こんにちは~。らら子です。
今回のNHK 『美の壺』は、「粉引」。
ぼってりと乳白色のあたたかみのある器がたっぷり出てきます♡
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。
— ぶぶ (@imRLLXRlsIDhnyz) April 14, 2020
いざ、使うほどにいとおしい粉引ワールドへ。
目次
美の壺:放送内容、出演者情報
【番組予告】
白い肌の理由は、「泥」。あたたかみある独特の味わいを生む陶芸家の技に密着!
▽“育てる楽しみ”も粉引の魅力。使う度に少しずつ色や手触りが変化、味わいが深まる謎を解明!
▽粉引を愛用する料理研究家・枝元なほみさんが、器にぴったりの料理や盛りつけを紹介!
▽秀吉も所持したという茶碗(わん)など、粉引の茶碗の最高峰が登場。現代の茶人・千 宗屋さんが、その魅力をひもとく!
<File409>
出典:番組公式ホームページ
【ゲスト】千宗屋,枝元なほみ,
【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)
美の壺:1つめのツボ「白こそ無限の宇宙」
美の壺 世田谷にある粉引や器を扱う雑貨店・アートギャラリー
冒頭に登場した雑貨店は世田谷区深沢にある雑貨店而今禾(じこんか)です。
もともとは三重県亀山市関町にアトリエとお店があります。
世田谷のお店ではカフェやリネンなどのショップも併設。生花教室や茶道教室も行われています。
常連さんとして登場した美人さんは女優の吉村民(よしむらたみ)さんです。
美の壺 南青山・李朝粉引をあつかう骨董店
青山にある骨董店一元堂(いちげん)のオーナー臼井一元さんが登場します。
李朝粉引と呼ばれる粉引が生まれた背景は清廉潔白をよしとする儒教が国の宗教に定められたことにあるといいます。
汚れが目立ってくるので祖国では短命に終わった李朝粉引ですが、日本人は完璧ではない白の中に極上の味わいを見出したそうです。
【10月号 東美特別展特集◇無料公開中】
特集中盤では、第21回東美特別展の参加店を訪問。
南青山・一元堂の臼井一元さんにお話を伺いながら、今回出展される李朝の粉引の徳利や盃、刷毛目など李朝陶磁の逸品を見せていただきました。無料公開はこちらから
⇨ https://t.co/x0TRWvNjzN pic.twitter.com/liYBw9Io36— 目の眼(ME NO ME) (@menomeonline) October 6, 2021
美の壺 粉引陶芸家 花岡隆(はなおかゆたか)さん
40年近く粉引の器を作り続けている花岡隆(はなおかゆたか)さんが登場します。
花岡さんの作風は、シンプル、洗練、おしゃれ。根強いファンがいるそうです。
花岡さんが目指しているのは少し黄身を帯びた温かい白。
「柔らかさのある白さ。どこかふっと抜けているような白さが好きです」
と語ります。
何度も争奪戦に敗れ昨日やっと購入することができた戦利品
大好きな陶芸家 花岡隆さんの
粉挽き面取りスープカップが届いた♪
直筆の葉書とオマケの小皿
お心遣いが嬉しすぎて涙が出た
既製品にはない温もりを感じる器
さて何を作って盛り付けよう
楽しみが広がってゆく#花岡隆 #器 pic.twitter.com/PghkNOEPqa— Tae (@7taecocoro) November 6, 2021
(Tae@7taecocoroさんアップありがとうございます)
美の壺:2つ目のツボ「時が育む変化に酔う」
粉引の器の最高峰と呼ばれる三つの茶碗
粉引の器の中でも最高峰と呼ばれる三つの茶碗があります。銘と所蔵館は以下の通り。
銘 松平 畠山記念館
雲州松平家伝来の「松平(まつだいら)」
銘松平は松江藩主松平不昧所持に因むもので、不昧はこれを大名物に列するものとして蔵帳に収録している。出典:畠山記念館
銘 楚白(そはく) 石川県立美術館
加賀前田家に伝わる「楚白(そはく)」
粉引茶碗中第1の名碗として広く知られ、前田利常愛用の茶碗として加賀前田家に伝来した。李朝初期朝鮮全羅南道長興で焼かれたものとされている。
出典:石川県 工芸品(県指定)
銘 三好粉引(みよしこひき) 三井記念美術館
豊臣秀吉が所持していたことで知られる
三好粉引は、添状により三好長慶(1522~64)が所持していたことが知られ、「三好」の銘もこれに因む。その後豊臣秀吉(1537~98)、金森宗和(1584~1656)、北三井家を経て、安政2年(1855)に若州酒井家に移り、大正12年(1923)の同家売り立てで再び北三井家に買い戻された。
出典:文化遺産オンライン
美の壺:ゲスト 千宗屋(せんそうおく)さん
武者小路千家(むしゃこうじせんけ)若宗匠
東京日本橋の三井記念美術館を訪れて、三好粉引と対面したのは、武者小路千家(むしゃこうじせんけ)若宗匠の千宗屋(せんそうおく)さんです。
武者小路千家官休庵(むしゃこうじせんけかんきゅうあん)
プロフィールはこちら
1975年生まれ
不徹斎宗守の長男として生まれました。平成15年4月後嗣号「宗屋」を襲名し、同年6月京都紫野大徳寺にて故福富雪底前管長より「隨縁斎(ずいえんさい)」の斎号を授与されました。
