こんにちは~。らら子です。
今回のNHK 『美の壺』は、「大地の母 山」。
懐深き山々がたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。
— ぶぶ (@imRLLXRlsIDhnyz) August 30, 2021
いざ、神秘の山ワールドへ。
目次
美の壺:放送内容、出演者情報
【番組予告】
日本人の心のふるさと「山」。北アルプスの女王と呼ばれる、燕岳。雲の上の楽園では日の出や星空など移ろう時が天空の大スペクタルとして現れる。南アルプス、地蔵ヶ岳の頂に屹立する巨岩、オベリスク。縄文時代から人々は、この山に神を見出してきた。さらに、関東平野の北西、妙義山の幽玄なる岩峰。山水の理想郷を題材にした江戸時代の文人画まで。日本人が愛し、仰ぎ見てきた生命の源、山の魅力に迫る。<File549>出典:番組公式ホームページ
【ゲスト】
【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)
美の壺:1つめのツボ「雲の上の楽園」
美の壺 燕岳(つばくろだけ)山小屋主人 赤沼健至(あかぬま けんじ)さん
燕岳(つばくろだけ)に向かう山道で待ち受けていたのは、近くにある山小屋の主人、赤沼健至(あかぬま けんじ)さんです。
赤沼健至さんは、周辺の山小屋、燕山荘、大天荘、有明荘を運営する、燕山荘グループの代表をつとめています。
燕山荘はアルプスでも有数の歴史を誇る山小屋のひとつで、創設は1921年(大正10年)です。赤沼健至さんは、赤沼千尋さん、淳夫さんにつづく、三代目のオーナーです。
思ってたよりも登山口まで行きやすかった。夜明けと共に…は無理だけど、1泊するなら問題ない時間から登れること判明。そういう登山口までの環境が整っているなんて素晴らしい!即、女王様に会いに行こうという気になった。この景色を自分の目で見たい✨歴史ある燕山荘で過ごしてみたい✨ pic.twitter.com/hbSn5vMrqu
— 健診コーディネイタなんちゃん (@NannoStudio) August 28, 2021
美の壺 北アルプスの山々とコマクサ
赤沼健至さんに山を案内してもらいます。
樹林帯を抜けると高山植物が樹林帯を天空の世界へと誘います。
登山口からおよそ5時間で燕岳の稜線に到着です。慣れているはずの赤沼さんも思わず「すごい世界ですよ」と興奮気味。
今日は全部見えますと、教えてくれたのは、稜線の奥のアルプスの女王と称えられる燕岳、谷の向こうには立山、水晶岳、鷲羽岳、笠ヶ岳、槍ヶ岳など。
北アルプスの名峰が一望のもとにできます。その絶景を見守るように立つのが赤沼健至さんの山小屋、「燕山荘」です。
稜線で可憐な花を見つけました。高山植物の女王と言われるコマクサです。これを見つけると「夏が来た」と思うとか。何度上っても飽きないそうです。
山、行きたいなぁ。久しく行ってない。
燕岳、よかったなぁ。・山姿、美しい。
・燕山荘、良かった。
・イルカ岩と奥には槍ヶ岳
・燕岳といえばコマクサ pic.twitter.com/804XEpHF8Y— kiyomitwinkle (@kiyomi_jazz) August 25, 2021
美の壺 アルプスの天体ショー:天空の楽園
夕日を眺める赤沼健至さん。日が落ちると煌めく月その光を浴びて神々しい輝きを見せる山々。
夜更け過ぎ、月は山の端に消えていきます。夜空を埋める満天の星であふれ、やがて朝を迎えます。
夜明け前に山の頂きにきた赤沼健至さん。
「朝は最高ですね。下の方に雲海ができている。上から下を見ると何とも言えない気持ちですね。」と語ります。
「この青空を持つ地球っていうのは本当に大切なんですね。こんなに素晴らしい星はない。」
「一つ一つ大切にする自然と共存するということでしょうか。その中に私達の心が満たされていく、そんな思いがいたします。」と語ってくださいました。
美の壺:2つめのツボ「大いなる山とわが身をかさねる」
美の壺 文人画家たちの山水画
東京国立博物館の学芸員、大橋美織さんにお話を伺います。
江戸時代中期、中国の影響をうけた文人画は多くは山の風景を題材にしています。
「文人画家たちは、隠者のように暮らすことに憧れ、山の中の理想の風景を山水画に表しました。」と、浦上玉堂「山雨染衣図」や池大雅「浅間山真景図」などを解説してくださいました。
美の壺 野川かさねさん 写真家
山をテーマに活動する写真家、野川かさねさんが登場します。
