こんにちは~。らら子です。
今回のNHK 『美の壺』は、「煎じて味わう 日本のお茶」。
今回の主役は煎茶。ご飯の後のお茶って癒されますよね~。煎茶の楽しみ方がたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。
いざ、煎茶ワールドへ。
まもなく!【美の壺】#煎じて味わう_日本のお茶
暮らしを様々に彩るお茶#日本茶インストラクター がとっておきの味わい方をご紹介
色鮮やか!中国風 #精進料理・普茶料理#黄檗売茶流 の家元が伝える #もてなしの心
室町時代から続く #黒茶 ・お茶文化が繋ぐ人と人今夜7:30~ BSプレミアム・BS4K pic.twitter.com/yfRv1Ezyzy
— NHK びじゅつ委員長 (@nhk_bijutsu) January 13, 2023
目次
美の壺:放送内容、出演者情報
【番組予告】
日本茶インストラクター直伝!お茶の味わいを引き出だす驚きのテクニック▽炭酸からくず粉まで!?オリジナルのアレンジで軽やかに楽しむ▽中国からの渡来僧がもたらした煎茶文化と鮮やかな普茶料理▽修行僧たちの茶礼に込められた教えとは▽黄檗売茶流・煎茶道に宿るのもてなしの精神▽お茶好き!徳川家康をしのぶお茶壺道中行列・口切の儀に密着▽600年の歴史を持つ黒茶・そのお味は?▽お茶がつなぐ人と人<File572>
出典:番組公式ホームページ
【ゲスト】
【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)
美の壺:1つめのツボ「自由に、軽やかに楽しむ」
美の壺 和多田 喜(わただ よし)さん 日本茶専門店オーナー 日本茶ソムリエ
東京・渋谷区にある日本茶専門店「表参道 茶茶の間」のオーナー和多田 喜さんは、20年近く新しいお茶の楽しみ方を追求してきました。
扱うお茶は緑茶です。普段私たちが飲むお茶は、配合されたものです。10年から15年の間にシングルオリジンと呼ばれる「1つの農園、1つの品種で作られるお茶」が広まりました。
茶葉独自の個性的な香りや味わいが楽しめます。和多田さんは、シングルオリジンのパイオニア的存在です。そんな和多田さんにオリジナルのお茶の淹れ方を教わりました。
まず、ゆっくりと低い温度のお湯を少量注ぐと茶葉が開いてゆきます。1煎目は、お茶の濃厚な味を楽しみます。続いての楽しみ方は、ワイングラスを準備します。
急須に少量のお湯と氷を入れて注ぎます。お茶の香りが広がり引き立ちます。和多田さんは、お茶の葉の見た目にも注目をしてほしいといいます。
お茶を作るのに手間暇がかかっているのだから時間や手をかけて楽しむ方が深く感じるからだそうです。
【今日は #日本茶の日】「表参道 茶茶の間」の店主、和多田 喜さん( @wacafechacha )がレクチャー!“シングルオリジン”の日本茶を手軽に楽しむ、氷出しのいれ方をマスターしよう。
https://t.co/DdVePSAHhW https://t.co/TJHr1y56iy
— ELLE gourmet(エル・グルメ) (@ellegourmetjp) October 31, 2022
(ELLE gourmet(エル・グルメ)@ellegourmetjpさん、アップありがとうございます。)
美の壺 本間 節子さん 料理研究家 日本茶インストラクター
神奈川県川崎市で料理教室「atelier h」を営む本間 節子さんは、日本茶のファンです。教室の生徒さんにも新しい日本茶の飲み方を提案しています。
本間さんは、家にあるものを使うことを心がけています。日々の暮らしの中でお茶のアレンジができれば間口も広がると考えているからです。
気分をリフレッシュしたいときは、緑茶に炭酸水を入れます。余分なものは入れません。また、緑茶に柚子やすだちのスライスを浮かべるとハーブティー風にもなります。
今すぐにでもできそうです。気軽に取り入れたいアレンジですね。本間さんは、冬に最適のレシピを考案しました。
料理教室の生徒の清水裕子さん、馬目祐子さんに試飲をしていただきます。作ったのは、くず湯にお茶を注いだ「くず湯入り煎茶」です。反応も上々です。
お茶の封を開けると最後まで使い切るのが大変なことから思いついたそうです。お茶の風味を生かし新しい飲み方を提案できればと抱負を語ってくださいました。
