美の壺 「未知への扉 図鑑 」<File482>図鑑はドレ?場所はドコ?出演者情報もお見逃しなく!NHK美の壺

こんにちは~。らら子です。

今回のNHK 『美の壺』は、「未知への扉 図鑑 」。

今、図鑑が流行っているんですってね。

ネットやデジタル情報があふれているこの時代にあえての図鑑。タメ息がでるほど美しいイラスト、大人も子どもも夢中になる図鑑がたくさん出てきます♡

番組で紹介された歴史的な図鑑から現代の人気の図鑑までご紹介。

いざ、魅惑の図鑑ワールドへ。






美の壺:放送内容、出演者情報

[番組予告]

今、空前の図鑑ブーム!
▽1800冊集めた“図鑑コレクター”のイチオシの図鑑とは?
▽図鑑の原点の原画公開!
▽どこまでも細密に、どこまでも美しく。「ボタニカルアート」の制作に密着!
▽解剖学者の養老孟司さんが、少年時代夢中になったドイツの昆虫図鑑。
▽虫の命を未来に届ける「サイエンティフィック イラストレーション」とは?!
▽図鑑ブームの火付け役となった出版社の、図鑑開発現場に迫る!

出典:番組公式サイト

【出演】草刈正雄,養老孟司,杉崎紀世彦,杉崎文子,木村政司,
【語り・ナレーション】木村多江



美の壺:ゲスト 図鑑コレクター
斉木健一(さいき けんいち)さん

最初に登場するのは、「図鑑の山に埋もれて暮らしたい」野望を実現した、図鑑コレクターの斉木健一さん。面白そうな図鑑を次々と紹介してくれます。

本職は、千葉市中央図書館主席研究員、ご専門は生態学・環境研究科なんですね。

出典:千葉市立中央博物館 http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1521967342585/

番組で斉木さんが紹介したのは、『美しき小さな雑草の花図鑑(うつくしきちいさななざっそうのはなずかん)』と『街角図鑑(まちかどずかん)』。

多田 多恵子『美しき小さな雑草の花図鑑』山と渓谷社,2018.

三土 たつお『街角図鑑』実業之日本社, 2016.

「ガイドブックを持っているかのように世の中が違って見えてくる」と熱く語ります。
思わず「図鑑やさんの回し者みたいですね。」と取材スタッフの声が(^^;



美の壺:一つ目のツボ: 図鑑は旅の案内人

『牧野日本植物図鑑』

日本の図鑑の歴史を紐解くならまずこの一冊。『牧野日本植物図鑑』1940年(昭和15年)。
日本の植物学の父」といわれる牧野 富太郎(まきの とみたろう)博士(1862年5月22日(文久2年4月24日) – 1957年(昭和32年)1月18日)が78歳の時に出版。
https://twitter.com/nekoaikoto/status/988440186911633411





『練馬区立牧野記念庭園記念館』

牧野博士は東京帝国大学退官後も自宅書斎で研究を続けました。
書斎は練馬区立牧野記念庭園記念館に遺されています。

練馬区立牧野記念庭園記念館

http://www.makinoteien.jp/02-garden/index.html

牧野博士は

「雑草とか雑木とか一口にいって片付けてしまう草や木にも、一つ一つに名があり、物語が秘められています。」

という言葉を残しています。牧野植物図鑑は新しい研究結果を書き加えながら今も刊行が続けられています。




インターネット版『牧野日本植物図鑑』

紙の本だと分厚い牧野植物図鑑はWeb上でもみることができます。

インターネット版『牧野日本植物図鑑』http://www.hokuryukan-ns.co.jp/makino/

このデジタルコンテンツは公益財団法人高知県牧野記念財団と株式会社北隆館が、
牧野富太郎生誕150年記念共同事業として作成したものです。
このコンテンツには、牧野日本植物図鑑(1940)と同増補版(訂正版)(1956)の全頁が掲載されています
出典:株式会社北隆館

