こんにちは~。楽々きもの部長らら子です!
みなさん長襦袢(ながじゅばん)ってどうしてます?着姿を決める長襦袢。意外とめんどうですよね。
特に半襟付け。正絹だと汗シミが心配。たたむのもめんどくさい(え?私だけ?)
これをスッキリ解決してくれる洗える長襦袢があります。しかも、洗えるだけじゃなくて、
衣紋がきれいに抜けて、着姿もスッキリ決まって、しかも通気性もバッチリ!
えー、そんなウマイ話あるの?と思われますが、あります。あるんです。
その名は「紙人形(かみにんぎょう)」
ということで、この記事はアフィリエイト広告を含みます♪
お値段はだいたい2~3万円でちょっとお高いんですが、紙人形は楽にきれいに着られて、とにかく丈夫。らら子は10年以上1枚の紙人形を着続けていました。
らら子のリアル友達が着物を着始めたと聞くと、おススメしてるのがこの紙人形なのです。
では、さっそく順を追って紙人形について熱く語ってまいりますよ^^
紙人形(かみにんぎょう)ってなに?:手入れ楽らく着姿が決まる!
紙人形(かみにんぎょう)は洗える長襦袢(ながじゅばん)の商品名です。
はじめから半襟がついてて、半襟つけたまま洗えます。
生地は、洗えるきもので定評のある東レシルックの製品。東レというのは、化学繊維の一流メーカーだけあって生地は高品質。
らら子が10年前に買った紙人形はいまだに現役。じゃぶじゃぶ洗ってハンガーへ。お手入れ楽らく。
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っていうかほとんど手間いらず。
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しかも!かんたんに美しく着姿が決まるように、いろんな工夫がされてます。初心者さんでも衣紋(えもん)が抜けるし、着くずれもしにくいんですわ。
だから、気軽に着物でお出かけする機会が増えます。
洗える襦袢「紙人形」のメリットは?
紙人形のメリットはいろいろありますが、まずは代表的な点を3つほど具体的にお話しますね。
メリットその1:半襟付けが不要!半襟をつけたまま洗える!
長襦袢にチクチク半襟を縫いつける作業。早めにやっとけばいいのに、半襟付けるのは、いつも着る日の前日。
だって、めんどくさいんだもん。あくびこらえながらチクチク。やっぱ洋服でいいか?なんて思っちゃう。
さーらーに!意外と汚れる半襟。
半襟は目立つのでいつもこざっぱりとしておきたいもの。正絹の長襦袢だと、半襟だけ外して洗いますよね。外すのもおっくう。
外した半襟を洗って―、乾かしてー、当て布してアイロンかけてー、また縫い付けてー……のくりかえしの永遠のループですよ。
ところがっ!
紙人形なら、半襟が初めからついていて、半襟つけたまま洗濯機で洗えます。当然半襟付けもなし。
らら子は洗ってハンガーで乾かしたらそのままクロゼットにかけてスタンバイ。
思い立ったらさっと着られます。
え?オシャレな半襟を使いたい?そのときは紙人形の半襟の上にかぶせればOK。
本体が丈夫なので、半襟の上にかぶせたら安全ピンで止めちゃってもOKですよ。
らら子の紙人形初号機は10年選手。洗濯機でじゃぶじゃぶ洗いつつ今も現役です。
メリットその2:衣紋が抜けないお悩み解決!着崩れしにくい!衣紋抜き&腰ひも(胸ひも)付き
すっきりほっそり見える着物姿は衣紋がすっきり抜けてるかが大事。
きれいに衣紋が抜けないと、なんとなくもっさりした着姿になっちゃうんですよね。
若い子のカジュアルな着物ならそれもいいけど、やっぱり大人の女性は衣紋がきれいに抜けてないとね。
るほうが着ている時はよくても、動いているうちに襟元がぐずぐずになっちゃったりすることも。
紙人形の半襟は衿芯入り。さっと羽織るだけで首周りにきれいなカーブを描いてくれます。襟はバイアス裁ちなのでシワも寄りません。
さらに衣紋抜きと腰ひも(胸ひも)があらかじめ縫い付けてあります。
紙人形は立体裁断。身体にフィットして自然と裾つぼまりのシルエットになります。
メリットその3:洗濯ネットでくるくるざぶざぶ洗濯機で洗える!洗い方は?