https://twitter.com/ocharock/status/1033231976172478464
(茂木雅世 MasayoMoki@ocharockさん、アップありがとうございます。)
美の壺:2つめのツボ「親しく交わり、心を交わす」
美の壺 吉野 心源(よしの しんげん)さん 黄檗宗大本山萬福寺 京都府宇治市
煎茶文化の始まりは宇治市にある黄檗宗大本山萬福寺にあります。江戸時代、中国からの渡来僧 隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師が、お茶を煎じて飲むことを日本に伝えました。
隠元隆琦禅師が煎茶と共にもう一つ伝えたものが普茶料理です。普茶料理とは、中国風の精進料理で肉や魚に見立てて作る「もどき料理」です。
豆腐で作る「鰻もどき」や長いもに衣つけて揚げた「蒲鉾もどき」がよく知られています。萬福寺教学部部長 吉野 心源さんにお話しをうかがいました。
お茶と普茶料理には、立場など関係なく仲睦まじく時を過ごす思いが込められています。今回、特別にお茶にまつわる儀式に密着しました。
「摂了茶礼(せつりょうちゃれい)」と呼ばれる儀式です。坐禅に集中した修行をした後、皆でお茶をたしなみます。心身がやわらぐひとときです。
萬福寺では、節目にお茶をたしなみます。お茶を通じてお互いを敬い感謝をして心がひとつになる瞬間です。
京都・宇治の黄檗宗大本山『萬福寺』。四派に大別される精進料理の一つで、黄檗宗を開祖した隠元禅師が中国から伝えた「普茶料理」を院内で堪能。特別普茶御膳「あおい」¥8,888。僧侶による境内案内付き。和気藹々と楽しく、華やかで起伏に富んだ料理を囲むのが普茶の作法。2022年の京都で贅沢な時間を pic.twitter.com/0dkqExatMO
— かっきー / みやびな京都 (@kyoto_glafit) January 2, 2022
(かっきー / みやびな京都@kyoto_glafitさん、アップありがとうございます。)
美の壺 通仙庵孝典(つうせんあんたかのり)さん 煎茶道家元、唐木岱仙(からきたいせん)さん 煎茶道師範
煎茶道 黄檗売茶流(せんちゃどう おうばくばいさりゅう)高槻家元教室の通仙庵孝典(つうせんあんたかのり)さんが、お茶席を催すときの大切な精神を教えてくださいました。
それは、掛け軸に書かれていることば「喫茶去(きっさこ)」です。喫茶去とは、お茶でもいかがですか?という意味です。
その心は、馴染みの客であっても、一回限りのお客様でも質を変えてはならないという意味だそうです。お客様を迎える床の間には茶会を催す席者による設えがされています。
「喫茶去」の掛軸の下には、縁起物や季節感漂う盛り物があります。準備が整うと、師範 唐木岱仙(からきたいせん)さんのお点前が披露されました。
こちらの流派では、椅子に座っての流礼です。
ふくさで場を清め、急須でお湯を沸かしその中に茶葉を入れると一気に音が鳴り茶葉の香りが部屋中に広がります。お茶の空気に包まれる幸福の一端です。
通仙庵孝典さんは、親子や大切な人との語らいの中心に煎茶はあるべきだと語ってくださいました。
黄檗売茶流献茶祭
三世家元 通仙庵孝典宗匠御奉仕
令和元年10月26日 日吉大社西本宮#日吉大社 #黄檗売茶流 #煎茶道#お茶発祥の地 #比叡山 #坂本 https://t.co/UJvb4Tcb38 pic.twitter.com/qPjmFmr97U— 日吉大社 (@hiyoshitaisha) October 27, 2019
(日吉大社@hiyoshitaishaさん、アップありがとうございます。)
美の壺:最後のツボ「味わいと思いは、時を超えて」
美の壺 海野 俊堂(うんの しゅんどう)さん 煎茶道家元 口切りの儀
静岡市は日本有数のお茶所です。
1日の寒暖差が大きく安倍川水系沿いに茶畑が広がります。晩年の徳川家康は、静岡で暮らし、この地のお茶を愛飲していました。
新茶を峠の蔵に熟成させ秋に封を切り味わって楽しんだそうです。久能山東照宮に眠る家康にお茶を献上する「駿府本山お茶壺道中行列・口切りの儀(くちきりのぎ)」が催されました。
時代衣装に身を包み、茶壺を携えての行列です。
