美の壺 「日本の国石 ヒスイ」<File413>お店や場所はドコ?出演者情報もお見逃しなく!NHK美の壺

こんにちは~。らら子です。

今回のNHK 『美の壺』は、「ヒスイ(翡翠)」。日本の国石 ヒスイ。
漢字は「翡翠」という美しい文字。石だけでなく、ガラス・和菓子にも。その神秘の輝きに秘められた謎を解き明かします。
番組で紹介されたスポットやお店をご紹介。

いざ、神秘のヒスイワールドへ。





美の壺:放送内容、出演者情報

【番組予告】

縄文時代から日本人の生活と密接に関わってきた、ロマンあふれる宝石「ヒスイ」
▽白?緑?紫?さまざまな色に輝く不思議
▽精霊の力を宿すと信じられたヒスイの勾玉(まがたま)に、古代の人々が託した思い
▽東大寺仏像の宝冠飾りを最後に歴史の表舞台から消えたヒスイ。1200年後再発見されるまでの数奇な物語!
▽和菓子、ガラス…輝きに魅せられた驚きの創作!▽ヒスイに刻まれた、亡き母の思い出とは?!
<File 413>

出典:番組公式ホームページ

【ゲスト】なし
【出演】草刈正雄 木村多江(語り・ナレーション)





美の壺:1つめのツボ「浮かび上がる古の色」

木島 勉さん 糸魚川教育委員会

2016(平成28)年9月24日、金沢大学で開かれた日本鉱物科学会の総会で「国石」の投票が行われ、花崗岩、輝安鉱、自然金、水晶、ヒスイの最終候補のなかから、糸魚川ゆかりのヒスイが選ばれました。(出典:糸魚川ジオパーク公式サイト)

ヒスイに詳しい、糸魚川教育委員会の木島 勉さんが登場します。

ヒスイは 一般に緑色と思われがちですが、実はさまざまな色があり、純度が高いヒスイは 白、そこに 鉄が僅かに入ると緑、チタンが入ると薄紫になります。
更に 鉄とチタンの両方が入ると青になるとのことです。

長者ケ原遺跡の大きな集落跡は、石斧やヒスイの玉の生産・交易拠点としても知られています。





美の壺:「ジオパーク」生みの親 宮島宏(みやじま ひろし)さん

糸魚川市の石の博物館フォッサマグナミュージアムの元・名物館長の宮島宏さんが登場します。宮島宏さんは「ジオパーク」という言葉の生みの親でもあります(出典:毎日新聞にいがた人模様)

ここで紹介されるのは、奈良県・東大寺法華堂にある「不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん/ふくうけんじゃくかんのん)」。

頭上の宝冠にはヒスイが使われています。しかし縄文時代から奈良時代初まで5000年に渡って使われていたヒスイは、仏教伝来と共に表舞台から姿を消します。

「仏教を伝えるためには それ以前の非常に大事な石であったヒスイを使いたくない意図が働いたんじゃないか」と宮島さんは語ります。

(権中納言@常世の神を打ち懲ますも@gon_chunagonさんアップありがとうございます。)





美の壺:2つめのツボ「受け継がれていく輝き」

美の壺:相馬 御風(そうま ぎょふう) ヒスイの再発見

歴史から消えたヒスイが再発見されたのは、昭和に入ってからだそうです。

糸魚川市に住む一人の文学者相馬 御風(そうま ぎょふう、1883年(明治16年)7月10日 – 1950年(昭和25年)5月8日)。「春よ来い」など 童謡の作詞家としても知られています。

万葉集「沼名川の 底なる玉 求めて 得し玉かも 拾ひりひて 得し玉かも あたらしき 君が 老ゆらく惜しも」
ヒスイが沈んでいる沼名河とは神話の時代この辺りを治めていた奴奈川姫の名前に由来しているのではないかと御風は予想。

昭和13年 御風の思いを知る知人の手によって小滝川の中流で、ヒスイが発見され、昭和31年には天然記念物に指定されました。(出典:糸魚川観光協会「ヒスイを探そう」)




美の壺:扇山ヨシコさん・和博さん 亡き母の思い出のヒスイ

扇山和博さんは 地元 市振海岸を知り尽くしたヒスイ探しの名人です。
ヒスイとよく似た緑色の石で真っ白になっちゃう石もあるそうです。
通称「狐石」といわれるそうです。

狐にだまされないようにしないといけません。

扇山さんの自宅にはヒスイのコレクションが ずらりと並んでいます。
和博さんの母、故ヨシコさんが集めたものです。
ヨシコさんは生前 朝夕欠かさず海岸に通っていました。
特大のヒスイを大きな自転車の荷台に積んでなんとか持ち帰ったとか。