「洗える」って言いつつ、実は手洗いオンリーだったり、おしゃれ着洗いが必要だったりすることがありますが、紙人形は本当に丈夫。
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洗濯機で洗えます。
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そのまま洗ってもいいけど、ネットに入れるのがおススメ!
「くるくるざぶざぶ」などの商品名でも売っているスラックス用のネットがピッタリです。
袖たたみしてネットに入れれば他の洗濯物と一緒に洗えます。
袖口や襟の内側についた汚れは、エリそで洗いの洗剤をちょこっとつけてから洗えばスッキリ。
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丈夫な化学繊維ならではですね。
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エリそで洗いの洗剤は、ワイシャツ用にご家庭にあるのでは?
脱水したらふつうのハンガーにかけて陰干するだけ。
着物用ハンガーにかける必要はありません。パンパンと軽くたたいてシワを伸ばせばアイロン仕上げもは必要なし。
でも、もしアイロンをかけたい場合は、当て布をして中温でかけてくださいね。高い温度でいきなりアイロン当てると溶けちゃいます^^;
ハンガーに干して乾いたらそのままクローゼットへ。次のお出かけまでスタンバイです。
洗える襦袢「紙人形」のデメリットは?
いいことづくめの紙人形ですが、それなりにデメリットがありますので、ちょっとご説明。
デメリットその1:ちょっと高い……でもコスパよし!
紙人形って、正直お値段がちょっとお高めなんですよね。
単に「洗える襦袢」でよければポリエステルで2~3千円のがネットで買えちゃいますが、たぶん品質はお値段なり。
らら子も初心者の頃にお安いポリ長襦袢を着てましたが、ゴワゴワしてるし、蒸れて暑いので友達にあげちゃいました。
で、その友達もあとから紙人形買ってました(笑)
お値段を考えても紙人形をオススメしたい理由はずばり3つ。
- 丈夫で長持ちで手入れ不要
- 吸水性と通気性もばっちり涼しい
- 着付けの時間が大幅に短縮
洗濯機で手軽にガラガラ洗えて、長く使えます。らら子は気づけばもう10年以上着てました。
着倒すまでいかなかったです。
さすがに10年経つと、より進化した東レシルック生地が出てるので、そっちがいいなと思って新しいのを着はじめました。
新素材はやっぱり高機能。また10年着倒しますよー。
通気性や吸水性はすばらしく進化しています。さらさらとした肌触りが気持ちいいです。
もし、これを読んでいるあなたが着物を着慣れた方なら紙人形の着やすさにびっくりされると思います。
着付けの時間が大幅に短縮されることまちがいなし。
初心者さんにはちょっと手が出にくいかもしれませんが、初心者さんこそ着てほしいと思います。
気軽にきれいに着物を楽しんでいただきたいです。
デメリットその2:静電気がおきるかも?……静電気防止スプレーで解決
紙人形はポリエステルの合成繊維。正絹や木綿の着物とは異なる素材なので、紙人形の上に着たときは、時期によって静電気が気になることがあるかもしれません。
そんなときは、エレガードのような衣料用の静電気防止スプレーをしゅっと軽くひとふきすれば解決です。
念のため言っときますけど、スプレーはくれぐれも紙人形の方にかけてくださいね。
紙人形と同じポリエステルのシルックの着物だと、静電気はあまりおきません。こうやってどんどんシルックon紙人形になっちゃうんだな(笑)
洗える長襦袢「紙人形」つかいこなしのコツ
紙人形を着る時のコツ:衣紋抜きは最後に引くのがポイント!
