こんにちは~。らら子です。
今回のNHK 『美の壺』は、「日々を豊かに かご」。
かごは、なんでも入れられる演出家ですね〜。
ワタクシは、かごに着物の衿芯を入れています~。
愛しのカゴがたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。
いざ、かごカゴワールドへ。
【きょうの #NHKBS #美の壺】は #日々を豊かに_かご
料理研究家・大原千鶴さんが、「かご店でたまたま見つけて即買いした」という竹製の買い物かご。そして料理にも、かご。大原さんの暮らしを支えるかごの魅力を公開!
後5時30分 #NHKBS#BS美の壺は火曜夕方! pic.twitter.com/rs7ET3RoLq— NHK びじゅつ委員長 (@nhk_bijutsu) June 24, 2024
目次
美の壺:放送内容、出演者情報
【番組予告】
国内外のかごを日々愛用している料理研究家・有元葉子さん。イタリアのかご職人との出会い!▽料理研究家・大原千鶴さんが愛用する竹製の「買い物かご」。京都にぴったりという理由とは?▽世界かご編み大会日本代表によるかごバッグ▽長野・野沢温泉を利用した極上の「あけびかご」▽茶室で重用される「花籠」。明治の政治家・井上馨所用と伝わる唐物の名品登場!▽置いたり掛けたり…花籠を味わい尽くす!<File608>
出典:番組公式ホームページ
【ゲスト】有元 葉子…料理研究家/大原 千鶴…料理研究家/熊谷 茜…かご作家/久保田 敏昭…かご職人/飯田 國宏…古美術商/上野 雄次…花道家
【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)
美の壺:1つめのツボ「日々に寄り添う」
美の壺 有元 葉子(ありもと ようこ)さん 料理研究家
日本と外国を行き来する料理研究家 有元葉子さんの生活に「かご」は、なくてはならないものだそうです。
キッチンには、長野県戸隠の根曲りの竹かごやイギリスの柳の木でできたカゴなど日本を含む世界各国のカゴが並んでします。
イタリアのプーリア州のリコッタチーズをつくるカゴ。有元さんは、水切りネットや鍋つかみを入れているそうです。
世界中のカゴを使いこなすなんて生活がアガりますよね〜。
窓ガラスの日よけにしている水草の竹かごは、東京で50年ほど前に購入したものです。
10年前にイタリアのカゴめぐりの旅で、水草のカゴの作家さんに出会ったことがあるそうです。
なんて運命的な出会いなんでしょう!一子相伝の編み方でほかの人では編めないカゴだったそうです。
50年経っても変わらずつくっているなんて素晴らしい!と感動する有元さんですが、50年経っても大切にされている有元さんもステキです(^_-)-☆
カゴは、つくった土地を感じ、どんな気持ちで作ったのかなど思いをはせることができる。日々の生活の楽しみの中に、かごが使われることはうれしいことだと、有元さんは語ってくださいました。
今月の手仕事12ヶ月は【干し野菜】を #有元葉子 さんに教わります!
イタリアで学んだ”半干し”はベランダや軒先で数時間干すだけの気軽なもの。生の野菜とは違った味わいや食感が楽しめる「干し野菜」の魅力が詰まった料理、ぜひご覧ください!