(後略)
出典:武者小路千家官休庵
三好長慶が愛用したと伝わる三好粉引良いですね… pic.twitter.com/Dbyr1M6rb2
— ( ΦдΦ)y-。゚〇 たんぴこ!。゜ (@Jetaimtampeco) August 31, 2020
(( ΦдΦ)y-。゚〇 たんぴこ!。゜@Jetaimtampecoさんアップありがとうございます)
美の壺:粉引をめでる人々 :青柳恵介さん&櫻井恵さん
昼下がりに古い粉引を自慢し合いながら酒を楽しもうという趣向で集まった3人。
1人は古美術評論家青柳恵介さんです。
青柳恵介
1950年、東京生まれ。成城大学大学院博士課程修了。専門は国文学。古美術評論家。成城学園教育研究所勤務。成城大学、東京海洋大学非常勤講師も務める。(後略)
出典:新潮社
もう1人は古美術骨董月刊誌「目の眼」代表の櫻井恵さん
櫻井恵
古美術骨董月刊誌「目の眼」代表&西麻布musicaオーナー 要は古いもの好き
出典:公式ツイッター
美の壺:最後のツボ「気が付けばかたわらに」
美の壺:ゲスト 枝元なほみ(えだもと なほみ) さん
エダモンの愛称で知られる、料理もご本人もほっこりな枝元なほみさん。
チームむかご としても活動していらっしゃいます。
プロフィールはこちら。
料理研究家。神奈川県生まれ。明治大学卒。劇団「転形劇場」(太田省吾主宰)の役者兼飯炊き当番を務めるかたわら無国籍レストランのシェフを経て、料理家に。雑誌、テレビ、ラジオなどで活躍中。日本の農業を応援する「チームむかご」やホームレス(ビックイシュー)の支援にもかかわる。(後略)
出典:毎日新聞おかん飯
粉引の器をおろすときは、米を入れるか米のとぎ汁で煮るとしみができにくくと、粉引の器のウエルカム儀式を教えてくれました。
どんな料理も飲み込んで引き立ててくれる粉引の器は枝元さんにとって、「そばにいるよ」という相棒のようなものだそうです。
枝元なほみさんは同じくNHK『美の壺』の回でご出演でした。
美の壺 「しあわせの小宇宙 台所」<File487>お店や場所はドコ?出演者情報もお見逃しなく!NHK美の壺
陶芸家 唐津 余宮隆(よみやたかし)さん
余宮隆(よみやたかし)さんは、今注目の若手陶芸家。唐津で修業し、故郷の天草に窯を開いています。
自然の中で暮らし、木や竹を切って灰を作っては陶芸の材料としている余宮さん。
アイディアをひねり出す必要はなく、暮らしが器の中に染みてくるといいます。
都内で個展を開催中の陶芸家・余宮隆。器は料理を盛ってこそ! ということで、熊本県天草の工房を訪ね、人気作家本人に料理も作ってもらっちゃおう…という無茶ぶり企画をお届けします。https://t.co/1FO2vJIJjt pic.twitter.com/HXmPt2XW4E
— casabrutus (@CasaBRUTUS) March 31, 2019
まさに用の美ですね。
美の壺:再放送・バックナンバー情報
美の壺・合わせて読みたい バックナンバー
NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。
2019年以降のバックナンバーのまとめはこちらをご覧くださいね。
2020 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。
2019年はこちらです。
また、焼き物リンクのページもご参考になさってくださいね。
美の壺:再放送・バックナンバー情報
美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。
今回の『美の壺』初回放送は2017年04月21日(金)でした。番組内容もこの時点のものです。
放送スケジュールは2020年4月現在で、
Eテレ「美の壺・選」の放送は、日曜日午後11時~、再放送は毎週木曜日午前11時~です。
BSプレミアム「美の壺」は毎週金曜日午後7時30分~、再放送は毎週土曜日午前6時45分~です。
BS4Kは、BSプレミアムと同じ毎週金曜 午後7時30分で、再放送は回数が増えて、
日曜日午前6時45分、月曜日午後4時00分、金曜日午前9時00~の3回あります。
キレイな画質のBS4Kは美の壺のような番組にはピッタリですね!
NHKオンデマンドなら月額の見逃し見放題パックや単品視聴ができます。月々500~600本の番組が放送当日または翌日から見られます。
最近では「ないエンタメがない」がキャッチコピーのU-NEXT(ユーネクスト)も話題ですね。最初の31日間は無料おためし期間だそうです。
【参考サイト】
番組公式ページ https://www.nhk.jp/p/tsubo/ts/3LWMJVY79P/
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/
NHK クロニクル https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/
NHKの旧美の壺詳細サイト https://www.nhk.or.jp/tsubo/program/