こんにちは~。らら子です。
今回は人形遣いの桐竹紋秀(きりたけ もんひで)さんを紹介します。
こちらは、2014年に上演された『ボーカロイドオペラ葵上with文楽人形』で、精神科医役の人形を遣う紋秀さん。
桐竹紋秀さんは落ち着いた精神科医役を好演してくださいました。精神科医は声にボーカロイド結月ゆかりを使用。女性ですがカシラにはあえて若男を起用しました。優しい女眉に描きかえてくださっています。#VocaloidOperaAoi pic.twitter.com/zDm2UAEf5g
— operaAoi@BD/DVD発売中! (@opera_aoi) June 13, 2014
紋秀さんはどんな方なのでしょうか?さっそくプロフィールを見ていきます。
目次
桐竹紋秀さんのwiki的情報、年齢や出身、芸歴、受賞歴は?
こちらが紋秀さんのプロフィールです。
[経歴]
- 誕生日:昭和43(1968)年11月12日
- 出身地:大阪府
- 本名:河上誠
[芸 歴]
- 昭和63(1988)年 国立劇場文楽第13期研修生となる
- 平成 2(1990)年 4月 桐竹紋壽(きりたけ もんじゅ)に入門
- 桐竹紋秀と名のる
- 国立文楽劇場で初舞台
[受賞歴]
- 平成25(2013)年 9月 平成25年度大阪文化祭賞グランプリ
- 平成29(2017)年 2月 平成28年度大阪文化祭賞優秀賞
紋秀さんは文楽の本場・大阪生まれ。20歳で文楽研修生となり2年間研修を受けます。
修了後、故・桐竹紋壽(きりたけ もんじゅ)さんに弟子入りします。女方の人形を中心に幅広くこなしたベテランの人形遣いでした。紋秀さんもしっとりとした年増(としま)などもよく担当しています。
紋秀さんは平成25(2013)年と平成29(2017)年に立て続けに大阪文化祭賞を受賞しています。これからますます磨きがかかる楽しみな人形遣いさんです。
桐竹紋秀さんの芸名の由来はあの戦国武将?ボカロとも共演。Webページやインスタ、Facebook、Twitterは?
紋秀さんの師匠・桐竹紋壽さんは、伝統的な名女形である一方、宇崎竜童さんとコラボして『ロック曽根崎心中』を上演しています。頭の柔らかいシャレの効いた方だったと想像します。
それで、シャレが効いているといえば、門弟の芸名にご注目。
紋秀さんの弟弟子は紋臣さんと紋吉さん、〇臣秀吉?
実は、「お弟子さんの名前には‘豊臣秀吉’から一文字を入れたい」という、紋寿師匠のお考えからついたお名前だそうです。紋壽さんの弟弟子でベテランの勘壽さんは、前名が紋豊さん。豊臣秀吉揃いました(^o^)。
紋秀さんたちも、積極的にボカロと共演したりしていますが、師匠のDNAを受け継いでいるのかもしれません。
桐竹紋秀さんはメガネ男子
ところで、文楽の演者さんって、腕時計とかメガネとか、本公演の舞台ではヒカリ物は身につけないようなのです。オフショットやロビーでの写真はメガネとかけている方は多いです。
人形遣いさんは、黒衣を被るのでメガネ姿が想像できませんが、こうして拝見すると、実は紋秀さんメガネがオシャレですね。こちらは吉田幸助(現・玉助)さんと一緒のイベントの時の写真です。赤メガネですか!
【大阪・国立文楽劇場】本日の道頓堀リバーフェスティバル「道頓堀 川面舞台」に吉田幸助が出演し11月公演など文楽をPR!雨のため道頓堀ZAZAでの開催となりましたが、人形の解説でお楽しみいただきました。解説には桐竹紋秀、桐竹紋吉のお二人も出演しました。 pic.twitter.com/Jd0c1djRex
— 国立劇場文楽公演(東京・大阪) (@bunraku09) October 21, 2017
控え目な内に秘めたる情熱が色に現れているのかもしれないですね。お似合いです♡
残念ながら、紋秀さんのホームページやSNSのサイトは見つかりませんでしたー。
らら子的萌えポイント
舞台素でも控え目できっちり、そして芯の強さを感じさせる紋秀さん。
一度、文楽ツウの友達と一緒に楽屋訪問した時に、紋秀さんのご指導でお人形を持たせていただいたことがあります。
おだやかーで、ほめ上手で、笑顔がステキで、とても楽しかったのを覚えています。
いよいよ50歳を超えて若手から中堅へ。これからの文楽を盛り上げて、ますますのご活躍をお祈りしています。
参考にさせていただいたサイト:
公益財団法人 文楽協会 https://bunraku.or.jp/index.html
ボーカロイドオペラ葵上with文楽人形キャスト&スタッフ http://www.opera-aoi.com/cast_jp.html
高岡美樹 べっぴんラジオ 豊竹紋臣さん http://www.obc1314.co.jp/blog/miki/?p=41268