ぐ人が皆、年を取り、物語を知る人が減ってきたことを憂慮し、絵本で知ってほしいという思いがあるとのこと。

きっとこういう一部の地域でしか知られていない、デザインや物語ってたくさんあるんだろうと思います。こうやって本になることで世界に知ってもらえるって素敵ですね。




アーティスト 作家…バッジュ・シャーム(Bhajju Shyam)さんのプロフィール

作家のバッジュ・シャームさんは、ゴンド・アートと呼ばれる、独特な色使いとデザインの絵を使い、ゴンド族に語り継がれてきた木の物語を絵本にしました。シルクスクリーンに伝統的な技法で現代的な作品を生み出しています。





旅の終わりに

せかほし:東京・立川にある紙のプロダクトショップ

最後に津田さんが訪れたのは、東京立川にある紙のプロダクトショップ「TAKEOFF SHOP」です。JR中央線「立川」駅 より徒歩約8分、多摩都市モノレール「立川北」駅より徒歩4分という便利な立地。

「TAKEOFF SHOP」は立川・多摩地域の企業の製品を集めたセレクトショップです。地元の福永紙工が企画・運営しています。ネットショップもありますよ。

福永紙工は立川市にある印刷から加工まで一貫して製造できる創業50年とのこと(出典:福永紙工公式サイト)。

津田さんが眺めていたのはかみの工作所の「星空の封筒」。他にも空気の器など。

変幻自在の紙のプロダクトが並びます。立体のものだったり、動くものだったり、表と裏でデザインが違うものだったり!

紙の無限の可能性に気付かされる、素敵な内容でした!




『世界はほしいモノであふれてる』番組情報

『世界はほしいモノであふれてる』放送・再放送予定

今回の放送は2020年12月3日でした。再放送は翌週です。通常スケジュールは以下の通りです。
総合 毎週木曜 午後10時30分
再放送 毎週火曜 午前1時00分(月曜深夜25時)

NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。
【参考サイト】
番組公式ページ https://www4.nhk.or.jp/sekahoshi/
バイヤー’sVOICE https://www4.nhk.or.jp/sekahoshi/26/
再放送予定 https://www4.nhk.or.jp/sekahoshi/2/
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/
NHK クロニクル  https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/



『世界はほしいモノであふれてる(”This World is Filled with Wants”)』はNHKワールドプレミアムでも!

『世界はほしいモノであふれてる』は、英語タイトルが”This World is Filled with Wants”です。NHKワールドプレミアムでも観られます。海外で住んでいるおうちからはもちろん、ホテルからでも観られます。
You can watch the TV program at your home abroad, at your hotel as well.

【参考サイト】
世界はほしいモノにあふれてる(This World is Filled with Wants)
https://nhkworldpremium.com/program/53