煎茶道 静風流(せんちゃどう せいふうりゅう)家元 海野 俊堂(うんの しゅんどう)さんによると、ここまでお茶を美味しくするために考えた人はいないだろうと言います。
海野さんは、口切りの儀で点前を披露します。誰よりも早くお茶の香りを嗅ぎます。新しい年に向けて、茶葉で字をしたためます。
書いた文字は、「徳」です。昨年は、「福」でした。合わせて「福徳」です。
他の人に恵みを与え、己は徳を積むという意味なのだそうです。
(続き1)駿府お茶壺道中は家康公が「お茶は貯蔵しておくと香や味が深まる」と、初夏に新茶を冷涼な井川大日峠のお茶蔵で保管熟成させ、晩秋に駿府城に運ばせた故事に由来します。
本日はその内「口切りの儀」が行われました。
茶壺は和紙などで厳重に閉じられ、小刀で封を切る必要があります。(続く) pic.twitter.com/U7BaPsUswP— 国宝 久能山東照宮 公式 (@kunozan_toshogu) October 30, 2022
(国宝 久能山東照宮 公式@kunozan_toshoguさん、アップありがとうございます。)
美の壺 松原千代子さん、平木利明さん、谷口邦子さん 600年続くお茶の文化 富山県朝日町
富山県朝日町蛭谷(ひるだん)地区には、室町時代から600年続く独自のお茶の文化があります。週に4回、地域の人が集いお茶を楽しみます。準備は当番制です。
本日の当番は、松原千代子さんが担当します。鍋に湯を沸かし茶葉の入った袋を投入して20分程度煮出すと真っ黒なお茶になりました。
黒いお茶になる茶葉は、緑茶と同じものです。商工会に勤める平木利明さんは、30年、黒い茶葉のお茶を作ってきました。
お茶を刈り取った後、じっくり発酵させて乾燥させると、黒い茶葉ができあがるのです。生まれも育ちも蛭谷地区の谷口邦子さんに飲み方を教えていただきました。
茶せんを2つをくっつけた「夫婦茶せん」で泡立てます。飲む作法はありません。平木さんによると30年前までは、各家庭で1日2〜3時間をかけて世間話などをしていたそうです。
黒いお茶は、文化としてとらえ、守るべきだと言います。人と人とのつながりが、古くから続くお茶の風習通じて今日も語り継がれていきます。
バタバタ茶(富山県朝日町)
日本で作られている4種類しかない後発酵茶のひとつ。(残りの3種類はどれも四国で、徳島の阿波晩茶、愛媛の石鎚黒茶、高知の碁石茶。)
正式には2本の専用の茶筅をバタバタ振って泡立てて飲むもの。うちにはその茶筅はないのでそのまま飲みます。#バタバタ茶#後発酵茶 pic.twitter.com/70fxxBn16V
— 匕〒''キ@ (@hideki27fc5) December 30, 2020
(匕〒”キ@@hideki27fc5さん、アップありがとうございます。)
美の壺:再放送・バックナンバー情報
美の壺・合わせて読みたい バックナンバー
NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。
2022 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2020年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2019年はこちらです。
ご参考になさってくださいね。
美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。
今回の『美の壺』初回放送は2023年1月13日(金)でした。番組内容もこの時点のものです。
放送スケジュールは2022年4月現在で、
Eテレ「美の壺・選」の放送は、日曜日午後11時~、再放送は毎週木曜日午前11時~です。
過去の放送分から毎週金曜日午後0:30〜午後1:00からと毎週水曜日午前5時30分~です。
BS4Kは、BSプレミアムと同じ毎週金曜 午後7時30分で、再放送は回数が増えて、
土曜日午前6時45分、金曜日午後0時30分、木曜日午後11時30~の3回あります。
キレイな画質のBS4Kは美の壺のような番組にはピッタリですね!
NHKオンデマンドなら月額の見逃し見放題パックや単品視聴ができます。月々500~600本の番組が放送当日または翌日から見られます。