こんにちは~。らら子です。
今回のNHK 『美の壺』は、「品格をまとう スーツ」。
スーツはオーダーメイドに限りますね。パリッとして異国情緒ただよいます。国内外の素敵なスーツがたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。
いざ、ザ・スーツワールドへ。
【きょうのNHKBS #美の壺】は
#品格をまとう_スーツ英国流のイングリッシュドレープ
ナポリスタイルの「雨降り袖」
女性のテーラーによる女性のスーツ仕立ての達人による、多彩で華麗な世界をご紹介!
今夜7時30分 #NHKBS pic.twitter.com/F5Hk9LBkhk
— NHK びじゅつ委員長 (@nhk_bijutsu) December 12, 2023
目次
美の壺:放送内容、出演者情報
【番組予告】
スーツをこよなく愛するハリー杉山さん。ジャーナリストだった父のスーツに涙▽山でも海でもスーツ姿で撮影に臨む人気写真家・長山一樹さん。原点はあの芸術家たち▽英国スーツの真髄はシルエット!イングリッシュドレープの技とは?▽軽くやわらかなナポリのスーツ。いせ込みが生み出す「雨降り袖」▽女性テーラーによる女性スーツの仕立て術▽100年前のスーツが若者に人気!時空を超えたロマンとは?!<File593>
出典:番組公式ホームページ
【出演者】タレント ハリー杉山 写真家…長山一樹 モデル…佐田真由美 テーラー…平野史也 テーラー…上木規至 テーラー…森田智 理容師…阿部高大
【ナビゲーター】草刈正雄 【語り・天の声】木村多江
美の壺:1つめのツボ「枠の中で遊ぶ」
美の壺 長山 一樹さん 写真家 佐田 真由美さん ファッションモデル
ファッションやアートの分野で活躍する写真家の長山一樹さんが、スタジオで撮影をしています。いでたちは、なんと!スーツです。カッコイイですね。
仕事の時は、常にスーツと決めています。本日の装いは、ベーシックなグレーのスーツにペイズリー柄がきいたネクタイです。
ファッションモデルの佐田真由美さんによると、長山さんは、真夏の暑い時でも、海のロケでも、どんな時でもスーツで撮影をする一貫性の人物だそうです。
きっかけは、敬愛する芸術家のパブロ・ピカソやル・コルビュジエのスーツ姿にあこがれ、以来、半年ごとにスーツをオーダーしています。
今年の春夏に作ったスーツを見せていただきました。リネン生地の素材で、畳に似合うスーツというコンセプトでつくりました。
ロケ仕様のものは、洗えるようにコットン生地のものをあえてオーダーでつくったそうです。遊び心満載ですね。
長山さんは、少しずつ生地を変えるなどして、変化を求めています。どのように好みや自身が変わっていくのか、先々が楽しみだと語って下さいました。
取材・執筆を担当しました。
ファッションシューティングを中心に、さまざまな媒体で活躍している商業写真家・長山 一樹さん。撮影現場でも決まってスーツを着るという彼の、“粋なスーツスタイル” に触れてみてください。
言葉を選ばず言うと、本当、めっちゃ格好良いです。https://t.co/nsWJs583Mc
— 三浦 希 (@miuranozomu) July 14, 2022
(三浦 希@miuranozomuさん、アップありがとうございます。)
美の壺 ハリー杉山さん タレント 思い出のスーツ
タレントのハリー杉山さんが登場します。
イギリス人の血を引くハリーさん。以前は「憩いのティータイム 紅茶」にもご出演でした。
美の壺 紅茶「憩いのティータイム 紅茶」File505お店や場所はドコ?ハリー杉山さん栗原類さん出演者情報もお見逃しなく!NHK美の壺
ハリーさんは、父、祖父と同じイギリスの名門、ウィンチェスターカレッジ出身。10代の頃よりスーツに慣れ親しんできました。
ハリーさんにとって、スーツは、人の良さを最大限に引き出す服で、名刺代わりになるものだといいます。歴史やロマン、テーラーのこだわりがあって人生の生きざまを感じるそうです。
本日のハリーさんのスーツは、父方の故郷、イギリス南西部のサマセットの生地で仕立てたものです。裏生地のランディングが、きらびやかで、さりげなく青いラインが入っています。
チーフもざっくりと無造作に入れるのが、ハリー杉山さん流です。ファッションには正解がなく、その人が身にまとうことによって自分らしく思えたらいいと考えています。
父が愛用していたスーツと対面しました。ニューヨークタイムズの支局長をつとめ、取材やインタビューで走り回った頃のものでした。
上着についたペンの跡やポケットについたインクが当時を物語ります。昨年、お父様を亡くし、父のスーツと対面をしたハリーさんは、父との懐かしい想い出がよみがえってきました。
父が1番大切にしていたスーツをマネキンに着せた瞬間、心の奥に閉じてたドアが急に開いて、感情が溢れてしまいました☺️
服には人の魂が宿ってますね^_^ 今夜 19:30〜NHK BS オンエアです!https://t.co/wXFphPiJVT https://t.co/NV2CabdZ9W— ハリー杉山 (@harrysugiyama) December 13, 2023
(ハリー杉山@harrysugiyamaさん、アップありがとうございます。)
美の壺:2つめのツボ「伝統が生み出す立体感」
美の壺 平野 史也(ひらの ふみや)さん テーラー 東京港区西麻布
スーツの原点は、19世紀後半のイギリス、当時の皇太子、エドワード7世がくつろげる服として広まったのが始まりでした。その後、貴族から庶民、世界へと定着していきました。
ロンドンのサビルロウでは、高級スーツを仕立てるテーラーの店が並びます。サビルロウで修業した平野史也さんは、現在、東京西麻布の「FUMIYA HIRANO BESPOKE(びすぽーく)」でテーラーを開業しています。
ていねいに客との対話を行い、好みにも身体にもフィットしたスーツを仕立てる「ビスポーク」と呼ばれるサビルロウ発祥のスタイルの店です。
