素浄瑠璃とは?意味や読みをわかりやすく説明

素浄瑠璃(すじょうるり)って何?という方に説明しますね。

読みは、す・じょうるり です。つまり素・浄瑠璃。

ざっくりいうと、人形が出ない文楽です。

文楽(ぶんらく)というのは、ほぼほぼ「人形浄瑠璃(にんげんじょうるり)」と同じ意味。人形浄瑠璃というのは、浄瑠璃に合わせてあやつり人形を動かします。

式で表すと(えっ)

人形 + 浄瑠璃 = 人形浄瑠璃

別のいい方をすれば、

人形浄瑠璃 - 人形 = 浄瑠璃

って、ことです。

それだと分かりにくいので、人形が出ないことを強調するために
「素」をつけて「素浄瑠璃(すじょうるり)」というようです。

要は、人形抜きで、三味線と太夫が物語を語るのが素浄瑠璃

つまり、式で表すと(もういい)

人形浄瑠璃 - 人形 + 素 = 素浄瑠璃

となります。

素浄瑠璃の良さは三味線と太夫の語りに集中できること

「素」

素顔の素。飾り気のない、すっぴんの素。

お人形出てくると、ついついそちらに目をうばわれてしまいますよね。

素浄瑠璃は、お人形が出ない分だけ、三味線と太夫の語りに集中できます。

ふつうの文楽公演だと、太夫と三味線は舞台脇の「床(ゆか)」に座りますが、素浄瑠璃だと舞台正面に座るので、太夫や三味線の表情や呼吸までたっぷりと楽しめます。

たとえば、下の動画は数年前の名人の素浄瑠璃。すばらしすぎてドキドキします。1-5まで続きます。

演目:素浄瑠璃 「壇浦兜軍記」 阿古屋琴責の段(だんのうらかぶとぐんきあこやことぜめのだん)

出演は
浄瑠璃 – 故・竹本住大夫 故・竹本源大夫(当時は綱大夫)
三味線 – 鶴澤清治  ツレ – 野澤錦糸
三曲 – 鶴澤清二郎(現・藤蔵)

琴、三味線、胡弓の順で弾いていきます。
口上 – 豊竹呂勢太夫

平成19(2007)年の公演とのことです。
贅沢な時代ですねー。
らら子でしたー。