こんにちは。らら子です。
2020年2月東京公演のまとめです。
2月公演はなんといっても竹本錣太夫(たけもとしころだゆう)さんの襲名披露公演。おめでとうございます!2月公演は三部制で襲名披露公演は二部で行われました。
そして、今回は東京では初めて「アフター7 BUNRAKU」が登場。三部の後半「鳴響安宅新関(なりひびくあたかのしんせき)のみを3000円で見られるという超お得なプランが話題を呼びました。
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目次
2020年2月公演第一部 『菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅならいかがみ)』
第一部は、『菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅならいかがみ)』の三段目。通称「佐太村(さたむら)」です。
荒々しい「車曳(くるまびきのだん)」、コミカルな「茶筅酒の段(ちゃせんざけのだん)」、そして胸に詰まる「喧嘩の段(けんかのだん)」、「桜丸切腹の段(さくらまるせっぷくのだん}」と、通して上演されました。
配役はこちらからどうぞ。
かんたんあらすじもあわせてお読みください。
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2020年2月公演第二部 竹本錣山太夫襲名披露
『新版歌祭文』、通称『野崎村』と、『傾城反魂香(けいせいはんごんこう)』から通称「ども又」。
二部の配役はこちらをご参照くださいね。
『新版歌祭文(しんぱんうたざいもん)』
第二部は、前半が若い男女の哀しい三角関係を描いた『新版歌祭文』。お互いを思いやるそれぞれの心情が切ないです。
のかんたんなあらすじもよろしければどうぞ。
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『傾城反魂香(けいせいはんごんこう)』「土佐将監(とさのしょうげんかんきょのだん)
後半は、豊竹呂太夫さんのおめでたい襲名披露口上に続き、いよいよ六代目竹本錣太夫(たけもと しころだゆう)さんの襲名披露狂言『傾城反魂香(けいせいはんごんこう)』「土佐将監(とさのしょうげんかんきょのだん)が上演されました。
吃音ゆえに苦労する又兵衛、反対に弁の立つ又兵衛の妻、そして吃音が直ってスラスラと話し始める又兵衛と、ベテランならではの鮮やかな描かれ方でした。
かんたんなあらすじはこちらをごらんくださいね。
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2020年2月公演第三部:アフター7文楽も登場
第三部は、涙、涙の2本。
二部の配役はこちらをごらんくださいね。
新口村(にのくちむら)
前半は、はからずも公金横領の罪を犯してしまった忠兵衛と、恋人の遊女梅川の逃避行を扱った『新口村(にのくちむら)』。
ひとめ父に会いたいと捜査網をかいくぐり故郷に舞い戻る二人と父・孫兵衛の哀しい再会。
かんたんなあらすじはこちらをご参照ください。
【2月文楽】
\雪景色に浮かび上がる父子の邂逅/
罪を犯して追われる男女とその父。
互いに案じ合いながらも顔を合わすことの許されない父と子に、
彼の恋人が取った行為とは……!?衣裳の黒と雪景色の白のコントラストが美しくも切ない名場面です。
特設サイト https://t.co/Rgfas0cQef pic.twitter.com/wGk6U7vjXT— 国立劇場(東京・半蔵門) (@nt_tokyo) February 17, 2020
『鳴響安宅新関(なりひびくあたかのしんせき)』
後半は『鳴響安宅新関』、通称『勧進帳』。
勇壮な弁慶のスーパーマンぶりと、関所の役人富樫の丁々発止のやり取りが見もの。男同士の関係性が涙を誘いました。
https://twitter.com/nt_tokyo/status/1227527491570417664
今回から、東京公演でも一幕見の「アフター7BUNRAKU」が導入されて話題になりました。「アフター7BUNRAKU」は、
午後7時25分からの約1時間、料金は一等席6,400円のところ半額以下の3,000円。
アフター7BUNRAKUのご案内https://www.ntj.jac.go.jp/topics/kokuritsu/2019/after7bunraku.html
これを機会に文楽に興味を持つ人が増えるといいなぁと思います。