こんにちは~。 らら子です。
今回は、人形遣いの中堅、吉田文司(よしだ ぶんし)さんをご紹介します。
文司さんは、女役も立役(男役)もこなしますが、特に武将とか荒々しく男らしい荒事をが光っています。
どんな方なのでしょうか?さっそくプロフィールを見ていきます。
吉田文司さんのプロフィール、年齢や出身、芸歴は?
こちらがプロフィールです。
誕生日:昭和31(1956)年11月6日
出身地:徳島県
本 名:中尾文昭
[芸 歴]
- 昭和50(1975)年 吉田小玉(よしだ こたま)のちの吉田文吾(よしだ ぶんご)に入門
- 吉田若玉(よしだ わかたま)と名のる
- 昭和51(1976)年 4月 大阪・朝日座で初舞台
- 平成 2(1990)年 4月 吉田文司(よしだ ぶんし)と改名
[受賞歴]
なし
文司さんの入門のきっかけは?
文司さんは四国の徳島生まれ。昔から「阿波人形浄瑠璃」として、農村舞台など人形浄瑠璃のさかんな土地です。
高校時代にクラブ活動として民芸部に所属し、人形を遣っていたそうです。3年間で人形浄瑠璃に魅入られてしまいました。
人形遣いの道へ進むことを決心し、高校卒業後の19歳の時に吉田小玉(よしだ こたま)さん、後の吉田文吾(よしだ ぶんご)さんに入門します。
吉田若玉(よしだ わかたま)と名のって初舞台です。その後、1990年に吉田文司(よしだぶんし)さんとなります。
文司さんのお師匠さんの吉田文吾さんは、ダウンタウンブギウギバンドと共に、『ロック曾根崎心中』などを企画・プロデュースするなど文楽の普及に貢献した方です。
(余談ですが、文吾さんはイーデス・ハンソンさんと結婚していた時期もあるそうです。)
文司さんは他分野とも積極的にコラボ、趣味や特技、SNSは?
吉田文司さんもお師匠さんと同じく、『ロック曾根崎心中』の他、分野にとらわれないコラボレーションを活発に行っています。
他には、直島女文楽(なおしまおんなぶんらく)/オペラ×文楽人形×α「この海を越えて~蝶々さん」、『ゴスペル in 文楽』などにも出演しています。
また、文司さんは香川県三豊市の人形浄瑠璃団体、讃岐源之丞保存会の技術指導もしています。
2014年に公開された映画『竜宮、暁のきみ』には、讃岐源之丞保存会が出演する人形浄瑠璃のシーンがあり、監督のこだわりで讃岐源之丞保存会の方が人形の衣裳をオリジナルで制作、着付けを文司さんがしたそうです。
趣味や特技、SNSなどの情報は見つかりませんでした。
らら子的萌えポイント
実直そうな穏やかな表情と、めりはりのある大きな動き対比が印象的な文司さん。
文司さんが舞台に登場すると、安定感が出ます。
一方で、文楽の既成概念にとらわれない他分野とのコラボや、他の人形浄瑠璃への指導など、柔軟で懐の深い方であることもわかりました。
ますますのご活躍をお祈りしております。
参考にさせていただいたサイト
公益財団法人 文楽協会 https://bunraku.or.jp/index.html
日刊ゲンダイ https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/142830/2
ー文楽人形~修業三十年の技ー吉田文司先生 第五十九回和塾 http://www.wajuku.jp/index.php/archives/1641
CINEMA TOPICS http://report.cinematopics.com/archives/31970
香川県三豊市 讃岐源之丞 https://www.city.mitoyo.lg.jp/forms/info/info.aspx?info_id=446