美の壺「絹の至宝 丹後ちりめん」<File502>お店や場所はドコ?坂東玉三郎ほか出演者情報もお見逃しなく!NHK美の壺

こんにちは~。らら子です。

今回のNHK 『美の壺』は「丹後縮緬(たんごちりめん)」

シボが特徴の丹後ちりめん誕生して 今年で300年。舞台衣装にも使われるちりめん。玉三郎さんの舞踊姿もたっぷり紹介されます。

番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。

美の壺:放送内容、出演者情報

【番組予告】

誕生から300年「海の京都」丹後地方で育まれた独特の光沢を持つ織物

▽玉三郎が語る歌舞伎舞踊の衣装に欠かせないしなやかな着心地

▽白生地に織り込まれた地紋・柄は吉祥文様など1万種類以上

▽江戸から続く「シボ」を生み出す驚異の技▽京都の職人の手から手へ。地紋のある白生地に染めや模様を施し10の工程を経て生まれる京友禅の最高峰

▽丹後の植物で染め上げた草木染の着物に描かれたヤシャブシの森
<File502>

出典:番組公式ホームページ

【ゲスト】坂東玉三郎,着物プロデューサー…吉川博也,草木染作家…堤木象

【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)





美の壺:一つ目のツボ「多彩な表情をたのしむ」

丹後の老舗旅館 女将の大町益美さん

丹後の老舗旅館が登場します。

万助楼(まんすけろう)

女将の大町益美さんは、一年中、丹後ちりめんの着物で働いています。

「身体も楽ですね。」と語ります。





美の壺ゲスト:坂東玉三郎(ばんどうたまさぶろう)さん

名女形で人間国宝の歌舞伎役者である坂東玉三郎さんが、丹後ちりめんとの出会いを語ります。玉様は1955年生まれ。
今日のお召し物も丹後ちりめんですね。いつまでもお美しいです。

歌舞伎の衣装にも使われる丹後ちりめん。

坂東玉三郎さんは 幼い頃からちりめんに親しんできました。「織り目の細かい波のシボの立ったちりめんが好き。」「夏は ちょっと ひんやりとした座布団の上に座ってるのが好き」と語ります。
舞踊でつかう手ぬぐいは丹後ちりめんなんですねー。へえぇ。





天保元年創業 老舗の丹後ちりめん問屋

天保元年創業のちりめん問屋吉村商店が登場します。丹後ちりめんは白生地。

丹後ちりめんを扱って50年の吉岡均さんが、シボの種類、風呂敷に使われる「鬼しぼ」と呼ばれる大きなシボなど、シボの種類や柄の種類を説明してくれました。





京丹後市舞踊特別公演と『玉三郎さん好みの色』展

先ほどの吉村さんが玉三郎さんと丹後ちりめんの出会いを語ってくれました。5年前の丹後での公演のさいに、着替え場所として入った蔵で丹後ちりめんの白生地に玉三郎さんが目を止めたといいます。

