こんにちは~。らら子です。
今回のNHK 『美の壺』は、「猫」。
気高くも愛おしい猫がたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。
https://twitter.com/nhk_bijutsu/status/1360023332008169476
いざ、心揺さぶる猫ワールドへ。
目次
美の壺:放送内容、出演者情報
【番組予告】
黄色、青、緑…多彩な猫の目。グッと近寄れば更なる魅力を発見
▽じっとこちらを見つめる猫のまなざしに振り回される、漫画家のヤマザキマリさん。猫の目の描き方の秘けつとは?
▽猫好き浮世絵師・歌川国芳の猫。かわいくもおかしい多種多様なポーズ
▽200匹もの猫があふれる猫島で写真家に密着
▽今にも触れたくなる…日本画の巨匠が描いたフワフワ猫
▽伝統工芸・沈金の技で猫の毛並みに挑む!
▽草刈家に美猫
出典:番組公式ホームページ
【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)
美の壺:1つめのツボ「人の心を揺さぶる 神秘のまなざし」
動物学者・山根明弘(やまね あきひろ)さん
西南学院大学教授で動物学者の山根明弘さんが登場します。
32年にわたり猫の生態を研究しているという山根さん。
研究ノートには、500匹以上の猫の模様・しっぽの形・目といった特徴が記録されているそうです。
中でも惹かれているのが目の色合いで、同じ黄・青・緑でも微妙な色の違いがあるのだとか。
透明感についても「まるで清水から湧き出してくる水と泉のよう」と語ります。
とても詩的な言い回しですね。これからは猫の目が、いままでとは違って見えてきそう。
輝きが似ていることから「キャッツアイ」と呼ばれる宝石もあるほど、猫の目には人を惹きつける不思議な魅力があります。
宝石を目に宿しているなんて、とってもロマンチックです。
漫画家・ヤマザキマリさん
代表作「テルマエ・ロマエ」で知られる漫画家・ヤマザキマリさんが登場します。
ヤマザキさんはこれまでに20匹の猫を飼ってきたという大の猫好きです。
現在の相棒・ベレンはポルトガル生まれのベンガル猫。
何をしていても、遠くの方でずっとヤマザキさんを見ているのだそうですよ。
「猫は人間を観察している」と語るヤマザキさん。
そのまなざしに「威張りくさるんじゃないよ」と言われるように感じるのだとか。
だからこそ漫画で猫をかくときも、表情によって形や黒目の大きさを変えるなど、目の描写には強いこだわりがあります。
毎日のように触れ合っているからこそ、見えてくるものもあるのでしょうね。
美の壺:2つめのツボ「愛しくもおかしい しなやかな動き」
昔ながらの猫と人間の関係
猫と人間の関係にはずっと昔から変わらずに続いてきました。
平安時代に記された源氏物語にも、すでに猫が登場しているほどです。
当時は貴族のペットとして、紐につながれて飼われていたのだとか。
さらに江戸時代からは、ネズミ駆除のために猫を放し飼いにするようにとのおふれが出たことで、庶民の暮らしにも入り込むようになりました。
江戸時代の絵師たちも、猫をモチーフにした作品を数多く残しています。
なかでもたくさんの猫をえがいたのが歌川国芳(うたがわ くによし)。
猫飼好五拾三疋(みゃうかいこうごじゅうさんびき)では、53匹の猫をさまざまなシチュエーションで登場させました。
https://twitter.com/robanomimimi_mi/status/1005252763809300481
(はな ➰🍥@robanomimimi_miさんアップありがとうございます)
ユーモアあふれる可愛らしい作品ですね。
猫が人々の生活に欠かせない存在であったことが分かります。
猫専門の写真家・沖昌之(おき まさゆき)さん
写真家の沖昌之さんが登場します。
沖さんが写真を撮るのは、熊本県天草地方の湯島。
別名・猫島として知られていて、290人の人口に対し猫が200匹も暮らしています。
沖さんの写真にうつる猫たちは、ちょっと変わった仕草が特徴です。
昨日の敵は今日の友。
「 世界のド肝を抜いた!衝撃“神”映像2021 」をご覧くださってありがとうございました。 https://t.co/jUN4jEHkE6 pic.twitter.com/oWqhBbgaYo
— 猫写真家 沖 昌之 (MASAYUKI OKI) ニャン生訓 9月25日発売してます。 (@okirakuoki) February 12, 2021
人間のようなポーズがおかしくて、笑っちゃいますよね。
番組では、沖さんの撮影風景が紹介されていました。
一日中、猫を追い続けて、シャッターチャンスの瞬間を待ち構えます。
猫の心の移り気な感じがとてもかわいいと沖さん。
写真へのこだわりと同時に、猫への愛が伝わってきました。
美の壺:最後のツボ「気高さをもまとう毛艶」
日本画家・竹内栖鳳(たけうち せいほう)の猫の絵
数々の日本画を所蔵している、東京都渋谷区の山種美術館。
そこに展示されているのが、動物画で有名な竹内栖鳳の代表作『班猫(はんびょう)』です。
竹内栖鳳『班猫』1924年 山種美術館 pic.twitter.com/PuV4vpATgJ
— 美術ファン@世界の名画 (@bijutsufan) January 24, 2021
(美術ファン@世界の名画@bijutsufanさんアップありがとうございます)
日本画に古くから伝わる「毛描き」という手法によって、猫の柔らかな毛並みが見事にえがかれています。
思わず手を伸ばしたくなっちゃうほどの再現性です。
栖鳳は八百屋の店先で見かけた猫に惚れ込み、絵のモデルにしたのだとか。
その毛並みの輝きを再現するために、金を使ったのだそうですよ!