現在では、「扇山コレクション」としてフォッサマグナミュージアムに展示されています。
さぞかし圧巻でしょうねー。




美の壺:最後のツボ「永遠の憧れ」

美の壺:ヒスイ羊かん 富山県朝日町の和菓子店

富山県朝日町の和菓子店大むら菓子舗の店主、大村邦夫さん。
ある時、釣りに出かけた大村さんは、ヒスイの原石を見つけて持ち帰ります。

その石をモデルに、一口大の羊かん「ひすい羊かん」を作りました。模様は 寒天と砂糖で作る寒氷。模様が出来たらお茶で作った羊羹を流し込ます。

深緑つややか大むら菓子舗のヒスイ羊かん

https://twitter.com/midori_hisui216/status/1310788547025068035

(みどり@midori_hisui216さんアップありがとうございます)




美の壺:龍見雄記(たつみ ゆうき)さん ヒスイの工芸品

糸魚川ヒスイ工芸翡翠工房の龍見雄記(たつみ ゆうき)さんは、さまざまな色のヒスイを自在に使って工芸品を作っています。
翡翠工房の傍ら、旅館と料理店も経営しています。

たつみ旅館&地魚料理かわせみ&ヒスイ工芸翡翠工房 

こちらは石臼の形をしたヒスイ製のコーヒーミル。味は最高だそうですよ。JADE CRAFT かわせみCafe plus/翡翠工房で楽しめるそうです。


(カゼイ@casei_trekさんアップありがとうございます)

ヒスイ製品を買いたいときにはこちらのページもご参考に。



美の壺:富山県富山市「越翡翠硝子(こしのひすいがらす)」

富山にあるト富山ガラス工房が登場します。
ここでは、ヒスイの粉を入れた ガラス作品「越翡翠硝子(こしのひすいがらす」を作っています。

工房の野田さんは ヒスイの美しい緑色を生み出すために鉄や クロムを加えるなど、さまざまな工夫をしています。

美しいですねー。ガラスとヒスイのいいとこどりって感じです。

(ペロリッチ富山@perorich_toyamaさんアップありがとうございます)



美の壺:富山県富山市 「世界に通用する新素材開発プロジェクト」

野田さんは 20年前ににヒスイの粉を使った ガラス制作のプロジェクトを立ち上げました。それが「世界に通用する新素材開発プロジェクト」での越翡翠硝子の開発です。

1999年にスタートした「世界に通用する新素材開発プロジェクト」は、富山のガラス造形に独自性を持たせるのが狙いで、埼玉大宮市の長谷川窯業研究所(長谷川保和所長)に協力していただき小牟禮尊人(現・秋田公立美術工芸短期大学助教授)が企画開発を担当しました。出典:富山ガラス工房





美の壺:再放送・バックナンバー情報

美の壺・合わせて読みたい バックナンバー

NHK美の壺の【バックナンバー】をまとめてみました。

2020 年はBSプレ・Eテレともにこちらが放送一覧です。

こんにちは、らら子です。 毎回楽しみにしているNHK『美の壺』。2020年の放送一覧をまとめてみました。お役に立てれば幸いです。 ...

2019年はこちらです。

こんにちは、らら子です。 2019年7月から始めたこのブログ。記事もたまってきたので月別放送一覧を2019年バックナンバーにまとめてみまし...

ご参考になさってくださいね。





美の壺・放送予定。再放送はいつ? NHKオンデマンド登録で見逃し視聴もできます。

今回の『美の壺』初回放送は2017年06月16日(金)でした。番組内容もこの時点のものです。

放送スケジュールは2020年4月現在で、
Eテレ「美の壺・選」の放送は、日曜日午後11時~、再放送は毎週木曜日午前11時~です。
BSプレミアム「美の壺」は毎週金曜日午後7時30分~、再放送は毎週土曜日午前6時45分~です。

BS4Kは、BSプレミアムと同じ毎週金曜 午後7時30分で、再放送は回数が増えて、
日曜日午前6時45分、月曜日午後4時00分、金曜日午前9時00~の3回あります。
キレイな画質のBS4Kは美の壺のような番組にはピッタリですね!

NHKオンデマンドなら月額の見逃し見放題パックや単品視聴ができます。月々500~600本の番組が放送当日または翌日から見られます。

最近では「ないエンタメがない」がキャッチコピーのU-NEXT(ユーネクスト)も話題ですね。最初の31日間は無料おためし期間だそうです。





【参考サイト】

番組公式ページ https://www.nhk.jp/p/tsubo/ts/3LWMJVY79P/
NHKオンデマンド https://www.nhk-ondemand.jp/
NHK クロニクル  https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/
NHKの旧美の壺詳細サイト https://www.nhk.or.jp/tsubo/program/





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