こんにちは。らら子です。
よく話に聞く、「お花代(おはなだい)」いったいなんのこと?お花を贈るってこと??
ファン同士だと「お花代いくら入れる?」「ううん、今回は私が入れとくよ~」とか「今回いくらでいい?」などという会話があったりします。
宝塚の謎ワードのひとつ「お花代」について解説してまいりましょう。
目次
宝塚歌劇お花代ってご祝儀?
「お花代」
宝塚友の会やチケットサイトで購入している方にはなじみのない言葉かもしれません。
宝塚歌劇の公演がふつうと違うのは、劇場によくあるお祝い花のスタンドを見かけないことです。
通常の劇場では初日はロビーなどにずらりとお祝い花が並び、立て札の「〇〇さん江 ひいき与利」などと書かれているのを読むのも楽しみです。
役者さんのインスタやXなどでも、楽屋にずらりと胡蝶蘭などの楽屋花が並んでいる光景をみますが、宝塚はそれもなし。
公演の案内ページにいちいち以下のようにお花の贈り物を断る但し書きがあります。
※宝塚歌劇では、出演者一同お花のお届け物を辞退させていただいております。 出典:公式サイト
場所もとるし処分も大変だからでしょうね。
お花のお届け物は辞退、なので、差し入れとか服飾品などのプレゼントは可というようにも読めます。
で、「お花代」は、ずばり現金のこと。
世の中ではご祝儀(ごしゅうぎ)ということもありますね。いちおうタカラジェンヌは乙女や妖精なので「お花代」という美しい表現を使っているのでしょうか。
宝塚歌劇お花代って?金額いくら?取次手数料?お礼?
宝塚歌劇のチケットを入手する時に、いわゆるファンクラブ(会)に入っている人はファンクラブから買います。
そういう時にお花代を入れるわけですね。
お花代の金額によって席が変わったりすることはあります。
ファンクラブの場合は、それ以外にも、購入枚数とか紹介人数とかグッズ購入とか、さまざまな貢献ポイントがあるので、総合的に判断されていると思います。
各ファンクラブによって流儀があると思います。
また、タカラジェンヌの関係者や、おばさまやお客さまなど何かの有力者のツテでチケットを入手するときに、手数料やお礼の意味を込めて「お花代をお渡しする」ことも。
その方を経由して、何かの形でタカラジェンヌに届くのでしょう。
おばさまについては、こちらの記事もごらんくださいね。
宝塚歌劇のおばさまって?パトロン?タニマチ?誰がなる?なりたい?方法は?タカラヅカ・タカラジェンヌを金銭的支援:ファンお世話係ばあやとは違う?
お花代は任意なので、お寺のお布施のように金額はあってないようなもの。
チケット1枚につき1000円から数千円の範囲が多いようです。S席とSS席だったらSS席の方が多めに包むことになります。
チケットの券種は当日わかることが多いので、その場でお財布から万札を出している方を見たことがあります。きっと「お客さま」でSS席だったんでしょうね。
宝塚歌劇お花代って?サポート代とは違う?義務?
若手のタカラジェンヌさんのファンクラブから届くのチケット申込書には、「サポート代」となっている場合がおおいですね。
だいたい1口500円。
2口以上で何口でもOKというスタンス。
まあ、少なくとも1000円は上乗せしてくださいとも読み取れます。
コロナ禍以来、ファンのイベントやグッズ販売など集金の機会が激減したので、お花代に頼るファンクラブが多くなった印象があります
さらに先ごろの働き方改革による公演数の減少で、チケットが手に入りにくい「チケット難」な状況も続いています。
このため、「お花代2500円お願いします」とか「SS席はチケット代2万円お願いします」とかはっきり言われることも増えてきました。
そういう意味では義務というか、チケットを入手するための条件ということになります。
お願いされた額よりも多くお花代を積めば、そのファンクラブやタカラジェンヌの手持ちの席の中で、より良い席が回ってくる可能性が増えます。
いつもお花代を多く入れていれば、何度かお願いしているうちに、席種がよくなることもあるでしょう。
宝塚歌劇お花代って?払わないこともある?どうなる?
