こんにちは~。らら子です。
今回のNHK 『美の壺』は、「青と白の粋 染付(そめつけ)の器」。
染付いいいですね。シンプルだけど味がある。涼し気な器がたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。
【今夜の #美の壺 】は #染付の器
骨とう店イチオシの「古伊万里」の魅力
夏にぴったりな料理との取り合わせ
謎多き「古染付」とは?
今大人気の陶芸家・村田森さんが作り出す青
ロンドンでも話題!陶芸家・藤吉憲典さんが生み出す斬新な染付
午後7:30~ BSプレミアム ・4Khttps://t.co/iT0Lle2FEM pic.twitter.com/6WCtX9WljA— NHK びじゅつ委員長 (@nhk_bijutsu) July 1, 2021
いざ、青と白のワールドへ。
目次
美の壺:放送内容、出演者情報
【番組予告】
京都の骨とう店イチオシの染付「古伊万里」。その魅力とは?
▽食器店店主・刀根弥生さんお気に入りの現代作家の染付。夏にぴったりな料理との取り合わせを紹介!
▽中国・明時代末期のある期間にだけ作られた、謎多き「古染付」とは?
▽今大人気の陶芸家・村田森さんが緻密に作り出す青
▽染付に思いを込める、京都の夏の茶会
▽ロンドンでも話題の陶芸家・藤吉憲典さんが描く、伝統とモダンをあわせた斬新な試み!<File543>
出典:番組公式ホームページ
【ゲスト】村田森(陶芸家) 藤吉憲典(陶芸家)
【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)
美の壺:1つめのツボ「万人を魅了する2色の世界」
京都市・中京区 骨董店店主 杉本理(すぎもとおさむ)さん
古伊万里は、肥前(佐賀県・長崎県)で作られた磁器のことです。江戸時代、高級品から手頃な品まで幅広い器が有田で作られ全国へ運ばれました。
京都で古伊万里の染付を扱う骨董店「大吉」店主の杉本理(すぎもと おさむ)さんが、染付の器と魅力を紹介してくださいました。その楽しさのひとつが絵柄です。
幾何学模様が描かれた蕎麦猪口、「柳に蛙」といった模様の器もあります。幕末になるとバラエティー豊かな模様が出てきました。
そして、明治時代になると型紙や銅板で絵柄を転写する「印判」の技法を使った染付も登場しました。
中には失敗作と思しき品もあります。転写紙がくっついてしまったようです。技術が安定していなかったようでそれも愛嬌です。時代を伝えてくれていますね。
200年くらい前の器がちょっとしたお小遣いから買え、普段使いに使える身近な所に魅力があるのだと語ってくださいました。
<3月4日開催> 現代の生活の中に骨董を飾るのではなく「日常使い」する。そんな贅沢な生活の入口を、京都・寺町の骨董店「大吉」の二代目店主 杉本理さんに学びます!
#京都 #骨董https://t.co/EDKn7BpvoX pic.twitter.com/Jib82Dmhn5— ワコールスタディホール京都 (@WacoalStudyhall) March 2, 2017
(ワコールスタディホール京都@WacoalStudyhallさん、アップありがとうございます。)
東京・渋谷区 食器店店主 刀根弥生(とねやよい)さん
食器店「うつわshizen」店主の刀根弥生さんが登場します。
染付の器が特にお気に入りだそうです。染付の真価は料理を盛りつけた時に発揮します。
紹介された女性作家の鉢は、シンプルで柔らかいイメージの器です。
和っぽくなく洋にも和にも合わせることができます。煮物やサラダを盛りつけるのに使っているそうです。染付の器は、他の素材との組み合わせにも優れています。
竹素材のカゴに蕎麦猪口を組み合わせます。竹の風通しの良さと染付の涼やかさがよく合っています。さらにガラスの器を加えるとより夏らしさが増しました。
朱塗りの盆に金の盃を組み合わせるとおもてなしになります。盛りつけにもコツがあるようで絵柄を少しのぞかせます。
食材の鮮やかな色と染付の藍の青さが美しさを感じさせてくれます。
染付と言っても色みも絵柄はさまざまで料理を載せれば組み合わせも無限大に拡がります。刀根さんの食器の使い方やこだわりに感服しました。
