こんにちは~。らら子です。
今回のNHK 『美の壺』は、「硯(すずり)」。中国では文房四宝といって筆,硯,紙,墨を特に大切にするそうです。
あっと驚く名品やその道の達人がたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。
— ぶぶ (@imRLLXRlsIDhnyz) April 4, 2021
いざ、奥深き硯ワールドへ。
目次
美の壺:放送内容、出演者情報、オンエア 再放送予定
【番組予告】
再生や復活の願いを託したという、蝉(せみ)の形の硯(すずり)、朝日が昇る絶景を描いた硯(すずり)など、名品が登場。
失われた技術を求め、数百年前の名品の再現に挑む製硯師(せいけんし)にも密着する。
さらに千二百年の伝統を誇る鈴鹿墨の職人が開発した“子どもの力でも、わずか数分ですれる墨”、“カラフルな墨”など驚きの墨も。
書家・紫舟こだわりの道具も初公開。10年来愛用する筆の魅力とは!?
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出典:番組公式ホームページ
【ゲスト】紫舟(ししゅう)
【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)
美の壺:ゲスト 書家 紫舟(ししゅー) さん
美の壺の題字でもおなじみの紫舟さんが登場します。
紫舟さんのプロフィールはこちら。プロフィールだとよみは「シシュー」さんです。
6歳より書を始める。
2010年 第5回「手島右卿賞」受賞。
大河ドラマ「龍馬伝」、NHKスペシャル「沸騰都市」など数多くの番組を手がける。東大寺、伊勢神宮、スイスのダボス会議(2012)、ノーベル賞関連公式行事(2012)など、日本だけでなく世界各国に書を提供。日本の伝統文化である「書」を書画・メディアアート・彫刻へと昇華させ、文字が内包する感情や理を表現する作品で、世界に向けて日本の文化と思想を発信している。2014年 フランス国民美術協会 最高位賞「審査員金賞」・「金賞」をダブル受賞。
2015年 ミラノ国際博覧会 日本館「展示・デザイン部門金賞」受賞。出典:美の壺公式サイト
美しい方ですね~。紫舟さんお気に入りの書道具を紹介してくれます。とくとくとくとユーモラスな声で鳴く水差し。力がふっと抜けてリラックスを与えてくれるそうです。
美の壺:1つめのツボ「石を生かす曲面」
文房清玩(書道用品)骨董 渡邉久雄(わたなべ ひさお)さん
文房清玩は書道用品のこと。よみは「ぶんぼうせいがん」です。
文房清玩骨董の目利き、収集の第一人者である渡邉久雄さんが登場します。
渡邉さんは昭和22年静岡県生まれ。
浅草の書道用品専門店の宝研堂(ほうけんどう)に15歳で奉公し、50年勤めあげます。2010年に自宅にギャラリーを開き、2012年に退職後は自宅近くに「百八研齋(ひゃくはちけんさい)」という店を出しています。(出典:オトナが語る未来のメディアサイト)
おはようございます。
年内の営業は本日までです。
12月29日(日)から
1月5日(日)まで
お休みさせていただきます。
今年一年ご愛顧いただき誠にありがとうございました。
来年も何卒よろしくお願い申し上げます。#書道 #骨董品 #書道用品#文房四宝 #文房清玩 pic.twitter.com/nQIllLAsJx
— 百八研齋 (@cD6JEmIrRtVg20t) December 28, 2019
蝉のかっこうの「蝉様硯(ぜんよんけん)」。土の中から出てきて羽化する蝉は再生や復活の象徴。
また、石紋と呼ばれる天然の模様の硯は、太陽に見立てて周りにたなびく雲をあしらうことで朝日を表現しています。
石紋を楽しむ取っておきの方法。硯を水の中へ入れると石紋がくっきり浮かび上がりました。この石紋は人の眉に見えるので「眉子紋(びしもん)」と呼ばれています。
製硯師(せいけんし)青柳貴史(あおやぎ たかし)さん
製硯師(せいけんし)青柳貴史さんが登場します。
渡邉さんも奉公したという、浅草の書道用具専門店「宝研堂」の4代目です。
硯職人はふつうは分業制ですが、製硯師(せいけんし)は、石の切り出し、加工、研磨、などすべての工程に携わり、流通での販売のプロデュースまで行うそうです。つまり、なんでもござれの硯のプロフェッショナル。
製硯師 青栁貴史さんのプロフィールはこちら。
1979年2月8日 東京都浅草生まれ。
浅草で80年続く和漢文房四宝「寶研堂」四代目。
16歳より祖父・青栁保男、父・青栁彰男に作硯を師事。
日本、中国各地の石材を用いて、各時代に対応した硯式(硯の製作様式)の硯を製作。さらに、修理・改刻・文化財の復元・復刻製作に従事している。
20代より中国大陸の作硯家との交流を経て伝統的硯式の製法研究、現地石材調査を続けている。(後略)
出典:宝研堂公式ページ