#Eテレ 夜9時から!https://t.co/TCv0m0uKVp pic.twitter.com/DVWO6QUt24— NHKきょうの料理公式 (@nhk_ryouri) November 15, 2021
(NHKきょうの料理公式@nhk_ryouriさん、アップありがとうございます。)
美の壺 大原 千鶴(おおはら ちづる)さん 料理研究家 京都市
この番組でもおなじみ、料理研究家の大原千鶴(おおはら ちづる)さんが登場します。
京都市中京区のスーパーマーケットでお買い物の大原さん、愛用の竹製の買い物かごを見せてくれました。
ステキな買い物かごですね。竹製のエコバッグもいいですね。欲しくなってきました。
15年ほど前に東山区のカゴ店でみつけたもので、大きさや風合いが自分に合うのはこれだ!と即購入したものです。
ふだんから着物で生活をする大原さんになじむカゴは、なかなかなかったそうです。持ち手がひとつで持ちやすく底がしっかりしていて隅で支えて安定しています。
そして、料理にもカゴは欠かせません。
大原さんが旬の山菜コシアブラの白和えをつくりました。ほかの食材とあわせて小ぶりの目かごに盛っていきます。
大原さんによると、京都は、高温で湿度も高く、視覚にも涼しく感じるものを取り入れる習慣があるそう。
竹やかごの素材は、暑い京都になくてはならないものだそうです。
環境にも理にかなった道具で、そんな道具を使う幸せがあるそうです。かごは、料理家に愛される小道具なのですね。
【おすすめの本】
⚫︎大原千鶴のととのえレシピ
⚫︎大原千鶴のお料理ノート
⚫︎大原千鶴のまいにちのごはん
⚫︎大原千鶴の和食ピタッと開ける本なので便利です#大原千鶴 #高橋書店 #料理#京都 #和食 #体にやさしい #一生使える #基本の味付け #時短 #美味しい #簡単 #だし巻き pic.twitter.com/9HLj00wbU7
— ふたば書房大丸京都店 (@futabadaimaru) June 13, 2024
(ふたば書房大丸京都店@futabadaimaruさん、アップありがとうございます。)
美の壺:2つめのツボ「風土をまとう」
美の壺 熊谷 茜(くまがいあかね)さん かご作家 山形県西置賜郡(にしおきたまぐん)小国町
広大な自然の中にある古い小屋を改修した工房「kegoya(けごや)」は、納屋・作業小屋の方言「木小屋(けごや)」から名の由来があります。
かご作家の熊谷茜(くまがいあかね)さんは、世界かごあみ大会の日本代表として実演部門の入賞をはたすなど国内外で活躍しています。
熊谷さんは、土地の自然からとれる素材を利用して作品をつくっています。
四つ目編みのカゴバッグは、主に庭のくるみの木の皮を均等に編みこんでつくります。
木には1本1本個性があって、木の表の樹皮が白かったり、グレーがかったり、ゾウの肌のような質感もカゴにすると風合いがいいそうです。
一方で、皮の裏側は、レザーのような風合いです。重厚感を出したい時は、表と裏を逆にして編むそうです。
いろんな表情が選べて楽しいそうです。
熊谷さんが得意とするのは、3本のくるみの木の皮を編んだ「花結び」の技法です。たくさんつなげてつくるかごにすると、蜂の巣のようです。
熊谷さんは、蜂が巣をつくるのは、本能に近いものだと言います。自然の表情をそのままに編みたいと語ってくださいました。
kegoyaさんの箸入れ、手入れ法を聞くのを忘れてしまったなぁ… 花見弁当で使いたい♬
熊谷茜「kegoya くらしのかご」展
3/27〜4/5 火・水 定休 於:364 pic.twitter.com/bqsXgsHbCB— 琴子 (@komaco24) March 27, 2015
(琴子@komaco24さん、アップありがとうございます。)
美の壺 久保田 敏昭さん かご職人 長野県下高井郡野沢温泉村
長野県野沢温泉村は、江戸時代からアケビのつるを編みあげた「あけびかご」がさかんにつくられてきました。
かご職人の久保田敏昭さんは、この地で55年、かごをつくっています。久保田さんは、毎朝、温泉の湧く場「麻釜(おがま)」へ向かいます。
70℃もある湯で、村の人ならだれでも使えます。
おとなりでは、山菜やほうれん草などゆでている人もいるそうです。そんな環境で作品をつくるなんて、いいですね。
代々この地のかご職人は、あけびのつるを麻釜につけてきました。
あけびのつるは、乾燥するとかたくなり、折れやすく編めないため、麻釜につけてやわらかい間に編みこんでいきます。
あけびかごは、皮があるものもありますが、皮のない方が手間はかかるもののしなやかです。
久保田さんが、「透かし編み」の手法でかごを編んでいきます。
強度があるので中が見えなくなるまで編むと重くなります。間隔をあけた透かし編みでもじゅうぶん強いカゴができます。