12/9(水)〜14(月)、うつわshizen(東京都渋谷区)にて『たなかふみえ 磁展』が開催されています。ずらりと並んだ小皿や猪口などに加え、今展ではパスタ皿が登場。また、小さな高足杯やミニコンポートは今展の意欲作とのこと。三果文や菊花、波兎など、たなか氏らしい可愛い伝統文様が器面を飾ります。 pic.twitter.com/HpFkGDuqKx
— 戸栗美術館 (@toguri_museum) December 10, 2020
(戸栗美術館【2021年6月23日から『古伊万里の重さを見る展覧会』開催@toguri_museumさん、アップありがとうございます。)
美の壺:2つめのツボ「ここにしかない青をめざして」
東京・足立区 石洞美術館(せきどうびじゅつかん)
煉瓦タイルでできた六角形の形がトレードマークの美術館、石洞美術館には、貴重な染付の作品が178件も収集されています。
収集は、実業家の佐藤千壽(さとうせんじゅ)によるものです。29歳で古染付の収集を初め日本有数のコレクションを築き上げました。
古染付とは中国の磁器の一大生産地 景徳鎮で、ある期間にだけ作られた謎の多き焼き物です。古染付の多くは日本の茶人が景徳鎮の民間の窯に依頼して作らせたものだと言われています。
古染付は、形や絵付けの面白さもさることながらもう一つの特徴、「青色」にあります。景徳鎮の青色は宮廷の青と比べるとやや鈍く沈んだ青です。
この鈍く沈んだ青も枯淡の味わいとして茶人に好まれたそうです。
石洞美術館の石洞とは創始者佐藤千壽氏の号から由来しているそうです。石洞美術館は、コロナ感染症のため休館中です。再開が待たれますね。
足立区の石洞美術館染付展を観賞,故佐藤千壽のコレクション,エジプトで発祥した青の器が技術的発展を遂げつつ中東,中国,ベトナム,朝鮮,日本,スペインやイギリスまでに伝播していった様子が美しい品々により理解できた,世界の人々が魅せられた壮大な青の物語,休日だがほぼ独占状態,次回展覧会も楽しみ. pic.twitter.com/WQlPNVJr0x
— ちびすけ (@muzzle2020) May 2, 2019
(ちびすけ@muzzle2020さん、アップありがとうございます。)
京都市北区 陶芸家 村田森(むらた しん)さん
古染付に魅せられた陶芸家 村田森(むらた しん)さんが登場します。
村田さんは、個展を開催すれば各地よりファンが集まる人気陶芸家です。陶芸家を目指したのは高校生の頃、ある焼き物との出会いがきっかけでした。
それは北大路魯山人の古染付の写しの皿でした。高校生の村田少年はカッコイイなぁと単純に思ったそうです。陶芸家となってからは中国や日本の染付を徹底的に研究しました。
その中でも特にこだわったのが「青色」でした。研究の結果、染付の元となる「呉須」を3種類ブレンドしてそこに「ベンガラ」を加え落ち着いた色にします。
素焼きをした素地に絵付けをしていきます。釉薬によっても色の出方が違い釉薬や厚くなると色がボケてしまいます。呉須の量に注意を払い自分の思う濃さを求めていきます。
緻密な作業を繰り返してたどり着いた村田さんの青、深い藍色です。村田さんにしか出せない色です。
https://twitter.com/BRUTUS_mag/status/1400029589573976065
(BRUTUS@BRUTUS_magさん、アップありがとうございます。)
美の壺:最後のツボ「意匠の中に思いあり」
京都・中京区 茶道具店主 善田喜征さん
大正9年創業茶道具店「善田昌運堂(ぜんたしょううんどう)」に設えた茶室です。
毎年7月、祇園祭の時期に合わせて茶会が催されています。床には桃山時代の祇園祭の掛物、茶花は青磁にむくげと葦、水指は明代の古染付、見ているだけで涼し気ですね。
丸文に縦筋が入っています。縦筋はいかにも涼しさを演出してくれます。丸文は縁起のいいものとされ、また、丸文の水指は珍しいのだそうです。
菓子器は「祥瑞(しょんずい)」と呼ばれる17世紀の中国で作られたもので、こちらも染付です。広間には長寿を願う鶴と亀が置かれています。
室内にめでたい文様を散りばめ、染付を置くことで茶席を明るく照らして品性を上げてくれている。
外は暑いですが少しでも涼を感じていただきたい思いで取り合わせを考えましたと店主の善田喜征さんは、語ってくださいました。素敵な空間ですね。
光廣・沢庵贈答歌幅 もとのあき… 啐啄斎好表具
烏丸光廣は江戸時代前期の公卿・歌人・能書家で、大徳寺153世 沢庵宗彭に参禅した。本幅は大徳寺を訪問するにあたり沢庵の都合を伺う光廣が歌を送り、その返歌を沢庵が書したもの。