青柳さんは、歌舞伎俳優の市川猿之助丈とも仲良し、メディアにひっぱりだこです。イケメンです~。
https://www.instagram.com/p/B5OyFjjFUgM/
美の壺:2つめのツボ「滲み、広がる墨の色」
鈴鹿墨(すずかすみ) 伊藤亀堂(いとうきどう)さん
子どもでも1分で摺れる墨やカラー墨を開発したのは、伊藤亀堂(いとうきどう)さん
が代表を務める三重県鈴鹿にの墨やさん進誠堂(しんせいどう)です。鈴鹿に残る一軒だそうです。
伊藤亀堂さんのプロフィールはこちら。
1964年(昭和39年)三重県鈴鹿市出身
1984年(昭和59年)父、亀吉に師事
1995年(平成7年)鈴鹿製墨協同組合専務理事就任
1996年(平成8年)第1回「鈴鹿墨展」開催 (以降毎年開催)
1998年(平成10年)進誠堂墨舗代表となる
2000年(平成12年)業界初の8色墨完成 (雪月風花)
通商産業大臣指定伝統工芸士に認定される
2001年(平成13年)業界初の1分墨(超早おり墨)完成(後略)出典:http://www.suzukazumi.co.jp/workman.html
1分墨(超早おり墨)はこんな感じ。これなら力がなく飽きっぽい小さい子たちでも、書道に親しめそうですね。
カラーの墨は濃淡によって色のバリエーションは無限になるそうです。今までにない墨絵の世界が広がりそうです。
子供用 書道セットの中身 筆巻き付 本石硯 書道セット 習字セット 児童 子供 プラスチックケース 国産四五平本石硯 超早おり紅花墨 十二支墨液 太筆 特製雪嶺…https://t.co/Ga2Mc8GSIA pic.twitter.com/cohNHUqdkX
— 気になるあの品この品 (@ECrnw) September 27, 2016
美の壺:最後のツボ 書家と道具 線を生む出会い
筆職人 仲谷省三(なかたに しょうぞう)さん
奈良吉野に工房を構える仲谷省三さんは、紫舟さんの筆を作っています。この道30年のベテランです。
仲谷省三さんの筆は三省堂筆店(なんしょうどうふでてん)で扱っているとのことです。
紫舟さんの愛用の筆は、羊の首あたりの長く柔らかな毛で作られています。長く柔らかな毛の筆は難易度が高いそうです。
<スタッフ・宋より>
紫舟個展|髙島屋巡回(大阪9/23~9/29)開催中!展示中の紫舟の愛用品の一部をご紹介します。《筆》(三寸一分)(奈良県吉野山 仲谷省三先生作)
《水滴》(京都 今井眞正先生作)
《筆置き》(愛知 名倉鳳山先生作) pic.twitter.com/nFED2ftidL— 紫舟 SISYU (@sisyu8) September 28, 2020
美の壺:再放送・バックナンバー情報
美の壺・合わせて読みたい バックナンバー
NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降の放送一覧のまとめはこちら。
2021 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2020 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2019年はこちらです。
ご参考になさってくださいね。
美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。
今回の『美の壺』初回放送は2021年4月2日(金)でした。番組内容もこの時点のものです。
放送スケジュールは2020年4月現在で、
Eテレ「美の壺・選」の放送は、日曜日午後11時~、再放送は毎週木曜日午前11時~です。
BSプレミアム「美の壺」は毎週金曜日午後7時30分~、再放送は毎週土曜日午前6時45分~です。
BS4Kは、BSプレミアムと同じ毎週金曜 午後7時30分で、再放送は回数が増えて、
日曜日午前6時45分、月曜日午後4時00分、金曜日午前9時00~の3回あります。
キレイな画質のBS4Kは美の壺のような番組にはピッタリですね!
NHKオンデマンドなら月額の見逃し見放題パックや単品視聴ができます。月々500~600本の番組が放送当日または翌日から見られます。
最近では「ないエンタメがない」がキャッチコピーのU-NEXT(ユーネクスト)も話題ですね。最初の31日間は無料おためし期間だそうです。
【参考サイト】
番組公式ページ https://www.nhk.jp/p/tsubo/ts/3LWMJVY79P/
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/
NHK クロニクル https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/
NHKの旧美の壺詳細サイト https://www.nhk.or.jp/tsubo/program/