野川さんはいわゆる山岳写真家とは違い、自分自身も山の一部であることを大切にしています。
野川さんの目には、山は一つの大きな塊ではなく、ひとつひとつの草や花がつみかさなっています。野川さんには自らが山と重なる感覚があるそうです。特に霧がおりて境界があいまいになった時に山の一部になるとか。
野川かさねさんは、2000年国際基督教大学卒業、2005年日本大学大学院芸術学研究科修了(修士号取得)とのことです。
山へと続く高原は、山のことをよく知るための第一歩。生えている木や、そこに集う虫や小動物を観察しながら、食事は豊かな自然の恵みをいただく。散歩したり、ロッジに泊まったり、山とはまた違った楽しみかたがあります。小林百合子・文 野川かさね・写真『山と高原』(パイインターナショナル) pic.twitter.com/22krJK6oLK
— Title(タイトル) (@Title_books) September 20, 2018
美の壺:最後のツボ「神仏宿る生命の源」
美の壺 妙義山
日本三大奇勝(にほんさんだいきしょう)のひとつ、妙義山が登場します。
信仰の中心となるのは妙義神社。古くは「はこそ(波己曽)社」と呼ばれ、さらにたどると
「岩こそ」の「い」が取れたものと考えられています。
巨岩を信仰する磐座信仰(いわくらしんこう)よりもさらに大きく妙義山全体が信仰の対象となっています。
妙義山の奥の院。巨岩が折り重なるような奥の院で人々は神仏に祈りを捧げました。
険しい難所ですね。
https://twitter.com/takopon1120/status/1014323854808715265
美の壺 地蔵ヶ岳オベリスク
南アルプス鳳凰三山のひとつ地蔵ヶ岳には、オベリスクといわれる信仰を集める岩があります。
ふもとには縄文時代の女夫石遺跡があります。
比較宗教学者で僧侶の町田宗鳳(まちだ そうほう)さんと、オベリスクに造形に迫ってみることに。
春分と秋分の日にはオベリスクに重なるように日が落ちます。
町田さんが涙が出そうと感慨をうけているのは「五色の滝」。山は生き物だと町田さんは言います。古代の人は滝を崇高な獣から流れる体液と考えていたのかもしれません。
8時間歩いてやっとオベリスクの目の前に。
屹立する威容オベリスクは、「生命の柱」だと町田さん。太古の人々は、オベリスクを豊穣の女神・地母神(ちぼしん)として崇めていたと考えられます。
現代の世へと受け継がれた地蔵ヶ岳は、仏教文化がはいってくると地蔵仏は、子宝の象徴として崇められるようになりました。
「日本人の精神性と山は一体となっている」と町田さんは語ります。
雲海のかなたに現れたのは霊峰・富士です。山は日本人の心の故郷です。
美の壺:再放送・バックナンバー情報
美の壺・合わせて読みたい バックナンバー
NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。
美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。
今回の『美の壺』初回放送は2021年8月27日(金)でした。番組内容もこの時点のものです。
放送スケジュールは2020年4月現在で、
Eテレ「美の壺・選」の放送は、日曜日午後11時~、再放送は毎週木曜日午前11時~です。
BSプレミアム「美の壺」は毎週金曜日午後7時30分~、再放送は毎週土曜日午前6時45分~です。
BS4Kは、BSプレミアムと同じ毎週金曜 午後7時30分で、再放送は回数が増えて、
日曜日午前6時45分、月曜日午後4時00分、金曜日午前9時00~の3回あります。
キレイな画質のBS4Kは美の壺のような番組にはピッタリですね!
NHKオンデマンドなら月額の見逃し見放題パックや単品視聴ができます。月々500~600本の番組が放送当日または翌日から見られます。
最近では「ないエンタメがない」がキャッチコピーのU-NEXT(ユーネクスト)も話題ですね。最初の31日間は無料おためし期間だそうです。
【参考サイト】
番組公式ページ https://www.nhk.jp/p/tsubo/ts/3LWMJVY79P/
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/
NHK クロニクル https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/
NHKの旧美の壺詳細サイト https://www.nhk.or.jp/tsubo/program/