豊富な白生地に出会った玉さま。種類の多さにびっくりしたといいます。

玉三郎さんは丹後ちりめんの反物を300色もの色に染めました。反物は吉村商店さんにより『玉三郎さん好みの色」として展示されています。

それから毎年、舞踊公演を行なっています。舞踊公演の衣装は丹後ちりめんで作られています。

丹後の方とああしたほうがいい、こうしたほうがいいと相談しながら、去年は地唄の「由縁の月」で踊るために黒い打ち掛けをあつらえたそうです。






美の壺:2つ目のツボ「300年続く織の知恵」

丹後地方の与謝野町 機屋の3代目 高岡 徹さん

機屋の3代目 高岡 徹さんの工場が登場します。

高美機業場

丹後ちりめん独特のシボは江戸時代に発明された「八丁撚糸機」という機械で作ります。
ちりめんの凹凸つまり、シボが出来上がる過程を説明してくれました。

ちりめんは丹後地方の湿潤な気候によって育まれました。

丹後ちりめんは 1720年丹後出身の職人、森田治郎兵衛が京都・西陣から持ち帰ったのが
始まりと言われます。

それから 300年。 当時の技が脈々と受け継がれています。





京丹後市網野町 ジャカード機

丹後ちりめんの柄はどうやってだすのでしょうか。
昭和6年創業の機屋、3代目の田茂井勇人さんが登場します。

田勇(たゆう)機業

これまでに数百種類もの柄を織ってきました。使うのは「ジャカード機」。

19世紀の初めフランスで発明され明治時代に日本に もたらされた機械です。
パンチカードを組み合わせて横糸と経糸の動きを決めます。

田茂井さんの工場では 今も当時と同じ仕組みで柄を織っています。

2020年10月の「世界はほしいモノにあふれてる」でも紹介されました。

NHKせかほし「京都 KIMONOスペシャル」世界はほしいモノにあふれてるネタバレ:アリス帯のお店は?出演者情報もお見逃しなく!





美の壺:最後のツボ「美のリレー 手から手へ」

美の壺ゲスト:吉川 博也さん 京友禅染匠

吉川博也さんは京友禅意匠考案技能士。京友禅の職人を束ねる染匠の吉川染匠(よしかわせんしょう)の方です。

吉川さんは 京友禅の伝統を大切にしながら今の時代にも合う着物をプロデュースしています。

京友禅意匠考案技能士 吉川 博也
1967年 京都に生まれる。
1986年 18歳で家業の染匠を継承すべく同業他社へ入社。
10年間の修行を経てのれん分けを許され、創業140年の家業である吉川染匠の四代目として現在に至る。
京都に生まれ育ち養われた感性と、京都の職人と共に京都で作りあげられたものこそ京友禅と考え、糸目友禅染を主体に絞り染、引染めぼかしを一枚の着物の中に渾然と溶け込ませ、本格的で安心感のある現代空間にマッチしたきもの創りを目指す。
出典:京都きもの市場

「饗宴の儀」で安倍昭恵さんのお召し物も吉川さんのプロデュースとのこと。淡いワントーンコーデでとても素敵でしたね。




美の壺:ゲスト 堤木象(つつみもくぞう)さん

「海の京都」と呼ばれる丹後地方で、丹後の植物で草木染めをする堤木象さん夫妻が登場します。

木象舎(もくぞうしゃ)

東京の美術大学を卒業し油絵を描いていた堤さんは、丹後の自然に魅せられ
夫婦で移住し 30年になります。
丹後の植物で染め上げた草木染に取り組む堤さん。
ヤシャブシの実を煮出して丹後ちりめんを染め着物に描かれたヤシャブシの森が広がる模様を生み出しました。
着物に仕立てると 一本のヤシャブシから森が広がる模様になります。
堤さんは その様に丹後ちりめんの未来を託しました。





美の壺:再放送・バックナンバー情報

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美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。

今回の『美の壺』初回放送は2020年4月3日(金)でした。番組内容もこの時点のものです。

Eテレ「美の壺・選」の放送は、日曜日午後11時~、再放送は毎週木曜日午前11時~です。

BSプレミアム「美の壺」は毎週金曜日午後7時30分~、再放送は2020年4月以降は毎週土曜日午前6時45分~です。

BS4Kの放送も始まりました。『美の壺』は基本的に木曜日放映が多いですが、時間帯は不定期なので要チェックです。

NHKオンデマンドなら月額の見逃し見放題パックや単品視聴ができます。月々500~600本の番組が放送当日または翌日から見られます。





【参考サイト】
番組公式ページ https://www4.nhk.or.jp/tsubo/
放送予定 https://www4.nhk.or.jp/tsubo/
再放送予定 https://www4.nhk.or.jp/tsubo/2/
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/
NHK クロニクル  https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/
NHKの旧美の壺詳細サイト https://www.nhk.or.jp/tsubo/program/





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