サポート代のように明記してあれば、指定金額以上は払わないとチケットは手に入らないということになります。
もちろんお花代は一切要らないというタカラジェンヌもいます。
特にごく若手の時は、観劇する人も近しい知り合いなので「送料だけ下さい」と言われることも。
とはいえ、チケット代だけだとやはり気まずいので、小銭がジャラジャラしない程度に「色をつける」ことが多いですね。
実家がお金持ちで、まったく花代が必要ないという方もいらっしゃいます。
以前、とある超裕福なご家庭のトップ娘役さんのご家族にチケットを取りついていただいた時は、チケット代だけのお支払いでした。
もし、チケットを誰かの取次で買えると言うことになった時は、その誰かに「お花代はどうしましょう?」と先に聞いた方がいいでしょう。
あくまで任意ですし、高すぎると感じたら断るしかない時もありますから。
チケットは、その日によってどの席になるかの巡り合わせもありますから、多く払ったつもりでそれほど良くない席でガッカリということもありえます。
宝塚のチケットは歌舞伎やミュージカルに比べてチケット代が安いので、その分お花代を積むという考え方もできます。
心とお財布の余裕と相談して、そのタカラジェンヌさんの応援のために気持ちよく出せる額がいいですよね。
宝塚歌劇お花代って?何に使う?渡し方は?
さて、このように集めたお花代もしくはサポート代はどのように使われるのでしょうか。
ファンクラブの運営費、印刷代、通信費の他、タカラジェンヌ本人の様々な費用に使われます。
たとえばお洋服やメイク、アクセサリーなどのおしゃれ代、身体のメンテナンス代、レッスン代な、自己研さんなどが考えられます。
タカラジェンヌは意外とお給料が安いうえに、日々芸事に精進して、身の回りも整えておかないといけないのでお金がかかります。
もちろん、先ほどの超裕福なご実家のタカラジェンヌは十分まかなえるのでしょう。
ほとんどのタカラジェンヌさんはそこまでの余裕はないので、退団後の生活のための積立金を捻出することも。
お花代を渡すときは、チケット代と一緒にを入れた封筒にチケット代とお花代(サポート代)の金額を明記して渡します。
封筒はチケット袋と同じような横型がお勧めです。開けばすぐにお札や硬貨の枚数がわかりますから。
振込や電子決済の場合は、メールやメッセージでその旨を伝えるようにします。
資金の処理が不透明にならないようにしているはずです。何年か前に税務署に摘発された元タカラジェンヌもいましたし、そのあたりはどなたも気をつけているでしょう。
いろいろ大変な時代ですよね。
宝塚歌劇お花代って?ご祝儀?金額いくら?サポート代?お礼?手数料?何のために要るの?払わないとどうなる?
今回は、宝塚の謎ワードの1つ「お花代」についてお伝えしてきました。
「お花代」は、ずばり現金のこと。ご祝儀でもあり、チケット取次のお礼や手数料といった意味合いもあります。
「お花代を入れる」と表現することが多いです。
本来は義務ではなく任意、というか好意。
金額も任意ですが、チケット1枚につき1000円程度が目安。ですが、5000円~1万円程度のとかSS席ならいくらと条件としてはっきり言われることも。
いつもお花代を多く入れていれば、いつの間にか席種がよくなることもあるでしょう。
若手(下級生)の場合は「サポート代」として1口500円で2口以上プラスしてほしいと明示されることもが増えてきました。
お花代不要というタカラジェンヌもいますが、なんとなく気まずいので千円未満の端数を切り上げて「色を付ける」ことも。
お花代は、ファンクラブの運営費、印刷代、通信費の他、タカラジェンヌ本人の様々な費用に使われます。
封筒はチケット袋と同じように横型がお勧めです。開けばすぐにお札や硬貨の枚数がわかりますから。
振込や電子決済の場合は、メールやメッセージでその旨を伝えるようにします。
税務署に摘発されることもありますから、これらの資金の動きはきちんと帳簿をつけていると思います。