「金を使うことによって、猫の高貴さや気高さを描こうとした」と山種美術館館長・山﨑妙子(やまざき たえこ)さん。
猫の神々しい一面を感じられる作品です。
漆芸家・鳥毛清さん(とりげ きよし)さん
鳥毛清さんは沈金という漆芸技法を用いて、いくつもの賞を受賞してきた漆芸家。
これまでに100点近くの猫の作品を作ってきました。
実際に猫に触り、背中・尻尾・お腹などの各部分の毛並みを把握したうえで、作品にそれを再現していくのだとか。
繊細な一本一本の毛を、5〜6種類の掘り方を使い分けながら丁寧に彫っていきます。
その際、下書きは一切しないのが鳥毛さん流です。
猫を知り尽くしているため、自然と手が動くんですって!
そんな鳥毛さんの愛猫は、ネロという黒猫。
黒猫には独特の毛艶があり、角度を変えると虹色に見えます。
それを再現したのが、見る角度によって表情豊かに光が変化する『黒猫』という作品です。
猫のたたずまいや美しさが、多くの芸術家にインスピレーションを与えているのですね。
おまけ:猫を飼い主として迎えしたくなったら
埼玉県にある保護猫カフェ「ねこかつ」
今回の番組の取材を受けた保護猫カフェ「ねこかつ」さん。
人間に「婚活」や「就活」があるように、猫と人間との家族としての出会い活動に「猫活」と名付けました。
埼玉県川越市新富町と、さいたま市日進町にカフェがあり、行き場のない猫を保護してケアしながら、同時に猫の家族となる飼い主を募集するという活動をしていらっしゃいます。
その他にもリアルの譲渡会やオンライン譲渡会もあります。アクセスしてみてはいかがでしょうか。
http://cafe-nekokatsu.com/
凝縮‼️‼️‼️
@川越店#ねこかつ #保護猫 #保護猫カフェ #川越 #日進 #里親募集 pic.twitter.com/PfN6JjPg7K— 保護猫カフェねこかつ@川越@大宮日進 (@nekokatsu_1) February 10, 2021
美の壺:再放送・バックナンバー情報
美の壺・合わせて読みたい バックナンバー
NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。
2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2020 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2019年はこちらです。
ご参考になさってくださいね。
美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。
今回の『美の壺』初回放送は2021年2月12日(金)でした。番組内容もこの時点のものです。
放送スケジュールは2020年4月現在で、
Eテレ「美の壺・選」の放送は、日曜日午後11時~、再放送は毎週木曜日午前11時~です。
BSプレミアム「美の壺」は毎週金曜日午後7時30分~、再放送は毎週土曜日午前6時45分~です。
BS4Kは、BSプレミアムと同じ毎週金曜 午後7時30分で、再放送は回数が増えて、
日曜日午前6時45分、月曜日午後4時00分、金曜日午前9時00~の3回あります。
キレイな画質のBS4Kは美の壺のような番組にはピッタリですね!
NHKオンデマンドなら月額の見逃し見放題パックや単品視聴ができます。月々500~600本の番組が放送当日または翌日から見られます。
最近では「ないエンタメがない」がキャッチコピーのU-NEXT(ユーネクスト)も話題ですね。最初の31日間は無料おためし期間だそうです。
【参考サイト】
番組公式ページ https://www.nhk.jp/p/tsubo/ts/3LWMJVY79P/
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/
NHK クロニクル https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/
NHKの旧美の壺詳細サイト https://www.nhk.or.jp/tsubo/program/