一番むつかしい所は、角をつけるところだそうです。長く持つとべっ甲のような風合いもでるそうです。
長く持ち続けたいかごですね。
奥信濃のあけびづるを、割かずにまるごと一本使って編まれた丈夫なかご。
丸いフォルムと透かし編みが、素朴なあけびに柔らかさをプラスし、みせる収納かごとしても楽しめます。
『かご、あります』
4月3日から販売開始です。#あけびかご #あけび細工 #かご #長野 #ちゃらっぽこ pic.twitter.com/E2N0SglQPe— ちゃらっぽこ (@charappoco_) March 30, 2018
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美の壺:最後のツボ「床の間に季節もたらす」
美の壺 飯田 國宏(いいだ くにひろ)さん 古美術商
花カゴは、茶室を描いた浮世絵にも登場しています。
お茶室にはなくてはならないものなんですよね。
美術商をいとなむ「飯田好日堂(いいだこうじつどう)」の飯田國宏さんにとっておきの花カゴを見せていただきました。
中国清朝初期の《唐物蝉籠(からものせみかご)》は、明治時代の政治家 井上馨(かおる)が所持したものです。
セミの形をした花かごで、初夏の頃に使っているそうです。
花が生けやすい形で、持ち主も名だたる人物だったこともあり、「花映り(はなうつり)」がよいと尊ばれているそうです。
また、竹の皮で網代編みで編まれている《唐物手付籠花入》は、金属の装飾に特徴的な長い手がついている端正な花かごで、茶人に好まれてきたものです。
竹のあいだに籐が組み込まれた変わったつくり方で今まで見たことのないカゴだそうです。
大阪の豪商平瀬家が所持していた《唐物木耳付籠花入》も、耳がついて籐で編まれたもの。茶席では好まれていた逸品でした。
飯田さんによると、かごを使うことで床間がキュッとしまるそうです。お茶の世界は、季節感をあらわすもので、その中でもカゴは重要な役割をはたしてきました。
茶道具をお探しの方、興味のある方におすすめ☆「茶籠とともに」4月25日(木)-4月27日(土)
会場:飯田好日堂
茶籠の中には茶碗、茶器、茶筅、振出など、必要なものがすべて入っているので、好きなところへ持ち運んでお茶が楽しめます。https://t.co/VVYuZE3nVn pic.twitter.com/5MGWUDxD5B— 東京 アート アンティーク (@TokyoArtAntique) March 25, 2019
(東京 アート アンティーク@TokyoArtAntiqueさん、アップありがとうございます。)
美の壺 上野 雄次さん 花道家
花道家の上野雄次さんは、骨董から現代作家ものまで、さまざまなものを用いて花を生けます。
上野さんによると、花器の中でも花かごは、ユニークな役割をはたしてくれるそうです。
花カゴは、野生味を出してくれて、花材に力がないときも助けてくれるそうです。上野さんのお気に入りの花かごを見せていただきました。
竹が縦横無尽に広がる躍動感ある花かごです。
銘はなく、作者も制作年もわからないものです。上野さんが、お気に入りのかごに花を生けます。
青と紫色のアジサイに1本のクレマチスにピンクのガクアジサイを加えました。
かごも花も同じく丸みをおびて心地よいリズム感をもたせています。竹とアジサイといった、全くちがう質感のものが床間で一体になりました。
この花かごを上野さんは、たてにも生けます。竹の網目に野バラをさします。
動きを感じる花ですね。花と人の出会いに深い味わいをせそえてくれるのが、かごなのです。
花道家の上野雄次さんとアオイヤマダさんのパフォーマンスを見に、粟津邸へ行ってきました。本当に素晴らしかった。『集落の教え』の朗読が良くて「同じものを作るな」が印象的だったり、木や花たちと空間と人、圧倒的に美しくてびっくりした。あと、空飛ぶ家を空想してしまいました。 pic.twitter.com/jjTSpFtvXz
— かきはらひろこHiroko Kakihara (@kaki_Hikki50pou) April 28, 2024
(かきはらひろこHiroko Kakihara@kaki_Hikki50pouさん、アップありがとうございます。)
美の壺:再放送・バックナンバー情報
NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。
2022 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2020年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2019年はこちらです。
ご参考になさってくださいね。