平野さんが、仕立てた英国スタイルのスーツを見せていただきました。スリーピースでシングルの前ひとつボタンのスーツがイギリスでは一番オーダーが多いそうです。
立体的に見せるイングリッシュドレープの工程を見せていただきました。キャンバス(芯地)をつくり3種類の生地を合わせて縫い、アイロンで布の伸縮性を利用してアイロンで立体的にします。
背中は、肩甲骨の部分にふくらみを持たせ、動きやすく、ウエストは、しぼり気味にします。平野さんは、人の身体に合わせているので着心地は良く、動いても立体感はそのままに残っているそうです。
素敵ですね。これぞ英国って感じであこがれる一品です。
Fumiya Hirano Bespoke London
Trunk Show in Japan
Tokyo:23-24 October
Nagoya:25-26 October https://t.co/OdOrWdBVbS pic.twitter.com/nA7oRBijpW— Bespoke Makers (@Bespoke_Makers) October 22, 2015
(Bespoke Makers@Bespoke_Makersさん、アップありがとうございます。)
美の壺 上木 規至(うえき のりゆき)さん テーラー 東京港区南青山
2022年、自動車メーカーTOYOTAの新車発表会で当時の社長豊田章男さんが着たスーツは、手を大きく広げても崩れないスーツとして注目を集めました。
つくったのは、東京南青山「SARTORIA CICCIO(サルトリア チオッキオ)」の上木規至さんです。上木さんは、イタリア・ナポリのスーツにみせられて修業を積みました。
ナポリは、海が近くにあり、湿気も多いことから重厚なスーツよりも軽く羽織れるものです。肩パットはほとんど使わず軽く、やわらかい芯地を使い動きやすい特徴があります。
ナポリの服には、「イセ込み」と呼ばれる技術が使われています。縮めて縫う部分が多く雨降りみたいなシワができ、ナポリの服が好きな人にはこれがいいという方が多いそうです。
上木さんは、スーツの美しさは、いかにして機能的なのかが美につながると話してくださいました。
躍動感があってイタリアのスーツもいいですね。
https://twitter.com/muuseo_sns/status/884615837335789568
(ミューゼオ公式「コレクションの世界をご紹介」@muuseo_snsさん、アップありがとうございます。)
美の壺:最後のツボ「極上の一着を求めて」
美の壺 森田 智(もりた とも)さん テーラー 清水 夏江さん 化粧品会社経営
女性が社会進出を果たし、現代では女性がスーツを仕立てる時代となりました。
大正時代から続く東京千代田区のボタン専門店「ヒシダボタン」では、女性テーラーの森田智さんが、ボタンを吟味しています。
森田さんは、サビルロウで修業の経験のある女性テーラーです。2014年、オーダーメイドの洋服デザインスタジオ「SHEETS」を設立しました。
森田さんは、性別関係なく、良い素材を楽しんでもらいたいそうです。森田さんのスタジオに、化粧品会社経営の清水夏江さんが、スーツを仕立てて欲しいと訪れました。
要望は、仕事でもおでかけでも着られる女性らしいカーブのあるスーツです。ビスポーク式に2000種類の生地から選びます。えりは、とがった「ピークドラペル」にしました。
採寸をして型紙を作り、2度の仮縫いをします。1回目は着心地を確かめ、2度目は、靴を履き、パンツの長さを確認します。幅広のすそで、動きやすく仕事でも活躍しそうですね。
清水さんは、からだと手の長さが合ったようなフィット感があり、かっこよく着たいと語ってくださいました。心がはずむスーツができました。
https://twitter.com/_ilcolore/status/1222706665390141440
( @_ilcoloreさん、アップありがとうございます。)
美の壺 阿部 高大(あべ たかひろ)さん 理容師 東京渋谷区代々木
東京・代々木上原にレトロな装いをしている人たちが集まってきました。お目当てはビンテージのスーツです。
閉店の理髪店「富士東洋理髪店」で、古着のフリーマーケットが催されていました。会の主催者は、理髪師の阿部高大さんです。
阿部さんは、戦前のサイレント映画にでてくるようなファッションにあこがれています。この日は、1920年代のアメリカのスーツで同時代の帽子やネクタイを合わせました。
神奈川県川崎市にある阿部さんの自宅には、骨董市やネットで集めたものであふれています。スーツのコレクションを見せていただきました。
ダメージがひどいものあり、休日に阿部さんは、革をあて補強をします。補修をするのも楽しいひと時だそうです。
阿部さんは、昔につくられたスーツには特別な魅力があるそうです。当時のテーラーさんは、こうやって着て欲しかったんだと時を超えて感じられることがあるそうです。
100年前のテーラーの思いを受け継ぎこれからもスーツは愛されていきます。
富士東洋理髪店で憧れの阿部高大さんに大正後期イメージでカットして戴きました。
内装もクラシカルで、リラックスしながら素敵なひと時でした。(つい戦前スーツや国民服、帽子について早口でしゃべってしまった)
地毛の癖やファッションに合わせたスタイルにしてもらえて気分が高揚します。 pic.twitter.com/ie2j6y8ykJ— 柳波♨️C103 2日目東5 フ05a (@YanaWaveInst) November 21, 2020
(柳波♨️C103 2日目東5 フ05a@YanaWaveInstさん、アップありがとうございます。)
美の壺:再放送・バックナンバー情報
NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。
2022 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2020年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2019年はこちらです。
ご参考になさってくださいね。