高知県立牧野植物園のサイトからも見られます。



美の壺:二つ目のツボ:絵が伝える豊かな世界

美の壺:ゲスト 杉崎紀世彦さん 杉崎文子さん

ボタニカルアーティストの杉崎夫妻さんが登場します。お二人の作画シーンは息が詰まるほど。

お二人の作品は山形県にある杉崎ボタニカルアート美術館で楽しめます。

山形県園芸試験場や山形市野草園も登場します。

  • 杉崎 紀世彦(すぎさき きよひこ)
    • 1940年 東京都生まれ。星野富弘氏に私淑し植物の絵を描く。
    • 松本キミ子氏に私淑。「キミ子方式」を学ぶ。
    • ボタニカルアートを太田洋愛氏に師事。佐藤廣喜氏からも指導を受ける
    • 国内外でボタニカルアート2人展を多数開催。読売新聞日曜版に挿絵連載中。
    • NHK文化センター講師。日本ボタニカルアート協会会員。日本植物画倶楽部会員。
    • (有)杉崎ボタニカルアート工房代表取締役。
  • 杉崎 文子(すぎさき ふみこ)
    • 1945年 山形県生まれ。ボタニカルアートを太田洋愛氏に師事。
    • 佐藤廣喜氏からも指導を受ける。国内外でボタニカルアート2人展を多数開催。
    • NHK文化センター講師。日本植物画倶楽部会員。
    • (有)杉崎ボタニカルアート工房取締役。杉崎ボタニカルアート美術館主宰。
  • 出典:ギャラリー風の巣 公式サイト

正確に構造を理解した上で、正確に描き、しかも美しいことが大事だそうです。



美の壺:ゲスト 養老孟司(ようろう たけし)さん 解剖学者

神奈川県・箱根に ちょっと風変わりな館があります。
館の主は解剖学者の養老孟司さん。
棚は集めた昆虫の標本箱で いっぱいです。

幼いころから昆虫に魅入られた養老さん。少年時代にドイツ製の昆虫図鑑に夢中になります。

「世間が広いことを教えてくれるんです、図鑑っていうのは」と語りながら、しみじみと図鑑を眺める養老さん。



美の壺 最後のツボ:作り手は使命を持って

美の壺:ゲスト 木村政司(きむらまさし)さん サイエンティフィックイラストレーター

日本で数少ないサイエンティフィックイラストレータの木村政司さん。アメリカのスミソニアン博物館で学び、この道に入ります。日大芸術学部デザイン学科 教授でもあります。

色鉛筆とカッターナイフで描いた木村さんのイラストは写真よりリアルです。

標本は命を奪った形なのでその虫を生きていた姿を生き生きと描くのが、写真家やイラストレータの使命だと語ります。



美の壺:幼児~小学生向けの図鑑ブーム

今、いっぷう変わった図鑑が売れているといいます。

それが小学館 図鑑NEOです。

世の中のお母さんがきらいそうな図鑑が、一年経たずに重版。全く予想不能だそうです。

編集長 北川吉隆さんは、「作っていて楽しいと楽しい図鑑になります。間違いない。」と語ります。
幼児向けの図鑑の編集者 大藪小百合さんは、子どもたちが初めて世界を知る扉として図鑑について「その責任は重大なので 分かりやすく おもしろく、正確に、気をつけて作っています」と語ります。





美の壺:再放送・バックナンバー情報

美の壺・合わせて読みたい バックナンバー

NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。

こんにちは。らら子です。 いつも楽しみに見ているNHK『美の壺』のバックナンバーを2019年後半から現在までまとめてあります。

2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。

こんにちは、らら子です。 毎回楽しみにしているNHK『美の壺』。2021年の放送一覧をまとめてみました。お役に立てれば幸いです。 ...

2020 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。

こんにちは、らら子です。 毎回楽しみにしているNHK『美の壺』。2020年の放送一覧をまとめてみました。お役に立てれば幸いです。 ...

2019年はこちらです。

こんにちは、らら子です。 2019年7月から始めたこのブログ。記事もたまってきたので月別放送一覧を2019年バックナンバーにまとめてみまし...

ご参考になさってくださいね。




美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。

今回の『美の壺』初回放送は2019年8月23日(金)でした。番組内容もこの時点のものです。

放送スケジュールは2020年4月現在で、
Eテレ「美の壺・選」の放送は、日曜日午後11時~、再放送は毎週木曜日午前11時~です。
BSプレミアム「美の壺」は毎週金曜日午後7時30分~、再放送は毎週土曜日午前6時45分~です。

BS4Kは、BSプレミアムと同じ毎週金曜 午後7時30分で、再放送は回数が増えて、
日曜日午前6時45分、月曜日午後4時00分、金曜日午前9時00~の3回あります。
キレイな画質のBS4Kは美の壺のような番組にはピッタリですね!

NHKオンデマンドなら月額の見逃し見放題パックや単品視聴ができます。月々500~600本の番組が放送当日または翌日から見られます。

最近では「ないエンタメがない」がキャッチコピーのU-NEXT(ユーネクスト)も話題ですね。最初の31日間は無料おためし期間だそうです。





【参考サイト】

番組公式ページ https://www.nhk.jp/p/tsubo/ts/3LWMJVY79P/
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/
NHK クロニクル  https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/
NHKの旧美の壺詳細サイト https://www.nhk.or.jp/tsubo/program/





シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連コンテンツユニット(レスポンシブ)