善田昌運堂https://t.co/PZQv0UmM5Z pic.twitter.com/KSFDMain8S— バレエ瑚 (@ballet_kko) September 14, 2017
(バレエ娘@ballet_kkoさん、アップありがとうございます。)
福岡県・福津市 陶芸家 藤吉憲典(ふじよし けんすけ)さん
海外でも注目されている陶芸家の藤吉憲典(ふじよし けんすけ)さんが登場します。
藤吉さんの日課は身近な自然をスケッチすることです。絵付けをする時に自然に触れた感じたことを大切にしているそうです。
藤吉さんは、元々は東京でグラフィックデザインの仕事をしていました。
22歳のとき、故郷で有田焼に出会ったことがきっかけになり、染付の絵柄がデザインとして優れたことに気がついたそうです。
そして絵柄には意味があることを知ります。暦文、青海波、福寿文、連続する文様はめでたいことが重なると言われ好まれています。
藤吉さんが今制作しているのは、「祥瑞文様(しょんずいもんよう)」のマグカップです。
柄の帯と帯の間に山水画を挟むのが一般的なのですが藤吉さんは、柄帯の組み合わせだけで構成しています。
伝統的な文様を用いながらも現代的な感性を生かすのが藤吉さんの目指すところです。
本日最終日です!
【藤吉憲典 陶展】桃居(港区西麻布2-25-13 TEL03-3797-4494)https://t.co/l9H0vVPhuEオブジェ×箱。伝統工芸×アート。ウサギ×蓮華草#藤吉憲典 #染付 #筆箱 #陶箱 #アート #西麻布 #桃居 #ceramicist #porcelain #ウサギ #蓮華草 #kensukefujiyoshi pic.twitter.com/EA2KR0yrj9
— Ceramic Artist Kensuke Fujiyoshi (@Ceramicist_Ken) June 4, 2019
(Ceramic Artist Kensuke Fujiyoshi@Ceramicist_Kenさん、アップありがとうございます。)
美の壺:再放送・バックナンバー情報
美の壺・合わせて読みたい バックナンバー
NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。
2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2020 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2019年はこちらです。
ご参考になさってくださいね。
美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。
今回の『美の壺』初回放送は2021年7月2日(金)でした。番組内容もこの時点のものです。
放送スケジュールは2021年4月現在で、
Eテレ「美の壺・選」の放送は、日曜日午後11時~、再放送は毎週木曜日午前11時~です。
BSプレミアム「美の壺」は毎週金曜日午後7時30分~、再放送は毎週土曜日午前6時45分~です。
また金曜日午後0:30〜午後1:00からBSプレミアムでの再放送も始まりました。
BS4Kは、BSプレミアムと同じ毎週金曜 午後7時30分で、再放送は回数が増えて、
日曜日午前6時45分、月曜日午後4時00分、金曜日午前9時00~の3回あります。
キレイな画質のBS4Kは美の壺のような番組にはピッタリですね!
NHKオンデマンドなら月額の見逃し見放題パックや単品視聴ができます。月々500~600本の番組が放送当日または翌日から見られます。
最近では「ないエンタメがない」がキャッチコピーのU-NEXT(ユーネクスト)も話題ですね。最初の31日間は無料おためし期間だそうです。
【参考サイト】
番組公式ページ https://www.nhk.jp/p/tsubo/ts/3LWMJVY79P/
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/
NHK クロニクル https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/
NHKの旧美の壺詳細サイト https://www.nhk.or.jp/tsubo/program/