誰でも簡単にきれいに襟が抜ける紙人形ですが、やっぱりコツがあります。
- 紙人形を羽織ったら、両手で左右の襟をそれぞれ持って、襟を抜き気味に合わせます。
- 空気を抜くようにして襟を合わせたら、片方の手で胸元を抑えつつ、腰ひも(胸ひも)を巻いて後ろに回します。
- 両方の紐を後ろの衣紋抜きについている穴に通して、前で結びます。こうするとがっちり襟をと身頃をホールドできます。(無理なら通さないままで結んでもOK)
丸くきれいに抜けた衣紋にするポイントは、長襦袢のお尻あたりの布を引くこと。
衣紋抜きだけを引っ張ると襟の先がピコッと尖っちゃいますからね。
衣紋抜きをひっぱるのは、着物を着終わったとき。
着物の裾から手を入れて衣紋抜きをぐーっと引くと襟元がきゅっとしまってしまって気持ちいい!です。
紙人形がへたってきたら?衿芯を追加できます!
丈夫な紙人形ですが、さすがに何年も使ってると衿芯が弱ってきます。
衿芯がへたってきたなーと感じたら、衿芯をプラスしてみてくださいね。
もともとある衿芯はそのままいじらず、ふつうの半襟と同じように、衿芯を差し込めます。
おススメは、薄くて柔らかいタイプです。
衿芯が身体側(内側)にくるように差し込めばOKです。
まず買うべき紙人形のおすすめは単衣(ひとえ)か夏物!涼しい!
はっと気づけば、長々と語ってまいりました!
ほとんど買う気持ちになっているあなたも、どれを買えばいいのか?迷っていると思います。
らら子のおすすめは、まずは「単衣(ひとえ)」一択です。「単衣」を買って、着物に慣れたら夏物。余裕があれば「袷(あわせ)」。
最近は、地球温暖化の影響もあってとにかく暑い。なので、一年中、単衣で十分です。
だって袷って袖のところが二重になってるだけで、胴の部分は単衣なんですよ?
袷を着ていても防寒にはなりません!
着物警察的な方が後ろから袖口を見て、「あ~ら、袷の着物に単衣の長襦袢?あらまあ」などと言われる場面も考えにくいです。
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長襦袢は単衣が1枚あればOK。
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そして、夏も着物を着るぜ!という方は 爽竹×セオαという夏物が、超が3つぐらいつくほど涼しくてスグレモノなんです。
セオα(せおあるふぁ)という材質の爽竹というシリーズです。
風が抜ける感じがほんと気持ちいい!ほんとおススメです。
ちなみにらら子はですねぇ……。お年頃のせいかめっきり暑がりになったので、単衣の時期も夏物着てます。
夏物の襦袢ってすけすけのイメージがありますが、らら子は一見して夏物と見えない柄の入っているタイプを愛用しています。
単衣か夏物かはお好みですね。
礼装用も手軽に紙人形でらくらく着付け
とはいえ、紙人形はカジュアルな着物向けで、礼装には向かないんじゃないの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
和のお稽古ごとのお師匠さんとか、きちんとした着物を着る必要がある方にも、礼装にピッタリのきちんと感がある紙人形があります。
こちらの紙人形は半襟が塩瀬でチープ感とは無縁。色も上品な白で素材の良さが際立ちます。
礼装をお召しの機会が多い方こそ紙人形をご活用頂きたいですね^_^
紙人形は色柄も豊富!セミオーダーもできます。
長襦袢は白っぽいものばかりではちょっとつまらないですよね。たまには色柄もので遊んでみたりするのも楽しいです。
たとえば、はっきりした色のものを下に着て、ちら見せさせたり、色を重ねたりするのもおしゃれです。
柄物も、可愛いものからセクシーなものまで笑、色々揃っています。
紙人形のサイズ展開が5段階。通販サイトでもマイサイズでフルオーダーのおあつらえできます。
お仕立て上がりのプレタ紙人形の規格サイズは5段階。小さい方からQP1からQP5まで。らら子はMサイズにあたるQP3を愛用しています。
長襦袢は着つけの土台なので、やっぱりマイサイズがいいという場合もあります。
プレタのサイズより小柄だったり、ちょっとふっくらしていたりという方は、身体を襦袢にあわせるのではなく、フルオーダーしちゃいましょう。
マイサイズの長襦袢を着て、確実に着姿が決まるなら、結果的にそちらのほうがコスパがいいですよね。
通販サイトでは生地を自由に選べるセミオーダーやオーダーもあるので、まずはサイトをチェックしてみてくださいね。
衝動買いするお値段ではないですが、熱烈オススメです!
楽ちん着付けで楽しい着物ライフをー。